2016年11月10日

アメリカは金利引上げ予測、イギリスEU離脱、アメリカはトランプ大統領の可能性?G7サミットを迎えて、国際経済はどうなる?

と書いたのが今年の5月27日でした。

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イギリスEU離脱、アメリカはトランプ大統領、可能性としてはある訳だけれど、まさかないよね、と書いた、その「まさか」が2つとも実現してしまいました。

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米大統領選2016 開票ライブ

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を早い時期から見ていたのですが、ヒラリー・クリントン氏の楽勝という、大方の予想と反し、選挙人数が多い接戦州のフロリダ(25人)、オハイオ(18人)だけでなく、

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民主党が強くて、堅い、と言われていた、ペンシルベニア(20人)、ウィスコンシン(10人)もふたを開けてみれば、トランプ氏の勝利、全米で雪崩をうったような、地滑り的勝利でした。

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トランプ氏は女性蔑視、メキシコ国境にメキシコに費用を負担させて壁をつくる、など、移民対する厳しい発言、

日本、韓国など同盟国に対しても、駐留米軍費用負担の増額要求、核兵器保有を進言、など核拡散に反する発言

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で、国内、海外のみならず共和党内部からも厳しい批判がありました

にもかかわらず、共和党の一泡沫候補だったものが、共和党の指名を獲得し、さらには大統領にまでなってしまいます。

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ただ、その選挙結果を受け入れられない国民も多く、

UCLAで学生1000人以上が反トランプ氏デモ 

のように、多くのデモも起きています。

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大学のイノべーションとシンギュラリティ



地動説「地球が太陽の周りを回っている」とは、日常経験していることとは、相容れないことです。

身の回りをどれだけ、観察しても得られることは、正しい真理とは限らない、と書きました。

自然科学だけでなく、国際政治・経済も、身の回りの、自分のチャネル、ネットワークを観察するだけでは対応できない、ことを感じます。

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周辺に、きれいな女性だけ、はべらせ、インテリ層とは縁がなさそうなトランプ氏ですが、娘のイヴァンカさんはペンシルベニア大学ウォートンスクールを最優等で修了しています。


さて、今後の国際社会がどうなっていくのか?考える前にこれまでのことを整理してみます。

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世界平和、日米関係とオバマ大統領の広島訪問について

にバラク・オバマ大統領について、


あまり名前が知られていなかった、上院議員時代に、民主党大統領候補指名の党大会で、基調演説を行うという役割を与えられ、その時の演説により、

一躍、民主党の新星として、当時、民主党大統領候補として確実視されていたヒラリー・クリントンを破り、大統領に選ばれました。


アメリカ大統領は憲法上2期8年が上限ですが、多くの大統領が2期目の選挙にも当選し、合計8年間その職に就きます。

8年間同じ大統領ですから、次の大統領には、変化を求めます。

バラク・オバマ大統領も「チェンジ」をスローガンに掲げ、「Yes We Can」のシンプルな合言葉でした。

昔に回帰の感がある、ヒラリー・クリントン氏よりもトランプ氏という選択だったのでしょうか?

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ヨーロッパにおける移民問題とは?




アメリカのキッシンジャー、オルブライトの二人の元国務長官も、もとをただせば難民でした。

バラク・オバマ大統領は、父親がアフリカ人の黒人で、ハワイ州の出身、フィリピンにも住んでいました。

欧米の移民、難民の問題は、最近の問題ではなく、ずっと以前から内在し、その人々が国家の中枢も担っている


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グローバル化社会 植民地型と移民受入型




アメリカはもともと400年前に宗教の自由を求める清教徒がイギリスから移住した、植民地でした。その後もヨーロッパ諸国からの移民を受け入れ、やがて当時世界最強だった本国と戦い独立を勝ち得ます。

ただ、農業等では、労働力が足りず、アフリカから奴隷をつれてくる、などの問題もありました。その後南北戦争を経て、第1次大戦後には世界最強国になります。

ヨーロッパからの移民同士がすぐに融合した訳でもなく、また、インディアンなどの先住民との衝突、黒人等との人種問題はいまだに大きな問題です

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その後、第2次大戦、米ソ冷戦を経ても世界最強国の立場を守っています。

アメリカが本格的に帝国主義を強めるのは、米ソ冷戦の頃からで、世界中に基地、拠点を作ります

現在でも、ハーバード、MIT、スタンフォード、シリコンバレーなどは世界中の頭脳を集めています


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さて、日米関係についても、特に安全保障について、

日本はアメリカのアジア戦略の中心で、日米安保、在日米軍は不可欠、

という考え方から、変わらざるを得ない、

ということをトランプ新大統領から突き付けられた感もあります。

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国際社会でのパートナーシップとは、複雑で、常に動き、変化する生態系


日米パートナーシップは極めて重要なものですが、ペリーの黒船による浦賀来航以降、太平洋戦争をせざるを得なくなったり、

戦後は日米同盟が日本外交の基軸となる、など、多くの変遷を経ています。

・パートナーシップ構築には、周辺国との状況も重要

・今後の協調関係を築いていくうえで、過去の難しい話を蒸し返すことは得策ではない

・イギリスの歴史家イアン・ニッシュ「同盟がひとつの状態にとどまっていることはありえない」

・「外交とは可能性の芸術である。状況が激しくうねる中で、一瞬のチャンスを捉えて可能性を追求する」


今後の国際社会はどうなっていくのか、しばらく見守りたい、と考えます。



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