2017年07月19日

語り、紙、マスメディア、ネット、通信媒体の変化に伴う文芸、コミュニケーションの変化

に書いた

東京大学現代文芸論研究室創設10周年記念シンポジウム「文学を読む・語る・動く」

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では、Facebook,InstagramなどSNSによる友人同士の経験情報の共有、

かつ、SNSによる「友達」の拡張、一度会っただけで、以前は友達になりえなかった人と、アカウントを交換し、毎日情報共有、

以前だったら情報が途絶えていた、かつての同級生と、日々、近況の交換

の影響により、自分の経験だけでなく、友達の経験が、自分の経験に融合する、ことがテーマになりました。

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青春時代を形成した読書は?




読書とは、自分が生活する世界とは、違う世界の中で、、主人公が体験し、考えることに、自分自身を掛け合わせつつ、疑似体験することができます。

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青春時代を形成する書物とは、

ゲーテの「若きウェルテルの悩み」、夏目漱石の「三四郎」

庄司薫の「赤ずきんちゃん、気をつけて」、柴田翔「されどわれらが日々」

などが「TAK」さんの場合です。

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これらは、

楽しい読書、から、ゾクゾクする、人生に食い込む読書へ




単なる「楽しみ」ではなく、人生に深く、食い込んで、関わり、変えるような影響を持った書物

自分がいる時空間とは違うが、つながっている、似たところがある、リアルな世界がある。作家が想像、創造した世界で、自分と掛け合わせながら、疑似体験する

小説には、手触り、触感がある世界が書かれており、疑似体験することができる

言葉はイメージをつくることができる。想像力が一つの世界を創り上げる、最大の力

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小説には映像、音声がない分、それぞれの読者が独自のイメージを描いて、手触り、触感がある世界を生み出すことができます。

太宰治の小説に、自分の人生を掛け合わせたり、谷崎潤一郎の倒錯のエロスの世界に入り込む人も少なくない、と思います。

自分と共感できるポイントを持ちつつ、そこから、新たな想像をもたらし、「別の自分」を体現できる、小説が求められている、そんなことを感じました。


と書いたとおりです。

自分の人生は、ひとつだけ、自分の周辺、範囲、例えば家族、友達、学校、職場などの時空間だけです。

ところが、小説では、自分の時空間を超えて、小説の世界の主人公の生活を疑似体験できます。

自分の時空間を超えて、と書きましたが、自分とある部分で共通点を持つ主人公だと、浸りきって疑似体験でき、さらに、その疑似体験が、自分を形成していきます。


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「自分の人生は、ひとつだけ、自分の周辺、範囲、例えば家族、友達、学校、職場などの時空間だけです。」と書きましたが、

上記に書いたとおり、

Facebook,InstagramなどSNSによる友人同士の経験情報の共有、

かつ、SNSによる「友達」の拡張、一度会っただけで、以前は友達になりえなかった人と、アカウントを交換し、毎日情報共有、

以前だったら情報が途絶えていた、かつての同級生と、日々、近況の交換

の影響により、自分の経験だけでなく、友達の経験が、自分の経験に融合していきます。

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アイドル、芸能人も握手会などのリアルイベントが増えただけではなく、

Twitter,FacebookなどSNSに書き込みをすると、返信があったりして、友達感覚になってきています。

小説が作り出す空間について、

「自分がいる時空間とは違うが、つながっている、似たところがある、リアルな世界がある。作家が想像、創造した世界で、自分と掛け合わせながら、疑似体験する」

と書きましたが、「自分がいる時空間」自体が拡張して、さらには、アイドル、芸能人ともつながっています。

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東京大学制作展2017「すきま」




VR(仮想現実)、AR(拡張現実)で体験したこと、と、実際の生活で体験したことの「境界」はあいまいになり、すでに、その区別はつかなくなりつつあります。

夢か、現か、は、もうどちらでもよく、融合して混然一体になっています。


と書きましたが、「空間、経験の拡張とアイドルの近接による経験の融合」する中で、どう展開していくのか楽しみです。





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