92年のVP8SSIはQSOしているがお祭りなので参加。02年にもあったそうだがQRT状態だった。
16〜18日は旅行。19、20は出張、21日は家にいたが朝晩にエレベーターを上げるわけに行かず我慢。22日も出張。

【14CW】
ようやく、1/23土曜日の朝、7時にエレベーターを上げて聞ける状態になった。
7CWで呼べる程度の強さで入感するがEUばかりピックアップしてダメ。そのうちいなくなった。
14にはいない模様。前日の7メガや14メガで15〜19時くらいにJAができているとの情報を得て外出した。

帰宅後、17〜18時過ぎまで14185や14023に出ているのを確認。
その間、Twitter各局がやっていくがアンテナを360度あちこち回してもご本尊はほとんど聞こえない。
近所のインバーター系ノイズはあるが、スノーノイズは無い。
明日は吹雪きだし今日しかない。今回はもしかしたら望み薄かなと思っていた。

夕食後14023を聞いてみると、さばいているCWがはっきり聞こえる。
それまでと比べると格段の違いなので半信半疑でコールすると3回目で応答があった。

相手 JH0K (?は付いてなかった)
当局 JH0KHR JH0KHR K
相手 JH0KIR 599
当局 DE JH0KHR JH0KHR 599 K
相手 JH0KHR TU UP
てな具合。これは完璧に聞こえた。

この3局ほど後で「VP8STI UP」 とIDを確認できた。

自分のQSO前後数分のみよく聞こえ、すぐに信号が落ちていった。
かなり局地的、短時間にフワッっと上がった瞬間だったようである。
ビームは200度、正反対のロングパスだった。

その後ずっと聞いていたが、1時間近くしてまた信号が上がってきた。
呼ぶ局はほとんど無く、CQを連発していた。

【14SSB】
1/24日曜の5時起床。前日の朝に割りとよく聞こえていた7メガCWはときどき取れる程度で呼べる除雪ではない。
そのうちに激しいスノーノイズでバンドは全滅した。
いつ止むかとずっと待っていたが降り続いていて短時間止む程度なので今日はダメだなと、いったん退散。
7時半過ぎ、食事後戻ってくると14185でJH4RHFがオペしているとの情報。
ほとんど聞こえない。しかしスノーノイズが無い。
しばらく待っていると内容は分からないが田中さんの声の調子を感じるレベルになってくる。
さっきまで「今日はすごく強い」と言っていた関西のビッグガンが「弱くなった」と言った頃から信号レベルが上がる。
開けているエリアが移ってきたみたいだ。
こういうときはチャンスだ。
一部が聞き取れる程度に聞こえてきた。聞こえている局が少ないようで14198で1局ずつ呼んではレポートを送っている。タイミングを計ってそこで二度コール。
リターンがあり自分とタイミング合っている。わからないのでコールサイン二回繰り返す。またリターンあり今度もタイミング合っている。再度コールサイン二回繰り返す。次のリターンも合っている。
俺だ!最後、「JH0」が聞こえた。

これまでビームは60度。
直後、ビームを20〜40度に向けると信号が上がる。今度ははっきり聞き取れる。この状態で呼べばよかった!
私の後も、JAがほぼ1局ずつ呼び、田中さんが2,3度コールバックしてようやくQSOとなるパターンが続いた。
呼んでいた局は全員QSOしていた。
この間、当局でまともに聞こえていた時間は10分程度であった。

その後田中さんが何か長めにしゃべった後、聞こえなくなった。そしてオペレーターが交代したらしく信号はさっきより強い感じながらも何を言っているか聞き取れなくなる。
これはスペクトラムの違い=日本語耳と英語耳の差なのだろう。

【雑感】
今回のVP8STIは14メガに限っての経験であるが総じて信号が弱いうえ、オープン地域とビーム方向が刻々変化し、設備と地域によりQSOのチャンスが制限される厳しい状況であるようだ。
結果的にはたった10分のチャンスという厳しい条件でそのタイミングを幸運にも捉えることができた。
QSO自体は簡単にできあっけなかったが、後で込み上げて来るものがある忘れられないペディとなった。

これがあるからDXは面白い。
人のシャックへ行くのも結構、Webで代返、呼び倒し、食料配給のようなリストQSO、カードさえもらえればいい、いずれも人それぞれだが、自分の設備を整備し腕を磨いて珍局を追いかけるのがDXの醍醐味というものだと私は思う。

追記
この後7メガ、もしかしたら3.5メガも当局にも可能性はあるが、この二日間で十分楽しめたのでもうよしとする。
ちなみに、土曜に弥彦神社を参拝し絵札に願い事を書いたのだが、このご利益があったみたいだ。

追試2
2つともログサーチで確認できた。