2005年10月30日

鬼束ちひろ / BORDERLINE5

《今日は何の日》
まずは今日がお誕生日の方。
女優のチョン・ジヒョン。野球の杉内俊哉。女優の仲間由紀恵と真中瞳(この二人、生まれ年も一緒です)。黒夢・SADSの清春。サッカーのマラドーナ。歌手の大川栄策。小説家のドストエフスキー。
今日が命日の方。
小説家の尾崎紅葉。実業家の豊田佐吉。
主な出来事。
島崎藤村が初恋の詩「こひぐさ」を発表したため「初恋の日」(1896)。アメリカのラジオでSF「火星人来襲」が放送されパニックに(1938)。高野長英自殺(1850)。

★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★

《今日の一曲》
鬼束ちひろ / BORDERLINE
02年「Sugar High」収録。
今日は鬼束ちひろのお誕生日です。
洋楽+ロックに限らなければ、けっこう女性ボーカルは聴きますから、これからしばらくは洋邦問わず、女性ボーカルものをちょっと続けてみたいと思います。

Sugar High (初回限定盤)


まずは鬼束ちひろさんのお勉強から。
1980年10月30日生まれ。宮崎県出身です。
高校時代から曲を作り始め、オーディションで認められ卒業後に上京。
2000年2月に「シャイン」でデビュー。2ndシングル「月光」はテレビドラマ「トリック」の主題歌としてロングヒットしました。
01年に1stアルバム「インソムニア」をリリース。初登場1位となるほどのヒットをします。
このアルバムは日本ゴールドディスク大賞のロックアルバム賞を受賞しています。
02年「This Armor」、02年「Sugar High」とアルバムをリリースし、その独特な声と曲で世間一般とはちょっと隔離された世界を築きます。
04年にそれまでのシングル曲をボックスセットにした「シングルボックス」がリリースされます。
これに関してレコード会社とのゴタゴタがあり、事務所をソニー・ミュージック・アーティスツ(SMA)、レコード会社をユニバーサル系のA&Mへと移っています。
04年に移籍第一弾シングル「育つ雑草」をリリースするも、体調不良を理由に活動休止を発表。
今年に入ってSMAとのマネジメント契約を終了させています。この先いったいどうなっちゃうんでしょうねぇ。

蛇足情報です。
01年に公開されたジャン・レノ主演の映画「WASABI」に彼女のシングル「螺旋」が挿入歌として利用されました。
03年に山口百恵さんの名曲「いい日旅立ち」をカバーしたシングル「いい日旅立ち・西へ」をリリースしていますが、作者の谷村新司が肝いりでリメイクし、谷村さんじきじきのラブコールで実現したそうです。オリジナルを歌っていた百恵さんも「彼女の声はいいよね」と谷村さんとの電話で話していたといいますから、ミュージシャン冥利に尽きるでしょう。
04年9月に日比谷や外音楽堂で行なわれたスペースシャワーTV主催の音楽祭「Sweet Love Shower 2004」にシークレットゲストとして出演しました。この時はニルヴァーナとポリスの曲と、発売前のシングル「育つ雑草」を歌ったそうです。この頃はきっと移籍のゴタゴタで、楽曲の権利関係等があやふやな状態だったのでしょう。現在はほとんどの楽曲の権利はプロデューサーである羽毛田氏へ移されたようです。羽毛田氏はレコード会社の人間ではないので、彼女の曲を彼女が歌えない、という状況にはならないですみそうです。


さて今日の一曲ですが、一応オリジナルとしては一番新しいアルバムの中からの紹介です。
新しいとはいっても02年発売の3rdアルバムになります。その後、例のシングルボックス、「the ultimate collection」、「SINGLES 2000 - 2003」というふうにベスト盤ばかりがリリースされています。もちろん彼女の体調の問題等もあるんでしょうが、契約などの「大人の事情」も絡んでるようです。こういうのには正直、ゲンナリさせられます。

気を取り直してアルバム紹介から。
初回盤は全9曲+8cmのボーナスシングルの全11曲です。8cmのボーナスシングルは「Castle・imitation」とそのインストが入っています。この曲、アルバムの方にも「アルバム・バージョン」として入っていますから、ほんとはきちんとしたシングル出だす予定だったんじゃないんでしょうか。彼女の意思でこうなったのか、大人の事情でこうなったのかは判りませんが、あまりありがたみを感じなかった「ボーナス」でした。いや、曲は良かったんですけどね。きちんとした形でリリースしてほしかったです。

一曲目、英語詩の「NOT YOUR GOD」からもう、鬼束ワールドです。
基本的にはピアノ、ベース、ドラムのスリーピースにストリングスがかぶさっています。
彼女の曲はロックと言い切るにはつらいものがありますが、一本ビシッと芯が通ってる部分はあります。それは独特の詩や声によるところも大きいとは思いますが。
それにほとんどがバラード調なのもつらいところです。このアルバムの中でも、アップテンポなのは「Tiger in my Love」ぐらいのものです。代表曲の「月光」などとあまり変わらない世界ですから、悪く言えばワンパターンの印象を受けます。

この「BORDERLINE」もゆったりした曲です。
とはいえいわゆるバラードの切々とした部分はなく、めちゃくちゃ力強いバラードです。


ピアノとストリングスのみの曲です。それにしちゃずいぶんと重々しく、クラシックの宗教曲かハリウッド映画のクライマックスかってぐらいです。
彼女の曲は、その詩の世界も独特で味がありますが、彼女はほとんどの曲を詩先で作っているそうです。詩先ってのは詩を先に書いて、それに合わせた曲を作る方法です。現在主流は曲に合わせた詩を書く「曲先」ですけど、それだけ詩の重さを感じます。
独自の世界を持ってるという意味では似ている椎名林檎嬢ですら曲先みたいです。ま、林檎嬢の場合は曲先だから独特の言い回しをはめ込めるところがあるんでしょうけど。
鬼束ちひろは詩先ってことは、何もない状態からこんな詩を書くんですねぇ。その精神状態の方が驚きです。世が世なら吟遊詩人ってところでしょうか。ちょっと難し過ぎて、私のような凡人にはついていけそうにありませんが。
でも彼女のこのサウンドにはやはりこの詩と声しかありえないんですよね。
やはり唯一無二のものを持った人だと思います。
それだけに早く体調を戻して復帰してほしいものです。

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starofkamuy at 09:12│Comments(2)TrackBack(0)clip!J-Pop(Woman) 

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この記事へのコメント

1. Posted by sunnkaku   2005年10月30日 20:49
こんばんはーたろうさん
独特の世界を持ってるシンガーですね。鬼束さん
中島みゆきさんっっぽいアクがあるというか・
才能があるというか・・・

この方々の世界に入り込むとどっぷりつかり
はいあがるのにちょっと・・・
エネルギーをつかうようで・・私お年のせいでしょうか?

最近見えないと思ったらそうですか・・体調不良でしたか・・・
(歌の感じからも元気お嬢さんは連想しずらいかな?)

また元気になって共鳴をする曲出してほしいな〜

女性ボーカルですか?
あまり知らないけど興味あります。
楽しみにしてます。
いろいろな秘話同じ女性としての・生き方など・・・
2. Posted by たろう   2005年10月31日 06:33
どうもです。
こういうちょっと毒のある女性ボーカルって好きなんですよ。
確かに入り込むとちょっと出られない世界ですけどね。
なので軽いものと交互に取り上げていこうかな、と思ってます。
鬼束さん、体調不良で姿を消してからもう一年になります。早く元気になって、復活してほしいですねぇ。

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