2018年12月28日

年末、この1年を振り返る時期です。

リーダーのためのキャリア・デザイン・カフェ

としては、キャリア・デザイン、この1年について振り返ってみます。

社会、時代、技術の進展が急速で、人々の働き方、ライフスタイルもそれに応じて、実際に変わっていっています。

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最近、顕著なのが、企業の副業、複業、兼業規制の緩和、グレーゾーン活動の大幅な容認でしょうか

グレーゾーン活動とは、

これって本来業務?グレーゾーンの活動にこそ意義がある



最先端技術、将来の研究技術の構想を取り扱うので、有志で勉強会をやろう、など、会社の業務とは直接も関係がない場合の社外活動などを指します。

以前は、こういった活動は時間外に私費で、が原則だったのですが、時間内に、実費精算で、を容認する企業が増えています。

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こういった人々は、活動的で、ネットワークも広く、多様で、能力も高いので、規制により、退職して、他社に移ることがないように、という人材流出抑制と、短期的視野ではなく、少し長く、広い視野でみると、グレーゾーンの活動は結果として、会社にとっても利益になる、ことがあります。

さりとて、完全な野放し、ではなく、届け出、報告、上限の設定など、ある程度の、制約はある場合が多いようです。

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そんな企業側の姿勢の変化を受けて、一時期はやったノマド、フリーランスになることなく、企業に在職のまま、自由な働き方をする人が増えてきました。

以前は、平日昼間に開催される大学の公開研究会には、いわゆる関係者しか参加しませんでしたが、最近は企業のグレーゾーンの方が増えています。

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また、ノマド、フリーランスのスター的な存在だった方々が、企業、大学に在籍するケースも増えています。ノマド、フリーランスは、収入、仕事だけでなく、保険、年金の対応も不安定です。

新しいこと、いろいろなことにチャレンジするには、不安定ではなく、安定していることが基本です。「失敗しても大丈夫」だから、安心してチャレンジできます。背水の陣は、危ないです。

なお、大企業、官庁から転職する場合は、次の転職先が確定してから、転職することを勧めます。

安易に大企業、官庁を退職してしまうと、高学歴であっても、再び大企業、官庁の職を得るのは難しくなります。

ファースト・トラックはファースト・トラック同士で乗り換えること、途中下車すると、もう乗り換えられなくなります。



それ以外は、昨年のトレンドと変わりありませんので、昨年の文章を再掲します。

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女性の子育てと仕事の両立の問題が顕在化していますが、

レジリエントな世帯パートナーとしての女性の働き方の変貌

「桜蔭生と結婚したほうが良い理由」共働きが前提の社会への変貌


男性が大黒柱として働いて、女性は専業主婦、というスタイルから夫婦共働きスタイルへの変化


が当然になっています。

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団塊の世代が、当時の定年の60歳を迎える頃までは、55歳程度での早期退職が勧奨されていましたが、団塊の世代の大量退職に伴う、労働力不足から、十分な職務経験、判断力を持つ、50歳以上の人材の活用が見直され、年金支給年齢の65歳以上への引き上げも伴い、雇用が延長される傾向にあります

以前は定年退職後は地域コミュニティーで貢献などと言われていましたが、スキル、経験、ネットワークを活かしつつ、学び続けて、人生100年時代、生涯現役で、という時代に変わりつつあります。

マラソンで言えば、ゴール直前に、ゴールが延長され、「もっと走ってください」と言われ、キャリア・デザインの変更を余儀なくされ、戸惑っている人も少なくありません

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人々のキャリアについての考え方、思いがついていけておらず、大きなギャップがある、というのが実感でしょうか?


キャリア構想と社会の進展のギャップ


人々は技術の進展、社会の変革は十分に認識しつつも、一方では、キャリア構想は「高度経済成長期」から、それほど進歩がない。官庁、大企業に就職し、組織内で出世して、高いポジションを得ること、と考えている。


「半沢直樹」に見る、人事異動のメカニズムとは?

女性リーダーへの「女性の視点」の期待について

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人事異動は、高得点者から順番に昇格、ポストに就く、訳ではなく、組織の責任者が、その時の状況に応じて、自分が組織を運営しやすいように、人材をポストにあてはめていきます。

全体数に比べて、極めて少ない定員数しかなく、それを入試のような、公正な高得点順ではなく、組織の長が、自分が組織を運営しやすいように選考するプロセスですから、大多数から見れば、不合理であり、そこに「公平性」を求めること自体、ナンセンスかもしれません。

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組織の中で出世するためには、「能力がある」ことはもちろんですが、それと同じくらい、「評価者の評価基準を理解し、それに自らを適合させる」ことが大切です。



昨年の同じ時期に

キャリア・デザイン、2016年の振り返り

キャリア・デザイン、時代、社会、技術の進展と人々の思いのギャップ

に書いていますが、

ポイントは、


1.キャリアとは、本人にはコントロールできない要素が伴う環境下で、事前にはよくわからず、結果としてわかる状況で形成していく。さらに付け加えるならば、事前にある程度のキャリア計画はあるとしても、刻々と変化する時代、状況に合わせて、計画も修正していかなければなりません。

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就職する会社は選ぶことができますが、配属される職場は多くの場合決められません。

また、ターニングポイントは事前よりも、振り返ってみて、わかるものです。

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2.直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していく

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3.研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク。研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

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4.キャリア戦略にも出口戦略が大切

出口戦略を持ってビジネスを始める。これがないと、具体的な事業戦略が立てられない

と書きましたが、終身雇用が期待できない時代、キャリア戦略にも、

途中のプロセスはともかく、どういう形で卒業するのか?出口戦略を持っていることが大切です。

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5.キャリアは「粋な別れ」を繰り返しながら、形成していく

キャリアは「粋な別れ」を繰り返しながら、形成していく

元いた会社、前に勤務していた同僚、上司、後輩と、連絡を取り続け、時には同窓会を行うなど、仲のよい交流を続ける人と、

そういった人たちとは、原則として連絡、交流を断絶する、あるいは断絶はしないまでも疎遠になる人に分かれることがわかりました。

「関係を断ち切る、苦い別れ」ではなく、「これからもいいお友達の、粋な別れ」の場合、「粋な別れ」をするたびに、いろいろなところにコミュニティーが構築されていくことになります。

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自分ではコントロールできず、他人の都合で決められてしまい、にもかかわらず、自分で責任を取らなければならないキャリア、

ただ、そういった環境の中で、「粋な別れ」をするたびに、いろいろなところにコミュニティーが構築していく

キャリアデザインがますます大切な時代になってきました








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