2016年12月12日

「演劇表現による人間力の磨き方@早稲田大学」

という案内が来ました。

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演劇とは、言語と身体を活用して、自らを表現し、それを観衆に伝える、

言語は、その意味だけでなく、それを発する状況、表情、声の抑揚、その時の身体表現を合せた総合体

通常、演劇はひとりではなく、共演者がいて、その共演者、さらには観衆との、相互作用、フィードバックによる、コラボ作業

瞬間の表現、伝達だけでなく、全体のコンテキストの中での表現、伝達

同じ言語、身体表現でも、状況、全体のコンテキストにより、全く異なるものになる。

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「自らの考え、想いを表現する」、「自らの考え、想いを表現により、共演者、観客に伝える」、「自らの考え、想いが表現により、共演者、観客に伝わる」

「表現する」「伝える」「伝わる」は、似ているけれど、大きく異なります。

特に、「伝える」と「伝わる」は大きく異なります。

一般に「伝わる」が最重要とされます。

どんなに、表現しても、伝えようとしても、伝えたい相手に、正しく伝わらなかったら、意味がない。

ただし、「自らが表現したいこと」と「相手に伝わること」には、大きなギャップがあります。

相手に伝わるためには、自分が表現したいことを、少し変えてでも、相手に合わせることになります。

時には、相手にはうまく伝わらなくとも、自らが表現したいことをしっかり表現することが大切だったりします。

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こんなことを考えつつ、もやもやしつつ臨みます。

ポイントとなりそうなのは、

・どんな自分を魅せたいか?どんな自分に見られたいか?

・写真を撮る時、レンズではなく、レンズの向こう側にいる人を見る。

・意識すれば変わる。無意識の意識化。意識して行動する。

・自分のせりふは、自分のためだけにあるのではない。自分のせりふだけに注意すると、他人のせりふに注意がいかず、全体の中でのコンテキストが見えなくなる。

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これまで演劇について考えてきたことをまとめると以下の通りになります。

即興演劇インプロ、「はみ出す」ことが目的ではなく、結果としてはみ出している


"人生は舞台!ひとは誰でも表現者"

もしも、誰もがそんなふうに思えたら、演劇や、音楽、ダンス・・・

あらゆる種類の表現が、もっと、身近なものになるだろう。

ひとびとは、日常のなかで、当たり前に想像力と創造力をはたらかせ、あらゆる学びの場では、「創造性をはぐくむ」ことこそを、真の教育目標に据えるだろう。

企業や研究機関もまた、 自由なコミュニケーションと創造性こそが、人間関係を活性化させ、意欲的な人材育成に寄与することに気づくだろう。

生きることそのものが表現であることがわかったら、人生は楽しくなる。感性を刺激しあい、高めあうことで、未来は明るくひらけてくるだろう。


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人生は演劇、演じた役が人格を形成していく、たとえ強いられたものであっても


俳優は別人格を演じる。そして演じた人格の影響を受ける。

自分の中に、いくつもの人格が存在する。どれもが自分。「それは本当の自分ではない」と言うが、どの人格も本当の自分。たとえ演じることを強いられたとしても。


人生は即興の連続、台本のない人生を生きろ


人生は即興の連続。台本などない。即興とはその瞬間に想うことを表現すること。次のセリフは、なんて考えたらがっかりするだけ。思うように周りは動いてくれない。こんなはずじゃなかった、と思うのがオチ。この時、この瞬間を感じる。

物事の意味というのは、物事が起きた後に、他者が決めること

未来に期待しても何も生まれません。常に挑戦する、そして大好きなことのために大胆な選択をする

「やらなくてはいけないこと」をやっていると、物事はあまり上手くいかない。誰かの指示に従って「やらなくてはいけないこと」をするために動くことが習慣になってしまう。自分の人生のステージに立っているのに、どうしたらいいかわからない。与えられた役割をこなすだけでは、なにも見えなくなる


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藤浩志×平田オリザ「ワークショップで世界を変える?」


医者になるための博士課程で「演劇」が必須科目になる時代が来るのではないか。それほど、高いコミュニケーション能力が求められるようになってきた。「見知らぬ人に初めて話しかけること」が意外に難しい

これからのコミュニケーションで大事なキーワードは、「協調性」ではなくて「社交性」。誰かと一緒に仕事をするときなど、最初からわかりあえることはありません。

初めは、うわべだけのつきあいであったとしても、うまく他者とコミュニケーションしていける「社交性」がこれからの日本人に必要。


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芸術ジャンルに潜在する、愛と空間を探ってみる・プロローグ


・思い出すことは、時として困難だけれど、何かの拍子に思い出すことがある。この瞬間にしゃべって、引き出すことが素晴らしい

・演劇のうまい役者は、予め決まっているせりふを、あたかも今思いついたかの如く話す。しばりがあるのだが、自由にやっているという矛盾。観客は既にわかっているのに感激する

・音楽では楽譜は決まっている。演劇でもせりふは決まっている。しかし、観客の前での演奏、演劇はその場1回きり

・言葉と行為によって、私たちは自分自身を人間世界の中に挿入する

・アクションとは始めることである。「活動する」とは「始める」「創始する」という意味である

・言論を伴わない活動は、その主語を失う。どういう人か?わからない

・パイプオルガン奏者は独奏のパートよりも、コーラスを引き立てているパートで充実を感じる

・多種多様な人がいるということは、活動と言論が成り立つ基本的な条件であるが、平等と差異という二重の、矛盾した性格を持っている

・演劇とは、劇作家、俳優と異なる物語を持ち、自由意思で集まった参加者が織り成す一つのストーリー。シナリオ、せりふ、という予め決められた「しばり」をもって、リアルタイムでフィードバックしつつ、創り上げていく

・かつて、演劇の観客の時、本来受けるべきせりふで周囲が受けているのに、つまらなくて体育座りをしたことがある。次のせりふを言う役者と目が合い、厳しい口調のせりふとなったことがあった。もちろん、せりふは決められているけれど、その時の雰囲気、状況でそれをしゃべるのが役者

・演劇には観客も参加していた。観客が演劇がつまらなかった、という時、実は、その観客がいなければ、楽しく面白かったのかもしれない


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「拡張するパーティカルチャー 〜ソーシャルメディア時代の新たなシーンの作り方〜」に参加しました


パーティーは、主催者のシナリオをベースに主催者と参加者が一体で創りあげていきます。

その意味で演劇に通じるものがあります。

演劇であるならば、必ずしも現実ではなく、フィクションの世界を創ってもよいことになります

つまり日常とは少し違うフィクションの世界をパーティーで創ってみても面白いかもしれません

この場合、参加者は観客ではなく、劇を演じる役者になります

参加者は自由に振舞うのではなく、主催者のシナリオにしたがって、役どころを演じる、のかもしれません

固定的にシナリオ通りにもできるし、リアルタイムで参加者を巻き込みつつ、フィードバックしながら、も可能です。

シナリオ通りにする場合でも、演じる役者は、観客の雰囲気を感じます。そして、その感じた雰囲気を自らの演技にフィードバックします

最近は、リアルタイムで観客を巻き込みつつ、役者と観客が一体になって演じる演劇もあります

パーティーはこれに近いのかもしれません

そして「役者がカッコいい」から「参加者が楽しい」への流れがあるのでは、という感じがします


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アートとクリエイティブティーのトーク「身体は「うそ」をつかない。」


相手と触れあったり空間を通して身体で「会話」しながら一緒に動く。

一瞬一瞬をもっと敏感に感じて表現できるように、『場』を制することの出来るパフォーマー。

単なる美しさだけでなく、社会について表現するアート。

身体は「うそ」をつかない。


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計画、予測と想定外の事項に対する対応、偶然と必然、この微妙で奇妙な関係


即興ダンスを演じるダンサーは何を考え、何を感じ、また観客との空気のインタラクションの中で、どう演じていくのか?

社会生活の多くは、大まかな計画はしつつも、想定外のことが起こり、即興で対応していきます。

ダンサーの経験、対応から学ぶことは多そうです。


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アンサンブル、共演者の音を取り込み、支え、観客の反応を見つつ、関係を構築していく


物理学の場合、偉大な先人、例えば、ニュートン、アインシュタインらの業績を踏まえつつ、未踏領域を目指し、歩んでいきます。

偉大な先人の業績を踏まえることなく、自分だけで歩むのだとしたら、アルキメデスの業績を超えることなく、ほとんどの研究者が生涯を終えることになります。

一方、アーティスト、演奏家の方々は、偉大な先人の業績については、当然、認識しつつも、必ずしも、それらを踏まえる必要はなく、自らの未踏領域を目指し、歩んでいきます。

面白い対応の違いの発見でした。


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芸術とはコミュニケーションである


「芸術とはコミュニケーションである」

内面から沸き起こるイマジネーションを他者にどう伝えていくか、そのための創意工夫のプロセスが芸術活動であり、「伝えたい」という想いの強さこそが、優れたアートを産み出す源泉だそうです。

モーツァルトの音楽、レオナルド・ダヴィンチの絵画など、すぐれた芸術は、時代、国境を超えて、人々の心に伝わります

芸術とふれ合い、鑑賞する過程は、芸術作品が持つ感性的価値を通じて自らの感性に気づく営みでもあります。

アートを通して、人と人、人と芸術、人と場等など、新しい絆を見つけることができる、かもしれません。


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創造性に関してのパラドックス、制限があるほど創造性が高まる


・即興とは、参加者各自が言葉にできる考えをしっかり持っているからできること、音楽も即興演奏は実力がないとできない

・創造性に関してのパラドックス、制限があるほど創造性が高まる。「障害物」があったほうが、物事を大局的に眺める傾向が高まり、発想が拡大する。


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東京大学公開講座「想像力ー想像から創造へ、混沌と構造化」に参加しました


(想像から創造へ)

・想像力こそは諸能力の女王(詩人・批評家ボードレール)そして想像(イマジネーション)が創造(クリエーション)へつながる

・インスピレーション(触発):外界の刺激に触れることによって、表現のモティベーションが高まったり、新しいアイデアや作品が生まれる現象

・「他者の表現」との出会いからもたらされるインスピレーション(触発)は想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)に大きな役割を果たす

・ダンス:周囲のダンサーの動きや音楽に触発されて、即興ダンスが生まれる 

・ストリートダンス:ダンサーは新しい踊りを発見する際に自らの失敗をうまく利用している

・ダンス競技:対戦相手を意識して、よりダイナミックな動きを試みた結果、動きの失敗が増え、その失敗が自身の動きのレパートリー外にある新しい動きを生み出すきっかけとして利用されている

・絵画創作では他者作品の「模写」が他者表現との出会いをもたらしている

・アーティスト;他のアーティストの作品との出会いによって、認知的制約が緩和し、新しい着眼点が形成される





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