2006年11月06日

井上鑑 & M.I.H. BAND / wish5

《今日は何の日》
まずは今日がお誕生日の方。
女優の小田茜。声優の宍戸留美。サニーデイ・サービスの丸山晴茂。テニスの松岡修造。映画監督のマイク・ニコルズ。作家の藤原てい。小説家の今日出海。「星条旗よ永遠なれ」を作曲したジョン・フィリップ・スーザ。
今日が命日の方。
小説家のモーリス・ルブラン。史家の司馬遷。小説家の曲亭馬琴。
主な出来事。
下北沢に本多劇場が開場(1982)。東京中央郵便局が業務開始(1933)。

★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★♪//♪★★

《今日の一曲》
井上鑑 & M.I.H. BAND / wish
06年同名シングル。
今日は本田美奈子さんの命日です。もう一年になるんですね。
彼女を追悼しようと、多数のアーティストが集まってこのシングルができました。
その意志を汲んで、一周忌の今日、この曲を取り上げたいと思います。
なお、彼女は04年に改名し、名前の後ろに「.(ドット)」を加え「本田美奈子.」となっていますが、私は特に必要が無い限り、「.」抜きの表記にします。

wish(DVD付)


つい先日、発売になったばかりのシングルです。
呼びかけたのは井上鑑さん。本田美奈子さんがクラシック転向時にプロデュースされた人です。
70年代からキーボード奏者として活躍し、ピンクレディーや大瀧詠一などの楽曲に参加しています。その後、寺尾聰の「ルビーの指輪」でアレンジャーとしても大成功しています。
日本でも指折りのアレンジャー・スタジオミュージシャンですね。
私のようなライナーノーツマニアですと、いろんなところでこの人の名前を見ます。
また特に私のようなアルフィーファンには馴染みの名前です。80年代、まだフォークグループだったアルフィーのプロデュースをされた際、高見沢さんにエレキギターを勧めたのがこの人です。高見沢さんは元々エレキ出身の人ですが、フォークグループというイメージに合わせて生ギターで我慢してたんですねぇ。
また話がずれてきましたね。
そんな鑑さんが闘病中の本田美奈子の復帰作として作り上げた曲です。
ちょうど福山雅治のツアーサポートをしていた関係で、福山バンドのみんなに協力してもらい、デモDVDという形で本田美奈子の元へ届けられました。それを見た彼女は号泣して「早く歌いたい」と言ったそうです。
是非彼女に歌って欲しかったですねぇ。叶わぬ願いとはなりましたが、主役のいない形とはいえ私たちの元へ届けられることになりました。


CD
1 wish
2 requiem -wish-
3 wish (カラオケ)

DVD
1 requiem -wish- / documentary
2 wish -original clip-

初回盤と通常盤とありますが、ちょっと注意が必要です。
普通ですと通常盤がCDのみ、初回盤がDVDとかのおまけがついていますが、この作品はまったく逆です。通常盤にDVDがついています。これは追悼の意味を込めたドキュメンタリーと彼女へ届けるために作られたビデオクリップがついて一つの作品、という意味合いみたいです。音だけを欲しい人のためにCDのみの初回盤もリリースした、とアナウンスされています。
wish 本田美奈子. 追悼シングル

このビデオクリップはライブ形式の一発撮りですが、客席には観客の姿はなく、あくまでデモテープのためのステージという感じでした。本田美奈子の病室へ届けられたものとは別のもので、彼女の死後、改めて録られたものですが、それだけに彼女を悼む気持ちが滲んでいます。
さらに後述する超有名ミュージシャンの動く姿が拝めるんですから、私のようなライナーマニアにはたまりません。

作詞を担当したのは一倉宏さん。コピーライターとしては有名な人です。松下の「きれいなおねえさんは好きですか」というあれですね。一倉さんが彼女の書き留めていた言葉をもとに、詩を作り上げました。ということで、作詞のクレジットは彼と本田美奈子の連名になっていました。

この曲のレコーディングに参加したのが、当時井上鑑さんがサポートしていた福山雅治バンドです。
ボーカルには福山雅治をはじめ、坪倉唯子(売れっ子コーラスで、BBクィーンズで大ヒットもあります)、高尾直樹(CMを中心に活動している人です)。
ドラムが山木秀夫さん(日本でも五指に入るセッションドラマーです)。
パーカッションが三沢またろうさん(米米クラブのメンバーとしても活動中)。
ベースが美久月千晴さん(中島みゆきをはじめ数多くのスタジオワークに参加)。
ギターが小倉博和さん(桑田佳祐や渡辺美里らのサポートで有名。現在山弦で活動中)と鎌田ジョージさん(中村あゆみや甲斐よしひろらをサポートしてました)。
バイオリンの金原千恵子さん(金原千恵子ストリングスのリーダーとして、ポップス界で一番有名なバイオリニストです)。
サックスに山本拓夫さん(美里、サザン、ミスチルらのサポートをしてました)。
トランペットが西村浩二さん(ディズニーランドから始まって、セッションの他、CM、映画音楽などの活動も)。
トロンボーンが村田陽一さん(ジャガタラで活躍後、一万曲を超えるセッションに参加。TVドラマ「古畑任三郎」のアレンジでも有名です)。
これだけ強力なメンバーが揃ってのレコーディングセッションも珍しいでしょう。

そしてカップリングにはインストバージョンとして「requiem -wish-」が配されています。
こちらもメロディは同じです。ただ参加ミュージシャンはがらりと替わりまして、彼女の生前のレコーディングに参加されたクラシック界のミュージシャンが四人集まっています。
バイオリンの高嶋ちさ子さん(ライトクラシックの旗手で、クラシック界の森高千里と呼ばれてました)。
ギターの古川昌義さん(ASKAのライブで活躍。自身のソロも4枚発表されています)。
チェロの古川展生さん(都響で主席チェロを務めるなど実力派で、ソロアルバムもリリースしています)。
尺八の藤原道山さん(坂本龍一やケニーGとコラボするなど幅広く活動中)。
この四人と鑑さんのピアノが絡んでいます。

凄いメンバーですよねぇ。各人の説明をひと言で済ませるのに苦労します。誰もがピンで取り上げたいほどの超有名ミュージシャンばかりですから。


涙無くしては聴けませんね。
メインボーカルはいろいろと回していますが、Bメロは坪倉さんで固定されてるみたいです。福山雅治バンドではありますが、彼がメインボーカルというわけではありません。あくまでバンドの一員として声を聞かせてる程度です。
基本的に福山君のツアーバンドの面々ですから、演奏の息は合っています。その上凄腕揃いのミュージシャンたちですから、自分がなにをやればいいかよく分かっています。無駄がなく、一番気持ちいいところに滑り込んできます。聴いてて安心感がありますね。
曲調は後期の本田美奈子楽曲に通じるものがあります。ちょうどクラシックに移行する手前の、ミュージカルで喉を鍛え、素晴らしい楽曲を残していた時期に通じます。このメロディに彼女の声が乗ったらどんなに素晴らしかったでしょうか。
DVDでは最後に誰もいない客席の、一つの席をスポットが照らし出します。まるでそこに本田美奈子が座っているように。

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starofkamuy at 06:05│Comments(0)TrackBack(0)clip!J-Pop(Group) 

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