October 19, 2007

ブッククロッシング

ブッククロッシング(BookCrossing)っていうのがあるらしいです。知ってました?


「本を愛する人たちによる『本に世界を旅させる』活動」。本を置き忘れたかのように、カフェやベンチに置いておいたり、友人に渡す。その本にはラベルがついてて、その本がどんな人をどんな土地を経て、今自分の手元にあるのか。または、自分の手を放れた本がどんな旅をしているのか。サイトでそのラベルを入力すると、本がどんな旅をしているのか覗き見ることができる。
そんな夢のあるような活動。


01年にアメリカで始まって、日本では今年サイトができて、広まりつつあるらしい。うーん、まあでも、どんだけ広まるんだろうか。東京に出てきてみて、電車ん中とかで本読んでる人は多いように感じるし、一期一会の出逢い的な素敵な要素はあるけれども。
でも、自分は正直古本ってのが苦手で、基本的には新刊で買う人。買う時も一番上のじゃなくて、下のほうから抜くしね。これ当然。初めてAmazonで本買ったときは、ページが全く開かれた形跡のない、あまりの保存状態の綺麗さに、実はこっそり感動したり。正直誰が読んでいたのかわからない、さらに言えば、公共空間に放置されていた本ってのに心理的抵抗を感じる人って結構いるんじゃないかと思う。特に日本人。

まあ、そんなこといつまでも言ってたら、何も変わんねーなーと思って、とりあえずユーザー登録だけしてみました。

、、、あれ?日本じゃホントにまだマイナーだったのね。

アメリカ、カナダ、フランスあたりの国だと結構な数の本が、どこかに置かれているんだけど、日本のとこみたらほとんどないし。それに日本で主宰してる人が広島みたいで、広島・関西中心。東京に置かれてるの2冊ってどんだけだよ。3週間前に置かれました、って絶対もうないから。

ってなわけで、ちょっとチャレンジしてみようというのは保留で。誰かやろうって人いたらやる、かな。自分1人じゃできないチキンですから。ええ。


以下、ブッククロッシングについての考察。
このブッククロッシングを面白いと感じたのは、ネットとリアルの世界が不可分に結びついてること。SNSの亜種なんだろうけど、本を媒介としたリアルの繋がりがメイン(そこには直接的なFace2Faceはない場合もあるけれども)。
たぶん今までのネットでの関係って、あくまでネット上での繋がりで、「オフ会」という言葉に象徴されるように、ネット/リアルってのは別なんだよね。(「リアル」って言葉は違和感ある。リアル=実際のF2F→正、ネットでの関係→偽っていう価値観が刷り込まれているから。そんなこといってられない時代になっていると思う。でも、ここでは「ネット」に対応する、自分の肉体があるこの世界を上手く表す言葉がないから、記号的な使用法ってことで)mixiなんかじゃその境界は曖昧になってきてるんだろうけど、「そのマイミクはリア友」という言葉に象徴されるように、mixiでのネット上での出逢いと、実際のF2Fの知人がマイミクにいたり、コミュニティをつくっていたりと、分けられる。前者は「オフ会」と一緒だし、後者は交流の場がネット内に延長しただけ。
で、話を戻すと、ブッククロッシングは、本を誰かに渡す、もしくは拾ってくれることを期待してどこかに置いておく。そしてどこかから旅してきた本を手にし、またどこかへと旅出させる。ということがメイン。ネットでできることは、あくまでその本の旅を覗いてみることだけ。そのネットでできる繋がりってのは今までのSNSとかと変わらないネットでのものだけど、そこに本質があるわけじゃない。SNS化の進む先ってのは、こういったモデルになるのかな。結局はF2Fの関係性が重要だってことに向かっていくように思える。

ブッククロッシング・ジャパン:http://www.bookcrossing.jp/

Posted by starrish at 03:21│Comments(0)TrackBack(1) | 愚考

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旅する本たち ...
ブック・クロッシング【- 新聞報道から読み解く「教育」の未来 -】at December 04, 2007 23:39