先日、日経新聞である記事を見かけました。
違法ごみ返送、アジアで広がる 大量流入で強硬姿勢
現在の職業が、環境装置メーカーの営業で、国内含め、海外も回っておりますが、全世界のゴミの問題は凄まじい。一方で、あまり取り上げられることは少ないですが、日本のゴミ自体も凄まじいです。
よく話題になるのが、食品ロス問題。
「もったいない」という言葉をキャッチフレーズに、問題提起がされて、最近ですと、「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が今年の5月31日に公布されました。
(平成28年度の統計)日本の食品ロスは643万トン。年間一人当たり51kg
※なお、食品ロスの統計上、食品ロス=まだ食べられるのに捨てられてしまう食品、という括りになっています。
詳しくはこちらへ:食品ロス削減関係参考資料(消費者庁)
ですが、みなさん、知っていましたか?
日本のゴミで一番多いのは、食品廃棄物ではないんですよ。
食品ロスも含めた、食品廃棄物(工場などから出る食品の切れ端なども含む)は2,759万トン。
それは、家畜排泄物、ついで、下水汚泥。
家畜排泄物っていうのは、家畜(牛・豚・鶏)などからでる排泄物、つまりは、牛糞・豚糞・鶏糞。
この量は、なんと、年間8,800万トン以上。食品廃棄物の約3倍。
これを乾燥して、量を少なくして、焼却。
これを堆肥化して、肥料や土壌改良剤として、販売、農家の方々が使う。
でも、その量がとにかく多くて、一方で、堆肥は、農地と住民集落が隣接していることなども多い、日本の実情からすると、臭いが気になり、周辺からのクレーム等もあり、あまり広がらない。
一方で1m2当たり1kg以上使わないと、効果が出なかったり、と色々あります。
なので、これどうしているかというと、近くで利用されないと、他の県へ、または、他国へ輸出されております。(もちろん、肥料としてですが)
ベトナムなどの東南アジアへ。でも、中国などもそういう対応をしていて、日本よりもはるかに発生する量が大きい。
厳密に言うと、堆肥はゴミではなくて、肥料や土壌改良剤なので、それを輸出してもゴミを送っていることにはなりませんが、やはり最終的にはどこかで破綻を来す。
持続可能ではなくなっていく。
その後に下水汚泥、生活排水や工場排水から下水処理場へ移送され、そこで色々と処理されながら、最終的に脱水されて出てくるのが、下水汚泥。
その量は、年間7,800万トン以上。こちらも焼却などしているわけです。
自分たちの国の産業で発生するものは、やはり最終的には自国で処理したい。
どこかの国に送ればいい、その発想が有る限り、自分たちでどうにかしようと思う気持ちも生まれない。
自分たちの社会で発生したものは、自分たちの社会で循環させる、
それこそが持続可能なので、少しでも自分の仕事でそういう社会につなげていきたいですね。
違法ごみ返送、アジアで広がる 大量流入で強硬姿勢
【マニラ=遠藤淳】先進国から違法に運び込まれたごみを送り返す動きがアジアで広がっている。マレーシアやフィリピンに続き、インドネシアやカンボジアも強硬措置に乗り出した。中国がごみの輸入を禁止したことで、アジア各国に大量のごみが流入し、環境への悪影響が強く意識されるようになった。日米欧は対応を迫られる。
インドネシア・東ジャワ州のタンジュンペラク港幹部は地元メディアにオーストラリアから紙ごみとして持ち込まれたコンテナ8個を返送すると明かした。「電子廃棄物など危険物が混入していると判明した」という。北部バタム港幹部もコンテナ49個を米国やフランス、ドイツなどに送り返すと表明している。(以下、略)
引用元(日本経済新聞):https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47917890Z20C19A7FF1000/
現在の職業が、環境装置メーカーの営業で、国内含め、海外も回っておりますが、全世界のゴミの問題は凄まじい。一方で、あまり取り上げられることは少ないですが、日本のゴミ自体も凄まじいです。
よく話題になるのが、食品ロス問題。
「もったいない」という言葉をキャッチフレーズに、問題提起がされて、最近ですと、「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が今年の5月31日に公布されました。
(平成28年度の統計)日本の食品ロスは643万トン。年間一人当たり51kg
※なお、食品ロスの統計上、食品ロス=まだ食べられるのに捨てられてしまう食品、という括りになっています。
詳しくはこちらへ:食品ロス削減関係参考資料(消費者庁)
ですが、みなさん、知っていましたか?
日本のゴミで一番多いのは、食品廃棄物ではないんですよ。
食品ロスも含めた、食品廃棄物(工場などから出る食品の切れ端なども含む)は2,759万トン。
それは、家畜排泄物、ついで、下水汚泥。
家畜排泄物っていうのは、家畜(牛・豚・鶏)などからでる排泄物、つまりは、牛糞・豚糞・鶏糞。
この量は、なんと、年間8,800万トン以上。食品廃棄物の約3倍。
これを乾燥して、量を少なくして、焼却。
これを堆肥化して、肥料や土壌改良剤として、販売、農家の方々が使う。
でも、その量がとにかく多くて、一方で、堆肥は、農地と住民集落が隣接していることなども多い、日本の実情からすると、臭いが気になり、周辺からのクレーム等もあり、あまり広がらない。
一方で1m2当たり1kg以上使わないと、効果が出なかったり、と色々あります。
なので、これどうしているかというと、近くで利用されないと、他の県へ、または、他国へ輸出されております。(もちろん、肥料としてですが)
ベトナムなどの東南アジアへ。でも、中国などもそういう対応をしていて、日本よりもはるかに発生する量が大きい。
厳密に言うと、堆肥はゴミではなくて、肥料や土壌改良剤なので、それを輸出してもゴミを送っていることにはなりませんが、やはり最終的にはどこかで破綻を来す。
持続可能ではなくなっていく。
その後に下水汚泥、生活排水や工場排水から下水処理場へ移送され、そこで色々と処理されながら、最終的に脱水されて出てくるのが、下水汚泥。
その量は、年間7,800万トン以上。こちらも焼却などしているわけです。
自分たちの国の産業で発生するものは、やはり最終的には自国で処理したい。
どこかの国に送ればいい、その発想が有る限り、自分たちでどうにかしようと思う気持ちも生まれない。
自分たちの社会で発生したものは、自分たちの社会で循環させる、
それこそが持続可能なので、少しでも自分の仕事でそういう社会につなげていきたいですね。