2017年04月06日

東大、早稲田、慶応などの大学院で、経済、金融、企業戦略などを教えている宿輪純一先生の勉強会

宿輪ゼミ「国際経済・金融情勢」

に参加しました。

22

前回の参加は、

アメリカは金利引上げ予測に加えて、トランプ相場、EUは移民問題で懐疑派が伸び、中国は成長減速する中で、国際経済・金融はどうなる?

で12月上旬でした。

これから4か月たちましたが、この間の大きな動きをふくめて、ゼミで伺ったお話、それを基に考えたことを記述します。

a5ed9df0

(1)アメリカトランプ大統領、新政策実施実行へつまづくも、意外に堅調。資金を集めるドル高指向から貿易収支重視のドル安指向へ

国内政策

・オバマケアの見直し(医療保険制度改革案)大きな予算が必要で富裕層から貧困層への金の移行だったものの見直し

大きな公約だったものの、実施につまづくが、修正案が5月ごろ可決の見通し

・30年ぶり(レーガン大統領以来)の大幅減税、夏に下院、秋に上院を通過する見通し

・1兆ドル規模のインフラ投資、年内にたどり着けるか?

9a3b67d8

対外政策

・イスラム圏からの入国制限、難航している、人口増300万人(そのうち、100万人が移民)が国内消費を支えている

・貿易赤字の削減

金利差により、世界中より資金を集めるドル高指向から貿易収支重視のドル安指向へ

中国、日本、ドイツ、メキシコなど貿易赤字国に対して通商法301条により、赤字削減を求める意向

TPP離脱の場合、アメリカ抜きの動きも本格化

・米国内の生産の強化

人件費によるコスト高、移民による労働力に頼る、など矛盾をはらんでいる


これまで、民主党支持だった、中西部(白人)労働者がトランプ大統領の支持基盤

政権幹部を承認どころか、指名すらできず、大臣のみで、政策スタッフがいない状況で、政策は共和党スタッフに頼らざるを得ない

index

経済全般については、

2008年リーマンショックの影響をほぼ脱出、失業率はリーマンショック以前の水準4.7%(ほぼ完全雇用)、失業率よりも賃金上昇率を見るステージ

ひところ言われた長期停滞論(ニューノーマル)を聞かなくなった

利上げの機会6月、9月、12月のうち、2回を既に織り込み済み

利上げによる、金融引き締めから、金融量による引き締めへ

fa92477c

(2)イギリスのEU離脱の本格化、移民問題があるものの、極右政党の台頭は防いでいるEU

国民投票でEU離脱を選択したイギリス、議会もこれを承認し、EU離脱が本格化

オーストリア、オランダで極右政党の政権奪取によるフランス、ドイツへの波及もうわさされたが、オーストリア、オランダ共に極右政党が敗れる結果に

移民問題は未解決ながら、経済成長は堅調

news_20160930124419-thumb-autox380-95196

(3)中国、9月の党大会までは相場維持

9月の党大会までは相場維持

雇用確保のための建設、工場などの過剰生産が顕在化

index2

(4)日本、経済成長が足踏み、人手不足の深刻化

円が安全通貨とみなされているため、アメリカ・トランプ政権の運営難により、12月の118円から4月には110円と円高に

安全保障、財政再建、天皇退位など、重要法案が目白押しなのに、国会はワイドショーのような森友問題、会計検査院、検察、大阪府対応が妥当、野党の無力化が顕著、社会党の大出俊、楢崎弥之助のような大物野党議員の不在

小池都知事、オリンピックの周辺自治体への負担押し付け、豊洲と築地、安全に対する基準の不一致で失速気味




韓国:大統領汚職、失職による混乱、北朝鮮向け最新鋭ミサイル配備により中国ともギクシャク

ロシア:サンクトペテルブルクのテロ爆発、石油、ガスなどの資源価格とGDPが連動してしまう

index1

サウジアラビア:脱石油に向けてアジア諸国訪問

インド:昨年末、たんす預金脱却のため、高額紙幣を廃止、資金が銀行を通じて市場に回るように

フィリピン:ドゥテルテ大統領、南シナ海問題を抱えながらも中国に歩み寄り

e20a42f0

メキシコ:トランプ大統領の強硬路線から譲歩を引き出し、株価高値


石油、鉄鉱石、などの資源、関連するため、すべて価格が連動、あると頼ってしまうため、脱資源を目指す国が増えている












トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
livedoor プロフィール

「TAK」さん

最新記事
Archives