2016年11月27日

東京工業大学COIシンポジウム「『以心電心』ハピネス共創社会」

という案内が来ました。

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急速に発達する生体情報やICTを取り入れつつ、人が互いの違いや価値を認めながらも、 コミュニケーションを通じて多様な絆で結ばれる「ハピネス共創社会」の実現を目指します。

大学のミッションは、

・高度な研究、教育を行うこと

・研究成果を社会に還元すること

であるならば、このプログラムは後者にシフトしたものでしょうか。

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「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」と「研究成果を社会に活かす」の違い




研究、学びを大学の中で完結させることなく、その成果を社会に適用し、実装し、さらには他へも水平展開を図る

「研究成果を社会に活かす」と似た言葉に、「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」があります。

「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」は既に、社会で顕在化しているニーズについて、研究する、学ぶ、こと

一方、「研究成果を社会に活かす」は、その研究成果について、社会で顕在化しているニーズは、特にはなく、研究者と社会の人々がコラボしつつ、その研究成果の活用について、探り、新たな可能性を見出していく、ことになります。

多くの人が顕在化していない、潜在的なニーズの開拓、は苦手なのですが、ここからイノベーションが生まれ、新たな価値、分野が展開していく可能性があります。

「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」ことも大切ですが、それだけではなく、「研究成果を社会に活かす」ことにより、イノベーションを生み出し、新たな価値、分野が展開していくのも楽しそうです。


と書きました。

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「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」よりも「研究成果を社会に活かす」ことに肩を持って書きました。

ただし、社会で顕在化しているニーズについて、生体情報やICTなど、大学が有する技術を適用することにより、人々がよりよく、幸せに生活できるのであれば、積極的に乗り出すべきです。

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経理について、請求書、納品書など紙ベースで業務を行い、紙に記載されている事項を、エクセル、システムに手入力する

生命保険の特約、保険料について、自分で、その場でシミュレーションを行うのではなく、いちいち生保レディーに委託して、何日かかけて結果を持参してもらう

など、あえて現行技術を適用せずに、旧態然たる業態のままで、既得権益を守ろうとしている業界も少なくありません。

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さて、本シンポジウムでは三島東工大学長、小宮山元東大総長の挨拶がありましたが、とりわけ、小宮山元東大総長の挨拶が興味深いものでした、

・情報があふれている現在、他人の論文を読んでいる時間などない。近い将来に人工知能で主要論文を選び、要約することになる。論文を書いていればよいわけではない。

・イノベーションのエコシステム、プラットフォームをつくる。

・基礎研究は重要だが、社会に実装できる研究も大切。これが社会を動かし、変革する。

・専門を深く掘るだけでなく、横断的な研究が大切。

・技術からの発想だけでなく、「こういうものがあったらいいな」からの発想も大切

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いくつかの事例も紹介されました。

・コンテナは陸海空とも同じ種類にすることにより、トラッキングが容易になり、盗難、紛失が激減した

・飛行機だけでなく、列車もトラッキングすることにより、安全性が向上し、スピードも10%アップした

・駐車場、空きスペースをセンシング、誘導することにより、待ち時間が激減し、店舗の収益も向上

・視点をシフトして、常に問題を再定義していく

・人と人の関係、「隙間」の意味を考える

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実は、このプラグラム、採択時には最高評価だったのですが、現在、その中間評価は下がっています。

今後のリカバリーを期待します。




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