ぼちぼち雑記を書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
さて、本日は、京都市バスの文化について考えてみたいと思います。
まずさらっと、文化とは何かを定義しておきましょう。
文化とは
「人が社会の成員として獲得した能力や習慣を含むところの複合された総体のことである」とタイラーが言うように、「お琴を習っている」とか、「茶道をやっている」とか高尚なものを指すのでは決してなく、
人にとっての「当たり前」な行動、考え、それによって作られた習慣や生活そのもの全てがまるっと「文化」というわけです。
ですから、朝起きて歯を磨いて顔を洗って着替えてバスに乗って、、、という全ての当たり前だと思っている行動も「文化」というわけ。
それは当然、人がバスに対して抱く考え方や、バスに乗り降りするときの作法なども「文化」の一部と見なされると考えられます。
つまり何が言いたいかと申しますと、京都に住む人は市バスに「どういう思いを持っているか」「どういうマナーがあるのか」を明らかにすることで、他の地域から来た人々に「どうやってバスに乗ればいいか」を示すことができるというわけです。
前文はこの辺にしといていざ本文!
1、市バスの存在価値とイメージ
・京都市民にとって、地下鉄が少ないため京都市バスはなくてはならないものであり、自転車と市バスがあれば京都市内は不自由しない。
・自転車組も雨がふればバスに乗る。
・四条河原町や京都駅などちょっと遊びに行く時に乗る人も多い。
・お年寄りにとっては、貴重な移動手段。しかも無料なのでコミュニティセンター状態になっていることも。
・反面、市バスは「遅れる」「運転手が怖い」「路線がわかりにくい」などというイメージによって、割と恐れられている。
・一般ドライバー、自転車乗りからはタクシーとともに最強の存在と思われ怖がられている。
・とにかくいっぱい走っているので身近ではある。
以上のようなイメージがあります。身近だけど、極力使いたくないというのが本音な人も多いようです。
2、乗車の作法
2-1、バス停の作法
・市バスは路線網が発達しているため、同じバス停でも「A乗り場」「B乗り場」など複数個あるところも珍しくない。
・概ね行き先別に乗り場は組まれているが、全く関係ない系統が紛れ込んでいることもあるので要注意。
・ちなみに市民は、大体同じ系統にしか乗らないので、その場所だけ覚える。そのため「すいません、どこそこのバス停はどこですか?」と聞いても割と知らない。
・バス停を見つけたら、並ぶ、、、と言いたいところですが、京都市民は市バスに乗るときあまり列を作りません。適当に並ぶので、明後日の方向に列が伸びていることもしばしば。
・並んでいても、お年寄りがわらわらと前に出てくるうえに停車位置が結構適当なのでgdgdに・・・。
・違う系統待ちの列に並ぶ人々が、他のバスが到着しても譲らないので押しのける必要も。
2-2、バスの到着について
・遅れると思っておいたほうが精神衛生上いい。この場合の遅れとは「5~10分」。
・バスロケを活用する市民も多いが、殆ど「まあ待ってればくるやろ」とただ待っている。
・遅れる、と思いきやごくまれに早発もある。運転士の時計が狂っている可能性も。
・発車時間は例えば10:30分なら、運転士の時計が10:29:50ごろドアを閉め、10:30:00になった瞬間には動いていることがある。バス停には早めについておくが吉。
・時刻表が役に立たないぐらい遅れているときは、同じ系統が連なる「団子」になっていることがある。後ろのほうが空いている。(が、運転間隔調整のためちょっと遅く走る場合もあり)
・大きなバス停では降りる人が済むまでドアが開かないことがある。その場合は極力バスのドアに近づいて待つこと。離れていると開けてくれない場合有。
2-3いざ乗車
・ドアが開く前に、まず混雑状況を見ておくとよい。入り口付近に立ち止まると後ろからものすごいプレッシャーがくる。
・基本的に、お年寄りが車内真ん中のロングシートに、一般人が後ろよりの座席に、それが埋まると真ん中に立ち客、それが埋まると後ろよりに立ち客という順番に埋まる。
・自分の降車バス停がマイナーバス停の場合、前のほうを陣取っておくのがベター。後ろからだと降りれない場合がある。逆に京都駅や四条河原町で降りる場合は率先して後ろに行くとよい。
・後ろの座席は二人がけだが狭いので、出来るだけ身体を離すように座る。荷物を置いている人がいたときはとりあえずプレッシャーをかける。
・お年寄りの中には荷物を踏んで座る猛者もいる。
・車内ではできるだけ素早く行動すること。最近は厳しくなって、運転士によっては座りきるまでバスを動かさない人もいて、そういう運転士に「はよせーや」と内心思われるため。
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さて、今日はバス停から乗車までを紹介しました。
補足説明等ありましたらコメントに書き込んでいただけるとうれしいです。
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