2016年08月10日

天皇陛下「お気持ち」表明 

天皇陛下は2016年8月8日午後3時、「生前退位」をめぐり「お気持ち」を表明されました。

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個人であっても、企業であっても、「もう高齢になったので、次の世代に譲りたい」のであれば、その通り、その意思を尊重し、行われることが、天皇、皇室は、その活動、存在が憲法、皇室典範の制約を受けるため、そうもできない難しい存在です

天皇陛下は、天皇の国事行為、存在の重さを昭和天皇の時代から身をもって感じられています。

例えば、

世界平和、日米関係とオバマ大統領の広島訪問について

に書いたように、


太平洋戦争が終わったのは、終戦の1945年でも、サンフランシスコ講和条約が発効した1951年でもありません。

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1974年のフォード大統領の、アメリカ大統領としての初来日、フォード大統領の要請を受けての、1975年の昭和天皇のアメリカ訪問により、ようやく終結しました。


近現代史を振り返り、なぜ戦争へ突き進んだのか?探る


参議院の存在というのは、先人が苦労して二院制に持ってきて、先の大戦から、貴族院が止められなかった、あの軍部の戦争に至った道というのを十分反省をしながら、参議院の存在を一生懸命作り上げた

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軍部は自分たちの意見が内閣に受け入れられない場合に,軍部大臣を辞めさせたり,後任を出さなかったりすることで,内閣を総辞職に追い込むことができた。つまりこの制度が成立したことで軍部は内閣の成立や存続に関わることができるようになったので,自分たちの意向をより政治に反映できるようになりました。

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ただ、当時、組閣の大命は、元老の西園寺公望が後継首班を天皇に奏薦し、天皇から候補者本人に、組閣の大命が伝えられるのですから、軍部の組閣介入行為は、天皇の命に背くもの、という感もあります。

天皇の命に背くもの、「違勅ではないか」と批判する声もありましたが、かき消されてしまいます。


議会、内閣、あるいは軍内部すら止められなかった、軍部の独走、唯一止めることができたかもしれない最終的な存在が天皇ではなかったか?

自分が何とかすれば、日中戦争、太平洋戦争は防げたのではないか?

昭和天皇には、その気持ちが強く残り、今の天皇にも引き継がれている感があります。

南洋諸島パラオにみる、国際紛争、国際情勢への対応の難しさ

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に書いた


天皇・皇后両陛下が太平洋戦争の激戦地パラオ諸島を訪問されるとのことで、パラオなど南洋諸島が注目を集めています。


など、大戦の激戦地を精力的に訪問された姿から伺うことができます。

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また、昭和天皇が崩御される前後は、自粛ムードが漂い、国民の活動、経済も停滞したことにも触れられています。

憲法上の規定もあり、動かすのが難しい、皇室の在り方について、新しい時代での対応を、自らの発言の影響をおもんぱかりつつ、制約の中で、しっかりお気持ちを表明された、陛下のお気持ちを受けて、国民も新しい皇室の在り方を考える時期に来ています。






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