2009年01月11日 12:02

椎名林檎 / 玉葱のハッピーソング 4

椎名林檎 / 玉葱のハッピーソング
02年「唄ひ手冥利 -其ノ壱-」収録。
テーマ:幸せで続けます。

唄ひ手冥利~其の壱~
唄ひ手冥利~其の壱~
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78年11月25日生まれ。福岡県福岡市出身です。
98年にシングル「幸福論」でデビュー。昨年はデビュー10周年ということでいろんな企画が目白押しでしたね。
「歌舞伎町の女王」「ここでキスして。」と話題にはなりつつも、売り上げ的には4thシングル「本能」でやっとブレイクします。以降、ソロとバンド東京事変の一員として独特なスタンスの歌姫で居続けてます。
ソロもバンドも飛び飛びで、どっちつかずの印象もありますが、どちらでもかまいません。私らはどうせ林檎嬢しか見てませんからね。ソロとバンドでは音楽性も多少変わりますが、どちらの世界も椎名林檎というエフェクターをかましてますし、本質的なところはそう変わってませんからね。


「唄ひ手冥利 -其ノ壱-」
亀pact disc
1 灰色の瞳
2 More
3 小さな木の実
4 I Wanna Be Loved By You
5 白い小鳩
6 Love Is Blind
7 木綿のハンカチーフ
8 Yer Blues
9 野薔薇

森pact disc
1 君を愛す
2 Jazz A Go Go
3 枯葉
4 I Won't Last A Day Without You
5 黒いオルフェ
6 Mr. Wonderful
7 玉葱のハッピーソング
8 Starting Over
9 子守唄

02年にリリースされた企画物です。変則二枚組でして、一枚目が亀田誠治プロデュースの亀pact disc、二枚目が森俊之プロデュースの森pact disc。どちらも林檎らしい仕上がりですが、色はかなり違っています。もちろんそれを狙ってたんでしょうけれど。
デュエット曲がいろいろあります。亀pact盤の1がスピッツの草野マサムネ、7が松崎ナオ。森pact盤の4が宇多田ヒカル、7が実兄の椎名純平。なかなかのメンツが揃ってますよね。
妊娠・出産による休養明けの作品で、レコード会社としてはベストで濁そうとしたのかもしれませんが、林檎嬢自身がベスト盤嫌いですから結局カバー集に落ち着いたようです。本人にとっても、ファンにとってもリハビリ的作品です。

オリジナルは69年のマーヴィン・ゲイのデュエット曲です。私はこの林檎嬢のカバーで初めて知りましたが、イギリスではトップ10入りしてますから、結構なヒットでしょう。一緒に歌っていたのは同じレーベルのタミー・テレル。彼女とのデュエットは結構ありますねぇ。しかしこの曲を出した翌70年に彼女は脳腫瘍で亡くなってしまいました。おかげでマーヴィン・ゲイは一時期活動を休止してしまいましたので、彼の初期最後のヒット曲、となりますかね。

林檎嬢はこの曲を、実兄の椎名純平とデュエットしています。兄貴が実力派シンガーってのはどんな気分なんでしょうかねぇ。ま、売れたのは林檎嬢の方が先ですし、売り上げもかないませんが。それでも妹を利用することなく自分の好きなR&Bというジャンルでしっかり活躍してますから、凄いですよね。
また話しがズレ始めましたね。
この曲では兄貴に合わせて、R&B調で歌っています。リズムが強めで、シンセがピコピコいってる音自体は、あまり好きではないんですが、歌声を聞かせるという点ではR&Bはいいですね。二人が二人とも、しっかりと自分の歌い方ができる人ですから。
林檎嬢は自身のジャンルとは違うR&Bという曲でも、歌い方を一切変えていません。もちろんデュエットですから二人で歌う部分ではきちんと合わせていますが、彼女のソロ部分では、はすっぱな歌い方でどこから聴いても「椎名林檎」になっています。
兄妹揃って好きな曲を歌っているからか、「無条件に楽しい」って感じが伝わってきます。その雰囲気がいいですね。



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