新入社員研修後、ファインセラミック事業部に配属になったのは、3人。

国内営業なのか、国内営業であれば、本社(関西営業)なのか、他の拠点なのか?

海外営業なのか?

それすらもわからないまま、その日は本社にあるファインセラミック事業本部のフロアに案内され、フロアの皆様へ挨拶をした。

「国内営業なのか?海外営業なのか?」

「コクナイ?カイガイ?ワタシはドッチ?」

そんな質問がぐるぐると頭の中で回り、挨拶など何を言ったかどうかさえ、覚えていない。とりあえず、勢いは大事、ということだけ、なぜか信条めいたものとしてあったので、大きな声で挨拶していた気がする。

その後、ちょっとした会議室みたいなところに連れていかれて、今回の趣旨の説明を受けた。どうやら、例年とは違い、本社で更にファインセラミック事業本部独自の研修を行った後に、最終配属先が決まるとのことだった。

約1か月半(6月までの)研修後、全てが決まる。

その日は簡単なオリエンテーションだけで、翌日から研修がスタートした。
研修の初日は、ファインセラミック営業部の事業部長及び副事業部長(要は、営業部門のトップとトップ2)とそれぞれ個人面談をした。

内容としては、今、自分がどこに配属されたいか?という質問だった。
ここで、自分はありのままに、自分が思い描いているキャリアプランを話した。
事前の自己紹介で、ドイツに留学経験あるというのは伝わっていたので、
そこもしっかりと押さえて話した。

「自分としては、将来的に海外事業部には入りたいとは思っています。ですが、国内の営業がどのように行われているか分からずに、海外事業部には配属されたくありません。
ですので、まずは、3年国内営業(本社勤務の関西営業)をやらせていただきたいです。その上で、国内営業・ファインセラミックの営業がどのようなものか、1~2年で学び、自分の案件を3年目で作り、ある程度の実績を積んだ上で、4年目からは海外営業(欧州営業)に配属されたいと思います。4年目の上期は、海外営業実務を学び、4年目の下期からは徐々に海外出張も経験して、5年目からは自分の案件を作っていきたいと思います。そして、6年目(ちょうど30歳になる年)には出向したいと思います。」

と自身の30歳までのキャリアプランを語った。

その想いがどこまで届いたかは分からなかったけども、
研修後、晴れてファインセラミック事業本部の関西営業(本社勤務)に配属になった。

それから、僕の京セラ社員生活が本格的に始まった。
この時に具体的なイメージを持っていたことが後々の自身のキャリアに大きく左右するとは思ってもみなかった。

続く。