2025年03月15日 08:00
2011年「guitarissimo」収録
テーマ:「桜・卒業」で続けます。
2010年メジャーデビューの、私の中ではずいぶんと新しい人です。そこまでのめり込んでるわけではないので詳しくありませんが、慶応義塾大学出身で、大学院の修士を終えた才女です。体形が小さくイルカさん並にギターを持つと遠近感が狂います。ライブ映像を見るとギブソンJ-45のような生ギターだけではなく、ギブソンのジョーン・ジェットモデルやフライングVでタッピングをしたりと、結構テクニカルなこともやっています。特にVなどは私にとってはマイケル・シェンカーのイメージですので、マイケルが抱え込むように弾いてるのと比べると彼女のアンバランスさが面白く感じます。
現在までに7作のオリジナルアルバム、3作のミニアルバムがリリースされています。他にベストやバラードコレクション、ライブ映像が相当数リリースされています。
「guitarissimo」
1 ありえない!!
2 don’t cry anymore
3 friend -君が笑えば-
4 春になったら
5 hys-
6 オトシモノ
7 Dear days
8 醒めない夢
9 chAngE
10 めぐろ川
11 ハツナツ
12 リトルガール
13 僕らの未来
14 つよくなりたい
2011年にリリースされた1stアルバムです。オリコンで週間初登場1位、年間チャートでも96位にランクイン。東日本大震災の影響でリリースが1週間ほど後に延びています。
2,4,6,9,12がシングル、10はc/w曲です。初回盤にはライブ映像が入ったDVDが付属しています。
直前の2月にリリースされた5thシングルのタイトル曲です。作詞・作曲はmiwa本人、編曲はL.O.E名義の鈴木Daichi秀行です。その鈴木Daichiがプログラミングとギター、村石雅行がドラム、種子田健がベース、上杉洋史がピアノ、miwaが生ギターを担当しています。
軽快なポップスをバンド形態で奏でています。シンセ主体のアイドルポップとは違い、色々と楽器の重なりが楽しめます。どちらがいいかは人それぞれですが。そのバンドの音ですが、重めのロックバンドではなく、ピアノや生ギターがコードを刻むタイプで、どこか軽やかに感じます。そして意外と音数というか情報量が多い音世界です。この人の歌声が中域できんきんしてる感じもあり、中域があふれ返っています。もう少しすっきりさせた方が聞き取りやすくなると私は思いました。
学生時代の話でしょうか。教科書の貸し借りをするんですから同級生ではなく別クラスでしょう。そんな下らない考察をしてみるのもおもしろいです。それにしても2011年といったら私にとってはほんのちょい前くらいにしか思えませんが、スマホではなく折畳みケータイの時代なんですね。iPhoneの初代発売は2007年ですが、日本で使えるようになったのは2008年以降です。このアルバムがリリースされた2011年4月はiPhone4時代で、私も含め結構みんなiPhoneを持っていたように思いますが、これが学生となるとまた違うんでしょう。Apple製品はちょっと値段があれですからね。PVでも折畳みケータイが出てくるんで、そんなどうしようもないことを考えてしまいました。

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テーマ:「桜・卒業」で続けます。
2010年メジャーデビューの、私の中ではずいぶんと新しい人です。そこまでのめり込んでるわけではないので詳しくありませんが、慶応義塾大学出身で、大学院の修士を終えた才女です。体形が小さくイルカさん並にギターを持つと遠近感が狂います。ライブ映像を見るとギブソンJ-45のような生ギターだけではなく、ギブソンのジョーン・ジェットモデルやフライングVでタッピングをしたりと、結構テクニカルなこともやっています。特にVなどは私にとってはマイケル・シェンカーのイメージですので、マイケルが抱え込むように弾いてるのと比べると彼女のアンバランスさが面白く感じます。
現在までに7作のオリジナルアルバム、3作のミニアルバムがリリースされています。他にベストやバラードコレクション、ライブ映像が相当数リリースされています。
「guitarissimo」
1 ありえない!!
2 don’t cry anymore
3 friend -君が笑えば-
4 春になったら
5 hys-
6 オトシモノ
7 Dear days
8 醒めない夢
9 chAngE
10 めぐろ川
11 ハツナツ
12 リトルガール
13 僕らの未来
14 つよくなりたい
2011年にリリースされた1stアルバムです。オリコンで週間初登場1位、年間チャートでも96位にランクイン。東日本大震災の影響でリリースが1週間ほど後に延びています。
2,4,6,9,12がシングル、10はc/w曲です。初回盤にはライブ映像が入ったDVDが付属しています。
直前の2月にリリースされた5thシングルのタイトル曲です。作詞・作曲はmiwa本人、編曲はL.O.E名義の鈴木Daichi秀行です。その鈴木Daichiがプログラミングとギター、村石雅行がドラム、種子田健がベース、上杉洋史がピアノ、miwaが生ギターを担当しています。
軽快なポップスをバンド形態で奏でています。シンセ主体のアイドルポップとは違い、色々と楽器の重なりが楽しめます。どちらがいいかは人それぞれですが。そのバンドの音ですが、重めのロックバンドではなく、ピアノや生ギターがコードを刻むタイプで、どこか軽やかに感じます。そして意外と音数というか情報量が多い音世界です。この人の歌声が中域できんきんしてる感じもあり、中域があふれ返っています。もう少しすっきりさせた方が聞き取りやすくなると私は思いました。
“春になったら 遊びに行こう”なんて
貸してた教科書のすみっこ 君の落書き残ってる
最近会えなくて なんだかさみしくて
期待してる訳じゃないけど またケータイを開いちゃう
学生時代の話でしょうか。教科書の貸し借りをするんですから同級生ではなく別クラスでしょう。そんな下らない考察をしてみるのもおもしろいです。それにしても2011年といったら私にとってはほんのちょい前くらいにしか思えませんが、スマホではなく折畳みケータイの時代なんですね。iPhoneの初代発売は2007年ですが、日本で使えるようになったのは2008年以降です。このアルバムがリリースされた2011年4月はiPhone4時代で、私も含め結構みんなiPhoneを持っていたように思いますが、これが学生となるとまた違うんでしょう。Apple製品はちょっと値段があれですからね。PVでも折畳みケータイが出てくるんで、そんなどうしようもないことを考えてしまいました。

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2025年03月14日 08:00
1997年「A-ray」収録
テーマ:「桜・卒業」です。
96年にTV番組「ASAYAN」経由でデビュー。オリジナルアルバム3枚、企画盤1枚、ベスト盤1枚を残して、現在は引退状態となっています。
当時活躍していた同年代の中では抜群に歌唱力があり、自身でも作詞・作曲できるだけの才能はありましたが、残念ながら当時は小室サウンド全盛期で彼女の持ち味が封じられていました。当時は業界全体が小室一色で、違う音楽性で生き残れたのは元からファンを抱えていたベテラン勢や、独自のオタクどもに守られたアイドルたち、テレビ・ラジオに頼らないライブハウス出身くらいでしょう。これが2000年代に入ると椎名林檎や宇多田ヒカル・浜崎あゆみといった違った勢力が出て、音楽の聴き方も小室一色ではなくなってきました。そう考えると90年代後半のJ-Pop業界は一見華やかながら全体としては苦しい状態だったのかもしれません。音楽なんてのはしょせんは趣味嗜好の問題ですから、私なんかは好きなものを聞けばいいと思うんですが、どうしても流行を追いかけるそうは一定数いますしそういうのが目立ちます。そういった点で彼女は時代に恵まれてなかった感じがします。
「A-ray」
1 Prologue
2 がんばれ私!
3 Seventeen
4 First Friend
5 大きな風
6 My Home Town
7 愛はきっと
8 弟ではいたくない
9 るり色の夢
10 自己紹介
11 あなたに会いに行こう
12 ひこうき雲の空の下
13 Crystal
97年リリースの1stアルバムです。2,5,12がシングル曲、3,7,10がカップリング曲です。13は彼女の作詞作曲で、4thシングルのカップリングとしてバージョン違いがリリースされています。1はアルバムのプロローグで波の音でコラージュされた12が聴けます。
彼女のアルバムはベスト盤も含めて全て揃えていますが、この1stアルバムがいまだに一番好きです。
アルバムより2ヶ月先行でリリースされた3rdシングルのタイトル曲です。とにかくスケールの大きなミディアムバラードです。当時15-6才が歌うので音域はさすがに狭く感じます。それでも狭いなりに上下の幅を活かしたメロディで、上下の幅が広ければいいわけではないということを実感できます。メロディの幅の狭さを補うように、バックのストリングスは大きく動いています。おかげで狭さをまったく感じません。実際私もこの曲のメロディをギターでとってみて、初めて「そんなに指動いてないんじゃない?」となりました。
この曲の良さは何といっても詩にあります。目茶苦茶スケールが大きく、きちんと将来を俯瞰している良曲です。もちろん彼女自身が作詞したわけではありませんが、高校生が歌うにしてはでかい詩です。
この曲はずっと歌い続けて欲しかったです。彼女が大人になり、母になった時にどう変化するか、どう実感するかが楽しみでした。彼女の曲はスケールの大きな曲が色々ありますが、1stアルバムで、しかもシングル曲でいきなりこんな曲を歌うんですから、ちょっと衝撃的でした。
彼女が当時どんな気持ちでこの曲を歌っていたのかまではわかりませんが、今彼女が歌ったらどうなるのか聞いてみたいものです。

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テーマ:「桜・卒業」です。
96年にTV番組「ASAYAN」経由でデビュー。オリジナルアルバム3枚、企画盤1枚、ベスト盤1枚を残して、現在は引退状態となっています。
当時活躍していた同年代の中では抜群に歌唱力があり、自身でも作詞・作曲できるだけの才能はありましたが、残念ながら当時は小室サウンド全盛期で彼女の持ち味が封じられていました。当時は業界全体が小室一色で、違う音楽性で生き残れたのは元からファンを抱えていたベテラン勢や、独自のオタクどもに守られたアイドルたち、テレビ・ラジオに頼らないライブハウス出身くらいでしょう。これが2000年代に入ると椎名林檎や宇多田ヒカル・浜崎あゆみといった違った勢力が出て、音楽の聴き方も小室一色ではなくなってきました。そう考えると90年代後半のJ-Pop業界は一見華やかながら全体としては苦しい状態だったのかもしれません。音楽なんてのはしょせんは趣味嗜好の問題ですから、私なんかは好きなものを聞けばいいと思うんですが、どうしても流行を追いかけるそうは一定数いますしそういうのが目立ちます。そういった点で彼女は時代に恵まれてなかった感じがします。
「A-ray」
1 Prologue
2 がんばれ私!
3 Seventeen
4 First Friend
5 大きな風
6 My Home Town
7 愛はきっと
8 弟ではいたくない
9 るり色の夢
10 自己紹介
11 あなたに会いに行こう
12 ひこうき雲の空の下
13 Crystal
97年リリースの1stアルバムです。2,5,12がシングル曲、3,7,10がカップリング曲です。13は彼女の作詞作曲で、4thシングルのカップリングとしてバージョン違いがリリースされています。1はアルバムのプロローグで波の音でコラージュされた12が聴けます。
彼女のアルバムはベスト盤も含めて全て揃えていますが、この1stアルバムがいまだに一番好きです。
アルバムより2ヶ月先行でリリースされた3rdシングルのタイトル曲です。とにかくスケールの大きなミディアムバラードです。当時15-6才が歌うので音域はさすがに狭く感じます。それでも狭いなりに上下の幅を活かしたメロディで、上下の幅が広ければいいわけではないということを実感できます。メロディの幅の狭さを補うように、バックのストリングスは大きく動いています。おかげで狭さをまったく感じません。実際私もこの曲のメロディをギターでとってみて、初めて「そんなに指動いてないんじゃない?」となりました。
この曲の良さは何といっても詩にあります。目茶苦茶スケールが大きく、きちんと将来を俯瞰している良曲です。もちろん彼女自身が作詞したわけではありませんが、高校生が歌うにしてはでかい詩です。
私もやがて母になり 夢伝えるだろう
明日を生きる 子供(たびびと)たちに
いつも微笑みながら いつか波のワルツを
この曲はずっと歌い続けて欲しかったです。彼女が大人になり、母になった時にどう変化するか、どう実感するかが楽しみでした。彼女の曲はスケールの大きな曲が色々ありますが、1stアルバムで、しかもシングル曲でいきなりこんな曲を歌うんですから、ちょっと衝撃的でした。
彼女が当時どんな気持ちでこの曲を歌っていたのかまではわかりませんが、今彼女が歌ったらどうなるのか聞いてみたいものです。

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2025年03月13日 08:00
1989年「Lover’s Concerto」収録
テーマ:本日から少し「桜・卒業」です。
78年に女優デビュー。81年に映画「セーラー服と機関銃」で主演と同時に歌手としてもデビュー。そこからは女優としてヒット作に主演し、歌手として主題歌を歌い、トップアイドルとして君臨しています。彼女はテレビにバンバン出るタイプのアイドルではなく、映画女優としての地位を築いていました。テレビドラマの印象がない人です。彼女が映画で主演を張っていた80年代は、テレビドラマの出演がまったくありません。同時期に映画人として活躍していた原田知世ですら、少ないながらも主演ドラマがいくつかあるのですから、いかに珍しいかがわかります。90年代以降はテレビドラマにも出演し、最近ではNHKの朝ドラに出演し話題になっていました。
歌手としては81年の「セーラー服と機関銃」以降、20作を超えるシングル、11作のオリジナルアルバムがリリースされています。ベスト盤やカバー等の企画盤、ライブ盤は、レコード会社が勝手に作った非公式版も合わせると40作近くもあります。他に映画で主題歌を歌っていただけあり、サントラにも色々収録されています。そこら辺は相当なファンでないと手にしないでしょうが。
「Lover’s Concerto」
1 A Lover’s Concerto
2 素直になって
3 愛する感じ
4 平凡
5 元気を出して
6 水色の瞳
7 つばめが飛んだ空
8 さみしい人にならないで
9 うたかた
10 語りつぐ愛に
89年リリースの6枚目のオリジナルアルバムです。10がシングル曲、5は1stアルバム収録曲のセルフカバーです。オリコンで最高位2位のプチヒットとなっています。
来生たかお・えつこコンビをはじめ、小室みつ子、平松愛理、吉田美奈子、上田知華等、作家陣が豪華です。
松井五郎・作詞、来生たかお・作曲のミドルテンポの楽曲です。どこか歌謡曲の雰囲気がありますが、この人の澄んだ歌声で歌われるとまた違うジャンルに感じます。曲調自体はどこか平凡で、アイドルっぽい可愛さはなく、彼女の曲らしく淡々と心情を歌っていきます。
2コーラス目のこの部分がお気に入りです。友人であり恋人、そういう人って心当たりが思い浮かびます。
それにしても卒業して一年後には結婚の知らせが届くってのは、この晩婚時代からすると考えにくいシチュエーションです。大学院生でもなければ遅くても二十代半ばぐらい。田舎のヤンキーでもなければ相当早い部類です。そんなところにも時代性を感じます。

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テーマ:本日から少し「桜・卒業」です。
78年に女優デビュー。81年に映画「セーラー服と機関銃」で主演と同時に歌手としてもデビュー。そこからは女優としてヒット作に主演し、歌手として主題歌を歌い、トップアイドルとして君臨しています。彼女はテレビにバンバン出るタイプのアイドルではなく、映画女優としての地位を築いていました。テレビドラマの印象がない人です。彼女が映画で主演を張っていた80年代は、テレビドラマの出演がまったくありません。同時期に映画人として活躍していた原田知世ですら、少ないながらも主演ドラマがいくつかあるのですから、いかに珍しいかがわかります。90年代以降はテレビドラマにも出演し、最近ではNHKの朝ドラに出演し話題になっていました。
歌手としては81年の「セーラー服と機関銃」以降、20作を超えるシングル、11作のオリジナルアルバムがリリースされています。ベスト盤やカバー等の企画盤、ライブ盤は、レコード会社が勝手に作った非公式版も合わせると40作近くもあります。他に映画で主題歌を歌っていただけあり、サントラにも色々収録されています。そこら辺は相当なファンでないと手にしないでしょうが。
「Lover’s Concerto」
1 A Lover’s Concerto
2 素直になって
3 愛する感じ
4 平凡
5 元気を出して
6 水色の瞳
7 つばめが飛んだ空
8 さみしい人にならないで
9 うたかた
10 語りつぐ愛に
89年リリースの6枚目のオリジナルアルバムです。10がシングル曲、5は1stアルバム収録曲のセルフカバーです。オリコンで最高位2位のプチヒットとなっています。
来生たかお・えつこコンビをはじめ、小室みつ子、平松愛理、吉田美奈子、上田知華等、作家陣が豪華です。
松井五郎・作詞、来生たかお・作曲のミドルテンポの楽曲です。どこか歌謡曲の雰囲気がありますが、この人の澄んだ歌声で歌われるとまた違うジャンルに感じます。曲調自体はどこか平凡で、アイドルっぽい可愛さはなく、彼女の曲らしく淡々と心情を歌っていきます。
半分は友情の 恋だったかもね
大事なひとをふたり なくす気がした
2コーラス目のこの部分がお気に入りです。友人であり恋人、そういう人って心当たりが思い浮かびます。
それにしても卒業して一年後には結婚の知らせが届くってのは、この晩婚時代からすると考えにくいシチュエーションです。大学院生でもなければ遅くても二十代半ばぐらい。田舎のヤンキーでもなければ相当早い部類です。そんなところにも時代性を感じます。

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2025年03月12日 08:00
1991年「ファイン」収録
テーマ:誕生で続けます。
82年の大学在学中にショコラータを結成し、86年まで活動。ニューウェーブやジャズ・ファンク・カンツォーネなど様々なジャンルをミックスする前衛的な手法で、今では渋谷系の元祖と呼ばれています。かの香織の他に、「踊る大捜査線」シリーズの音楽を担当していた松本晃彦や、スカパラにいく寺師徹などが在籍していました。
91年にソロデビュー。ショコラータのアバンギャルドな音から一転、いわゆるJ-Popへと転身し、柔らかい音と独特の声質で、FM放送を中心に人気となります。2000年代に入るとインディーズへ移り、リリース自体も途切れがちになります。オリジナルアルバムの最後は2005年の「C」で、それ以降はコンピ盤に顔を出すとか、アニメや映画のテーマで一曲とか、そんなのばかりです。
曲の提供は結構多く、全盛期の広末涼子や安達祐実など有名どころにも数多く提供しています。
彼女の実家が宮城の造り酒屋ということもあり、現在は当主として店を切り盛りしながら、たまにFM放送に出演したりライブしたりで過ごしているようです。
「ファイン」
1 ずっとハッピーバースディ
2 ほんものがいっぱい
3 WEEKEND SHOWER
4 DEAR MY BUDDY
5 みちくさ
6 放課後のサブリナ
7 SCHOOL BOY
8 幻想ゲーム
9 TINY LESSON
10 SOINE
91年リリースの1stアルバムです。9がソロでのデビューシングルです。
作詞・作曲はかの香織本人、編曲は佐久間正英さんです。
ごくごく普通のポップ曲です。この人にしてはかなり明るく賑やかで、バックの音もいわゆるJ-Popの範疇です。ショコラータを聞いたことがある人間からすればその違いに驚きます。バックの音はシンセ音がメインです。佐久間さんが編曲ですからフェアライトだと思います。ドラムやベース・ギターといった音は入ってはいますが、いわゆるバンドっぽさは感じません。もともとがアバンギャルドなニューウェーブ系だったショコラータから考えると、驚くような変身ぶりです。
とはいえ彼女の歌声は独特ですから、一発でかの香織だと気づきます。この独特な感じが、都会的なFM放送には合っていたのでしょう。この「FM放送でよくかかる」「渋谷系に人気」「著名グループの歌姫」といったあたりが、Basiaあたりと似た印象です。あくまで私の印象でしかありませんが。

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テーマ:誕生で続けます。
82年の大学在学中にショコラータを結成し、86年まで活動。ニューウェーブやジャズ・ファンク・カンツォーネなど様々なジャンルをミックスする前衛的な手法で、今では渋谷系の元祖と呼ばれています。かの香織の他に、「踊る大捜査線」シリーズの音楽を担当していた松本晃彦や、スカパラにいく寺師徹などが在籍していました。
91年にソロデビュー。ショコラータのアバンギャルドな音から一転、いわゆるJ-Popへと転身し、柔らかい音と独特の声質で、FM放送を中心に人気となります。2000年代に入るとインディーズへ移り、リリース自体も途切れがちになります。オリジナルアルバムの最後は2005年の「C」で、それ以降はコンピ盤に顔を出すとか、アニメや映画のテーマで一曲とか、そんなのばかりです。
曲の提供は結構多く、全盛期の広末涼子や安達祐実など有名どころにも数多く提供しています。
彼女の実家が宮城の造り酒屋ということもあり、現在は当主として店を切り盛りしながら、たまにFM放送に出演したりライブしたりで過ごしているようです。
「ファイン」
1 ずっとハッピーバースディ
2 ほんものがいっぱい
3 WEEKEND SHOWER
4 DEAR MY BUDDY
5 みちくさ
6 放課後のサブリナ
7 SCHOOL BOY
8 幻想ゲーム
9 TINY LESSON
10 SOINE
91年リリースの1stアルバムです。9がソロでのデビューシングルです。
作詞・作曲はかの香織本人、編曲は佐久間正英さんです。
ごくごく普通のポップ曲です。この人にしてはかなり明るく賑やかで、バックの音もいわゆるJ-Popの範疇です。ショコラータを聞いたことがある人間からすればその違いに驚きます。バックの音はシンセ音がメインです。佐久間さんが編曲ですからフェアライトだと思います。ドラムやベース・ギターといった音は入ってはいますが、いわゆるバンドっぽさは感じません。もともとがアバンギャルドなニューウェーブ系だったショコラータから考えると、驚くような変身ぶりです。
とはいえ彼女の歌声は独特ですから、一発でかの香織だと気づきます。この独特な感じが、都会的なFM放送には合っていたのでしょう。この「FM放送でよくかかる」「渋谷系に人気」「著名グループの歌姫」といったあたりが、Basiaあたりと似た印象です。あくまで私の印象でしかありませんが。

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2025年03月11日 08:00
2019年「31313」収録
テーマ:誕生で続けます。
結成は2010年。初期の頃はメンバー構成も違っていましたが、2012年のメジャーデビュー時に女性4名のバンド編成となっています。ライブでは固定のギタリストがサポートしていたので、実質5名でステージに上がっていました。
メジャーデビューは2012年。学園祭・ライブハウスツアー・夏フェス等を経て、2015年には単独での武道館公演。その後も順調に活躍を重ねていましたが、2021年にドラムの梅村が脱退を発表。そのまま年末の東京体育館公演をもって活動休止になりました。
丸2年の休止を経て昨年3月にミニアルバムをリリースして復活。今年1月にもミニアルバムがリリースされています。2月に短いながらもツアーが開催され、一応は完全復活という状態です。ドラムがサポート状態ですので一抹の不安もありますが、とりあえずは一安心です。
「31313」
1 恋のエスパー
2 無重力ダンス
3 Go Way!
4 ALC. Monster
5 天下一品のテーマ
6 クリームソーダ
7 REBORN
8 卒業
9 19 summer note
10 Attack
11 渇かない涙
12 Letter
13 Happy Song For You
2019年にリリースされた6枚目のフルアルバムです。3,5,6,9がシングル・カップリングの既出曲です。オリコン最高位は7位でした。
ちなみにアルバムタイトルは発売日である「平成31年3月13日」です。覚えやすくて助かります。二日後がリリース記念日ですね。
作詞はボーカルのすぅ、作曲は第五のメンバーであるクボナオキです。
メンバーのヒナ(梅村)のパーティーの準備という小芝居から始まります。そういうところはアイドルに片足突っ込んでるというか、普通のロックバンドとは違う売りです。
曲自体はサイサイらしい賑やかなポップロックです。途中で耳馴染みのある「Happy Birthday To You」のメロディを挟み、賑やかなまま駆け抜けます。そして最後に再びヒナをむかえてクラッカーを鳴らすという小芝居で終わります。
きちんとした曲というよりも、ファン向けのボーナストラック的な立ち位置と考えれば納得です。ここら辺がいわゆるガールズバンドとは言ってもどこかアイドルチックなサイサイの立ち位置でしょう。純粋にロックバンドの楽曲を求める人には勧められませんが、ガールズバンドの楽しげな雰囲気が好きな人にはお勧めできます。勝手な判断ですが、SHOW-YA信者には勧めませんがプリプリファンにはお勧めです。

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テーマ:誕生で続けます。
結成は2010年。初期の頃はメンバー構成も違っていましたが、2012年のメジャーデビュー時に女性4名のバンド編成となっています。ライブでは固定のギタリストがサポートしていたので、実質5名でステージに上がっていました。
メジャーデビューは2012年。学園祭・ライブハウスツアー・夏フェス等を経て、2015年には単独での武道館公演。その後も順調に活躍を重ねていましたが、2021年にドラムの梅村が脱退を発表。そのまま年末の東京体育館公演をもって活動休止になりました。
丸2年の休止を経て昨年3月にミニアルバムをリリースして復活。今年1月にもミニアルバムがリリースされています。2月に短いながらもツアーが開催され、一応は完全復活という状態です。ドラムがサポート状態ですので一抹の不安もありますが、とりあえずは一安心です。
「31313」
1 恋のエスパー
2 無重力ダンス
3 Go Way!
4 ALC. Monster
5 天下一品のテーマ
6 クリームソーダ
7 REBORN
8 卒業
9 19 summer note
10 Attack
11 渇かない涙
12 Letter
13 Happy Song For You
2019年にリリースされた6枚目のフルアルバムです。3,5,6,9がシングル・カップリングの既出曲です。オリコン最高位は7位でした。
ちなみにアルバムタイトルは発売日である「平成31年3月13日」です。覚えやすくて助かります。二日後がリリース記念日ですね。
作詞はボーカルのすぅ、作曲は第五のメンバーであるクボナオキです。
メンバーのヒナ(梅村)のパーティーの準備という小芝居から始まります。そういうところはアイドルに片足突っ込んでるというか、普通のロックバンドとは違う売りです。
曲自体はサイサイらしい賑やかなポップロックです。途中で耳馴染みのある「Happy Birthday To You」のメロディを挟み、賑やかなまま駆け抜けます。そして最後に再びヒナをむかえてクラッカーを鳴らすという小芝居で終わります。
きちんとした曲というよりも、ファン向けのボーナストラック的な立ち位置と考えれば納得です。ここら辺がいわゆるガールズバンドとは言ってもどこかアイドルチックなサイサイの立ち位置でしょう。純粋にロックバンドの楽曲を求める人には勧められませんが、ガールズバンドの楽しげな雰囲気が好きな人にはお勧めできます。勝手な判断ですが、SHOW-YA信者には勧めませんがプリプリファンにはお勧めです。

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2025年03月10日 08:00
2004年「青田屋3号」収録
テーマ:誕生で続けます。
幼少期は癌で病院で過ごしたそうです。ほとんど独学でピアノプレイを学び、耳コピーで曲を学んでいきました。根っからの音楽ヲタクとなりますか。
友人だった元モーニング娘。の福田明日香に音楽業界関係者を紹介してもらい、02年にインディーズで業界デビュー。インディーズでの1stアルバム「Aizenaha」はインディーズでは異例の8万枚を超えるセールスを記録したといいます。またこの時期には半生を綴った自伝的小説「天使の歌声 -小児病棟の奇跡-」が出版、およびドラマ化。05年に句点をとった「より子」でメジャーデビュー。何度か病気療養でお休みを挟みながらも、現在も引退せずに活動を続けています。治療の関係もありリリース自体はほとんどありませんが、YouTubeやインスタライブ、ツイキャス等で頑張っています。
現在までにオリジナルアルバムがインディーズで2枚、メジャーで6枚。弾き語りのカバーアルバム等がリリースされています。
「青田屋3号」
1 はじまりはいつも / 坂崎kayoko
2 面影橋 / フロウズン
3 one / 新井昌慧
4 小春日和 / 椿屋四重奏
5 ヒトリゴト / ケイタク
6 コミカルライフ / ROCO
7 声しか知らない / 増田太郎
8 アスファルト人生 / 風味堂
9 キスしようBaby / 石見十見
10 Happy Birthday To You / より子。
11 あの素晴らしい愛をもう一度 / 坂崎kayoko
04年にリリースされたニッポン放送が纏めたオムニバス盤です。オールナイトニッポンのレーベルから新人を集めています。その後売れた人も、すでに消えた人も色々です。ちなみにより子。は青田屋シリーズ1-3まですべて顔を出しています。それだけニッポン放送に気に入られていたのでしょう。
アルフィーファンの私は当然、坂崎さんが手伝っていたkayoko目当てで購入しています。その他では3,6,8あたりがお気に入りの四つ星です。より子。はこの「青田屋」で気に入ってメジャーでのオリジナルアルバムに手を伸ばした口です。
彼女のオリジナルとしてはメジャーでの1stアルバム「Cocoon」に収録されています。そちらは微妙に前曲のSEが被っています。
生ギターとピアノがメインの賑やかな楽曲です。他はタンバリンのようなシャカシャカ言ってる音と、コーラスと手拍子ぐらいです。最後の方ではバスドラも鳴ってるようですが、ロックドラムのバスンという音ではないので、雰囲気はあくまで柔らかいまんまです。印象としてはラジオ局の空いてるブースでこっそり録ってるような感じです。
彼女の歌声はごくごくオーソドックスな女性ボーカルという感じで、特筆するほど上手くは感じません。ですがなんとなく引っかかるような魅かれるような感じがします。何がどうとは言えないんですが、もうちょっと聞きたいという魅力があります。だからこそオリジナルアルバムも手にしたわけですが。

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テーマ:誕生で続けます。
幼少期は癌で病院で過ごしたそうです。ほとんど独学でピアノプレイを学び、耳コピーで曲を学んでいきました。根っからの音楽ヲタクとなりますか。
友人だった元モーニング娘。の福田明日香に音楽業界関係者を紹介してもらい、02年にインディーズで業界デビュー。インディーズでの1stアルバム「Aizenaha」はインディーズでは異例の8万枚を超えるセールスを記録したといいます。またこの時期には半生を綴った自伝的小説「天使の歌声 -小児病棟の奇跡-」が出版、およびドラマ化。05年に句点をとった「より子」でメジャーデビュー。何度か病気療養でお休みを挟みながらも、現在も引退せずに活動を続けています。治療の関係もありリリース自体はほとんどありませんが、YouTubeやインスタライブ、ツイキャス等で頑張っています。
現在までにオリジナルアルバムがインディーズで2枚、メジャーで6枚。弾き語りのカバーアルバム等がリリースされています。
「青田屋3号」
1 はじまりはいつも / 坂崎kayoko
2 面影橋 / フロウズン
3 one / 新井昌慧
4 小春日和 / 椿屋四重奏
5 ヒトリゴト / ケイタク
6 コミカルライフ / ROCO
7 声しか知らない / 増田太郎
8 アスファルト人生 / 風味堂
9 キスしようBaby / 石見十見
10 Happy Birthday To You / より子。
11 あの素晴らしい愛をもう一度 / 坂崎kayoko
04年にリリースされたニッポン放送が纏めたオムニバス盤です。オールナイトニッポンのレーベルから新人を集めています。その後売れた人も、すでに消えた人も色々です。ちなみにより子。は青田屋シリーズ1-3まですべて顔を出しています。それだけニッポン放送に気に入られていたのでしょう。
アルフィーファンの私は当然、坂崎さんが手伝っていたkayoko目当てで購入しています。その他では3,6,8あたりがお気に入りの四つ星です。より子。はこの「青田屋」で気に入ってメジャーでのオリジナルアルバムに手を伸ばした口です。
彼女のオリジナルとしてはメジャーでの1stアルバム「Cocoon」に収録されています。そちらは微妙に前曲のSEが被っています。
生ギターとピアノがメインの賑やかな楽曲です。他はタンバリンのようなシャカシャカ言ってる音と、コーラスと手拍子ぐらいです。最後の方ではバスドラも鳴ってるようですが、ロックドラムのバスンという音ではないので、雰囲気はあくまで柔らかいまんまです。印象としてはラジオ局の空いてるブースでこっそり録ってるような感じです。
彼女の歌声はごくごくオーソドックスな女性ボーカルという感じで、特筆するほど上手くは感じません。ですがなんとなく引っかかるような魅かれるような感じがします。何がどうとは言えないんですが、もうちょっと聞きたいという魅力があります。だからこそオリジナルアルバムも手にしたわけですが。

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2025年03月09日 08:00
2001年「a piece of life」収録
テーマ:誕生で続けます。
16歳の時に歌舞伎座で初舞台を踏み、翌年にはNHK大河ドラマ初出演。90年代半ば頃はテレビドラマで人気を得ています。
音楽に関しては97年デビュー。当時は広末涼子などと共にアイドル女優の片手間の雰囲気もありましたが、何だかんだでオリジナルアルバムが10枚もリリースされており、全国ツアーもきちんとやるなど、本格的に音楽に取り組んでいる印象です。ここんところはリリースも少なく、アルバムは2017年が最後、ツアーも2010年が最後ではありますが。
結婚相手が腕っこきスタジオミュージシャンの佐橋さんということもあり、毎年恒例だった小田和正さんのクリスマスの約束には長いこと準レギュラーのように出演していました。
「a piece of lie」
1 コイシイヒト
2 雨の色
3 a bird
4 another birthday
5 優しい風
6 Sha la la
7 Pianissimo
8 ゆびさき
9 a piece of life
10 沈丁花
11 コイシイヒト (instrumental)
2001年にリリースされた4thアルバムです。オリコンでの最高位は4位。
日向敏文、来生たかお、川村結花といった豪華な作家陣に加え、このアルバムでは松たか子自身も自作曲5,9を披露しています。他にも7,10と結構スローな佳曲が多く収められています。
作詞は松たか子本人、作曲は来生たかお、編曲は星勝さんです。シングル「コイシイヒト」のカップリングとして、アルバムより三ヶ月ほど先行してリリースされています。
シンセのリズムに生ギターとストリングスという柔らかい音のバラードです。シンセの上物が少しくどい気もしますが、全体的には軽やかでシンプルに纏まっています。彼女の声が優しい歌声なので、この柔らかい雰囲気は合っています。
この曲はいわゆるバースデーソングではありません。
男性脳の人はあまり気にせず、女性脳の人はやたら細かく気にするタイプの記念日です。まあ、このくらいならば年に一回お祝いするのもありかもしれませんが、三ヶ月目の記念日とか言い出されると「正気か?」となります。

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テーマ:誕生で続けます。
16歳の時に歌舞伎座で初舞台を踏み、翌年にはNHK大河ドラマ初出演。90年代半ば頃はテレビドラマで人気を得ています。
音楽に関しては97年デビュー。当時は広末涼子などと共にアイドル女優の片手間の雰囲気もありましたが、何だかんだでオリジナルアルバムが10枚もリリースされており、全国ツアーもきちんとやるなど、本格的に音楽に取り組んでいる印象です。ここんところはリリースも少なく、アルバムは2017年が最後、ツアーも2010年が最後ではありますが。
結婚相手が腕っこきスタジオミュージシャンの佐橋さんということもあり、毎年恒例だった小田和正さんのクリスマスの約束には長いこと準レギュラーのように出演していました。
「a piece of lie」
1 コイシイヒト
2 雨の色
3 a bird
4 another birthday
5 優しい風
6 Sha la la
7 Pianissimo
8 ゆびさき
9 a piece of life
10 沈丁花
11 コイシイヒト (instrumental)
2001年にリリースされた4thアルバムです。オリコンでの最高位は4位。
日向敏文、来生たかお、川村結花といった豪華な作家陣に加え、このアルバムでは松たか子自身も自作曲5,9を披露しています。他にも7,10と結構スローな佳曲が多く収められています。
作詞は松たか子本人、作曲は来生たかお、編曲は星勝さんです。シングル「コイシイヒト」のカップリングとして、アルバムより三ヶ月ほど先行してリリースされています。
シンセのリズムに生ギターとストリングスという柔らかい音のバラードです。シンセの上物が少しくどい気もしますが、全体的には軽やかでシンプルに纏まっています。彼女の声が優しい歌声なので、この柔らかい雰囲気は合っています。
この曲はいわゆるバースデーソングではありません。
ただ一つのその言葉 伝えたその日を
二人のもう一つの誕生日にしよう
男性脳の人はあまり気にせず、女性脳の人はやたら細かく気にするタイプの記念日です。まあ、このくらいならば年に一回お祝いするのもありかもしれませんが、三ヶ月目の記念日とか言い出されると「正気か?」となります。

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2025年03月08日 08:00
1990年「野球選手が夢だった。」収録
テーマ:誕生で続けます。
84年にヤマハのEast West ‘84で最優秀賞を受賞。87年にポリドールからメジャーデビュー。しばらくはヒットもありませんでした。90年にリリースされた「愛は勝つ」が91年になってから大ヒット。オリコンで最高位2位、最終的には200万枚を超え、レコ大ポップス・ロック部門大賞、紅白にも出場。その後もプチヒットはちょこちょこありますが、大ヒットというのはこの一曲だったため、「究極の一発屋」みたいな扱いを受けています。
2023年11月に逝去。その後友人だったaiko、根本要、トータス松本らのユニットKAN with His Friendsで「KANのChristmas Song 2023」が発表されました。
現在までにオリジナルアルバム17枚、ベスト・セルフカバー・ライブ盤などがリリースされています。
この人は自身でもシンガーソングライターとして歌を歌いますが、人への提供曲も多数あります。一番有名なのは今井美樹の「雨にキッスの花束を」でしょうか。他にも友人であるスタレビとか、同じ事務所のハロプロ関係なんか以外にも、SMAPや平井堅や五木ひろしなんて名前とも絡んでいます。なかなか面白い部分です。
「野球選手が夢だった。」
1 愛は勝つ
2 恋する二人の834km
3 けやき通りがいろづく頃
4 青春国道202
5 千歳
6 Happy Birthday
7 僕たちのEaster
8 健全 安全 好青年
9 1989 (A Ballade of Bobby & Olivia)
10 君が好き胸が痛い
90年7月にリリースされた5thアルバムです。ここからシングルカットされた1が大ヒットとなったため、引きずられるように2位まで上がり、91年の年間チャート17位となりました。
作詞作曲はすべてKAN本人、編曲はほぼ小林信吾との共同となっています。
どこか80年代を引きずったような音世界です。リズムの雰囲気がちょっとR&B寄りに感じます。この人のイメージであるピアノの音はありません。イントロはエレピっぽい音ではありますが、基本的にはシンセベースと乾いたドラムにシンセのオブリばかりです。間奏はハモニカっぽい音とギターですが、これもシンセかもしれません。歌のバックはガツガツいってるギターが定番のロックとは違い、伴奏がシンセリズムだけというのは面白いところです。
もう少しベースを強くして女性ボーカルにしたら小比類巻かほるの1stアルバムあたりに入ってそうな雰囲気です。80年代後半のJ-Popはこういう音が溢れてましたんで不思議はありませんが、ぎりぎり90年代に入ってもこの音世界を前面に出してるんだ、という驚きはあります。

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84年にヤマハのEast West ‘84で最優秀賞を受賞。87年にポリドールからメジャーデビュー。しばらくはヒットもありませんでした。90年にリリースされた「愛は勝つ」が91年になってから大ヒット。オリコンで最高位2位、最終的には200万枚を超え、レコ大ポップス・ロック部門大賞、紅白にも出場。その後もプチヒットはちょこちょこありますが、大ヒットというのはこの一曲だったため、「究極の一発屋」みたいな扱いを受けています。
2023年11月に逝去。その後友人だったaiko、根本要、トータス松本らのユニットKAN with His Friendsで「KANのChristmas Song 2023」が発表されました。
現在までにオリジナルアルバム17枚、ベスト・セルフカバー・ライブ盤などがリリースされています。
この人は自身でもシンガーソングライターとして歌を歌いますが、人への提供曲も多数あります。一番有名なのは今井美樹の「雨にキッスの花束を」でしょうか。他にも友人であるスタレビとか、同じ事務所のハロプロ関係なんか以外にも、SMAPや平井堅や五木ひろしなんて名前とも絡んでいます。なかなか面白い部分です。
「野球選手が夢だった。」
1 愛は勝つ
2 恋する二人の834km
3 けやき通りがいろづく頃
4 青春国道202
5 千歳
6 Happy Birthday
7 僕たちのEaster
8 健全 安全 好青年
9 1989 (A Ballade of Bobby & Olivia)
10 君が好き胸が痛い
90年7月にリリースされた5thアルバムです。ここからシングルカットされた1が大ヒットとなったため、引きずられるように2位まで上がり、91年の年間チャート17位となりました。
作詞作曲はすべてKAN本人、編曲はほぼ小林信吾との共同となっています。
どこか80年代を引きずったような音世界です。リズムの雰囲気がちょっとR&B寄りに感じます。この人のイメージであるピアノの音はありません。イントロはエレピっぽい音ではありますが、基本的にはシンセベースと乾いたドラムにシンセのオブリばかりです。間奏はハモニカっぽい音とギターですが、これもシンセかもしれません。歌のバックはガツガツいってるギターが定番のロックとは違い、伴奏がシンセリズムだけというのは面白いところです。
もう少しベースを強くして女性ボーカルにしたら小比類巻かほるの1stアルバムあたりに入ってそうな雰囲気です。80年代後半のJ-Popはこういう音が溢れてましたんで不思議はありませんが、ぎりぎり90年代に入ってもこの音世界を前面に出してるんだ、という驚きはあります。

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2025年03月07日 08:00
1991年「アカシア」収録
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85年にEast West ‘85のジュニア部門でグランプリをとり、88年になってメジャーデビュー。92年の解散までに4枚のオリジナルアルバムを残しています。2005年に再結成しますが、結局ライブのみで新作音源のリリースはありませんでした。
中心であった井口一彦さんは一時はメジャーでソロ活動しておりましたが、現在はたまにライブをやったり自主製作でアルバムを作っているようです。オフィシャルHPが閉鎖されているので詳しい情報は得られませんでした。
「アカシア」
1 赤い旗の下で
2 The Hard Days
3 Hey! Boys & Girls
4 マーガレット
5 ムーンライト
6 “ZERO”
7 アーバン・カウボーイ
8 So Long
9 Take It Easy
10 遠い足跡
11 色あせた街の中で
12 嘆きの壁
91年にリリースされた最後のオリジナルアルバムです。4,10がシングル曲です。プロデューサーは元ARB-甲斐バンドの田中一郎。元々ロック畑の人が迫力あるロックボーカルの井口君をプロデュースするんですから悪いはずがありません。J-Rock好きには話題になっていました。売り上げは別ですが。
生ギターの軽快なリズムが印象的なナンバーです。スネアロールだとか、マーチっぽいギターとか、彼らのイメージとはちょっと違う感じがします。間奏では台詞も入りますし、戦闘機のようなSEも入ってきます。色々曲の雰囲気が変わりますので、6分弱という尺よりも長く感じます。
歌詞はいわゆる反戦のメッセージソングなので、歌詞を読んでいると重たいイメージがあります。リズムがマーチっぽくて軽やかなのでギャップを感じます。骨っぽい歌詞と井口君の声はよく似合っています。90年代は邦楽バブルの頃ですから、もっと派手な音世界が人気でしたが、こういう骨太の反戦ロックで勝負してるのが粋なところです。

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85年にEast West ‘85のジュニア部門でグランプリをとり、88年になってメジャーデビュー。92年の解散までに4枚のオリジナルアルバムを残しています。2005年に再結成しますが、結局ライブのみで新作音源のリリースはありませんでした。
中心であった井口一彦さんは一時はメジャーでソロ活動しておりましたが、現在はたまにライブをやったり自主製作でアルバムを作っているようです。オフィシャルHPが閉鎖されているので詳しい情報は得られませんでした。
「アカシア」
1 赤い旗の下で
2 The Hard Days
3 Hey! Boys & Girls
4 マーガレット
5 ムーンライト
6 “ZERO”
7 アーバン・カウボーイ
8 So Long
9 Take It Easy
10 遠い足跡
11 色あせた街の中で
12 嘆きの壁
91年にリリースされた最後のオリジナルアルバムです。4,10がシングル曲です。プロデューサーは元ARB-甲斐バンドの田中一郎。元々ロック畑の人が迫力あるロックボーカルの井口君をプロデュースするんですから悪いはずがありません。J-Rock好きには話題になっていました。売り上げは別ですが。
生ギターの軽快なリズムが印象的なナンバーです。スネアロールだとか、マーチっぽいギターとか、彼らのイメージとはちょっと違う感じがします。間奏では台詞も入りますし、戦闘機のようなSEも入ってきます。色々曲の雰囲気が変わりますので、6分弱という尺よりも長く感じます。
歌詞はいわゆる反戦のメッセージソングなので、歌詞を読んでいると重たいイメージがあります。リズムがマーチっぽくて軽やかなのでギャップを感じます。骨っぽい歌詞と井口君の声はよく似合っています。90年代は邦楽バブルの頃ですから、もっと派手な音世界が人気でしたが、こういう骨太の反戦ロックで勝負してるのが粋なところです。

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2025年03月06日 08:00
1989年「I.B.W -It’s a Beautiful World-」収録
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1981年にヤマハ主催のバンドコンテストをきっかけに結成。ボーカルのサンプラザ中野、ギターのパッパラー河合は元スーパースランプ出身です。このバンドはデーモン小暮や大川興業の大川豊が所属していたためカルト的人気があります。ドラムのファンキー末吉、ベースの江川ほーじんは元暴風銃というバンドの出身で、こちらはホッピー神山が所属していました。
84年にメジャーデビュー。はじめは色物バンドとしての人気でしたが、88年の「Runner」の大ヒット、続く「月光」や「大きな玉ねぎの下で」などはどれもヒットし、日本を代表するロックバンドになりました。
一連のヒット後の90年代はあまりヒット曲は出ていません。99年に活動休止後はたまに再結成ライブをやったり、トリビュート企画で名を連ねたりしています。
「I.B.W -It’s A Beautiful World-」
1 泳ぐ人のバラード
2 I.B.W. -It’s a beautiful world-
3 45歳の地図
4 満月電車
5 完敗
6 シンデレラちからいっぱい憂さ晴らしの歌 今夜はパーティー
7 女なんかなんだ
8 KASHIWAマイ・ラブ
9 リゾ・ラバ -Resort Lovers-
10 それから
11 大きな玉ねぎの下で -はるかなる想い-
89年にリリースされた6thアルバムになります。3,9,11がシングル曲、4がカップリング曲です。11はオリジナルの2ndアルバム収録とは別バージョンになります。ブレイク後のアルバムなので、オリコンでは1位になっています。
ベースが江川ほーじんからバーベQ和佐田に変わって最初のアルバムです。8はパッパラー河合ボーカルとなります。
シングル「リゾ・ラバ」のカップリングです。作詞はサンプラザ中野、作曲は「New」ファンキー末吉、編曲は爆風スランプのバンド名義。
ちょっと夜の雰囲気のシティポップ風の楽曲です。アコースティックギターと柔らかなドラムに、歌謡曲風のシンセに深い男声コーラス。とても「Runner」で爆発したロックバンドとは思えません。爆風スランプというグループからイメージする暴発系ではなく、しっとりとした生ギターとエレピとシンセがどこまでもムード歌謡のようです。そしてしっかり考えて作られたバックの音に相反して、
安アパートが似合いそうな歌詞がどこかチグハグなおかしみを出しています。このどこかズレた感じが私のイメージする爆風スランプには合っています。

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1981年にヤマハ主催のバンドコンテストをきっかけに結成。ボーカルのサンプラザ中野、ギターのパッパラー河合は元スーパースランプ出身です。このバンドはデーモン小暮や大川興業の大川豊が所属していたためカルト的人気があります。ドラムのファンキー末吉、ベースの江川ほーじんは元暴風銃というバンドの出身で、こちらはホッピー神山が所属していました。
84年にメジャーデビュー。はじめは色物バンドとしての人気でしたが、88年の「Runner」の大ヒット、続く「月光」や「大きな玉ねぎの下で」などはどれもヒットし、日本を代表するロックバンドになりました。
一連のヒット後の90年代はあまりヒット曲は出ていません。99年に活動休止後はたまに再結成ライブをやったり、トリビュート企画で名を連ねたりしています。
「I.B.W -It’s A Beautiful World-」
1 泳ぐ人のバラード
2 I.B.W. -It’s a beautiful world-
3 45歳の地図
4 満月電車
5 完敗
6 シンデレラちからいっぱい憂さ晴らしの歌 今夜はパーティー
7 女なんかなんだ
8 KASHIWAマイ・ラブ
9 リゾ・ラバ -Resort Lovers-
10 それから
11 大きな玉ねぎの下で -はるかなる想い-
89年にリリースされた6thアルバムになります。3,9,11がシングル曲、4がカップリング曲です。11はオリジナルの2ndアルバム収録とは別バージョンになります。ブレイク後のアルバムなので、オリコンでは1位になっています。
ベースが江川ほーじんからバーベQ和佐田に変わって最初のアルバムです。8はパッパラー河合ボーカルとなります。
シングル「リゾ・ラバ」のカップリングです。作詞はサンプラザ中野、作曲は「New」ファンキー末吉、編曲は爆風スランプのバンド名義。
ちょっと夜の雰囲気のシティポップ風の楽曲です。アコースティックギターと柔らかなドラムに、歌謡曲風のシンセに深い男声コーラス。とても「Runner」で爆発したロックバンドとは思えません。爆風スランプというグループからイメージする暴発系ではなく、しっとりとした生ギターとエレピとシンセがどこまでもムード歌謡のようです。そしてしっかり考えて作られたバックの音に相反して、
食卓のキャベツは ひからびていく
満月の電車が 家路を急ぐ
安アパートが似合いそうな歌詞がどこかチグハグなおかしみを出しています。このどこかズレた感じが私のイメージする爆風スランプには合っています。

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2025年03月05日 08:00
1987年「Strange Fire」収録
テーマ:誕生で続けます。
同じ小学校に通っていたエイミーとエミリーという女性二人組で、高校時代から一緒に活動するようになり、大学時代から「Indigo Girls」名義で歌うようになっています。
87年にインディレーベルからアルバムを発表しますが、そこまでヒットしませんでした。が、Epicがスザンヌ・ヴェガの後釜を探しており、女性のフォークロックということで彼女たちがお眼鏡にかない契約。89年に2ndアルバム「Indigo Girls」をリリースしビルボード22位を獲得。さらにグラミーの最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバムを受賞。途中ソロ活動などもありますが現在でも活動を続けています。現在までに15枚のオリジナルアルバムをリリースしています。
wikiの日本語ページが作られていないほど日本での知名度は高くありません。日本の公式であるソニーのアーティスト紹介HPですらプロフィール蘭が空欄のままです。そのくせグラミーでは6度もノミネートされているという、世界的には著名なのに日本でだけ人気がないアーティストです。ジェームス・ブラウンやグレイトフル・デッド、AC/DCなどと同様に「Small In Japan」と呼んでいいかもしれません。
「Strange Fire」
1 Strange Fire
2 Crazy Game
3 Left Me a Fool
4 I Don’t Wanna Know
5 Hey Jesus
6 Get Together
7 Walk Away
8 Make It Easier
9 You Left It Up to Me
10 Land of Canaan
87年リリースのデビューアルバムです。最初はカナダのインディーレーベルからのリリースでしたが、Epicと契約して89年に曲順を変え再リリースされています。再リリースの際に2曲カットされ、1曲カバー曲が追加されています。
私が持っているのは当然epic盤ですので、カットされた曲がどんなものかは分かりません。
エミリーの作ったフォーク曲です。アコースティックギターでの弾き語りで、他の音はまったく入っていません。ギターも一本のみですし、ベース・ドラムもありません。二人ユニットではありますが、コーラスもありません。生ギターのストロークと歌声だけという、いわゆるフォークとして思い描く一番シンプルな音世界です。
単純なコードストロークが主体ですが、生ギターの音は綺麗で聞きやすく勉強になります。また彼女の声がちょっと低めのハスキーボイスで、揺さぶるような歌声なのもポイントが高いです。
タイトル通り「Jesus救世主」を歌っています。私の語学力だと「おそらく」とつけといた方がいいと思いますが。
特に信仰心を持っていない私からするとこういう感覚はまったくわかりませんし、邦楽だとこうやって宗教心を歌うことはあまりありません。欧米の曲を聴くと宗教が根っこのところにありますから、そこまで珍しいことではありません。この曲も生ギターの印象もありますが、歌詞のせいか清浄な雰囲気を感じてしまいます。そこまで深くは共感できませんが。

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同じ小学校に通っていたエイミーとエミリーという女性二人組で、高校時代から一緒に活動するようになり、大学時代から「Indigo Girls」名義で歌うようになっています。
87年にインディレーベルからアルバムを発表しますが、そこまでヒットしませんでした。が、Epicがスザンヌ・ヴェガの後釜を探しており、女性のフォークロックということで彼女たちがお眼鏡にかない契約。89年に2ndアルバム「Indigo Girls」をリリースしビルボード22位を獲得。さらにグラミーの最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバムを受賞。途中ソロ活動などもありますが現在でも活動を続けています。現在までに15枚のオリジナルアルバムをリリースしています。
wikiの日本語ページが作られていないほど日本での知名度は高くありません。日本の公式であるソニーのアーティスト紹介HPですらプロフィール蘭が空欄のままです。そのくせグラミーでは6度もノミネートされているという、世界的には著名なのに日本でだけ人気がないアーティストです。ジェームス・ブラウンやグレイトフル・デッド、AC/DCなどと同様に「Small In Japan」と呼んでいいかもしれません。
「Strange Fire」
1 Strange Fire
2 Crazy Game
3 Left Me a Fool
4 I Don’t Wanna Know
5 Hey Jesus
6 Get Together
7 Walk Away
8 Make It Easier
9 You Left It Up to Me
10 Land of Canaan
87年リリースのデビューアルバムです。最初はカナダのインディーレーベルからのリリースでしたが、Epicと契約して89年に曲順を変え再リリースされています。再リリースの際に2曲カットされ、1曲カバー曲が追加されています。
私が持っているのは当然epic盤ですので、カットされた曲がどんなものかは分かりません。
エミリーの作ったフォーク曲です。アコースティックギターでの弾き語りで、他の音はまったく入っていません。ギターも一本のみですし、ベース・ドラムもありません。二人ユニットではありますが、コーラスもありません。生ギターのストロークと歌声だけという、いわゆるフォークとして思い描く一番シンプルな音世界です。
単純なコードストロークが主体ですが、生ギターの音は綺麗で聞きやすく勉強になります。また彼女の声がちょっと低めのハスキーボイスで、揺さぶるような歌声なのもポイントが高いです。
You had the whole world waiting for your birth
あなたが生まれてくるのを世界中が待っていた
タイトル通り「Jesus救世主」を歌っています。私の語学力だと「おそらく」とつけといた方がいいと思いますが。
特に信仰心を持っていない私からするとこういう感覚はまったくわかりませんし、邦楽だとこうやって宗教心を歌うことはあまりありません。欧米の曲を聴くと宗教が根っこのところにありますから、そこまで珍しいことではありません。この曲も生ギターの印象もありますが、歌詞のせいか清浄な雰囲気を感じてしまいます。そこまで深くは共感できませんが。

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2025年03月04日 08:00
1991年「Carry On」収録
テーマ:誕生で続けます。
60年代末に結成された、今でいうスーパーバンドです。
バーズで活躍していたデビッド・クロスビー、ホリーズで一世を風靡したグラハム・ナッシュ、バファロー・スプリングフィールドのスティブン・スティルス。それぞれがソロでやっていけるほどの超有名ミュージシャンが集まっています。そこにバッファローでスティルスの同僚だったニール・ヤングが合流する時もあり、CSNもCSNYも同程度に有名です。2023年にクロスビーが亡くなってしまったためもう新譜が出ることがないのは残念です。
問題なのはこのグループ、あまり区別がつかないというか、それぞれのソロ活動とCSNY(及びそのグループ内グループ)という感じで、曲を探す時に苦労します。iTunes等では当然のごとくアルバム名義ごとに区別されるため、この曲はCSNYのアルバムなのかCSNなのかクロスビー・ナッシュなのか迷うことがよくあります。オリジナルアルバムだけなら何とかなりますが、ライブ盤やらベスト盤やらが入ってくるとたびたび迷子になってしまいます。また私がライブ盤好きなのも厄介なところです。
ロックバンドは離合集散が多いとはいえ、この人たちはかなり特殊だと思います。
「Carry On」
1-1 Woodstock
1-2 Marrakesh Express
1-3 You Don’t Have to Cry
1-4 Teach Your Children
1-5 Love the One You’re With
1-6 Almost Cut My Hair
1-7 Wooden Ships
1-8 Dark Star
1-9 Helpless
1-10 Chicago / We Can Change the World
1-11 Cathedral
1-12 4+20
1-13 Our House
1-14 To the Last Whale…
1-15 Change Partners
1-16 Just a Song Before I Go
1-17 Ohio
1-18 Wasted on the Way
1-19 Southern Cross
2-1 Suite: Judy Blue Eys
2-2 Carry On / Questions
2-3 Horses Through a Rainstorm
2-4 Johnny’s Garden
2-5 Guinnevere
2-6 Helplessly Hoping
2-7 The Lee Shore
2-8 Taken At All
2-9 Shadow Captain
2-10 As I Come of Age
2-11 Drive My Car
2-12 Dear Mr. Fantasy
2-13 In My Dreams
2-14 Yours and Mine
2-15 Haven’t We Lost Enough?
2-16 After the Dolphin
2-17 Find the Cost of Freedom
91年にリリースされた2枚組のベスト盤です。一応CSN名義でのリリースとなっていますが、CSNYでの曲、ソロ名義のアルバム収録曲、クロスビー・スティルス名義のものまで横断的に収められています。もちろんこれで全部がわかるはずもありませんが、このグループのややこしさがわかると思います。
オリジナルはCSN名義の77年リリースアルバム「CSN」収録です。
グラハム・ナッシュの作った曲で、ナッシュとデビッド・クロスビーが一応メインボーカルとなっていますが基本的にはナッシュボーカルと考えてよさそうです。ピアノはナッシュ、ギターはスティルス、彩るように入っているストリングスのアレンジはクロスビーです。
イントロからしばらくはピアノのしんみりしたバラードですが、途中で突っ走る部分が出てきます。ここら辺は時代性からLSDが絡んでるのでは、と言われています。このゆったりとしたバラード部分と突っ走るハードロック部分の対比が面白いですね。
この人たちは組曲もありますしどこかプログレチックなものもあります。この曲はそこまであからさまな組曲ではありませんが、要素としてはそういったプログレチックなものに近い雰囲気があります。

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テーマ:誕生で続けます。
60年代末に結成された、今でいうスーパーバンドです。
バーズで活躍していたデビッド・クロスビー、ホリーズで一世を風靡したグラハム・ナッシュ、バファロー・スプリングフィールドのスティブン・スティルス。それぞれがソロでやっていけるほどの超有名ミュージシャンが集まっています。そこにバッファローでスティルスの同僚だったニール・ヤングが合流する時もあり、CSNもCSNYも同程度に有名です。2023年にクロスビーが亡くなってしまったためもう新譜が出ることがないのは残念です。
問題なのはこのグループ、あまり区別がつかないというか、それぞれのソロ活動とCSNY(及びそのグループ内グループ)という感じで、曲を探す時に苦労します。iTunes等では当然のごとくアルバム名義ごとに区別されるため、この曲はCSNYのアルバムなのかCSNなのかクロスビー・ナッシュなのか迷うことがよくあります。オリジナルアルバムだけなら何とかなりますが、ライブ盤やらベスト盤やらが入ってくるとたびたび迷子になってしまいます。また私がライブ盤好きなのも厄介なところです。
ロックバンドは離合集散が多いとはいえ、この人たちはかなり特殊だと思います。
「Carry On」
1-1 Woodstock
1-2 Marrakesh Express
1-3 You Don’t Have to Cry
1-4 Teach Your Children
1-5 Love the One You’re With
1-6 Almost Cut My Hair
1-7 Wooden Ships
1-8 Dark Star
1-9 Helpless
1-10 Chicago / We Can Change the World
1-11 Cathedral
1-12 4+20
1-13 Our House
1-14 To the Last Whale…
1-15 Change Partners
1-16 Just a Song Before I Go
1-17 Ohio
1-18 Wasted on the Way
1-19 Southern Cross
2-1 Suite: Judy Blue Eys
2-2 Carry On / Questions
2-3 Horses Through a Rainstorm
2-4 Johnny’s Garden
2-5 Guinnevere
2-6 Helplessly Hoping
2-7 The Lee Shore
2-8 Taken At All
2-9 Shadow Captain
2-10 As I Come of Age
2-11 Drive My Car
2-12 Dear Mr. Fantasy
2-13 In My Dreams
2-14 Yours and Mine
2-15 Haven’t We Lost Enough?
2-16 After the Dolphin
2-17 Find the Cost of Freedom
91年にリリースされた2枚組のベスト盤です。一応CSN名義でのリリースとなっていますが、CSNYでの曲、ソロ名義のアルバム収録曲、クロスビー・スティルス名義のものまで横断的に収められています。もちろんこれで全部がわかるはずもありませんが、このグループのややこしさがわかると思います。
オリジナルはCSN名義の77年リリースアルバム「CSN」収録です。
グラハム・ナッシュの作った曲で、ナッシュとデビッド・クロスビーが一応メインボーカルとなっていますが基本的にはナッシュボーカルと考えてよさそうです。ピアノはナッシュ、ギターはスティルス、彩るように入っているストリングスのアレンジはクロスビーです。
イントロからしばらくはピアノのしんみりしたバラードですが、途中で突っ走る部分が出てきます。ここら辺は時代性からLSDが絡んでるのでは、と言われています。このゆったりとしたバラード部分と突っ走るハードロック部分の対比が面白いですね。
この人たちは組曲もありますしどこかプログレチックなものもあります。この曲はそこまであからさまな組曲ではありませんが、要素としてはそういったプログレチックなものに近い雰囲気があります。

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2025年03月03日 08:00
1992年「Helloween / Walls of Jericho / Judas」収録
テーマ:誕生で続けます。
84年にドイツで結成されたジャーマンメタルバンドです。初期の頃はカイ・ハンセンのハイトーンボーカルと凶暴なギターリフ、とことん疾走していくスタイルで、メロディックスピードメタルの基礎となりました。ロックの教科書ではだいたいこの頃のハロウィンがこのジャンルの最初となっています。
その後専任ボーカリストとしてマイケル・キスクが加入し、ハイトーンボーカルにツインリードギターという特徴を押さえつつ、少しポップ寄りになってファンも拡大しました。特に87年の「Keeper of the Seven Keys Part 1」と翌年の「同 Part 2」は、メタルファン以外からも傑作といわれました。
その後結成時からの重鎮であるカイ・ハンセンが脱退したことでバンド内がぎくしゃくし、ポップ調のメタル路線への変更もうまくいかず、評価を落しました。94年にボーカルが変わり、再びパワーメタル方面へと舵を切り復活します。最近はバンドを離れていたカイハンセンとマイケル・キスクが再度ジョイントし、久し振りのアルバムをリリースしています。その分カイ・ハンセン率いるガンマレイの活動が縮小してしまいましたが。
「Helloween / Walls of Jericho / Judas」
1 Starlight
2 Murderer
3 Warrior
4 Victim Of Fate
5 Cry For Freedom
6 Walls Of Jericho
7 Ride The Sky
8 Reptile
9 Guardians
10 Phantoms of Death
11 Metal Invaders
12 Gorgar
13 Heavy Metal (Is the Law)
14 How Many Tears
15 Judas
89年にリリースされた、ベスト盤というかコンプリート盤というか、初期の集大成です。初リリース時はボーナストラックが入った16曲入りだったようですが、私が持っているのは92年に再発されたもので、ボーナストラックがついていないものです。
カイ・ハンセンがギター・ボーカルを務めていた1stアルバム「Helloween」、2ndアルバム「Walls of Jericho」、1stシングル「Judas」が丸々収められており、手っ取り早く2枚のアルバムと1枚のシングルを聞けるお得盤です。
オリジナルは2ndアルバム「Walls of Jericho」収録です。なにぶんアルバム丸ごと入っておりカット曲がないのでこのコンピで充分です。もともとはバラードとして書かれたものを、UFOの「Lights Out」に寄せて作り上げたそうです。おかげで批判も受けたそうですが、私はこういうスピードメタルは大好きです。
とことんカッ飛んでいくメロスピです。このスピード感はやはり特筆ものです。特にドラムがツーバスでドコドコいってる様は、70年代とはハッキリ違います。間奏のギターソロだけ曲調がゆったりとして、無理やりドラマチックに仕立てているのも、好き嫌いは別にして面白部分です。
この頃はカイ・ハンセンがボーカル・ギターを勤める4人組体制です。ツインギターというのはやはり聞いていてワクワクします。もちろんスタジオ録音ですからギターを重ねることは容易に出来るんですが、ギタリストが二人いるとソロの雰囲気が分かれます。そういった細かなニュアンスから音を聞き分けていくのも小さな楽しみです。

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84年にドイツで結成されたジャーマンメタルバンドです。初期の頃はカイ・ハンセンのハイトーンボーカルと凶暴なギターリフ、とことん疾走していくスタイルで、メロディックスピードメタルの基礎となりました。ロックの教科書ではだいたいこの頃のハロウィンがこのジャンルの最初となっています。
その後専任ボーカリストとしてマイケル・キスクが加入し、ハイトーンボーカルにツインリードギターという特徴を押さえつつ、少しポップ寄りになってファンも拡大しました。特に87年の「Keeper of the Seven Keys Part 1」と翌年の「同 Part 2」は、メタルファン以外からも傑作といわれました。
その後結成時からの重鎮であるカイ・ハンセンが脱退したことでバンド内がぎくしゃくし、ポップ調のメタル路線への変更もうまくいかず、評価を落しました。94年にボーカルが変わり、再びパワーメタル方面へと舵を切り復活します。最近はバンドを離れていたカイハンセンとマイケル・キスクが再度ジョイントし、久し振りのアルバムをリリースしています。その分カイ・ハンセン率いるガンマレイの活動が縮小してしまいましたが。
「Helloween / Walls of Jericho / Judas」
1 Starlight
2 Murderer
3 Warrior
4 Victim Of Fate
5 Cry For Freedom
6 Walls Of Jericho
7 Ride The Sky
8 Reptile
9 Guardians
10 Phantoms of Death
11 Metal Invaders
12 Gorgar
13 Heavy Metal (Is the Law)
14 How Many Tears
15 Judas
89年にリリースされた、ベスト盤というかコンプリート盤というか、初期の集大成です。初リリース時はボーナストラックが入った16曲入りだったようですが、私が持っているのは92年に再発されたもので、ボーナストラックがついていないものです。
カイ・ハンセンがギター・ボーカルを務めていた1stアルバム「Helloween」、2ndアルバム「Walls of Jericho」、1stシングル「Judas」が丸々収められており、手っ取り早く2枚のアルバムと1枚のシングルを聞けるお得盤です。
オリジナルは2ndアルバム「Walls of Jericho」収録です。なにぶんアルバム丸ごと入っておりカット曲がないのでこのコンピで充分です。もともとはバラードとして書かれたものを、UFOの「Lights Out」に寄せて作り上げたそうです。おかげで批判も受けたそうですが、私はこういうスピードメタルは大好きです。
とことんカッ飛んでいくメロスピです。このスピード感はやはり特筆ものです。特にドラムがツーバスでドコドコいってる様は、70年代とはハッキリ違います。間奏のギターソロだけ曲調がゆったりとして、無理やりドラマチックに仕立てているのも、好き嫌いは別にして面白部分です。
この頃はカイ・ハンセンがボーカル・ギターを勤める4人組体制です。ツインギターというのはやはり聞いていてワクワクします。もちろんスタジオ録音ですからギターを重ねることは容易に出来るんですが、ギタリストが二人いるとソロの雰囲気が分かれます。そういった細かなニュアンスから音を聞き分けていくのも小さな楽しみです。

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2025年03月02日 08:00
1995年「Waiting For The Punchline」収録
テーマ:誕生で続けます。
89年デビュー。時期的にはLAメタルの末裔に分類されることが多いですかね。90年リリースの2ndアルバムから、アコースティックのバラード「More Than Words」がビルボード1位の大ヒット。95年の4thアルバム発売後に、ボーカルのゲイリーがVan Halenへ移籍のために脱退。ギターのヌーノもソロに専念するため脱退したため、バンドはそのまま解散。
2005年に再結成し、08年には久し振りのアルバムもリリース。2023年になって15年ぶりのアルバムがリリースされました。枚数的にはやはり全盛期には遠く及びませんが、ビルボードで67位と、ブランクがあるわりには健闘しました。
現在までに6枚のオリジナルアルバム、2作のライブ盤がリリースされています。一週間ほど後の3月10日にMonsters of RockCruise 2025にマイケル・シェンカーやクィーンズライチと並んでクレジットされています。
「Waiting For The Punchline」
1 There Is No God
2 Cynical
3 Tell Me Something I Don’t Know
4 Hip Today
5 Naked
6 Midnight Express
7 Leave Me Alone
8 No Respect
9 Evilangelist
10 Shadow Boxing
11 Unconditionally
12 Fair-Weather Faith
95年リリースの4thアルバムです。ビルボードで40位、UKで10位、オリコンでは4位となっています。
12トラック目の後に隠しトラックが入っています。オフィシャルHPではアルバムタイトルの「Waiting For The Punchline」というタイトルがつけられて、きちんと別曲扱いになっています。
当時日本では割と好評だった印象ですが、アメリカなどでは変化のなさに飽きられてる批評が伝わってきました。私はヌーノが頑張るインストの6が大好物です。
ちょっとブルージーなナンバーです。とはいってもこのグループがそんなに素直なわけはなく、所々でギターが爆発する部分が出てきます。ストレートなブルースロックではなく、やはりモダンに感じますね。はじめの内はボーカルが左に割り振られているのも、聞いた時にハッとします。ボーカルは途中で中央に移動しますが、ギターはずっと右に定位しているのも面白いところです。
全体を通してはブルースロックの匂いが強く、ツェッペリンの初期とかクリームとかの雰囲気に似ていますが、そこに現代的なアレンジ・ギターテクニックを混ぜています。単純なブルースロックでしたら70年代にだいたい出ていますから、何かしら新しい要素を入れてこないと新しくやる意味がありません。
エクストリームというとどうしても全米トップになった「More Than Words」が頭に浮かびますし、ほとんどの人がそのイメージで語ります。アルバムを聞くとヘビーなものからブルージーなものまで色々と揃っているので、「More Than Words」しか知らない人には一旦どのアルバムでもいいので一枚丸ごと聞くことを勧めています。他にもいい曲が色々とありますので。

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89年デビュー。時期的にはLAメタルの末裔に分類されることが多いですかね。90年リリースの2ndアルバムから、アコースティックのバラード「More Than Words」がビルボード1位の大ヒット。95年の4thアルバム発売後に、ボーカルのゲイリーがVan Halenへ移籍のために脱退。ギターのヌーノもソロに専念するため脱退したため、バンドはそのまま解散。
2005年に再結成し、08年には久し振りのアルバムもリリース。2023年になって15年ぶりのアルバムがリリースされました。枚数的にはやはり全盛期には遠く及びませんが、ビルボードで67位と、ブランクがあるわりには健闘しました。
現在までに6枚のオリジナルアルバム、2作のライブ盤がリリースされています。一週間ほど後の3月10日にMonsters of RockCruise 2025にマイケル・シェンカーやクィーンズライチと並んでクレジットされています。
「Waiting For The Punchline」
1 There Is No God
2 Cynical
3 Tell Me Something I Don’t Know
4 Hip Today
5 Naked
6 Midnight Express
7 Leave Me Alone
8 No Respect
9 Evilangelist
10 Shadow Boxing
11 Unconditionally
12 Fair-Weather Faith
95年リリースの4thアルバムです。ビルボードで40位、UKで10位、オリコンでは4位となっています。
12トラック目の後に隠しトラックが入っています。オフィシャルHPではアルバムタイトルの「Waiting For The Punchline」というタイトルがつけられて、きちんと別曲扱いになっています。
当時日本では割と好評だった印象ですが、アメリカなどでは変化のなさに飽きられてる批評が伝わってきました。私はヌーノが頑張るインストの6が大好物です。
ちょっとブルージーなナンバーです。とはいってもこのグループがそんなに素直なわけはなく、所々でギターが爆発する部分が出てきます。ストレートなブルースロックではなく、やはりモダンに感じますね。はじめの内はボーカルが左に割り振られているのも、聞いた時にハッとします。ボーカルは途中で中央に移動しますが、ギターはずっと右に定位しているのも面白いところです。
全体を通してはブルースロックの匂いが強く、ツェッペリンの初期とかクリームとかの雰囲気に似ていますが、そこに現代的なアレンジ・ギターテクニックを混ぜています。単純なブルースロックでしたら70年代にだいたい出ていますから、何かしら新しい要素を入れてこないと新しくやる意味がありません。
エクストリームというとどうしても全米トップになった「More Than Words」が頭に浮かびますし、ほとんどの人がそのイメージで語ります。アルバムを聞くとヘビーなものからブルージーなものまで色々と揃っているので、「More Than Words」しか知らない人には一旦どのアルバムでもいいので一枚丸ごと聞くことを勧めています。他にもいい曲が色々とありますので。

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2025年03月01日 08:00
1994年「Supremacy」収録
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85年結成、デビューは93年。
メンバー変更を重ねながらも90年代半ばまではツインギターのメタルバンドとして存在感がありました。プログレ系パワーメタルという位置づけで、オランダ出身という物珍しさもあり他とは違った魅力を持っていました。現在までにフルアルバムが7枚、ミニアルバムが1枚リリースされています。
まだ解散はしていないようで、公式HPの英語を何とか読んでみると過去のアルバムがリマスターされるというニュースと、最終的なボーカルだったイアンが「on state with Elegy」となっていました。wikiの日本語版では活動休止中となっていましたが、英語版のwikiでは「2023 Reuniting」となってますんで、復活ということなんでしょう。昨年10月に渋谷で行われたEvoken Fest 2024にElegyの名前がありましたんで、往年の熱心なファンは見に行ったことでしょう。
「Supremacy」
1 Windows of the World
2 Angel’s Grace
3 Poisoned Hearts
4 Lust for Life
5 Anouk
6 Circles in the Sand
7 Darkest Night
8 Close Your Eyes
9 Supremacy
10 Erase Me
94年にリリースされた2ndアルバムです。5はインスト曲。チャート情報などは見つかりませんでした。
イントロは生ギターの美麗な旋律で、1コーラス目の途中から爆音エレキが入ってきます。間奏部分はメタルの速弾きです。所々で野太いコーラスというかシャウトの合いの手も入ります。この対比がすごく、別の曲のように感じます。ここら辺はプログレ系メタルバンドの面目躍如です。
ツインギターのバンドではありますが、この曲ではツインでの面白さはあまり感じません。二本で競ってる雰囲気はなく、ソロは順番ではなく一人でとっています。二本でスイッチしたりハモったりという楽しみがないので、エレジーとしてのプラス点はありません。そのかわり美麗なメロディは他のメタルバンドより一段も二段も上です。
偏見かもしれませんが、ヨーロッパのバンドの方がメロディは美麗なものが多い印象です。アメリカのバンドやそこに影響を受けたバンドは、メロディよりもパワーといった印象があります。どちらがいいかは好みによりけりですが、私はヨーロッパの様式美溢れるメロディアスな曲の方が好みです。

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85年結成、デビューは93年。
メンバー変更を重ねながらも90年代半ばまではツインギターのメタルバンドとして存在感がありました。プログレ系パワーメタルという位置づけで、オランダ出身という物珍しさもあり他とは違った魅力を持っていました。現在までにフルアルバムが7枚、ミニアルバムが1枚リリースされています。
まだ解散はしていないようで、公式HPの英語を何とか読んでみると過去のアルバムがリマスターされるというニュースと、最終的なボーカルだったイアンが「on state with Elegy」となっていました。wikiの日本語版では活動休止中となっていましたが、英語版のwikiでは「2023 Reuniting」となってますんで、復活ということなんでしょう。昨年10月に渋谷で行われたEvoken Fest 2024にElegyの名前がありましたんで、往年の熱心なファンは見に行ったことでしょう。
「Supremacy」
1 Windows of the World
2 Angel’s Grace
3 Poisoned Hearts
4 Lust for Life
5 Anouk
6 Circles in the Sand
7 Darkest Night
8 Close Your Eyes
9 Supremacy
10 Erase Me
94年にリリースされた2ndアルバムです。5はインスト曲。チャート情報などは見つかりませんでした。
イントロは生ギターの美麗な旋律で、1コーラス目の途中から爆音エレキが入ってきます。間奏部分はメタルの速弾きです。所々で野太いコーラスというかシャウトの合いの手も入ります。この対比がすごく、別の曲のように感じます。ここら辺はプログレ系メタルバンドの面目躍如です。
ツインギターのバンドではありますが、この曲ではツインでの面白さはあまり感じません。二本で競ってる雰囲気はなく、ソロは順番ではなく一人でとっています。二本でスイッチしたりハモったりという楽しみがないので、エレジーとしてのプラス点はありません。そのかわり美麗なメロディは他のメタルバンドより一段も二段も上です。
偏見かもしれませんが、ヨーロッパのバンドの方がメロディは美麗なものが多い印象です。アメリカのバンドやそこに影響を受けたバンドは、メロディよりもパワーといった印象があります。どちらがいいかは好みによりけりですが、私はヨーロッパの様式美溢れるメロディアスな曲の方が好みです。

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2025年02月28日 08:00
1988年「New Jersey」収録
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デビューは84年。80年代後半から90年代にかけてはロック界の中心で、まさにロック界のトップに君臨していました。当時はロック界もバブルでしたんで、そのド派手な活躍はまさに世界の頂点といった雰囲気でした。専用ジェットで世界中を飛び回りスタジアムや大規模アリーナでコンサート、癖の強いハードロック界を纏めてピースフェスティバルをモスクワで開催したり、MTVを焚きつけてアンプラグドを流行らせたり。
その後はソロ活動を活発化したことや、ハードロックの人気が下火になったことなどから売り上げは落ちてしまいました。それでもアルバムを出せばビルボード上位にランクインし、ライブは世界中のスタジアムクラスで敢行。リリース数は全盛期ほどではありませんが、昨年はデビュー40年でアルバムも出し、いまだに音楽界を賑わせています。
「New Jersey」
1 Lay Your Hands On Me
2 Bad Medicine
3 Born To Be My Baby
4 Living In Sin
5 Blood On Blood
6 Homebound Train
7 Wild Is The WInd
8 Ride Cowboy Ride
9 Stick To Your Guns
10 I'll Be There For You
11 99 In The Shade
12 Love For Sale
13 You Give Love A Bad Name (Live)
88年にリリースされた4thアルバムで、世界中で大ヒットした彼らの代表作になります。この頃からベスト盤「Cross Road」あたりまでは本当に絶頂期といいますか。数あるハードロックバンドの中はもとより、音楽界の中心のような存在でした。
米英豪などで1位、ビルボードの年間チャートでも4位、オリコンでは週間チャートは2位止まりでしたが年間チャートでは1位という大ヒット。アメリカだけで800万枚、世界でのトータルセールスは1800万枚といわれています。
1,2,3,4,10がシングルリリースされ、内1,10はビルボード1位となっています。また1は当時ソニーのCMで使われ、そのCMにはバンドも登場していました。
シングル曲はもちろんですが、アルバム曲のクォリティも抜群です。あえてマイナス点をつけるなら、他のアルバムに回せばハイライトになるであろう曲の存在感が薄くなってることですかね。それだけ各曲の質が高いです。
13は日本盤のみのボーナストラックです。他に二枚組のスペシャルエディションなどというのも存在します。後年にデラックスエディションなどというのもリリースされ、ショップで見つけても確認作業が必要です。
89年2月にシングルリリースされ、ビルボード1位、UK18位となっています。これでも当時の人気からすれば売り上げは低いように思いますが、あれだけ売れたアルバムからのシングルカットですから仕方ありません。
まだ初期といっていい時期ですので、アレック・ジョン・サッチとリッチー・サンボラ在籍時です。ジョンとリッチーの共作です。
ハードロックバンドの渾身のバラード曲です。その後代表バラード曲となる「Always」などはピアノがメインとなりますが、この曲はあくまでギターバンドのバラードです。デビッドのキーボードも入ってはいますが、後ろにうっすらという感じでほとんど主張してきません。
この曲ではリッチーの野太いコーラスが聞けます。ジョンのふり絞るボーカルもいいんですが、その後ろでリッチーが野太くシャウトしてるのが、ハードロック好きとしてはたまりません。イーグルスやCSNYのようなばっちりハモるコーラスではなく、ハードロック界特有のシャウト系です。ライブでボーカル以外のメンバーがコーラスをつけることはよくありますが、スタジオ録音でもリッチーのしゃがれたシャウトを入れてくるのが彼ららしさです。
ボン・ジョヴィはけっこうリッチーのシャウトコーラスが入っていますが、その中でも大好きな曲です。やっぱりバラードとは言っても綺麗に纏めるのではなく、野太くシャウトするのがハードロックらしさを感じます。

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テーマ:誕生で続けます。
デビューは84年。80年代後半から90年代にかけてはロック界の中心で、まさにロック界のトップに君臨していました。当時はロック界もバブルでしたんで、そのド派手な活躍はまさに世界の頂点といった雰囲気でした。専用ジェットで世界中を飛び回りスタジアムや大規模アリーナでコンサート、癖の強いハードロック界を纏めてピースフェスティバルをモスクワで開催したり、MTVを焚きつけてアンプラグドを流行らせたり。
その後はソロ活動を活発化したことや、ハードロックの人気が下火になったことなどから売り上げは落ちてしまいました。それでもアルバムを出せばビルボード上位にランクインし、ライブは世界中のスタジアムクラスで敢行。リリース数は全盛期ほどではありませんが、昨年はデビュー40年でアルバムも出し、いまだに音楽界を賑わせています。
「New Jersey」
1 Lay Your Hands On Me
2 Bad Medicine
3 Born To Be My Baby
4 Living In Sin
5 Blood On Blood
6 Homebound Train
7 Wild Is The WInd
8 Ride Cowboy Ride
9 Stick To Your Guns
10 I'll Be There For You
11 99 In The Shade
12 Love For Sale
13 You Give Love A Bad Name (Live)
88年にリリースされた4thアルバムで、世界中で大ヒットした彼らの代表作になります。この頃からベスト盤「Cross Road」あたりまでは本当に絶頂期といいますか。数あるハードロックバンドの中はもとより、音楽界の中心のような存在でした。
米英豪などで1位、ビルボードの年間チャートでも4位、オリコンでは週間チャートは2位止まりでしたが年間チャートでは1位という大ヒット。アメリカだけで800万枚、世界でのトータルセールスは1800万枚といわれています。
1,2,3,4,10がシングルリリースされ、内1,10はビルボード1位となっています。また1は当時ソニーのCMで使われ、そのCMにはバンドも登場していました。
シングル曲はもちろんですが、アルバム曲のクォリティも抜群です。あえてマイナス点をつけるなら、他のアルバムに回せばハイライトになるであろう曲の存在感が薄くなってることですかね。それだけ各曲の質が高いです。
13は日本盤のみのボーナストラックです。他に二枚組のスペシャルエディションなどというのも存在します。後年にデラックスエディションなどというのもリリースされ、ショップで見つけても確認作業が必要です。
89年2月にシングルリリースされ、ビルボード1位、UK18位となっています。これでも当時の人気からすれば売り上げは低いように思いますが、あれだけ売れたアルバムからのシングルカットですから仕方ありません。
まだ初期といっていい時期ですので、アレック・ジョン・サッチとリッチー・サンボラ在籍時です。ジョンとリッチーの共作です。
ハードロックバンドの渾身のバラード曲です。その後代表バラード曲となる「Always」などはピアノがメインとなりますが、この曲はあくまでギターバンドのバラードです。デビッドのキーボードも入ってはいますが、後ろにうっすらという感じでほとんど主張してきません。
この曲ではリッチーの野太いコーラスが聞けます。ジョンのふり絞るボーカルもいいんですが、その後ろでリッチーが野太くシャウトしてるのが、ハードロック好きとしてはたまりません。イーグルスやCSNYのようなばっちりハモるコーラスではなく、ハードロック界特有のシャウト系です。ライブでボーカル以外のメンバーがコーラスをつけることはよくありますが、スタジオ録音でもリッチーのしゃがれたシャウトを入れてくるのが彼ららしさです。
ボン・ジョヴィはけっこうリッチーのシャウトコーラスが入っていますが、その中でも大好きな曲です。やっぱりバラードとは言っても綺麗に纏めるのではなく、野太くシャウトするのがハードロックらしさを感じます。

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2025年02月27日 08:00
2001年「Wake Up And Smell The Coffee」収録
テーマ:誕生で続けます。
92年デビュー。1stアルバムは発売当初は散々な評価だったようです。それでも地道なプロモーション活動とアメリカでのツアーなどで93年末までに100万枚を超える売り上げを残しました。94年リリースの2ndアルバムが1年間で1200万枚を超える大ヒット。96年の3rdアルバムも600万枚を超えるヒットになっています。
04年に一旦活動を休止し、メンバー個人の活動へと移行しました。09年に活動再開しアルバムをリリース。次のアルバムをレコーディング中の2018年に中心人物だったドロレス・オリオーダンが逝去し、19年のアルバムを最後に解散となりました。
ドロレスが亡くなった時はAMラジオでもクランベリーズ楽曲が特集で流され、それなりに一般人にも評価・知名度があったことがうかがえます。現在までにオリジナルアルバムが8作がリリースされています。
「Wake Up and Smell the Coffee」
1 Never Grow Old
2 Analyse
3 Time Is Ticking Out
4 Dying Inside
5 This Is The Day
6 The Concept
7 Wake Up and Smell the Coffee
8 Pretty Eyes
9 I Really Hope
10 Every Morning
11 Do You Know
12 Carry On
13 Chocolate Brown
14 I Can't Be With You -Live in Paris-
15 Zombie -Live in Paris-
16 In The Ghetto
01年にリリースされた5thアルバムです。この後休止期間に入りますので、第一期ラストにあたります。ビルボードで46位、UKで61位、地元アイルランドでは9位となっています。全体的に低い順位ですが、フランスでは2位になっています。99年12月に行われたパリライブの評価が高く、その影響かもしれません。そのライブの模様は14-15に収められていますし、01年にライブビデオでリリースされました。
US盤、UK盤、日本盤、ワールド盤とボーナストラックが違い、日本盤は14-16になります。特に15のライブはカッコいいですねぇ。
どこか柔かな楽曲です。しかもかなり短く、この人たちの曲としては「お手軽」です。音はきちんとロックバンドなんですが、この人たちの特徴であるずっしりした重さはありません。明るく陽気で爽やかで、陽射しの暖かな日曜午前が似合います。
この人たちの特徴といえばちょっと暗めで、ミドルテンポのずっしりとしたサウンドです。もちろん「Dreams」のような軽やかな曲もありますが、私がクランベリーズに求めてる音とは違います。それでもアルバムの中にこういう曲が入っているといいフックになります。
それにしてもクランベリーズのようなアイルランドのロックバンドでも、バースデーソングとなるとこういう爽やかな楽曲になるのは面白いところです。誕生日を祝うんですから明るいのはわかりますが、重さをまったく感じさせない曲調で、この人たちのラインナップからすればかなり浮いています。それほど詳しくない人間からすると、こんな曲も歌えたんだ、と新鮮な驚きです。

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テーマ:誕生で続けます。
92年デビュー。1stアルバムは発売当初は散々な評価だったようです。それでも地道なプロモーション活動とアメリカでのツアーなどで93年末までに100万枚を超える売り上げを残しました。94年リリースの2ndアルバムが1年間で1200万枚を超える大ヒット。96年の3rdアルバムも600万枚を超えるヒットになっています。
04年に一旦活動を休止し、メンバー個人の活動へと移行しました。09年に活動再開しアルバムをリリース。次のアルバムをレコーディング中の2018年に中心人物だったドロレス・オリオーダンが逝去し、19年のアルバムを最後に解散となりました。
ドロレスが亡くなった時はAMラジオでもクランベリーズ楽曲が特集で流され、それなりに一般人にも評価・知名度があったことがうかがえます。現在までにオリジナルアルバムが8作がリリースされています。
「Wake Up and Smell the Coffee」
1 Never Grow Old
2 Analyse
3 Time Is Ticking Out
4 Dying Inside
5 This Is The Day
6 The Concept
7 Wake Up and Smell the Coffee
8 Pretty Eyes
9 I Really Hope
10 Every Morning
11 Do You Know
12 Carry On
13 Chocolate Brown
14 I Can't Be With You -Live in Paris-
15 Zombie -Live in Paris-
16 In The Ghetto
01年にリリースされた5thアルバムです。この後休止期間に入りますので、第一期ラストにあたります。ビルボードで46位、UKで61位、地元アイルランドでは9位となっています。全体的に低い順位ですが、フランスでは2位になっています。99年12月に行われたパリライブの評価が高く、その影響かもしれません。そのライブの模様は14-15に収められていますし、01年にライブビデオでリリースされました。
US盤、UK盤、日本盤、ワールド盤とボーナストラックが違い、日本盤は14-16になります。特に15のライブはカッコいいですねぇ。
どこか柔かな楽曲です。しかもかなり短く、この人たちの曲としては「お手軽」です。音はきちんとロックバンドなんですが、この人たちの特徴であるずっしりした重さはありません。明るく陽気で爽やかで、陽射しの暖かな日曜午前が似合います。
この人たちの特徴といえばちょっと暗めで、ミドルテンポのずっしりとしたサウンドです。もちろん「Dreams」のような軽やかな曲もありますが、私がクランベリーズに求めてる音とは違います。それでもアルバムの中にこういう曲が入っているといいフックになります。
それにしてもクランベリーズのようなアイルランドのロックバンドでも、バースデーソングとなるとこういう爽やかな楽曲になるのは面白いところです。誕生日を祝うんですから明るいのはわかりますが、重さをまったく感じさせない曲調で、この人たちのラインナップからすればかなり浮いています。それほど詳しくない人間からすると、こんな曲も歌えたんだ、と新鮮な驚きです。

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2025年02月26日 08:00
1973年「Queen」収録
テーマ:誕生で続けます。
ビートルズついでに少し洋楽を並べます。
クィーンも熱心な研究家がいますので、あまり下手なことを書くと怒られますが、ビートルズよりは多少ゆるいので助かります。
71年結成、73年デビュー。75年のアルバム「A Night At The Opera(オペラ座の夜)」と全英チャート9週連続1位という大ヒットシングル「ボヘミアン・ラプソディ」で名実ともに頂点に立っています。一時はアメリカなどで売り上げが落ちていますが、その分南米やアフリカ、東欧諸国などへ進出することで補い、世界的なロックスターとして君臨しました。
91年11月にメインボーカルでありバンドの顔だったフレディ・マーキュリーが急逝。バンドは正式に解散することなく、残った音源を再編成したアルバムを出したり、ベスト盤を出したりで続けていました。05年には元フリーのポール・ロジャースをメインボーカルに据えて「クイーン」名義のままツアーしました。現在では新たなボーカルとしてアダム・ランバートを据えてツアーなどもしていますが、完全新作のアルバムはポール・ロジャース時代の08年が最後です。2018年にはフレディをモデルにした伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしアカデミー賞の主演男優賞や録音賞などを受賞しています。
「Queen」
1 Keep Yourself Alive
2 Doing All Right
3 Great King Rat
4 My Fairy King
5 Liar
6 The Night Comes Down
7 Modern Times Rock’n’Roll
8 Son and Daughter
9 Jesus
10 Seven Seas of Rhye…
73年7月の1stアルバムです。74年3月になってようやくUKでチャートインし、76年2月に最高位24位になっています。ビルボードでは74年2月に最高83位でした。ちなみにオリコンでは52位、母国イギリスが一番遅く評価されているのが面白いところです。
7がロジャー・テイラーのボーカルで、10がインスト、それ以外はフレディのボーカルとなります。曲を書いたのはフレディが3,4,5,9,10、ブライアンが1,2,6,8、ロジャーが7です。
ビートルズに続いてスタジオ録音研究会の方々です。初期のクイーンですから当然「No Synthesizer Use」です。ギターとコーラスを重ねて音を作っています。途中で曲調が変わるプログレっぽさも、初期からそのままです。「ボヘミアン・ラプソディ」ほど劇的な変化ではありませんが、ハードに突っ走るパートとミドルテンポで生ギターが活躍するパートがしっかり分かれています。
ギターはディストーションガンガンで、ブライアンのレッドスペシャルっぽさは控えめです。ですが色々と重ねたり、ワウのようなエフェクターをかませたりと、魔術師ぶりは堪能できます。ツェッペリンがアコースティックをフィーチャーした「3」の後なので、メタル部門の後釜になるんじゃないかと評価されていました。
「ボヘミアン・ラプソディ」に代表されるミドルテンポの壮大な曲とは違い、突っ走っていくメタルっぽさが満開です。クイーンが好きな人は「ボヘミアン・ラプソディ」とか「We Will Rock You」とかが好きな人が一般的かもしれませんが、ハードロック・ヘビメタの面が強く出ているこういった楽曲は私好みです。

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クイーン
Universal Music
2024-11-13
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ビートルズついでに少し洋楽を並べます。
クィーンも熱心な研究家がいますので、あまり下手なことを書くと怒られますが、ビートルズよりは多少ゆるいので助かります。
71年結成、73年デビュー。75年のアルバム「A Night At The Opera(オペラ座の夜)」と全英チャート9週連続1位という大ヒットシングル「ボヘミアン・ラプソディ」で名実ともに頂点に立っています。一時はアメリカなどで売り上げが落ちていますが、その分南米やアフリカ、東欧諸国などへ進出することで補い、世界的なロックスターとして君臨しました。
91年11月にメインボーカルでありバンドの顔だったフレディ・マーキュリーが急逝。バンドは正式に解散することなく、残った音源を再編成したアルバムを出したり、ベスト盤を出したりで続けていました。05年には元フリーのポール・ロジャースをメインボーカルに据えて「クイーン」名義のままツアーしました。現在では新たなボーカルとしてアダム・ランバートを据えてツアーなどもしていますが、完全新作のアルバムはポール・ロジャース時代の08年が最後です。2018年にはフレディをモデルにした伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしアカデミー賞の主演男優賞や録音賞などを受賞しています。
「Queen」
1 Keep Yourself Alive
2 Doing All Right
3 Great King Rat
4 My Fairy King
5 Liar
6 The Night Comes Down
7 Modern Times Rock’n’Roll
8 Son and Daughter
9 Jesus
10 Seven Seas of Rhye…
73年7月の1stアルバムです。74年3月になってようやくUKでチャートインし、76年2月に最高位24位になっています。ビルボードでは74年2月に最高83位でした。ちなみにオリコンでは52位、母国イギリスが一番遅く評価されているのが面白いところです。
7がロジャー・テイラーのボーカルで、10がインスト、それ以外はフレディのボーカルとなります。曲を書いたのはフレディが3,4,5,9,10、ブライアンが1,2,6,8、ロジャーが7です。
ビートルズに続いてスタジオ録音研究会の方々です。初期のクイーンですから当然「No Synthesizer Use」です。ギターとコーラスを重ねて音を作っています。途中で曲調が変わるプログレっぽさも、初期からそのままです。「ボヘミアン・ラプソディ」ほど劇的な変化ではありませんが、ハードに突っ走るパートとミドルテンポで生ギターが活躍するパートがしっかり分かれています。
ギターはディストーションガンガンで、ブライアンのレッドスペシャルっぽさは控えめです。ですが色々と重ねたり、ワウのようなエフェクターをかませたりと、魔術師ぶりは堪能できます。ツェッペリンがアコースティックをフィーチャーした「3」の後なので、メタル部門の後釜になるんじゃないかと評価されていました。
「ボヘミアン・ラプソディ」に代表されるミドルテンポの壮大な曲とは違い、突っ走っていくメタルっぽさが満開です。クイーンが好きな人は「ボヘミアン・ラプソディ」とか「We Will Rock You」とかが好きな人が一般的かもしれませんが、ハードロック・ヘビメタの面が強く出ているこういった楽曲は私好みです。

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2025年02月25日 08:00
1969年「Yellow Submarine」収録
テーマ:誕生で続けます。
本日はジョージ・ハリスンのお誕生日です。ということでビートルズのジョージ楽曲です。ホワイトアルバムにはそのものズバリの「Birthday」という曲もありますが、そちらはポールの楽曲ですので、ジョージの楽曲を探しました。
ビートルズの略歴は省略します。その道の研究者がいっぱいいますし、下手なことを書いたら怒られますので。あくまで私の感覚的な話だけに絞ります。
ジョンとポールという大天才二人と請われて参加したリンゴという他のメンバーに比べると、年下で舎弟格でどこかしわ寄せを受けてるように感じます。そんなジョージの好きなエピソードをいくつか。
ツアーでメインとしていたエピフォン・カジノ。ジョンと同じサンバーストでしたが、ジョンが塗装を剥いだのにならって、ジョージも塗装を剥いでいます。他にもギブソンJ-160Eなど、ジョンと同じギターを使っており、弟分らしさを感じます。
ポールがピアノを弾く時はベースを担当することもあり、「Hey Jude」のPVなどではフェンダーの6弦ベースを弾いています。ポールはベース・ギター・ピアノ・ドラムにいたるまでマルチに演奏し、ジョンはギターとせいぜいハモニカ・たまにピアノしかやりません。ジョージはそのしわ寄せでギターの他にも馴れないベースなんかも弾いています。
ジョンとポールが作る楽曲が名曲ぞろいなのはいうまでもありませんが、ジョージも名曲が多数あります。どうしてもレノン=マッカートニーの影に隠れてしまいますが、アルバムに1-2曲入っている曲が結構いい曲なので、打率は高い印象です。収録される曲が少ないからいい曲が選ばれてるのもあるでしょうが、ビートルズ解散後にいち早く動き出して二枚組のアルバムをリリースしたことから、そこらのアーティストでは勝てない程度の才能があったことは明らかです。やはりジョンとポールが異常だったんでしょう。
「Yellow Submarine」
1 Yellow Submarine
2 Only A Northern Song
3 All Together Now
4 Hey Bulldog
5 It’s All Too Much
6 All You Need Is Love
7 Pepperland
8 Sea Of Time
9 Sea Of Holes
10 Sea Of Monsters
11 March Of The Meanies
12 Pepperland Laid Waste
13 Yellow Submarine In Pepperland
69年リリースの10thアルバムにあたります。アナログA面1-6がビートルズの楽曲集で、B面7-13はジョージ・マーティンが作ったオーケストラ集になります。アニメ映画のサントラに曲を提供しなければいけない契約だったことから生まれたアルバムで、ビートルズのオリジナルアルバムとしては唯一英米で1位になっていません。ビルボード2位、UK3位止まりでした。ちなみにカナダやノルウェーでは1位を記録しています。逆に言えば他のアルバムはすべて1位になっているのがやはり凄いところです。
1がリンゴのノルマボーカル。日本では大滝詠一さんがプロデュースした金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」も有名です。2,5がジョージの作ったジョージボーカル。ファン以外には埋もれているこのアルバムに、世界中の誰もが知る6が入っているのがまた凄いところです。こちらはシングルでもリリースされてますし、ベストには必ず入っているので、球数ははるかに多いんですが。
ジョージの作詞・作曲で、メインボーカルもジョージです。バックの音もハモンドオルガン・ギターの双方を演奏しています。ジョンがギターとメロトロン、ポールがベース、リンゴがドラム、他にトランペットとクラリネットが入っているそうです。ジョージの楽曲だからジョージが主導権を握っているのでしょう。
この頃になるとスタジオ録音研究会とでもいいますか、ライブ演奏の一発録音ではなく、オーバーダビングされて色々実験されています。ビートルズ研究の本によると、ジョージのハモンド、ポールのベース、ジョンのギター、リンゴのドラムでベーシックトラックが録音され、その後にボーカルやパーカッションなどが足されたそうです。リードギターはジョンとなっていますが、ジョージの説もあるそうです。
ド頭のギターのフィードバック音は目茶苦茶ハードロックです。ジョージ自身は「ポールがやったんじゃないか」とインタビューで語っていますが、こういうのを綺麗に当てはめてくるスタジオ録音研究会は、その後のハードロック・ヘビーメタルにいたるまで影響を与えています。
時代というのもありますが、LSDでトリップしている楽曲です。キーはGメジャーで、この一つの音をずっと鳴らしたままで展開していきます。他のトリップ曲がどこまでも混沌としているのに比べると、この曲はずっとGの音が響いているため少しすっきりした印象があります。一つの音が鳴り続けることでとっ散らからずに済んでいるというか。どこかへ飛んでいきそうな雰囲気なのに、Gの音が響き続けることでつなぎ止められてる印象です。
途中で挟まるトランペットは「デンマーク王子の行進」という曲のフレーズだそうです。ジョージはこのホーンセクションの音が気に入らなかったと、例のビートルズ研究本に書かれていました。ビートルズに限りませんが、こういう研究本を書かれる人たちの知識量と執念には頭が下がります。

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本日はジョージ・ハリスンのお誕生日です。ということでビートルズのジョージ楽曲です。ホワイトアルバムにはそのものズバリの「Birthday」という曲もありますが、そちらはポールの楽曲ですので、ジョージの楽曲を探しました。
ビートルズの略歴は省略します。その道の研究者がいっぱいいますし、下手なことを書いたら怒られますので。あくまで私の感覚的な話だけに絞ります。
ジョンとポールという大天才二人と請われて参加したリンゴという他のメンバーに比べると、年下で舎弟格でどこかしわ寄せを受けてるように感じます。そんなジョージの好きなエピソードをいくつか。
ツアーでメインとしていたエピフォン・カジノ。ジョンと同じサンバーストでしたが、ジョンが塗装を剥いだのにならって、ジョージも塗装を剥いでいます。他にもギブソンJ-160Eなど、ジョンと同じギターを使っており、弟分らしさを感じます。
ポールがピアノを弾く時はベースを担当することもあり、「Hey Jude」のPVなどではフェンダーの6弦ベースを弾いています。ポールはベース・ギター・ピアノ・ドラムにいたるまでマルチに演奏し、ジョンはギターとせいぜいハモニカ・たまにピアノしかやりません。ジョージはそのしわ寄せでギターの他にも馴れないベースなんかも弾いています。
ジョンとポールが作る楽曲が名曲ぞろいなのはいうまでもありませんが、ジョージも名曲が多数あります。どうしてもレノン=マッカートニーの影に隠れてしまいますが、アルバムに1-2曲入っている曲が結構いい曲なので、打率は高い印象です。収録される曲が少ないからいい曲が選ばれてるのもあるでしょうが、ビートルズ解散後にいち早く動き出して二枚組のアルバムをリリースしたことから、そこらのアーティストでは勝てない程度の才能があったことは明らかです。やはりジョンとポールが異常だったんでしょう。
「Yellow Submarine」
1 Yellow Submarine
2 Only A Northern Song
3 All Together Now
4 Hey Bulldog
5 It’s All Too Much
6 All You Need Is Love
7 Pepperland
8 Sea Of Time
9 Sea Of Holes
10 Sea Of Monsters
11 March Of The Meanies
12 Pepperland Laid Waste
13 Yellow Submarine In Pepperland
69年リリースの10thアルバムにあたります。アナログA面1-6がビートルズの楽曲集で、B面7-13はジョージ・マーティンが作ったオーケストラ集になります。アニメ映画のサントラに曲を提供しなければいけない契約だったことから生まれたアルバムで、ビートルズのオリジナルアルバムとしては唯一英米で1位になっていません。ビルボード2位、UK3位止まりでした。ちなみにカナダやノルウェーでは1位を記録しています。逆に言えば他のアルバムはすべて1位になっているのがやはり凄いところです。
1がリンゴのノルマボーカル。日本では大滝詠一さんがプロデュースした金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」も有名です。2,5がジョージの作ったジョージボーカル。ファン以外には埋もれているこのアルバムに、世界中の誰もが知る6が入っているのがまた凄いところです。こちらはシングルでもリリースされてますし、ベストには必ず入っているので、球数ははるかに多いんですが。
ジョージの作詞・作曲で、メインボーカルもジョージです。バックの音もハモンドオルガン・ギターの双方を演奏しています。ジョンがギターとメロトロン、ポールがベース、リンゴがドラム、他にトランペットとクラリネットが入っているそうです。ジョージの楽曲だからジョージが主導権を握っているのでしょう。
この頃になるとスタジオ録音研究会とでもいいますか、ライブ演奏の一発録音ではなく、オーバーダビングされて色々実験されています。ビートルズ研究の本によると、ジョージのハモンド、ポールのベース、ジョンのギター、リンゴのドラムでベーシックトラックが録音され、その後にボーカルやパーカッションなどが足されたそうです。リードギターはジョンとなっていますが、ジョージの説もあるそうです。
ド頭のギターのフィードバック音は目茶苦茶ハードロックです。ジョージ自身は「ポールがやったんじゃないか」とインタビューで語っていますが、こういうのを綺麗に当てはめてくるスタジオ録音研究会は、その後のハードロック・ヘビーメタルにいたるまで影響を与えています。
時代というのもありますが、LSDでトリップしている楽曲です。キーはGメジャーで、この一つの音をずっと鳴らしたままで展開していきます。他のトリップ曲がどこまでも混沌としているのに比べると、この曲はずっとGの音が響いているため少しすっきりした印象があります。一つの音が鳴り続けることでとっ散らからずに済んでいるというか。どこかへ飛んでいきそうな雰囲気なのに、Gの音が響き続けることでつなぎ止められてる印象です。
途中で挟まるトランペットは「デンマーク王子の行進」という曲のフレーズだそうです。ジョージはこのホーンセクションの音が気に入らなかったと、例のビートルズ研究本に書かれていました。ビートルズに限りませんが、こういう研究本を書かれる人たちの知識量と執念には頭が下がります。

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2025年02月24日 08:00
2004年「さだまさしベスト2 -通-」収録
テーマ:誕生で続けます。
73年にフォークグループ「グレープ」としてデビュー。「精霊流し」「無縁坂」などのヒットはありましたが、明るい曲がヒットしなかったことやさださんの体調不良もあって76年に解散。
76年11月からソロとして活動を始め、77年のシングル「雨やどり」がオリコン1位となるヒット。77年には山口百恵に提供した「秋桜」がヒットし百恵ちゃんの代表曲となっています。78年の「関白宣言」はミリオン達成。81年にはTVドラマ「北の国から」のテーマを担当。90年代からは「レーズン」名義でグレープ再結成をたまに挟んでいます。
ライブ活動は日本でも最多クラスで、ソロコンサートは4500回を超えているそうです。今年も5月からのツアーが発表されてますので、前人未到の5000回という数字も夢ではないところです。
オリジナルアルバムがソロで44枚、グレープ名義(再結成のレーズン含め)が5枚リリースされています。ライブアルバムが27作も出ているのも驚きですが、ステージトーク大全なんてのが出てるのは他のアーティストでは考えられない「噺家」としての面です。
「さだまさしベスト2」
1 主人公
2 つゆのあとさき
3 修二会
4 October -リリー・カサブランカ-
5 檸檬
6 天までとどけ
7 フレディもしくは三教街 -ロシア租界にて-
8 償い
9 セロ弾きのゴーシュ
10 Birthday
11 黄昏迄
12 まほろば
13 奇跡 -大きな愛のように-
40作近くあるベスト盤の、その何枚目かで、94年の「さだまさしベスト」と対になっています。
ベストですから代表曲がほとんどです。5,6,13あたりは有名でしょうか。私的な五つ星は3,7です。
「さだまさしベスト」第一弾に比べると初心者には取っつきにくい選曲かもしれません。ここら辺になると好き嫌いが別れるでしょう。
オリジナルは97年リリースの59thシングル、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」のテーマ曲になっています。NHKテレビによる全国ネットで家族をテーマにした旅バラエティということで、年配の人への知名度は抜群です。
番組のテーマということもあり、家族愛が前面に出ています。バックの音も生ギターとパーカッションが主体で、全体的に柔らかく優しく包む感じです。ロック好きに勧められるかと言われると疑問符がつきますが、正統派の綺麗で嫌われない楽曲です。
昨日のみゆき姐さんが「生まれてきた時におめでとうと言ってくれた人のことを思い出して」という言葉と対になっているように感じます。みゆき姐さんがこちらに語りかけて、まっさんは「伝えてくれてありがとう」と応える。みゆき姐さんとまっさんが友人関係というのもありますが、なんか曲を通して二人でひとつのテーマを共作しているような雰囲気を感じました。

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テーマ:誕生で続けます。
73年にフォークグループ「グレープ」としてデビュー。「精霊流し」「無縁坂」などのヒットはありましたが、明るい曲がヒットしなかったことやさださんの体調不良もあって76年に解散。
76年11月からソロとして活動を始め、77年のシングル「雨やどり」がオリコン1位となるヒット。77年には山口百恵に提供した「秋桜」がヒットし百恵ちゃんの代表曲となっています。78年の「関白宣言」はミリオン達成。81年にはTVドラマ「北の国から」のテーマを担当。90年代からは「レーズン」名義でグレープ再結成をたまに挟んでいます。
ライブ活動は日本でも最多クラスで、ソロコンサートは4500回を超えているそうです。今年も5月からのツアーが発表されてますので、前人未到の5000回という数字も夢ではないところです。
オリジナルアルバムがソロで44枚、グレープ名義(再結成のレーズン含め)が5枚リリースされています。ライブアルバムが27作も出ているのも驚きですが、ステージトーク大全なんてのが出てるのは他のアーティストでは考えられない「噺家」としての面です。
「さだまさしベスト2」
1 主人公
2 つゆのあとさき
3 修二会
4 October -リリー・カサブランカ-
5 檸檬
6 天までとどけ
7 フレディもしくは三教街 -ロシア租界にて-
8 償い
9 セロ弾きのゴーシュ
10 Birthday
11 黄昏迄
12 まほろば
13 奇跡 -大きな愛のように-
40作近くあるベスト盤の、その何枚目かで、94年の「さだまさしベスト」と対になっています。
ベストですから代表曲がほとんどです。5,6,13あたりは有名でしょうか。私的な五つ星は3,7です。
「さだまさしベスト」第一弾に比べると初心者には取っつきにくい選曲かもしれません。ここら辺になると好き嫌いが別れるでしょう。
オリジナルは97年リリースの59thシングル、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」のテーマ曲になっています。NHKテレビによる全国ネットで家族をテーマにした旅バラエティということで、年配の人への知名度は抜群です。
番組のテーマということもあり、家族愛が前面に出ています。バックの音も生ギターとパーカッションが主体で、全体的に柔らかく優しく包む感じです。ロック好きに勧められるかと言われると疑問符がつきますが、正統派の綺麗で嫌われない楽曲です。
誕生祝いをありがとう
忘れずにいてくれてありがとう
誰かが私の生まれ日のこと
憶えていてくれると 独りきりではないと
とても勇気が湧いてくるのです
昨日のみゆき姐さんが「生まれてきた時におめでとうと言ってくれた人のことを思い出して」という言葉と対になっているように感じます。みゆき姐さんがこちらに語りかけて、まっさんは「伝えてくれてありがとう」と応える。みゆき姐さんとまっさんが友人関係というのもありますが、なんか曲を通して二人でひとつのテーマを共作しているような雰囲気を感じました。

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