2005年07月07日
世界一速くハリーポッターを英語で読む方法
「世界一簡単にハリー・ポッターが英語で読める本」(藤城真澄著)という本がある。
この本は、どういう本かというと、ハリーポッターの単語帳なのだが、その目の付け所が面白い。
ハリー・ポッターの解説書は沢山あるが、いくら解説がすぐれていても、速く読む助けにはならない。
しかしこのような単語帳があれば、単語を引く手間が省けるわけなので、読むスピードはアップするのは当然だ。スピードがアップすれば、どんどん読んでゆける・・・ハズだ。
実際、この本を使って、大変効率的に読めたという声も沢山聞かれる。
しかし私はさらにもう一歩進んだ使い方を提案したい。
実は、日本人が英語の本を読むとき、どこで最もひっかかるかというと、単語を知らないことも大きいが、もうひとつは前にも書いたように単語を認識して、頭のなかで音読(追唱)するスピードが遅いことだと思う。
この本の場合、発音記号も書いていないし、たとえ書いてあったとしてもアタマのなかで音に転換するのに手間取り、単語の意味だけわかっても、なかなかスムーズに読みすすめられない人もいるだろう。
そこでこの欠陥を補う方法として、前にも述べたような、オーディオブック読書法との組み合わをオススメしたい。オーディオで聞きながら読みすすめることによって、単語の発音にひっかかることなく意味だけに集中できるので、大変すんなりと効率的に読めるのである。
さらに英語耳のできている人にオススメするのは、ハリーポッターの本そのものではなくて、こちらの英単語帳を見ながら、オーディオブックを聞くという方法である。耳で聞いてそのままストーリーが理解できる方ならば、この方法が最もラクにハリーポッターが「読める」方法だと思う。本と単語帳の間の目の移動がないからだ。
さらにわからなかった単語にはマーカーなどで印をつけてゆけば、ボキャビュラリービルディングにも最適だ。
ぜひぜひお試しあれ。
(ただし、第三巻以降は、ちょっと間違いが多いなど、評判が悪いようです。)
この本は、どういう本かというと、ハリーポッターの単語帳なのだが、その目の付け所が面白い。
ハリー・ポッターの解説書は沢山あるが、いくら解説がすぐれていても、速く読む助けにはならない。
しかしこのような単語帳があれば、単語を引く手間が省けるわけなので、読むスピードはアップするのは当然だ。スピードがアップすれば、どんどん読んでゆける・・・ハズだ。
実際、この本を使って、大変効率的に読めたという声も沢山聞かれる。
しかし私はさらにもう一歩進んだ使い方を提案したい。
実は、日本人が英語の本を読むとき、どこで最もひっかかるかというと、単語を知らないことも大きいが、もうひとつは前にも書いたように単語を認識して、頭のなかで音読(追唱)するスピードが遅いことだと思う。
この本の場合、発音記号も書いていないし、たとえ書いてあったとしてもアタマのなかで音に転換するのに手間取り、単語の意味だけわかっても、なかなかスムーズに読みすすめられない人もいるだろう。
そこでこの欠陥を補う方法として、前にも述べたような、オーディオブック読書法との組み合わをオススメしたい。オーディオで聞きながら読みすすめることによって、単語の発音にひっかかることなく意味だけに集中できるので、大変すんなりと効率的に読めるのである。
さらに英語耳のできている人にオススメするのは、ハリーポッターの本そのものではなくて、こちらの英単語帳を見ながら、オーディオブックを聞くという方法である。耳で聞いてそのままストーリーが理解できる方ならば、この方法が最もラクにハリーポッターが「読める」方法だと思う。本と単語帳の間の目の移動がないからだ。
さらにわからなかった単語にはマーカーなどで印をつけてゆけば、ボキャビュラリービルディングにも最適だ。
ぜひぜひお試しあれ。
(ただし、第三巻以降は、ちょっと間違いが多いなど、評判が悪いようです。)
| 世界一簡単にハリー・ポッター1st+2ndが英語で読める本 | |
![]() | 藤城 真澄 おすすめ平均 ![]() 基本的には参考になりますが・・・ 英語の勉強には一工夫 本当に読めた・・・ 原作を「読む気」になります ありがとう、藤城さん!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年06月19日
英語学習に役立つ最強のツールたち
英語学習に関するツールは、一時代前と比べると、格段に進歩している。
それはもう、日進月歩の感がある。
ツールをいかに使いこなすかで、英語学習の効率は全然違ってくる。
私もいろいろ使わせてもらっているし、まだ使っていないものでも、こんなの欲しかった〜、というものもある。
で、今日はここで、いろいろなお役立ちツールをご紹介したいと思う。
電子辞書
これは当然といえば当然かも。膨大なデータがはいっているのに軽い。もう重い辞書なんか引く時代じゃなくなった。
私はセイコーの電子辞書を使っているが、発音が苦手な人などは、カシオのExWordの音声の出るタイプがオススメかも。
ボキャビュラリービルディングには、単語登録機能が便利。引いた単語を後からもう一度復習することができる。
BabylonPro
これはインターネットやワード文書など、パソコンで英語を読むときに使えるもので、わからない単語の上をクリックするだけで画面上に意味が表示される、という超スグレモノ。単語だけでなく、熟語も認識するのがすごい!
無料おためし版もあるので、まだのかたは、是非試してみて!
音声読み上げソフト
ディスレクシア(失読症)のために開発されたという音声読み上げソフトは、リーディングに関しては最強のツールかもしれない。
前回のブログで述べたようなオーディオブック読書法は、すでに録音されたものにしか対応できないが、読み上げソフトであれば、デジタル化された文書なら全て読み上げてくれる。
ややコンピュータが読んでいる、という感じはするが、発音も正確だし、読んでいる個所を色で表示してくれるので、目で追っていくのも楽。前回のブログで述べたように、リーディングは耳からと目からの両方で進めたほうが、スピードも速く、よく理解できる。速過ぎるときは、いつでも一時停止ができる。
無料でダウンロードできるのも嬉しい。有料ソフトもある。
ファイル変換ソフト
最近の文書で意外に多くなってきているのが、PDFファイル形式の文書。しかし、これだとデータが保護されているので、BabylonProも、音声読み上げソフトも、読み取ることができない。でもご安心を!ファイル変換ソフト、という超便利なものが出ている。これでPDFファイル形式の文書を、読み取り可能なワード文書などに変換することができる。
お値段は機能に応じていろいろだが、安いものだと2000円未満からあるので、自分の用途に合わせて使おう。
速聴ソフト
英語のリスニングに実は、非常に効果があるといわれるのが「速聴」。速いスピードに対応することで、普通のスピードの音声が非常に聞き取りやすくなる。さらに速聴は右脳を刺激し、脳力を高める効果があるといわれている。さらに読書時間の短縮にもなる。10時間かかる本を2倍速なら5時間、4倍速ならなんと2.5時間で読めて(聴けて)しまうわけだから。
まさに、いいことづくしだ。
iPod
私がいうまでもなく、このiPodは長時間録音ができるので、語学学習には最適。
オーディオブックも、短縮版でなくノーカット版(unabridged)だと、相当長くなってしまうものもあるが、iPodならラクラク。
ちなみにaudible.comというサイトではオーディオブックをダウンロードすることができるし、iPodとも相性がいいようだ。
翻訳ソフト
翻訳ソフトはまだまだ未完成だが、使い方によっては有用である。
まず、おおよその内容の見当をつけてから、英文読みにはいることができるということ。それによって、英文を読むスピードもかなり違ってくるはず。
コリャ英和とか翻訳ピカイチなどが、比較的精度が高いようだ。
また、シャープのPowerE/Jには訳振りという機能がついていて、一括で単語の意味を調べてくれるので便利。
それはもう、日進月歩の感がある。
ツールをいかに使いこなすかで、英語学習の効率は全然違ってくる。
私もいろいろ使わせてもらっているし、まだ使っていないものでも、こんなの欲しかった〜、というものもある。
で、今日はここで、いろいろなお役立ちツールをご紹介したいと思う。
電子辞書
これは当然といえば当然かも。膨大なデータがはいっているのに軽い。もう重い辞書なんか引く時代じゃなくなった。
私はセイコーの電子辞書を使っているが、発音が苦手な人などは、カシオのExWordの音声の出るタイプがオススメかも。
ボキャビュラリービルディングには、単語登録機能が便利。引いた単語を後からもう一度復習することができる。
BabylonPro
これはインターネットやワード文書など、パソコンで英語を読むときに使えるもので、わからない単語の上をクリックするだけで画面上に意味が表示される、という超スグレモノ。単語だけでなく、熟語も認識するのがすごい!
無料おためし版もあるので、まだのかたは、是非試してみて!
音声読み上げソフト
ディスレクシア(失読症)のために開発されたという音声読み上げソフトは、リーディングに関しては最強のツールかもしれない。
前回のブログで述べたようなオーディオブック読書法は、すでに録音されたものにしか対応できないが、読み上げソフトであれば、デジタル化された文書なら全て読み上げてくれる。
ややコンピュータが読んでいる、という感じはするが、発音も正確だし、読んでいる個所を色で表示してくれるので、目で追っていくのも楽。前回のブログで述べたように、リーディングは耳からと目からの両方で進めたほうが、スピードも速く、よく理解できる。速過ぎるときは、いつでも一時停止ができる。
無料でダウンロードできるのも嬉しい。有料ソフトもある。
ファイル変換ソフト
最近の文書で意外に多くなってきているのが、PDFファイル形式の文書。しかし、これだとデータが保護されているので、BabylonProも、音声読み上げソフトも、読み取ることができない。でもご安心を!ファイル変換ソフト、という超便利なものが出ている。これでPDFファイル形式の文書を、読み取り可能なワード文書などに変換することができる。
お値段は機能に応じていろいろだが、安いものだと2000円未満からあるので、自分の用途に合わせて使おう。
速聴ソフト
英語のリスニングに実は、非常に効果があるといわれるのが「速聴」。速いスピードに対応することで、普通のスピードの音声が非常に聞き取りやすくなる。さらに速聴は右脳を刺激し、脳力を高める効果があるといわれている。さらに読書時間の短縮にもなる。10時間かかる本を2倍速なら5時間、4倍速ならなんと2.5時間で読めて(聴けて)しまうわけだから。
まさに、いいことづくしだ。
iPod
私がいうまでもなく、このiPodは長時間録音ができるので、語学学習には最適。
オーディオブックも、短縮版でなくノーカット版(unabridged)だと、相当長くなってしまうものもあるが、iPodならラクラク。
ちなみにaudible.comというサイトではオーディオブックをダウンロードすることができるし、iPodとも相性がいいようだ。
翻訳ソフト
翻訳ソフトはまだまだ未完成だが、使い方によっては有用である。
まず、おおよその内容の見当をつけてから、英文読みにはいることができるということ。それによって、英文を読むスピードもかなり違ってくるはず。
コリャ英和とか翻訳ピカイチなどが、比較的精度が高いようだ。
また、シャープのPowerE/Jには訳振りという機能がついていて、一括で単語の意味を調べてくれるので便利。
2005年06月09日
すらすら読めるリーディング秘策
日本人は聞いたり話したりするより、読むほうが得意だと言われている。
何しろ訳読方式で大学まで10年間も勉強しているのだ。喋れないにしても、せめて読むぐらいはできるだろう・・・いや、できるはずだ。
しかし・・・
本当にそうかな、と私は疑問に思っている。
短い英文なら、別に苦もなく読めるのは当然にしても、長文となるとどうだろうか。
何か、仕事で資料を読まなくちゃならない、となれば、辞書を引き引き、読もうと思えば読めるだろうけど、でもその作業って、どこかまだ暗号解読の域を出ていない。
読まなくちゃならないから、読むのであって、そこに書いてある情報を取り出したいから必死で読むのであって、読むことが楽しいから読むわけではない。
そもそも英語を楽しんで読む、なんていう人は本当に少ないのではないか。
だって、電車のなかとかで英語の小説とか読みふけってる人、見たことある?
滅多にないよね。
あるとしても、何か、眉根を寄せて鬼のような形相で読んでたりして・・(笑)
楽しめるレベルまで英語を読みこなせているひとって、実は、悲しいかな、ほんの一握りなのだ。
それに比べたら、耳から入ってくる英語を聴いて理解する、っていうほうが、実はよほど簡単である。
リスニング耳さえ作ってしまえば、プロセス的には耳から理解する形のほうが直接的だし自然なのだ。
(→「言語の本質は音である」を参照されたし)
なにしろ、書かれたものというのは、音声としての言語を記号化したものであり、それを読むという作業には、この記号化されたもの再び音声に戻す、というdecodeのプロセスがはいる。
そこにはアルファベットの羅列の中から、単語、文節、文、段落をそれぞれ認識し、少なくとも頭の中で追唱(音読)し、そしてそのうえで意味とか文脈とかを理解する、という実に複雑なプロセスが含まれているのだ。
こういう、気の遠くなるような複雑なデータ処理を頭の中で瞬時にこなさなければならないのだ。
慣れてくると、単語とか熟語の形をぱっと見ただけで、ああ、あの単語(熟語)とひらめき、すぐに頭の中のデータベースから音も意味も引き出せるようになり、読みのスピードが速くなるが、これも個人差があって、この手のことをすばやくできる人というのは、いわゆる右脳型のタイプである。しかし左脳型のタイプは、いくら練習してもなかなか単語や熟語の形で瞬時に判断するということができず、いちいち頭から読み、単語(熟語)の終わりまで読んで、やっとああ、あれかあ、とわかる、というような按配。そういうタイプは処理が遅く、どうしても読むスピードは上がらない。
これも慣れとはいえ、慣れるまでに多読主義の方々が主張するように100万語(!)も読まなければならないのではたまらない。
しかし。
英語なんて読めないよ、とか読みが遅くて、とかでお悩みのスローリーダーのための、とっておきのリーディング秘策があるのである。
それはオーディオブックを使った読書法である。
実は英語圏のひとには、なぜかディスレクシアという病気の人が多い。
これはどういう病気かというと、文字を認識できず、字が読めない、つまり本などが読めない人々のことである。つまり文盲である。
これは漢字などの表意文字を使う日本人には殆どないのであまり知られていないが、実は有名人ではあのトム・クルーズもそうなのだという。
じゃあ、トム・クルーズはどうやってセリフを覚えるのか、というと、彼は読んでもらったものを録音し、それを暗記するのである。
このように英語圏ではディスレクシアが多いこともあってか、「オーディオブック」という形の朗読本が沢山出ている。
このオーディオブック、実はやはり「読めない病」の外国人にとっても、ありがたいツールなのだ。
で、私のとっておき読書法は、このオーディオブックを併用する読書法、名づけて「オーディオブック読書法」である。
やりかたは簡単。オーディオブックと本の両方を用意して、ウォークマンを使ったり、あるいはiPodとかMDに録音するなどして、聞きながら読むだけ。
ネイティブが話すスピードで読めるうえに、上手なナレーターだと臨場感ばっちりで、ほんとうに、夢中になって読んでしまう。
私はこの方法で、ハリーポッターとか、ダビンチ・コードとか、旬のものを色々読んだが、実に面白かった。
しかもダビンチ・コードのオーディオブックは短縮版だったので、ページを追うのが面倒臭くなり、途中からオーディオブックなしで読んだが、なんと、テープと同じスピードですらすら読むことができた。
これって私的には画期的なことである。(実は私も英語資料は必要にかられて読むけれど、楽しんで読むなんてことはありえない、と思ってたクチなのだ。)
で、皆さんにもぜひぜひオススメしたい。
このオーディオブック読書法。
いきなり子供向けの幼稚なものにレベルを落さなくとも、多読が可能になりますよ!
何しろ訳読方式で大学まで10年間も勉強しているのだ。喋れないにしても、せめて読むぐらいはできるだろう・・・いや、できるはずだ。
しかし・・・
本当にそうかな、と私は疑問に思っている。
短い英文なら、別に苦もなく読めるのは当然にしても、長文となるとどうだろうか。
何か、仕事で資料を読まなくちゃならない、となれば、辞書を引き引き、読もうと思えば読めるだろうけど、でもその作業って、どこかまだ暗号解読の域を出ていない。
読まなくちゃならないから、読むのであって、そこに書いてある情報を取り出したいから必死で読むのであって、読むことが楽しいから読むわけではない。
そもそも英語を楽しんで読む、なんていう人は本当に少ないのではないか。
だって、電車のなかとかで英語の小説とか読みふけってる人、見たことある?
滅多にないよね。
あるとしても、何か、眉根を寄せて鬼のような形相で読んでたりして・・(笑)
楽しめるレベルまで英語を読みこなせているひとって、実は、悲しいかな、ほんの一握りなのだ。
それに比べたら、耳から入ってくる英語を聴いて理解する、っていうほうが、実はよほど簡単である。
リスニング耳さえ作ってしまえば、プロセス的には耳から理解する形のほうが直接的だし自然なのだ。
(→「言語の本質は音である」を参照されたし)
なにしろ、書かれたものというのは、音声としての言語を記号化したものであり、それを読むという作業には、この記号化されたもの再び音声に戻す、というdecodeのプロセスがはいる。
そこにはアルファベットの羅列の中から、単語、文節、文、段落をそれぞれ認識し、少なくとも頭の中で追唱(音読)し、そしてそのうえで意味とか文脈とかを理解する、という実に複雑なプロセスが含まれているのだ。
こういう、気の遠くなるような複雑なデータ処理を頭の中で瞬時にこなさなければならないのだ。
慣れてくると、単語とか熟語の形をぱっと見ただけで、ああ、あの単語(熟語)とひらめき、すぐに頭の中のデータベースから音も意味も引き出せるようになり、読みのスピードが速くなるが、これも個人差があって、この手のことをすばやくできる人というのは、いわゆる右脳型のタイプである。しかし左脳型のタイプは、いくら練習してもなかなか単語や熟語の形で瞬時に判断するということができず、いちいち頭から読み、単語(熟語)の終わりまで読んで、やっとああ、あれかあ、とわかる、というような按配。そういうタイプは処理が遅く、どうしても読むスピードは上がらない。
これも慣れとはいえ、慣れるまでに多読主義の方々が主張するように100万語(!)も読まなければならないのではたまらない。
しかし。
英語なんて読めないよ、とか読みが遅くて、とかでお悩みのスローリーダーのための、とっておきのリーディング秘策があるのである。
それはオーディオブックを使った読書法である。
実は英語圏のひとには、なぜかディスレクシアという病気の人が多い。
これはどういう病気かというと、文字を認識できず、字が読めない、つまり本などが読めない人々のことである。つまり文盲である。
これは漢字などの表意文字を使う日本人には殆どないのであまり知られていないが、実は有名人ではあのトム・クルーズもそうなのだという。
じゃあ、トム・クルーズはどうやってセリフを覚えるのか、というと、彼は読んでもらったものを録音し、それを暗記するのである。
このように英語圏ではディスレクシアが多いこともあってか、「オーディオブック」という形の朗読本が沢山出ている。
このオーディオブック、実はやはり「読めない病」の外国人にとっても、ありがたいツールなのだ。
で、私のとっておき読書法は、このオーディオブックを併用する読書法、名づけて「オーディオブック読書法」である。
やりかたは簡単。オーディオブックと本の両方を用意して、ウォークマンを使ったり、あるいはiPodとかMDに録音するなどして、聞きながら読むだけ。
ネイティブが話すスピードで読めるうえに、上手なナレーターだと臨場感ばっちりで、ほんとうに、夢中になって読んでしまう。
私はこの方法で、ハリーポッターとか、ダビンチ・コードとか、旬のものを色々読んだが、実に面白かった。
しかもダビンチ・コードのオーディオブックは短縮版だったので、ページを追うのが面倒臭くなり、途中からオーディオブックなしで読んだが、なんと、テープと同じスピードですらすら読むことができた。
これって私的には画期的なことである。(実は私も英語資料は必要にかられて読むけれど、楽しんで読むなんてことはありえない、と思ってたクチなのだ。)
で、皆さんにもぜひぜひオススメしたい。
このオーディオブック読書法。
いきなり子供向けの幼稚なものにレベルを落さなくとも、多読が可能になりますよ!
2005年06月04日
英語脳と日本語脳
英語脳、とか英語回路とかいう言葉を最近よく聞く。
英語教育の最先端をゆくキーワードである。
どういうことかというと、「日本語を介さずに英語をそのまま理解することのできる能力」のことだ。
英語を聞き、或いは読み、その微妙なニュアンスを感じ取りながら、そのまんま意味内容を理解すること。
この英語回路さえ作ってしまえば、実は英語はとっても学びやすくなる。
新しい単語や言い回しなどはすべて、この回路にのせてゆけばいいだけだからだ。
逆に英語回路をつくらないで、日本語脳で英語を勉強すれば、いつまでたっても英語力は伸びないだろう。その典型が、これまでの学校英語である。
学校英語で行われてきた「文法と訳読」による学習方式は、日本語脳のまま文法の知識を頼りに英文を解釈する、というスタンス。
これだと、最初のうちこそ文法知識を頼りに何とか英語を日本語に置き換えて読み解くことで、英語がわかったような気になるが、しかし結局、英語を日本語的発想や日本語的文脈に置き換えて「解釈」しているだけで、言ってみれば「暗号解読」の域を出ない。
英語そのものとして理解するにはいたってないので、最終的に英語力は絶対に伸びてこない。
学校英語の場合、受験という目の前の目標があるので、どうしても受験対策に最も効率的な勉強を、ということになり、英語回路を作るなどというワケのわからない作業に時間を割けないのは、わからないでもない。
しかし、繰り返すが、日本語回路にいくら英語を流し込んでも、英語ができるようにはならない。
(考えただけで、回路がつまって、便秘になりそう!?)
やはり最初に時間がかかるようでも英語回路を作ることをまず最優先に考えることが、最終的には英語上達の早道である。
さて、ではどうやったら英語回路ができるのか。
それはひとつには「大量のインプット」である。
英語を学び始めた人の頭の中には、とりあえず日本語しかないのだから、そこに英語を入れてゆく作業がどうしても必要なのは、誰にでもわかることだ。
音楽を学ぶひとが、そのジャンルの音楽を沢山聴かないとうまくならないのと同じように、英語を学ぶひとも、英語を沢山聴き、また読むということが必要である。
前にも書いたように、これはDVDを見たり、CDを聴いたり、やさしい本を読んだり、といった、楽しめる内容のものの「大量摂取」でよい。
また、このときに大事なことは、意味不明のものの大量摂取ではなく、「理解しながら」のインプットということがポイントであるということは、前回のブログでも述べた。
そして、もうひとつのポイントは、色々なものを聞き流すだけでなく、同じもの(基本的なテキストでよい)を繰り返し聞くことで、「確実に覚えてゆく」ことである。
よく英語学習法で、聞き流すだけのテープなどが売っているが、確かにそれはそれで良いが、最終的にはそのテープを何度も聞く事によって覚えてしまう、というところまでやると効果は全然違う。
この「確実に覚えてゆく」という作業を怠るとやはり効率は悪いので、ここのこところは自分なりに多少の「努力」はしてほしい。
このふたつを両輪として英語を学べば、早くて半年ぐらいで英語回路はできてくるだろう。
英語回路ができると、文法を知識として知らなくても、わからない文章など口に出して何度も読んでいると自然に意味がとれるようになる。カンができるのである。
Toeicなどの文法でも自然によい点数がとれるようになるし、結局のところは受験英語にも対応できるような英語力がついてしまうのだ。
はじめのうちは効果が見えにくいので、回り道のように見えるかもしれないが、受験でいそがしい、というアナタも、ぜひ英語回路をつくる学習に切り替えてほしい。
きっと半年後には成果があらわれますよ!
英語教育の最先端をゆくキーワードである。
どういうことかというと、「日本語を介さずに英語をそのまま理解することのできる能力」のことだ。
英語を聞き、或いは読み、その微妙なニュアンスを感じ取りながら、そのまんま意味内容を理解すること。
この英語回路さえ作ってしまえば、実は英語はとっても学びやすくなる。
新しい単語や言い回しなどはすべて、この回路にのせてゆけばいいだけだからだ。
逆に英語回路をつくらないで、日本語脳で英語を勉強すれば、いつまでたっても英語力は伸びないだろう。その典型が、これまでの学校英語である。
学校英語で行われてきた「文法と訳読」による学習方式は、日本語脳のまま文法の知識を頼りに英文を解釈する、というスタンス。
これだと、最初のうちこそ文法知識を頼りに何とか英語を日本語に置き換えて読み解くことで、英語がわかったような気になるが、しかし結局、英語を日本語的発想や日本語的文脈に置き換えて「解釈」しているだけで、言ってみれば「暗号解読」の域を出ない。
英語そのものとして理解するにはいたってないので、最終的に英語力は絶対に伸びてこない。
学校英語の場合、受験という目の前の目標があるので、どうしても受験対策に最も効率的な勉強を、ということになり、英語回路を作るなどというワケのわからない作業に時間を割けないのは、わからないでもない。
しかし、繰り返すが、日本語回路にいくら英語を流し込んでも、英語ができるようにはならない。
(考えただけで、回路がつまって、便秘になりそう!?)
やはり最初に時間がかかるようでも英語回路を作ることをまず最優先に考えることが、最終的には英語上達の早道である。
さて、ではどうやったら英語回路ができるのか。
それはひとつには「大量のインプット」である。
英語を学び始めた人の頭の中には、とりあえず日本語しかないのだから、そこに英語を入れてゆく作業がどうしても必要なのは、誰にでもわかることだ。
音楽を学ぶひとが、そのジャンルの音楽を沢山聴かないとうまくならないのと同じように、英語を学ぶひとも、英語を沢山聴き、また読むということが必要である。
前にも書いたように、これはDVDを見たり、CDを聴いたり、やさしい本を読んだり、といった、楽しめる内容のものの「大量摂取」でよい。
また、このときに大事なことは、意味不明のものの大量摂取ではなく、「理解しながら」のインプットということがポイントであるということは、前回のブログでも述べた。
そして、もうひとつのポイントは、色々なものを聞き流すだけでなく、同じもの(基本的なテキストでよい)を繰り返し聞くことで、「確実に覚えてゆく」ことである。
よく英語学習法で、聞き流すだけのテープなどが売っているが、確かにそれはそれで良いが、最終的にはそのテープを何度も聞く事によって覚えてしまう、というところまでやると効果は全然違う。
この「確実に覚えてゆく」という作業を怠るとやはり効率は悪いので、ここのこところは自分なりに多少の「努力」はしてほしい。
このふたつを両輪として英語を学べば、早くて半年ぐらいで英語回路はできてくるだろう。
英語回路ができると、文法を知識として知らなくても、わからない文章など口に出して何度も読んでいると自然に意味がとれるようになる。カンができるのである。
Toeicなどの文法でも自然によい点数がとれるようになるし、結局のところは受験英語にも対応できるような英語力がついてしまうのだ。
はじめのうちは効果が見えにくいので、回り道のように見えるかもしれないが、受験でいそがしい、というアナタも、ぜひ英語回路をつくる学習に切り替えてほしい。
きっと半年後には成果があらわれますよ!
2005年05月31日
リスニング〜ウチの子の場合
リスニングはとても重要だと昨日書いたが、リスニングの場合、ワケのわからないもの、意味不明なものを聞きつづけても効果があるのだろうか。
これって結構、リスニングの本質にかかわる、大事な問題である。
皆さんはどう思います?
昨年英国で現地校に通ったウチの子の例をあげますと・・・
何か英語で先生が話しているんだけど、教科書もないし、いったい何の授業をやっているのかもわからない。
友達はずんずんその意味不明な言葉であなたに話し掛けてくるけれど、自分は何を言われているかもわからないし、どう反応していいのかもわからない。
それって恐怖!?以外の何ものでもないのではないか?
実はこれは私の子供たちは、英国でワケのわからない世界にいきなり放りこまれて直面した状況であった。彼らはこの苦しい状況に何ヶ月間もおかれたのだ。
上の娘は12才、下の男の子は9歳だったので、まあ年齢からいっても、思春期の入り口の上の娘が苦労したのは言うまでもないが、下の子のほうも、やっぱり大変な思いをした。
幸い、友達はとっても親切なので学校の雰囲気には3日で慣れたらしいが、小学校での授業内容は当然のことに全くわからない。まあそれは当然としても、EAL(英語を第二外国語として学ぶ子供たちのための授業)の先生も英語しかできないので、そちらも授業にならない。
あまりにも意味がわからないと、すべては雑音に聞こえてきて、聞こうとしなくなる。耳を傾けようとしなくなる。
実はこれが一番怖い、と私は思う。
自分ひとりの世界で、いろいろと空想したり、考え事をしたりするクセ。
そういうクセがついたりして、だんだん、ぼうっとした子供になっていく。
帰国子女にたまにそういうぼうっとした感じの子供たちがいるが、たぶんそういう状況に長く置かれたせいではないか。
上の娘が一時、そんな状態になって、私はだいぶアセッた記憶がある。
「子供たちはプレイグラウンド(校庭)で学びますから、大丈夫、2〜3ヶ月もすればペラペラ喋りますよ」と私は現地小学校の先生から言われたが、それはヨーロッパ言語圏からきた子供たちの話。
日本人はじめ、アジアの子供たちは、そういうわけにはゆかない。
なにしろ、前にも話した通り、言語体系が全く違うし、音が全く違うので、それまでに英語をやっていなければ、なれるのにもっと時間はかかる。しかも家では日本語しか話さない、となれば尚更である。
私が現地で他の日本人に聞いたところでは、早い子で半年で回りの言っていることが少しづつわかるようになり、ぼちぼちとカタコトで返せるようになり、本格的に会話という形ができるようになってくるのは、赤ちゃんの発語と同じように、1年から1年半にかけてだという。
ウチの子供たちの英語の進歩は、私の目にはほんとうに牛歩のあゆみであったが、現地へ行って3ヶ月めで迎えた長い夏休みの2ヶ月(この間、ロクに勉強しないで旅行などをしていたので)を除くと、驚いたことに、やはり英語づけの時間が7ヶ月目ごろから、突然、回りの言っていることがわかるようになってきた。
上の娘の場合は、「英語の単語のひとうひとつの意味はわかるのだけど、全体として何を言っているのかわからない」という状態が長く続いた。音読も嫌がってやろうとしないので、読み方はなかなか上達しなかった。
下の子の場合は、音読は素晴らしくよどみなく読み、書くほうもアルファベットのつづり方などは現地の子よりも上手だったのだが、読んでいるものの意味は?と聞かれると、これがサッパリわからない、という状態。
いったい、いつになったら英語が意味をもって聞こえてくるようになるのだろうか?
ウチの子供たちにも、いつかそんな日が来るのだろうか?
先が見えない努力というものはツライものである。
一緒にスタートした子に先を越されて(もうひとり、12才の日本人の男の子がいた)、少しずつ話せるようになっているのを見るにつけ、子供たちは焦ってはいたようだが、とにかく「いつか英語がわかるようになる日を信じて」地道な努力を続ける以外に手はなかった。
夏休み明けには小学校に日本語のわかるEALの先生が派遣され、下の子の英語の勉強はラクになったようだった。中学に行った娘は週2回の「ビギナーズクラス」に通うようになり、すこしまとまった英語の勉強をしてもらえるようになった。
その他に家庭教師には週2回ほど来てもらった。
夏休みあけてからの9月からの3ヶ月は、ほんとうにツライ時期だったかもしれない。日はどんどん短くなるし、娘はなれない中学校生活に悲鳴をあげ・・・唯一の救いは下の子のお気楽さ。
日本人の子供たちは算数は得意だ。下の子は特に計算が速くて、クラスでは一目置かれていたこともあり、あまり他の勉強ができなくても気にしなかった。それよりも、この子は学校に何をしに行くんだろう、とあきれるほど、「今日は何を持ってゆこうかな」と行って、ケンダマやビーダマを持っていっては、何とか友達と遊んで帰ってきた。放課後はサッカーをし、友達もどんどん作ってひたすら「プレイグラウンドでの英語」を磨いていった。
それでも、彼が本当に「突然、みんなが言ってることがはっきりわかるようになった」と言ったのは、お正月明けのことである。
期を同じくして、上の子のほうも、「私もそうなの。今まで面倒くさいから分かっていてもわからないふりをしてきたんだけど、もう、そんなふりもできなくなっちゃったわ。」(!)
実に渡英9ヶ月目のことであった。
ただ、これも「純粋な英語漬けの時間」を計算すれば、1日7時間平均として、1ヶ月月20日(土日があるので多少さしひいて)で140時間、さらに夏休みを若干引けば、1200時間ぐらい。まあ、妥当なところだろうなあ、と今から考えれば思う。
だいたいそのあたりで英語回路が少しづつ出来てきたのである。
意味不明の世界(あるいは曖昧模糊の世界)のなかで、9ヶ月。
これは結構、しんどかったと思う。
私がもう少し、英語学習法について研究してから行っていたら、大分違ったアドバイスができただろうし、無駄が少なかったに違いない。
・・・で、冒頭の質問に対する答えだが。
私の経験からする限り、リスニングに関して、意味のわからない言葉を聞きつづけるのは、無駄である。
日常会話のレベルなら別だが、ある程度内容のあるもの(学校の授業など)の場合は、すでに知っている内容とか、よほど興味関心のある内容でもない限り、いきなり英語で聞かされてもちんぷんかんぷんだ。
ちんぷんかんぷんのものをいくら聞いていても、苦痛なだけで、リスニングの向上にはとてもつながらない。
ウチの子のケースがそれを証明しているし、この筋の専門家のかたもそう言っている。
これが例えば、一度でも日本語で聞いた内容だったならまた違っただろう。
いかなウチの娘といえど、何となく英語で言われても見当がついたのではないだろうか?
実際、学年をひとつ下げて中学にはいらず、小学校で勉強した娘と同じ年齢の12才の前述の男の子のほうが、英語の進歩は早かった。(彼は努力もしたけど。)
言葉の勉強+初めての内容の勉強、というのは、ムリがある。両方いっぺんには出来ない。
言葉の勉強をするなら、わかっている内容を勉強しなくてはならない。
つまり、簡単な内容のものを読んだり聞いたりすることが大事なのである。
大人になると意外にこのことを無視して難かしい内容のものにチャレンジしたがる人が特に男性に多いが、これは間違いだ。
英語の習熟度が足りないのに難解な文章にすすむと、必ず行き詰まるので、急がば回れ、簡単なものに徹したほうが絶対によい。
ながながと書いたが、英語をはじめるときには、「理解できるもの」つまりやさしいものを沢山読んだり聞いたりすることが基本だということを肝に銘じておいて欲しい。(これは私の個人的な主張というよりも、ちゃんとした専門家の言葉なので、安心してね。)
英語を始めたばかりのひとにおすすめは、絵本などで、イメージで直観的に意味がわかるものや、対訳絵本(日本語と英語の両方が書いてあるもの)とか、すでに日本語でよく意味がわかっているもの、などを使うのが効果的だと思う。その際に、テープとかCDなど、かならず音源がついているものを買うようにしてほしい。特に初めて英語に触れるお子さんの場合、ネイティブの音を聞かせるのがとっても大事なので、くれぐれも気をつけて。
(注:内容がわからないものでも、先日のブログで述べたように音だけ聞いていても楽しいものなどもあり、そういうものは右脳に働きかける音楽のようなもので、作用している場所が違うので、どんどん取り入れていってよいと思います。)
本日のオススメ
今日はひとつだけ。
子供たちが英国で使っていた「英国の国語の教科書」、オックスフォード・リーディング・ツリーのシリーズです。チップとフロッピー、およびその仲間たちのほのぼのとしたお話が楽しめます。
易しい英語でレベル別になっているし、大事な表現は何度も出てきて、辞書を引かなくても前後の関係でわかるように出来ているので、教科書としてはスグレモノだと思っています。(外国人だけでなく、現地の子供たちもこの教科書で学ぶようです。)
色々なレベルのものがあるので、自分に合ったレベルからはじめましょう。ジャパンスペシャルのセットで買うとCDもついてます。(アマゾンでは販売していないようですので、書店に注文になるかも)
これって結構、リスニングの本質にかかわる、大事な問題である。
皆さんはどう思います?
昨年英国で現地校に通ったウチの子の例をあげますと・・・
何か英語で先生が話しているんだけど、教科書もないし、いったい何の授業をやっているのかもわからない。
友達はずんずんその意味不明な言葉であなたに話し掛けてくるけれど、自分は何を言われているかもわからないし、どう反応していいのかもわからない。
それって恐怖!?以外の何ものでもないのではないか?
実はこれは私の子供たちは、英国でワケのわからない世界にいきなり放りこまれて直面した状況であった。彼らはこの苦しい状況に何ヶ月間もおかれたのだ。
上の娘は12才、下の男の子は9歳だったので、まあ年齢からいっても、思春期の入り口の上の娘が苦労したのは言うまでもないが、下の子のほうも、やっぱり大変な思いをした。
幸い、友達はとっても親切なので学校の雰囲気には3日で慣れたらしいが、小学校での授業内容は当然のことに全くわからない。まあそれは当然としても、EAL(英語を第二外国語として学ぶ子供たちのための授業)の先生も英語しかできないので、そちらも授業にならない。
あまりにも意味がわからないと、すべては雑音に聞こえてきて、聞こうとしなくなる。耳を傾けようとしなくなる。
実はこれが一番怖い、と私は思う。
自分ひとりの世界で、いろいろと空想したり、考え事をしたりするクセ。
そういうクセがついたりして、だんだん、ぼうっとした子供になっていく。
帰国子女にたまにそういうぼうっとした感じの子供たちがいるが、たぶんそういう状況に長く置かれたせいではないか。
上の娘が一時、そんな状態になって、私はだいぶアセッた記憶がある。
「子供たちはプレイグラウンド(校庭)で学びますから、大丈夫、2〜3ヶ月もすればペラペラ喋りますよ」と私は現地小学校の先生から言われたが、それはヨーロッパ言語圏からきた子供たちの話。
日本人はじめ、アジアの子供たちは、そういうわけにはゆかない。
なにしろ、前にも話した通り、言語体系が全く違うし、音が全く違うので、それまでに英語をやっていなければ、なれるのにもっと時間はかかる。しかも家では日本語しか話さない、となれば尚更である。
私が現地で他の日本人に聞いたところでは、早い子で半年で回りの言っていることが少しづつわかるようになり、ぼちぼちとカタコトで返せるようになり、本格的に会話という形ができるようになってくるのは、赤ちゃんの発語と同じように、1年から1年半にかけてだという。
ウチの子供たちの英語の進歩は、私の目にはほんとうに牛歩のあゆみであったが、現地へ行って3ヶ月めで迎えた長い夏休みの2ヶ月(この間、ロクに勉強しないで旅行などをしていたので)を除くと、驚いたことに、やはり英語づけの時間が7ヶ月目ごろから、突然、回りの言っていることがわかるようになってきた。
上の娘の場合は、「英語の単語のひとうひとつの意味はわかるのだけど、全体として何を言っているのかわからない」という状態が長く続いた。音読も嫌がってやろうとしないので、読み方はなかなか上達しなかった。
下の子の場合は、音読は素晴らしくよどみなく読み、書くほうもアルファベットのつづり方などは現地の子よりも上手だったのだが、読んでいるものの意味は?と聞かれると、これがサッパリわからない、という状態。
いったい、いつになったら英語が意味をもって聞こえてくるようになるのだろうか?
ウチの子供たちにも、いつかそんな日が来るのだろうか?
先が見えない努力というものはツライものである。
一緒にスタートした子に先を越されて(もうひとり、12才の日本人の男の子がいた)、少しずつ話せるようになっているのを見るにつけ、子供たちは焦ってはいたようだが、とにかく「いつか英語がわかるようになる日を信じて」地道な努力を続ける以外に手はなかった。
夏休み明けには小学校に日本語のわかるEALの先生が派遣され、下の子の英語の勉強はラクになったようだった。中学に行った娘は週2回の「ビギナーズクラス」に通うようになり、すこしまとまった英語の勉強をしてもらえるようになった。
その他に家庭教師には週2回ほど来てもらった。
夏休みあけてからの9月からの3ヶ月は、ほんとうにツライ時期だったかもしれない。日はどんどん短くなるし、娘はなれない中学校生活に悲鳴をあげ・・・唯一の救いは下の子のお気楽さ。
日本人の子供たちは算数は得意だ。下の子は特に計算が速くて、クラスでは一目置かれていたこともあり、あまり他の勉強ができなくても気にしなかった。それよりも、この子は学校に何をしに行くんだろう、とあきれるほど、「今日は何を持ってゆこうかな」と行って、ケンダマやビーダマを持っていっては、何とか友達と遊んで帰ってきた。放課後はサッカーをし、友達もどんどん作ってひたすら「プレイグラウンドでの英語」を磨いていった。
それでも、彼が本当に「突然、みんなが言ってることがはっきりわかるようになった」と言ったのは、お正月明けのことである。
期を同じくして、上の子のほうも、「私もそうなの。今まで面倒くさいから分かっていてもわからないふりをしてきたんだけど、もう、そんなふりもできなくなっちゃったわ。」(!)
実に渡英9ヶ月目のことであった。
ただ、これも「純粋な英語漬けの時間」を計算すれば、1日7時間平均として、1ヶ月月20日(土日があるので多少さしひいて)で140時間、さらに夏休みを若干引けば、1200時間ぐらい。まあ、妥当なところだろうなあ、と今から考えれば思う。
だいたいそのあたりで英語回路が少しづつ出来てきたのである。
意味不明の世界(あるいは曖昧模糊の世界)のなかで、9ヶ月。
これは結構、しんどかったと思う。
私がもう少し、英語学習法について研究してから行っていたら、大分違ったアドバイスができただろうし、無駄が少なかったに違いない。
・・・で、冒頭の質問に対する答えだが。
私の経験からする限り、リスニングに関して、意味のわからない言葉を聞きつづけるのは、無駄である。
日常会話のレベルなら別だが、ある程度内容のあるもの(学校の授業など)の場合は、すでに知っている内容とか、よほど興味関心のある内容でもない限り、いきなり英語で聞かされてもちんぷんかんぷんだ。
ちんぷんかんぷんのものをいくら聞いていても、苦痛なだけで、リスニングの向上にはとてもつながらない。
ウチの子のケースがそれを証明しているし、この筋の専門家のかたもそう言っている。
これが例えば、一度でも日本語で聞いた内容だったならまた違っただろう。
いかなウチの娘といえど、何となく英語で言われても見当がついたのではないだろうか?
実際、学年をひとつ下げて中学にはいらず、小学校で勉強した娘と同じ年齢の12才の前述の男の子のほうが、英語の進歩は早かった。(彼は努力もしたけど。)
言葉の勉強+初めての内容の勉強、というのは、ムリがある。両方いっぺんには出来ない。
言葉の勉強をするなら、わかっている内容を勉強しなくてはならない。
つまり、簡単な内容のものを読んだり聞いたりすることが大事なのである。
大人になると意外にこのことを無視して難かしい内容のものにチャレンジしたがる人が特に男性に多いが、これは間違いだ。
英語の習熟度が足りないのに難解な文章にすすむと、必ず行き詰まるので、急がば回れ、簡単なものに徹したほうが絶対によい。
ながながと書いたが、英語をはじめるときには、「理解できるもの」つまりやさしいものを沢山読んだり聞いたりすることが基本だということを肝に銘じておいて欲しい。(これは私の個人的な主張というよりも、ちゃんとした専門家の言葉なので、安心してね。)
英語を始めたばかりのひとにおすすめは、絵本などで、イメージで直観的に意味がわかるものや、対訳絵本(日本語と英語の両方が書いてあるもの)とか、すでに日本語でよく意味がわかっているもの、などを使うのが効果的だと思う。その際に、テープとかCDなど、かならず音源がついているものを買うようにしてほしい。特に初めて英語に触れるお子さんの場合、ネイティブの音を聞かせるのがとっても大事なので、くれぐれも気をつけて。
(注:内容がわからないものでも、先日のブログで述べたように音だけ聞いていても楽しいものなどもあり、そういうものは右脳に働きかける音楽のようなもので、作用している場所が違うので、どんどん取り入れていってよいと思います。)
本日のオススメ
今日はひとつだけ。
子供たちが英国で使っていた「英国の国語の教科書」、オックスフォード・リーディング・ツリーのシリーズです。チップとフロッピー、およびその仲間たちのほのぼのとしたお話が楽しめます。
易しい英語でレベル別になっているし、大事な表現は何度も出てきて、辞書を引かなくても前後の関係でわかるように出来ているので、教科書としてはスグレモノだと思っています。(外国人だけでなく、現地の子供たちもこの教科書で学ぶようです。)
色々なレベルのものがあるので、自分に合ったレベルからはじめましょう。ジャパンスペシャルのセットで買うとCDもついてます。(アマゾンでは販売していないようですので、書店に注文になるかも)
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2005年05月28日
リスニングvsスピーキング
英会話を始めたばかりのひとは、とにかく「喋れるようになる」ということを目標としてテキストに出て来るスキットを覚えることに熱中するものだ。自分が覚えたフレーズを使ってみたい、という衝動に駆られて、外人とみると話しかけたりして、分かってもらえると、「あっ私の英語が通じた!」って感じで、とっても感動したりする。
それはそれで大切なことだ。
というか、英語をまなぶとき、はじめはそういう形が最も自然だろう。
NHKの基礎英語とか中学校の教科書を丸暗記すれば英語はできるようになる、などとはよく言われるし、確かにそれはとっても大切なことだと思うのだが、
しかし、英会話で一番大事なことは、実はスピーキング力ではなくてリスニング力なのだということも知っていてほしい。
リスニングはスピーキングの20倍大事だ、とかいう人もいる。その20倍という数字の根拠は定かではないが、氷山にたとえれば、スピーキング力が海面上に浮いて見えるわずかな氷山の一角としたら、リスニング力は海面下に隠れた残り大半の部分であって、それなしに会話というのは成立しない、と考えていいのではないだろうか。
リスニングができれば、こちらのスピーキング力は、それこそイエス、ノーや、単語連発だけだって、一応、会話は成立する。
しかしリスニングができなければ、自分が覚えたフレーズを一通り言ってしまえば、もうそれでアウト、なのである。
しかしこのリスニング力をつけるというのは、並大抵のことではない。
たぶん、ここに一番時間がかかると思う。
というのも、日本語と英語の音がそもそも違いすぎていて、音が聞き取れるようになるまでに時間がかかるということ、そして仮に音がわかっても、文法や単語を知らなければ理解できないし、独特ないい回し、背景的知識などの問題もあって、聞き取りにはありとあらゆる複雑な要素が絡んでくるのだからややこしい。
ただし、リスニング力をつけるという部分は、逆にいえば「お勉強」の要素が最も少ない部分なのだ。
気楽に聞き流す、とか、映画を見る、とか、歌を聞く、とか、そういうおキラク系で全然OK。
なかでも子供用の映画を見て気に入ったセリフを覚えたり、自分の好きな歌手の歌を聞いて歌詞を覚えたり、子供の絵本のテープやCDを聞いたりと、そういう易しく、楽しいものから始めていいと思う。
私のオススメは・・・
絵本系では
Dr.Seuseのシリーズ、それからマザーグースなどのナーサリーライム(童謡)
これらは韻を踏んでいる上に、ナンセンスだがとにかく楽しいので、ただ言葉のリズムの面白さを味わえて、英語を知る上では本当にいいと思う。
特にDr.Seuseは英米の子供たちは必ず読んでいる、と言われるほどの人気のシリーズだ。ウチの子供たちもまだロクに英語ができない頃に聞かせたのだが、思わず耳をそばだてていた。
思わず聞きたくなる、これが大事なのである。
マザーグース系では下記にあげた、ナーサリーライムのジャズチャンツ版、というのは特に面白いのでオススメである。最近、ジャズチャンツにあわせて英語を覚える、というのが流行っていて、これがなかなか、リズムが面白くてつい聞き入ってしまう。まずはお試しあれ。
児童書では
人気のハリー・ポッターシリーズの、オーディオブックはとても楽しい。初心者にはちょっとまだ難しいが、読み手のスティーブン・フライという人の朗読が素晴らしく(アウォード受賞作品)、登場人物のキャラクターを見事に読み分けていて、惹きつけられる。
DVD系では
ファインディングニモは、文句なし、楽しい。セリフが生き生きとしていてリズムがある。私としてはイチオシだ。ウチの子供たちもとても気に入って、何度も見ていた。
ひと時代前のミュージカルなどは、セリフもきちんとした英語で喋っているし、音楽もいいので、歌詞も覚えることで、かなりオススメ。
サウンド・オブ・ミュージックなどは、映画のセリフ集もあるので、併用すると大変よい英語の勉強になるようだ。サウンドトラックもあるようなので、歌のほうも覚えると良いかもしれない。とにかくこれはかなり英語教材としてはスグレモノだと思う。また、メアリーポピンズも作品としての完成度が高く、楽しい。
それはそれで大切なことだ。
というか、英語をまなぶとき、はじめはそういう形が最も自然だろう。
NHKの基礎英語とか中学校の教科書を丸暗記すれば英語はできるようになる、などとはよく言われるし、確かにそれはとっても大切なことだと思うのだが、
しかし、英会話で一番大事なことは、実はスピーキング力ではなくてリスニング力なのだということも知っていてほしい。
リスニングはスピーキングの20倍大事だ、とかいう人もいる。その20倍という数字の根拠は定かではないが、氷山にたとえれば、スピーキング力が海面上に浮いて見えるわずかな氷山の一角としたら、リスニング力は海面下に隠れた残り大半の部分であって、それなしに会話というのは成立しない、と考えていいのではないだろうか。
リスニングができれば、こちらのスピーキング力は、それこそイエス、ノーや、単語連発だけだって、一応、会話は成立する。
しかしリスニングができなければ、自分が覚えたフレーズを一通り言ってしまえば、もうそれでアウト、なのである。
しかしこのリスニング力をつけるというのは、並大抵のことではない。
たぶん、ここに一番時間がかかると思う。
というのも、日本語と英語の音がそもそも違いすぎていて、音が聞き取れるようになるまでに時間がかかるということ、そして仮に音がわかっても、文法や単語を知らなければ理解できないし、独特ないい回し、背景的知識などの問題もあって、聞き取りにはありとあらゆる複雑な要素が絡んでくるのだからややこしい。
ただし、リスニング力をつけるという部分は、逆にいえば「お勉強」の要素が最も少ない部分なのだ。
気楽に聞き流す、とか、映画を見る、とか、歌を聞く、とか、そういうおキラク系で全然OK。
なかでも子供用の映画を見て気に入ったセリフを覚えたり、自分の好きな歌手の歌を聞いて歌詞を覚えたり、子供の絵本のテープやCDを聞いたりと、そういう易しく、楽しいものから始めていいと思う。
私のオススメは・・・
絵本系では
Dr.Seuseのシリーズ、それからマザーグースなどのナーサリーライム(童謡)
これらは韻を踏んでいる上に、ナンセンスだがとにかく楽しいので、ただ言葉のリズムの面白さを味わえて、英語を知る上では本当にいいと思う。
特にDr.Seuseは英米の子供たちは必ず読んでいる、と言われるほどの人気のシリーズだ。ウチの子供たちもまだロクに英語ができない頃に聞かせたのだが、思わず耳をそばだてていた。
思わず聞きたくなる、これが大事なのである。
マザーグース系では下記にあげた、ナーサリーライムのジャズチャンツ版、というのは特に面白いのでオススメである。最近、ジャズチャンツにあわせて英語を覚える、というのが流行っていて、これがなかなか、リズムが面白くてつい聞き入ってしまう。まずはお試しあれ。
児童書では
人気のハリー・ポッターシリーズの、オーディオブックはとても楽しい。初心者にはちょっとまだ難しいが、読み手のスティーブン・フライという人の朗読が素晴らしく(アウォード受賞作品)、登場人物のキャラクターを見事に読み分けていて、惹きつけられる。
DVD系では
ファインディングニモは、文句なし、楽しい。セリフが生き生きとしていてリズムがある。私としてはイチオシだ。ウチの子供たちもとても気に入って、何度も見ていた。
ひと時代前のミュージカルなどは、セリフもきちんとした英語で喋っているし、音楽もいいので、歌詞も覚えることで、かなりオススメ。
サウンド・オブ・ミュージックなどは、映画のセリフ集もあるので、併用すると大変よい英語の勉強になるようだ。サウンドトラックもあるようなので、歌のほうも覚えると良いかもしれない。とにかくこれはかなり英語教材としてはスグレモノだと思う。また、メアリーポピンズも作品としての完成度が高く、楽しい。
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2005年05月23日
英語学習とダイエット
語学学習って、ダイエットに似ている。
意志薄弱では続かない。
ダイエットで何より大事なのは、強いモティべーションだろう。
カッコいい女に変身して気になる彼を振り向かせたい、とか。
あの服が似合うような、ちょっといい女になりたい、とか。
何かそういう、「強い願望」がなければ、「食べたいものを我慢する」なんて人間の本能に逆らうようなツライことは、できないものだ。
お腹がぐうぐういうときに、美味しそうなケーキが目の前に出されたとしても、それを我慢をするほどの強いモティべーションがなければ、とてもやせることはできない。
きゃーっ 考えただけでもワタシにゃムリムリ!
美味しいもん我慢するぐらいなら、死んだほうがまし!
なんて言っている、そこのアナタ(ってこれはワタシだ!)
そこらへんが結局、ダイエットにことごとく失敗してきた理由なんじゃないか。
「やせてスマートになる」ということに、強い願望がない。
それよりは「美味しいものを食べて楽しく暮らす」ことが自分の願望であることにあらためてきづく。
結果、どうしたって体重にシワヨセが・・・・
この「花より団子」的人生観が変わるような何かがない限り、絶対にやせないだろう。
これは確実である。
英語学習も同じである。
やせたいといいながら、絶対やせない生活をしているヒトが、実はやせたいとは本気では思っていないのと同じように
英語ができるようになりたい、といいながら、英語ができるようになるような生活をしていないひと、そのひとも実は英語ができるようになりたいとは思っていない。
高い英語教材を買うだけで終わってるとか
週1の「駅前留学」だけでお茶を濁している、とか。
あるいは
英語はできるようになりたいけど、自分のなかの優先順位としては、下から三番目、とかね。
英語はできるようにはなりたいけど、まあ、そのうちにね、とか。
切羽つまった思いとか、情熱とかがない。
このようにモティベーションが低くては、成功はとても覚束ない。
モティベーションを上げるには、自分はなぜ、何のために英語を学びたいのか、まずそこのところを自分でいちど明確にさせることが必要だ。
英語を使ってビジネスがしたい。
英語を使って国際交流がしたい。
英語で海外オークションがしたい。
字幕無しで映画が見れるようになりたい。
英語ができると給料が上がるのでできるようになりたい。
海外旅行で困らないような英語を身に付けたい。
・・・
どんなことでもいい、とにかく「なりたい自分」を明確にすることだ。
そしてそのことを「強く願う」ことだ。
もし、自分にはモティベーションがちょっと足りないと思うなら、モティベーションを上げてゆく方法を考えてゆくことも必要だ。
神田正典さんの「お金と英語の非常識な関係」(上・下)は、ビジネス志向の方にはオススメである。
サブタイトルには、「最短最速でお金持ちになる秘密」と・・・
神田さんの成功はすべて「英語ができた」ことによるもの、とか。
モティベーションの低下しているヒトには、結構なカンフル剤になるかも。
意志薄弱では続かない。
ダイエットで何より大事なのは、強いモティべーションだろう。
カッコいい女に変身して気になる彼を振り向かせたい、とか。
あの服が似合うような、ちょっといい女になりたい、とか。
何かそういう、「強い願望」がなければ、「食べたいものを我慢する」なんて人間の本能に逆らうようなツライことは、できないものだ。
お腹がぐうぐういうときに、美味しそうなケーキが目の前に出されたとしても、それを我慢をするほどの強いモティべーションがなければ、とてもやせることはできない。
きゃーっ 考えただけでもワタシにゃムリムリ!
美味しいもん我慢するぐらいなら、死んだほうがまし!
なんて言っている、そこのアナタ(ってこれはワタシだ!)
そこらへんが結局、ダイエットにことごとく失敗してきた理由なんじゃないか。
「やせてスマートになる」ということに、強い願望がない。
それよりは「美味しいものを食べて楽しく暮らす」ことが自分の願望であることにあらためてきづく。
結果、どうしたって体重にシワヨセが・・・・
この「花より団子」的人生観が変わるような何かがない限り、絶対にやせないだろう。
これは確実である。
英語学習も同じである。
やせたいといいながら、絶対やせない生活をしているヒトが、実はやせたいとは本気では思っていないのと同じように
英語ができるようになりたい、といいながら、英語ができるようになるような生活をしていないひと、そのひとも実は英語ができるようになりたいとは思っていない。
高い英語教材を買うだけで終わってるとか
週1の「駅前留学」だけでお茶を濁している、とか。
あるいは
英語はできるようになりたいけど、自分のなかの優先順位としては、下から三番目、とかね。
英語はできるようにはなりたいけど、まあ、そのうちにね、とか。
切羽つまった思いとか、情熱とかがない。
このようにモティベーションが低くては、成功はとても覚束ない。
モティベーションを上げるには、自分はなぜ、何のために英語を学びたいのか、まずそこのところを自分でいちど明確にさせることが必要だ。
英語を使ってビジネスがしたい。
英語を使って国際交流がしたい。
英語で海外オークションがしたい。
字幕無しで映画が見れるようになりたい。
英語ができると給料が上がるのでできるようになりたい。
海外旅行で困らないような英語を身に付けたい。
・・・
どんなことでもいい、とにかく「なりたい自分」を明確にすることだ。
そしてそのことを「強く願う」ことだ。
もし、自分にはモティベーションがちょっと足りないと思うなら、モティベーションを上げてゆく方法を考えてゆくことも必要だ。
神田正典さんの「お金と英語の非常識な関係」(上・下)は、ビジネス志向の方にはオススメである。
サブタイトルには、「最短最速でお金持ちになる秘密」と・・・
神田さんの成功はすべて「英語ができた」ことによるもの、とか。
モティベーションの低下しているヒトには、結構なカンフル剤になるかも。
2005年05月21日
言語の本質は音声
英語のお勉強を始める前に、もう一つおさえておきたいことがある。
それは「言語の本質は音声である」ということだ。
これは1922年に来日したイギリスの言語学者H.E.パーマー博士がが言ったことだが、これ以降、日本の英語教育は、それまでの訳読と文法中心の教育から、会話中心の教育(オーラルメソッド)へと大きく転換していった。
パーマーのこの考え方は、80年以上たった現在も、英語教育の基礎となっている。
ところが、日本人はいまだに聴いたり話したりが苦手である。
オーディオ教材も沢山あるし、いまやテレビやラジオでも手軽に英語を聞ける時代になっているのにもかかわらず、リスニングを苦手とする人は多い。
これはどういうわけだろうか?
英語の音が日本語の音とそもそも大きくかけ離れているから音が聞こえないのだ、といわれる。
実際、その通りだとしても、こと音楽に関しては、異質な西洋の音楽の受容にこれだけの進歩を見せているのも事実だ。
クラシックの分野だけでなく、ポップスの分野でも、いまや全く世界に伍してゆける実力を備えたミュージシャンがたくさんいる。
しかもプロだけでなく、カラオケの普及で、素人でも玄人顔負けの歌を歌えるひとが多くなった。
モノマネも上手だ。歌手そっくりに作りあげてしまう。その音感たるや、ほんとうに驚くほどだ。
それなのに、なぜ英語のモノマネは下手なのだろうか?
それはやっぱり、音声的な練習が足りないから。それに尽きるだろう。
英語が音声であるということに、十分な認識がなく、そのため、音楽におけるほど音声の基礎をを徹底的に練習はしていないのである。
プロのミュージシャンなら、誰でも徹底したボイストレーニングを受ける。
発声から何から、きっちりした訓練を受けるだろう。
素人でもうまくなろうと思ったら、カラオケなどで何度も練習するのではないか。
しかし英語の場合はどうか。
発声の基礎をしっかりすることもなく、声を出して練習することもそこそこにして、すぐに意味の世界に入ってしまうひとが殆どではないだろうか?
或いはテープを聞かずに自分流に音読をしてみたり。
意味が通じればいい。
私たちはどこかでそう思っている。
発音はどうせクせがあって、完全には直らないし、そこにこだわるのは愚の骨頂だ・・・(実は何をかくそう、私もそう思ってました)
しかし、ここで手を抜くから、あとあと英語力が伸びないのだ。(反省!)
純粋に音としての英語を聞く、ということをもっと徹底してやらないと、英語の音を聞こうとする耳の感度を鈍らせることになり、結局リスニングも伸びないし、スピーキングも伸びないだろう。
私などもそうだが、リスニングの際、我々は完全に一字一句を聞き取っているわけではない。
わからない単語があったり、冠詞とかが聞き取れなかったり、速すぎたり、或いは話し手のクセやスラングなどのせいで、全てを聞き取れないことというのはかなり多いはずである。
しかしおおよそ聞き取れて意味が通じれば、細かいところは聞けなくても、何とかなる。
つまり聞き取り80%の推測20%ぐらい、というのが実際のところだろう。
しかし全てを音として聞き取っているわけではないということは、もういちど英語を再現しろ、といわれてもできない、ということだ。
ここが問題なんである。
完全に音を聞き取れなくても意味は理解できてしまう。
だからそこで「耳」がストップしてしまう。
これこそが英語が上達しない理由であり、また英語の発音がよくならない理由でもある。
私たちは、「言語の本質は音である」というパーマーの理論に、ここでもういちど立ち返ってみる必要がある。
「音」を聴く、ということにもっと純粋になってみることが必要ではないか。
それは「言語の本質は音声である」ということだ。
これは1922年に来日したイギリスの言語学者H.E.パーマー博士がが言ったことだが、これ以降、日本の英語教育は、それまでの訳読と文法中心の教育から、会話中心の教育(オーラルメソッド)へと大きく転換していった。
パーマーのこの考え方は、80年以上たった現在も、英語教育の基礎となっている。
ところが、日本人はいまだに聴いたり話したりが苦手である。
オーディオ教材も沢山あるし、いまやテレビやラジオでも手軽に英語を聞ける時代になっているのにもかかわらず、リスニングを苦手とする人は多い。
これはどういうわけだろうか?
英語の音が日本語の音とそもそも大きくかけ離れているから音が聞こえないのだ、といわれる。
実際、その通りだとしても、こと音楽に関しては、異質な西洋の音楽の受容にこれだけの進歩を見せているのも事実だ。
クラシックの分野だけでなく、ポップスの分野でも、いまや全く世界に伍してゆける実力を備えたミュージシャンがたくさんいる。
しかもプロだけでなく、カラオケの普及で、素人でも玄人顔負けの歌を歌えるひとが多くなった。
モノマネも上手だ。歌手そっくりに作りあげてしまう。その音感たるや、ほんとうに驚くほどだ。
それなのに、なぜ英語のモノマネは下手なのだろうか?
それはやっぱり、音声的な練習が足りないから。それに尽きるだろう。
英語が音声であるということに、十分な認識がなく、そのため、音楽におけるほど音声の基礎をを徹底的に練習はしていないのである。
プロのミュージシャンなら、誰でも徹底したボイストレーニングを受ける。
発声から何から、きっちりした訓練を受けるだろう。
素人でもうまくなろうと思ったら、カラオケなどで何度も練習するのではないか。
しかし英語の場合はどうか。
発声の基礎をしっかりすることもなく、声を出して練習することもそこそこにして、すぐに意味の世界に入ってしまうひとが殆どではないだろうか?
或いはテープを聞かずに自分流に音読をしてみたり。
意味が通じればいい。
私たちはどこかでそう思っている。
発音はどうせクせがあって、完全には直らないし、そこにこだわるのは愚の骨頂だ・・・(実は何をかくそう、私もそう思ってました)
しかし、ここで手を抜くから、あとあと英語力が伸びないのだ。(反省!)
純粋に音としての英語を聞く、ということをもっと徹底してやらないと、英語の音を聞こうとする耳の感度を鈍らせることになり、結局リスニングも伸びないし、スピーキングも伸びないだろう。
私などもそうだが、リスニングの際、我々は完全に一字一句を聞き取っているわけではない。
わからない単語があったり、冠詞とかが聞き取れなかったり、速すぎたり、或いは話し手のクセやスラングなどのせいで、全てを聞き取れないことというのはかなり多いはずである。
しかしおおよそ聞き取れて意味が通じれば、細かいところは聞けなくても、何とかなる。
つまり聞き取り80%の推測20%ぐらい、というのが実際のところだろう。
しかし全てを音として聞き取っているわけではないということは、もういちど英語を再現しろ、といわれてもできない、ということだ。
ここが問題なんである。
完全に音を聞き取れなくても意味は理解できてしまう。
だからそこで「耳」がストップしてしまう。
これこそが英語が上達しない理由であり、また英語の発音がよくならない理由でもある。
私たちは、「言語の本質は音である」というパーマーの理論に、ここでもういちど立ち返ってみる必要がある。
「音」を聴く、ということにもっと純粋になってみることが必要ではないか。
2005年05月14日
2000時間の英語タイムを確保しよう
英語学習に必要な時間は最低でも2000時間、と書いた。
あなたは何ヶ月(または何年)以内に、使える英語を身につけたいのか。
そして、あなたは一日に何時間、英語に時間を費やすことができるのか。
英語の勉強を始めるなら、まずそこを検討することから始めなければならない。
どんな天才でも英語に触れることなく英語ができるようにはならない。
しかし、どんな人でも英語圏で生まれれば100%の確率で英語が喋れるようになるのだ。
言語というのはそういうものだ。
とにかく英語ができるようになりたかったら英語の時間を確保すること、当たり前のことだが、それが言語習得には不可欠だ、ということをよく肝に銘じよう。
そして自分の生活の中にその2000時間を何とか組み込むことができたとき、あなたはもう半分は英語を習得したも同じことだ。
いや、ホント。
日本人が学校英語で喋れるようにならない、あるいは高いお金をつぎ込んで英語学校に通っても喋れるようにならない、最大の理由、それは「英語づけになる時間数が圧倒的に不足していること」だったのだから。
もしあなたが今、たまたま暇で、一日中、英語漬けになることが許されるなら、もうどんどんやってしまったほうが絶対に効率はいい。
記憶というものは時間とともに薄れていくものなので、同じやるなら集中的に短期間でやってしまったほうが、記憶の定着はいいに決まっている。
どうせ必要なものなら、早くものにしておいたほうが、どんどん使えるし、実践で使えば使うほど、その後の伸びも全然違う。
だから、多少、英語アレルギーになっても、とにかくどっぷり英語漬けになることをまずはお勧めする。
自宅にいながら留学しているとほぼ同じ状態を保てるなら、それって普通はとてもお金のかかることなんだし、贅沢なことだ。
仕事が忙しくて、或いは学校が忙しくて、というひとでも、通勤・通学時間にCDでもMDでも聞くことはできるだろう。
iPODなどのような、おしゃれで便利なグッズもある。
トイレ文庫には、英語の漫画(「ドラえもん」とか、日本の漫画の英訳で優れたものもある)を置いておきさえすればいい。つい読んでしまうだろう。
洋画が趣味なら、DVDで映画鑑賞したりは最高の英語学習だ。最近は英語を聞きながら、英語の字幕や日本語の字幕を選ぶことができるので、英語学習には最適の教材だ。
朝は目覚ましの代わりに英語のニュースをセットしておいてもいいかもしれない。
普段難しいと思っていても、半醒の状態で英語を聞くと、意外と聞き取れたりするものだ。
英語のニュースを聞きながら目を覚まし、コーヒーにトーストで朝食、なんて、ちょっとカッコよくない?
どんどんカッコいい自分を作ってゆこう。
どんどんなりたい自分に近づいてゆこう。
それによってモティべーションも上がるというものである。
さて、あなたは自分のライフスタイル中に2000時間の英語の時間を確保することができただろうか?
あとはそれを実行あるのみ!
今日からでも是非実践してみてね!
あなたは何ヶ月(または何年)以内に、使える英語を身につけたいのか。
そして、あなたは一日に何時間、英語に時間を費やすことができるのか。
英語の勉強を始めるなら、まずそこを検討することから始めなければならない。
どんな天才でも英語に触れることなく英語ができるようにはならない。
しかし、どんな人でも英語圏で生まれれば100%の確率で英語が喋れるようになるのだ。
言語というのはそういうものだ。
とにかく英語ができるようになりたかったら英語の時間を確保すること、当たり前のことだが、それが言語習得には不可欠だ、ということをよく肝に銘じよう。
そして自分の生活の中にその2000時間を何とか組み込むことができたとき、あなたはもう半分は英語を習得したも同じことだ。
いや、ホント。
日本人が学校英語で喋れるようにならない、あるいは高いお金をつぎ込んで英語学校に通っても喋れるようにならない、最大の理由、それは「英語づけになる時間数が圧倒的に不足していること」だったのだから。
もしあなたが今、たまたま暇で、一日中、英語漬けになることが許されるなら、もうどんどんやってしまったほうが絶対に効率はいい。
記憶というものは時間とともに薄れていくものなので、同じやるなら集中的に短期間でやってしまったほうが、記憶の定着はいいに決まっている。
どうせ必要なものなら、早くものにしておいたほうが、どんどん使えるし、実践で使えば使うほど、その後の伸びも全然違う。
だから、多少、英語アレルギーになっても、とにかくどっぷり英語漬けになることをまずはお勧めする。
自宅にいながら留学しているとほぼ同じ状態を保てるなら、それって普通はとてもお金のかかることなんだし、贅沢なことだ。
仕事が忙しくて、或いは学校が忙しくて、というひとでも、通勤・通学時間にCDでもMDでも聞くことはできるだろう。
iPODなどのような、おしゃれで便利なグッズもある。
トイレ文庫には、英語の漫画(「ドラえもん」とか、日本の漫画の英訳で優れたものもある)を置いておきさえすればいい。つい読んでしまうだろう。
洋画が趣味なら、DVDで映画鑑賞したりは最高の英語学習だ。最近は英語を聞きながら、英語の字幕や日本語の字幕を選ぶことができるので、英語学習には最適の教材だ。
朝は目覚ましの代わりに英語のニュースをセットしておいてもいいかもしれない。
普段難しいと思っていても、半醒の状態で英語を聞くと、意外と聞き取れたりするものだ。
英語のニュースを聞きながら目を覚まし、コーヒーにトーストで朝食、なんて、ちょっとカッコよくない?
どんどんカッコいい自分を作ってゆこう。
どんどんなりたい自分に近づいてゆこう。
それによってモティべーションも上がるというものである。
さて、あなたは自分のライフスタイル中に2000時間の英語の時間を確保することができただろうか?
あとはそれを実行あるのみ!
今日からでも是非実践してみてね!
2005年05月12日
英語学習に必要な時間
英語を勉強してもしても、なかなか思うように喋れるようにならない。
つくづく自分に嫌気がさしてきて、なんて自分には才能がないんだろう、なんて思い悩んだりする。
いま、英語を勉強しているあなたにも、そんな経験は一度や二度はあるのではないだろうか?
でも、それはあなたの能力のせいだけではないのだ、ということを知っていてほしい。
あなただけでなく、日本人は一般に英語が下手である。
中学・高校・大学と10年近く英語を勉強しているのに、ろくに喋れるようにならない人が殆どだ。
その大きな原因のひとつをつくったのが学校での英語教育の誤り(文法および訳読中心)であったことは、たぶん今日、誰もが認めるところだろう。
あるいは日本という国の特殊な歴史的・地理的状況(長期間鎖国状態にあったことや、極東の島国であること)とも因果関係は大いにあるだろう。
それらの要素は多々あるにせよ、しかし実際にはそれだけではない。
もっとも大きな問題、それは、日本語と英語がお互いに全く共通点を持たない言語であり、そもそも互いに非常に学びにくい言語である、ということなのである。
言語構造も全く違えば、共通の語彙も全くない(もっとも近頃では専門用語を中心に、カタカナ言葉が多くなってきているが)。
文化的・思想的にも何一つ共有する物がない。
全く異質なもの、共感することのできない言語。
日本人にとって、英語とはそもそも、そういう「きわめて学びにくい」言語なのだ。
どのぐらい学びにくいのかを示すひとつの実例がある。
それはいわゆる海外帰国子女の母語喪失問題である。
小さい頃から海外で長期間過ごし、現地の学校に通って現地の子供たちと肩を並べて勉強してきた帰国子女たち。言語習得の敏感期に海外にいたことで、彼らはネイティブのような綺麗な発音で流暢に英語を話し、しかも家庭では日本語を話すため、自然な日本語を話す。
なるほど子供のときから外国にいれば、日本人でもバイリンガルになれるのだ、と大いに注目され、持てはやされた時期があった。
しかしその後、よくよく彼らの言語能力を調査してみると、一見して「バイリンガル」に見える人たちも、実は母語である日本語も、英語も実は中途半端で、どちらの言語に関してもそれが自分の母語だと認識することができない、どちらにも自信が持てない「セミリンガル」である場合も多いということがわかってきた。
どちらかの言語が母語としてしっかりと確立していないと、その後の知的活動に大きく影響し、ひいては人格形成にも影響する可能性がある、という。
バイリンガル教育に潜む危険性である。
私が読んだその本の著者の結論は、とにかく日本語と英語は全く違うのだから、子供のうちに海外へ行けば英語がマスターできる、などという甘い考えは捨てたほうがいい、母語喪失のリスクをあえて冒してまで英語の早期教育をする必要はなく、英語は母語が確立する10才すぎからはじめても十分である、ということであった。
このように、幼少期から海外で暮らすという、最も言語学習に適した環境にいてすら、自動的に英語と日本語のバイリンガルになるわけではなく、逆に下手をすると母語喪失により知的活動が阻害される危険性があるぐらいなのだから、そもそも日本人が英語を学ぶというのは、なま易しいことではないのだ、ということをじゅうぶん銘記し、そのうえで英語に取り組むべきだろう。
私たちはともすれば、ヨーロッパの人たちが母国語のほかに英語をはじめ、場合によっては何ヶ国語もを自由に操るのを見てはコンプレックスを感じ、またインドやシンガポール、香港などの人々が英語をやはり流暢にあやつるのを見ては、自らを「東洋の田舎モノ」のように感じたり・・・ととかく英語に関しては劣等感にさいなまれがちだ。
しかし言語的にも近いヨーロッパの人々が英語を学ぶのと、我々が学ぶのとでは、実際、ワケが違うし、旧英植民地で英語が公用語となっている人たちともまた事情が違うのだ。
英語ができないことを恥じる必要はない。
恥じたり、コンプレックスを感じるよりも、もっと冷静になって、合理的・科学的なアプローチをする必要がある、と思う。
そのためには、まずデータをおさえてゆきたい。
そもそも日本人が英語を学び、使えるレベルに達するのに、「英語に触れている時間」が何時間が必要なのか?
2000時間というひともいれば、3000時間という人もいる。
5000時間から8000時間という人すらいる。
これらの数字にはそれぞれ、根拠があるのだが、いろいろな条件に左右される数字でもあるので、どのあたりが一般的な数字なのかについては、なんとも言いがたい。
仮に2000時間として、1日8時間英語漬けになるとしてとして8ヶ月ぐらいだ。
12時間なら半年。
まあ、これはかなりモチベーションの高い人なら不可能ではない数字だが、一般にはもっとかかると考えていいだろう。
いずれにしても、どんなに低くみつもっても、2000時間を越える膨大な時間が必要なのだ、ということである。
こういうふうに数字で考えてゆくと、なんとなく霧が晴れた気分にならないだろうか?
例えばもしあなたがいま、英語に伸び悩んでいたとしても、自分が勉強に費やした時間を計算してみれば、きっとナットクできるんじゃないだろうか?
なんだ、時間数、足りないだけじゃん、と。
そう考えると、結構、気が楽でしょ?
え?かえってやる気喪失したって?
「そんな2000時間も英語ばっかりやれるわけないじゃん!」
いやいや、心配ご無用。英語の勉強なんて、実は「勉強」の部分は少なくてもいいのだ。
語学というのは発音と文法をちょこっとおさらいして、基本単語さえ覚えたら、あとの部分は、全部遊びのようなもん。
中学校や高校で習うだけで、「お勉強」は十分なのである。
アカデミックな英語を学ぶ必要があるような場合はまた話は別だが、それとて「勉強」の部分は英語というよりはむしろその専門内容の理解。
英語的には専門用語の問題とアカデミックな論文によく使われる言い回しさえクリアーできればいいだけで、あとは専門分野の論文を読んだり書いたりすることは、専門家には逆にラクなことだろう。
英語の基礎さえできていれば、つまり、英文をよんで頭から理解できる、という能力さえついていればの話だが。
そして、その基礎を作るのが、「大量の英語シャワー」なのである。
DVDを見たり、英語のお話を読んだり聞いたり。歌を歌ったり。
アカデミック志向のひとも、ビジネス志向のひとも、ぜひそういうものを侮らないでもらいたい。それらは「生きた素材」だったりするわけなので、英語の語感をつけるにはそれらに触れて遊ぶことがとても重要なのだ。
だから、とにかく英語漬けの時間を増やすということは、楽しい時間が増えることだ、と思っていい。
まとまった時間のとれない人でも、通勤・通学時に、あるいは台所仕事をしながら、英語のストーリーテープを聞き流す、とかはできるだろう。
音楽志向の人なら、ビートルズ始め、英語のポップスを聞きながら歌詞を覚えちゃうとか。
夜、日本語の番組を見る代わりに、英語の映画とかのDVDを見るとか。
とにかく、暇さえあれば英語に触れて遊んでいるだけで、半年後には、あなたの英語力は全然違ってきているはず。
昔、1000時間のヒアリングマラソンとかいうのがあったが、2000時間英語漬けマラソンをやってもいいかもしれない。
自分が英語に触れた時間を記録するだけで、自分がおよそどのあたりにいるのかが見えてくるはず。
そして、その時間数に達するまでは、楽しむことを主体に考えて、あまり焦らないことが肝心だ、と思う。
間違っても大量の文法問題集をしたり、単語を丸暗記したり、難しい英文を辞書ひきひき訳読したり、なんてことから英語の勉強をスタートさせないでほしい。
あくまでも大量の英語に触れて、英語回路を頭の中につくること、それが肝心だ。
英語回路ができさえすれば、文法というのはひとりでにわかってくるものだし、単語だって文中で覚えなければ結局は使えるものにならない。
難しい英文を読まなければならないひとは仕方がないが、直読直解せずに訳読しているとき、英語の勉強というより日本語の勉強になってはいないか、ということも考えてみるべきだろう。
つくづく自分に嫌気がさしてきて、なんて自分には才能がないんだろう、なんて思い悩んだりする。
いま、英語を勉強しているあなたにも、そんな経験は一度や二度はあるのではないだろうか?
でも、それはあなたの能力のせいだけではないのだ、ということを知っていてほしい。
あなただけでなく、日本人は一般に英語が下手である。
中学・高校・大学と10年近く英語を勉強しているのに、ろくに喋れるようにならない人が殆どだ。
その大きな原因のひとつをつくったのが学校での英語教育の誤り(文法および訳読中心)であったことは、たぶん今日、誰もが認めるところだろう。
あるいは日本という国の特殊な歴史的・地理的状況(長期間鎖国状態にあったことや、極東の島国であること)とも因果関係は大いにあるだろう。
それらの要素は多々あるにせよ、しかし実際にはそれだけではない。
もっとも大きな問題、それは、日本語と英語がお互いに全く共通点を持たない言語であり、そもそも互いに非常に学びにくい言語である、ということなのである。
言語構造も全く違えば、共通の語彙も全くない(もっとも近頃では専門用語を中心に、カタカナ言葉が多くなってきているが)。
文化的・思想的にも何一つ共有する物がない。
全く異質なもの、共感することのできない言語。
日本人にとって、英語とはそもそも、そういう「きわめて学びにくい」言語なのだ。
どのぐらい学びにくいのかを示すひとつの実例がある。
それはいわゆる海外帰国子女の母語喪失問題である。
小さい頃から海外で長期間過ごし、現地の学校に通って現地の子供たちと肩を並べて勉強してきた帰国子女たち。言語習得の敏感期に海外にいたことで、彼らはネイティブのような綺麗な発音で流暢に英語を話し、しかも家庭では日本語を話すため、自然な日本語を話す。
なるほど子供のときから外国にいれば、日本人でもバイリンガルになれるのだ、と大いに注目され、持てはやされた時期があった。
しかしその後、よくよく彼らの言語能力を調査してみると、一見して「バイリンガル」に見える人たちも、実は母語である日本語も、英語も実は中途半端で、どちらの言語に関してもそれが自分の母語だと認識することができない、どちらにも自信が持てない「セミリンガル」である場合も多いということがわかってきた。
どちらかの言語が母語としてしっかりと確立していないと、その後の知的活動に大きく影響し、ひいては人格形成にも影響する可能性がある、という。
バイリンガル教育に潜む危険性である。
私が読んだその本の著者の結論は、とにかく日本語と英語は全く違うのだから、子供のうちに海外へ行けば英語がマスターできる、などという甘い考えは捨てたほうがいい、母語喪失のリスクをあえて冒してまで英語の早期教育をする必要はなく、英語は母語が確立する10才すぎからはじめても十分である、ということであった。
このように、幼少期から海外で暮らすという、最も言語学習に適した環境にいてすら、自動的に英語と日本語のバイリンガルになるわけではなく、逆に下手をすると母語喪失により知的活動が阻害される危険性があるぐらいなのだから、そもそも日本人が英語を学ぶというのは、なま易しいことではないのだ、ということをじゅうぶん銘記し、そのうえで英語に取り組むべきだろう。
私たちはともすれば、ヨーロッパの人たちが母国語のほかに英語をはじめ、場合によっては何ヶ国語もを自由に操るのを見てはコンプレックスを感じ、またインドやシンガポール、香港などの人々が英語をやはり流暢にあやつるのを見ては、自らを「東洋の田舎モノ」のように感じたり・・・ととかく英語に関しては劣等感にさいなまれがちだ。
しかし言語的にも近いヨーロッパの人々が英語を学ぶのと、我々が学ぶのとでは、実際、ワケが違うし、旧英植民地で英語が公用語となっている人たちともまた事情が違うのだ。
英語ができないことを恥じる必要はない。
恥じたり、コンプレックスを感じるよりも、もっと冷静になって、合理的・科学的なアプローチをする必要がある、と思う。
そのためには、まずデータをおさえてゆきたい。
そもそも日本人が英語を学び、使えるレベルに達するのに、「英語に触れている時間」が何時間が必要なのか?
2000時間というひともいれば、3000時間という人もいる。
5000時間から8000時間という人すらいる。
これらの数字にはそれぞれ、根拠があるのだが、いろいろな条件に左右される数字でもあるので、どのあたりが一般的な数字なのかについては、なんとも言いがたい。
仮に2000時間として、1日8時間英語漬けになるとしてとして8ヶ月ぐらいだ。
12時間なら半年。
まあ、これはかなりモチベーションの高い人なら不可能ではない数字だが、一般にはもっとかかると考えていいだろう。
いずれにしても、どんなに低くみつもっても、2000時間を越える膨大な時間が必要なのだ、ということである。
こういうふうに数字で考えてゆくと、なんとなく霧が晴れた気分にならないだろうか?
例えばもしあなたがいま、英語に伸び悩んでいたとしても、自分が勉強に費やした時間を計算してみれば、きっとナットクできるんじゃないだろうか?
なんだ、時間数、足りないだけじゃん、と。
そう考えると、結構、気が楽でしょ?
え?かえってやる気喪失したって?
「そんな2000時間も英語ばっかりやれるわけないじゃん!」
いやいや、心配ご無用。英語の勉強なんて、実は「勉強」の部分は少なくてもいいのだ。
語学というのは発音と文法をちょこっとおさらいして、基本単語さえ覚えたら、あとの部分は、全部遊びのようなもん。
中学校や高校で習うだけで、「お勉強」は十分なのである。
アカデミックな英語を学ぶ必要があるような場合はまた話は別だが、それとて「勉強」の部分は英語というよりはむしろその専門内容の理解。
英語的には専門用語の問題とアカデミックな論文によく使われる言い回しさえクリアーできればいいだけで、あとは専門分野の論文を読んだり書いたりすることは、専門家には逆にラクなことだろう。
英語の基礎さえできていれば、つまり、英文をよんで頭から理解できる、という能力さえついていればの話だが。
そして、その基礎を作るのが、「大量の英語シャワー」なのである。
DVDを見たり、英語のお話を読んだり聞いたり。歌を歌ったり。
アカデミック志向のひとも、ビジネス志向のひとも、ぜひそういうものを侮らないでもらいたい。それらは「生きた素材」だったりするわけなので、英語の語感をつけるにはそれらに触れて遊ぶことがとても重要なのだ。
だから、とにかく英語漬けの時間を増やすということは、楽しい時間が増えることだ、と思っていい。
まとまった時間のとれない人でも、通勤・通学時に、あるいは台所仕事をしながら、英語のストーリーテープを聞き流す、とかはできるだろう。
音楽志向の人なら、ビートルズ始め、英語のポップスを聞きながら歌詞を覚えちゃうとか。
夜、日本語の番組を見る代わりに、英語の映画とかのDVDを見るとか。
とにかく、暇さえあれば英語に触れて遊んでいるだけで、半年後には、あなたの英語力は全然違ってきているはず。
昔、1000時間のヒアリングマラソンとかいうのがあったが、2000時間英語漬けマラソンをやってもいいかもしれない。
自分が英語に触れた時間を記録するだけで、自分がおよそどのあたりにいるのかが見えてくるはず。
そして、その時間数に達するまでは、楽しむことを主体に考えて、あまり焦らないことが肝心だ、と思う。
間違っても大量の文法問題集をしたり、単語を丸暗記したり、難しい英文を辞書ひきひき訳読したり、なんてことから英語の勉強をスタートさせないでほしい。
あくまでも大量の英語に触れて、英語回路を頭の中につくること、それが肝心だ。
英語回路ができさえすれば、文法というのはひとりでにわかってくるものだし、単語だって文中で覚えなければ結局は使えるものにならない。
難しい英文を読まなければならないひとは仕方がないが、直読直解せずに訳読しているとき、英語の勉強というより日本語の勉強になってはいないか、ということも考えてみるべきだろう。
英語学習を100倍楽しくする方法
英国に家族で1年間、滞在した。
以来、すっかり「英語学習法」にはまっている。
本屋へゆけば、「英語本」コーナーに立ち寄らずにはいられない。
だって面白いんだもん。
なんで日本人ってこんなに英語がうまくならないんなんだろう、と英国滞在中、ひしひしと実感しまくった問いに見事に答えてくれてる本が沢山あって、まさに目からウロコ落ちまくり、なのである。
日本人の英語下手は、いまに始まったことではないが、しかしこれだけ英語学習に血道をあげ、かつお金もつぎこんでいる国民もいないだろう。
それなのに、英語力の世界ランキングでは北朝鮮と並んで最下位あたりをうろうろしている。
これはちょっといくらなんでも哀しすぎはしないか。
そろそろ、何か画期的な学習法が出てもいいんじゃないか、とは誰もが思っていた頃だ。
グローバル化の時代、英語の必要性はますます高まっているし。
というわけで、英語本に関しては、専門家、非専門家を問わず、ありとあらゆる人がケンケンガクガク、論議を戦わせている、といった観がある。
で、私も興味にまかせて「新しい学習法」に関する本をよみすすめていくうち、一冊また一冊と手が伸びて、ついにはすっかり議論の輪にはまってしまったのである。
いやあ、この道は深いですな。
ただ、英国に行く前にはまるならまだしも、英国から帰ってからはまるところが、我ながらアホだと思う。
事前にこんな風にいろいろなやり方を知っていたら、こんなに時間を無駄にしないで済んだのにと、つくづくそう思うのである。
そもそも1年前、英国に行く前は「英語」がこんなに流行ってるなんて、あまり知らなかった。
英語に関してはある程度できるつもりだったので、英語コーナーを覗くこともなかった、ということもある。
語学なんて所詮、キリがないもんだし、日常生活に困らない程度にできて、ビジネスにだってそこそこ通用する程度の語学力は身につけているとしたら、この年して今更、本格的に勉強する必然性はあまり感じていなかったのだ。
というより、本音を言えば、ずっと語学系の分野を歩いてきた私(専門はドイツ語)は、語学なんてもううんざり、だったのだ。
・・・しかし。
お気楽だったのは「ぐうたら主婦」を決めこもうと思えばできる立場にある私だけだった。
英語が全くできない状態で、しかもいきなり現地校に放り込まれた子供たちは、そういうわけにはゆかなかった。
右も左もわからない中、子供たちは必死でサバイバルしていたが、英語力は期待したほどは伸びてゆかない・・・。
夫は夫で、英語ときたらからっきし。日常の用事をすますのもままならない。
しかも、40歳をとうに越えた身で、わずか1年間の滞在のあいだに、自分の研究に使えるまでに英語を何とかレベルアップしていかなければならない。
そんな彼らと一年間にわたる二人三脚の英語バトルの中で、どうしたら効率的にしかも苦痛なく英語が学べるか、その方法を自分なりに模索するようになっていった。
まず下の男の子。彼は9歳で渡英し、現地で10歳になったのだが、これはちょうど言語習得の臨界期にあたるらしい。英語環境に放り込んでやれば自然に英語を獲得するといわれるギリギリの年齢であった。
指導法に関しては大人と同じようにしてもいいのか、子供として扱っていいのか、悩む年齢でもある。
一方、上の娘は12才になり、思春期に突入したばかりの難しい年頃であった。
しかも中学生にはいり、勉強は急に難しくなるうえに、うちの娘は多感な夢見る少女で、関心は全く現実の世界にむいてゆかず、なかなか周囲にうちとけようとはしなかった。英語学習にもさほどのモティべーションを示さなかった(涙)
夫に関しては上述のごとく、四捨五入すれば50歳という、もう頭がかなり固くなってきている年齢。ただし、すでにドイツ語は使えるレベルまで習得している。
語学でも何でもそうだが、大人はとにかく必要に迫られれば、がむしゃらにやるしかないので、上達の秘訣などと悠長なことは言ってられない。夫は苦しみながらもひたすら頑張り続け、それはそれで正しい方法だったと思うが、子供たちはモティべーションも低く、苦しいだけではなかなか続かない。
家で勉強させたくても、学校で1日じゅう英語漬けになってきている彼らは、「英語なんてもう聞くのもイヤ!」状態になって家に帰ってくる。
それでも学校でのEALの授業は十分とはいえないので(日本語ができる教師は当然おらず、意味を教えてくれる人はいないし、日本人が何につまづきがちなのかを理解してくれる人もいない)効果的な学習には、家庭でのサポートはどうしても必要だった。
しかし英語アレルギーに近い拒絶反応を示す子供たちに、どうしたらスムーズに英語の勉強をさせることができるか。
さら上述のような難しい年頃の娘から、どうやったら英語学習への関心を引き出すことができるのか。
とにかく色々な手を考えなければならない。
これは至難の業であった。
子供たちの英語教室が歌やゲームに逃げるわけがよくわかる。
楽しくないものを頑張ってやるほど、今の子供たちは甘く(!?)ないからだ。
それでも、私は私なりに工夫をして、いろいろなツールを見つけた。
中には、我ながらスグレモノと思われる独自の方法も沢山ある。
また、帰国してから読んだ「学習法」の決定版と思われるものも含め、そんなこんなを、このブログを通していろいろ紹介してゆこうと思う。
名づけて、「英語学習を100倍楽しくする方法」である。
なかなかモティべーションが続かない方のためには、きっとヒントになるアイデア満載だと思うので、ぜひ参考にしてみてほしい。
以来、すっかり「英語学習法」にはまっている。
本屋へゆけば、「英語本」コーナーに立ち寄らずにはいられない。
だって面白いんだもん。
なんで日本人ってこんなに英語がうまくならないんなんだろう、と英国滞在中、ひしひしと実感しまくった問いに見事に答えてくれてる本が沢山あって、まさに目からウロコ落ちまくり、なのである。
日本人の英語下手は、いまに始まったことではないが、しかしこれだけ英語学習に血道をあげ、かつお金もつぎこんでいる国民もいないだろう。
それなのに、英語力の世界ランキングでは北朝鮮と並んで最下位あたりをうろうろしている。
これはちょっといくらなんでも哀しすぎはしないか。
そろそろ、何か画期的な学習法が出てもいいんじゃないか、とは誰もが思っていた頃だ。
グローバル化の時代、英語の必要性はますます高まっているし。
というわけで、英語本に関しては、専門家、非専門家を問わず、ありとあらゆる人がケンケンガクガク、論議を戦わせている、といった観がある。
で、私も興味にまかせて「新しい学習法」に関する本をよみすすめていくうち、一冊また一冊と手が伸びて、ついにはすっかり議論の輪にはまってしまったのである。
いやあ、この道は深いですな。
ただ、英国に行く前にはまるならまだしも、英国から帰ってからはまるところが、我ながらアホだと思う。
事前にこんな風にいろいろなやり方を知っていたら、こんなに時間を無駄にしないで済んだのにと、つくづくそう思うのである。
そもそも1年前、英国に行く前は「英語」がこんなに流行ってるなんて、あまり知らなかった。
英語に関してはある程度できるつもりだったので、英語コーナーを覗くこともなかった、ということもある。
語学なんて所詮、キリがないもんだし、日常生活に困らない程度にできて、ビジネスにだってそこそこ通用する程度の語学力は身につけているとしたら、この年して今更、本格的に勉強する必然性はあまり感じていなかったのだ。
というより、本音を言えば、ずっと語学系の分野を歩いてきた私(専門はドイツ語)は、語学なんてもううんざり、だったのだ。
・・・しかし。
お気楽だったのは「ぐうたら主婦」を決めこもうと思えばできる立場にある私だけだった。
英語が全くできない状態で、しかもいきなり現地校に放り込まれた子供たちは、そういうわけにはゆかなかった。
右も左もわからない中、子供たちは必死でサバイバルしていたが、英語力は期待したほどは伸びてゆかない・・・。
夫は夫で、英語ときたらからっきし。日常の用事をすますのもままならない。
しかも、40歳をとうに越えた身で、わずか1年間の滞在のあいだに、自分の研究に使えるまでに英語を何とかレベルアップしていかなければならない。
そんな彼らと一年間にわたる二人三脚の英語バトルの中で、どうしたら効率的にしかも苦痛なく英語が学べるか、その方法を自分なりに模索するようになっていった。
まず下の男の子。彼は9歳で渡英し、現地で10歳になったのだが、これはちょうど言語習得の臨界期にあたるらしい。英語環境に放り込んでやれば自然に英語を獲得するといわれるギリギリの年齢であった。
指導法に関しては大人と同じようにしてもいいのか、子供として扱っていいのか、悩む年齢でもある。
一方、上の娘は12才になり、思春期に突入したばかりの難しい年頃であった。
しかも中学生にはいり、勉強は急に難しくなるうえに、うちの娘は多感な夢見る少女で、関心は全く現実の世界にむいてゆかず、なかなか周囲にうちとけようとはしなかった。英語学習にもさほどのモティべーションを示さなかった(涙)
夫に関しては上述のごとく、四捨五入すれば50歳という、もう頭がかなり固くなってきている年齢。ただし、すでにドイツ語は使えるレベルまで習得している。
語学でも何でもそうだが、大人はとにかく必要に迫られれば、がむしゃらにやるしかないので、上達の秘訣などと悠長なことは言ってられない。夫は苦しみながらもひたすら頑張り続け、それはそれで正しい方法だったと思うが、子供たちはモティべーションも低く、苦しいだけではなかなか続かない。
家で勉強させたくても、学校で1日じゅう英語漬けになってきている彼らは、「英語なんてもう聞くのもイヤ!」状態になって家に帰ってくる。
それでも学校でのEALの授業は十分とはいえないので(日本語ができる教師は当然おらず、意味を教えてくれる人はいないし、日本人が何につまづきがちなのかを理解してくれる人もいない)効果的な学習には、家庭でのサポートはどうしても必要だった。
しかし英語アレルギーに近い拒絶反応を示す子供たちに、どうしたらスムーズに英語の勉強をさせることができるか。
さら上述のような難しい年頃の娘から、どうやったら英語学習への関心を引き出すことができるのか。
とにかく色々な手を考えなければならない。
これは至難の業であった。
子供たちの英語教室が歌やゲームに逃げるわけがよくわかる。
楽しくないものを頑張ってやるほど、今の子供たちは甘く(!?)ないからだ。
それでも、私は私なりに工夫をして、いろいろなツールを見つけた。
中には、我ながらスグレモノと思われる独自の方法も沢山ある。
また、帰国してから読んだ「学習法」の決定版と思われるものも含め、そんなこんなを、このブログを通していろいろ紹介してゆこうと思う。
名づけて、「英語学習を100倍楽しくする方法」である。
なかなかモティべーションが続かない方のためには、きっとヒントになるアイデア満載だと思うので、ぜひ参考にしてみてほしい。



基本的には参考になりますが・・・
英語の勉強には一工夫
ありがとう、藤城さん!








