2018年12月31日

たさゴー本舗の大喜利本通販告知

私が代表を務める同人サークル【たさゴー本舗】が発行している大喜利同人誌の通販を行っています。以下のものを取り扱います。

2016年4月より、過去の本を値下げいたします!この機会にお求めください!

『第四回大喜利帝王賞』(2017年8月発行):300円
全国から名乗りを上げた猛者53名による大喜利バトル!
詳細はコチラから。

『第三回大喜利帝王賞』(2016年11月発行):300円
全国から名乗りを上げた猛者48名による大喜利バトル!
詳細はコチラから。

『第二回大喜利帝王賞』(2016年8月発行):300円
全国から名乗りを上げた猛者49名による大喜利バトル!
詳細はコチラから。

『第五回大喜利大賞典 本戦』(2015年8月発行):500円
ハガキ職人・オオギリスト計96名のうち、予選を勝ち上がった40名による大喜利同人誌。
詳細はコチラから。

『第五回大喜利大賞典 予選A』(2014年12月発行):500円
『第五回大喜利大賞典 予選B』(2014年12月発行):500円
ハガキ職人・オオギリスト計96名が大集合の大喜利同人誌。2組に分けての予選ラウンド。
詳細はコチラから。

『第四回大喜利大賞典 本戦』(2014年8月発行):500円 300円
ハガキ職人・オオギリスト計75名のうち、予選を勝ち上がった40名による大喜利同人誌。
詳細はコチラから。

『第四回大喜利大賞典 予選A』(2013年12月発行):500円 300円
『第四回大喜利大賞典 予選B』(2013年12月発行):500円 300円
ハガキ職人・オオギリスト計75名が大集合の大喜利同人誌。2組に分けての予選ラウンド。
詳細はコチラから。

『第三回大喜利大賞典』(2012年12月発行):500円 300円
ハガキ職人・オオギリスト計59名が大集合の大喜利同人誌。
詳細はコチラから。




なお、以下の書籍は完売いたしました。ご了承ください。

『大喜利BOMB』(2008年12月発行):200円
『大喜利BOMB2』(2009年12月発行):300円
『大喜利大賞典』(2010年12月発行):500円
『第二回大喜利大賞典』(2011年12月発行):500円
『第一回大喜利帝王賞』(2015年11月発行):300円



欲しい方はご注文フォームからお申し込み下さい。
確認次第、対応させていただきます。本の代金+送料(クリックポスト)の振込確認後、郵送いたします。
これまで遠方のため大喜利本を買う事が出来なかった皆様、この機会に是非お求めください。
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2017年11月29日

コミックマーケット93 告知

僕が代表を務める同人サークル『たさゴー本舗』が、コミックマーケット93にサークル参加します。


コミックマーケット93

日程:12月31日(日)

サークル名:たさゴー本舗

会場:東京ビッグサイト

配置:東5ホール ニ13a





今回の新刊は、久々のシリーズ最新作『第六回大喜利大賞典』です。

ラジオ・雑誌を中心に活躍するハガキ職人

ネット・イベントを中心に活躍する大喜利プレイヤー

に加え、今回は、

テレビやライブシーンで活躍するお笑い芸人

ラジオやイベントを構成する放送作家

大ヒットシリーズ『バコバコバスツアー』のAV監督

大喜利に特化した人工知能

など、これまで以上に豪華かつバラエティな回答者が揃いました。



回答者(五十音順)


AIBO

RS7

赤西蠣太

アスワンハイダム

あなたの肉野菜

あの娘としてからチンポがかゆい

アポロ108号

荒俣宏初単独

IkorihaYimiran

いっつも黒T

伊福部崇

美しすぎる受付嬢

梅エース阿久津

永久保存

エリンギ

MA

大喜利β

お粥

オッス、オラ、山村紅葉

オフィユカス

俺スナ

俺のランボルギーニ

かしわぎしょうい

かねきさいり

かるあ

カルス

急遽猫を噛む

義ん母

クネスカ

CRY

警備員

公園のロケット

ゴールダスト

黒目

ゴハ

SASORIちゃん

サツマカワRPG

佐野孝太朗

三度寝ぽん太

シカトろっく

社交性ゲロ以下

蛇口捻流

首位打者イトー

ジョフィーランデブー

すあま御殿

すかいどん

スズケン

ステイゴールド

すり身

だいぶ強い良い大仏

妙子

たけのくち

棚卸し代行ハウス

田中一

田野

ダバダ

タミフルロケット

他力本願寺の子

田んぼマン

チェリーヒル

鳥獣戯画ジャクソン

つのはず

寺岩

店長

点と線

とうふ第三軌条

トニー谷かわいそう

虎猫

ないとくん

納得

鉛のような銀

ニューコンテニュー

ネイノーさん

脳髄筋肉

ノディ

博士の生い立ち

バスケットカウント

パッション原

ばらけつ

バロム2

番茶が飲みたい

パンナム航空

羊狩り

ひらたい

ビル山崎

ファンタスティック原田

ふじこ

ブティックあゆみ

冬の鬼

プロペラ博士

ベネットは静かに暮らしたい

ぺるとも

ベンチウォーマー

星野流人

ホリデイ伊藤

ポンコツさん太郎

本塁MAX

間雲亭吠駆

マグマダイバー
マッツ

まな!

まるお

見る目なし

ムーンライトあきら

ムック船長

メカウロコ

木曜屋

やまおとこ

ヤンマー部隊隊長

らーゆ

ラッキースター

らっこフェスティバル

Red

ymzk

和壱郎

ワッツマフィン

ワロング

わんちゃんのカリカリ


各回答者の紹介は、以下のまとめをご覧ください。

https://togetter.com/li/1176945


総勢118名!回答数1180個の大ボリューム!

『第六回大喜利大賞典』は1000円で頒布予定です。

既刊の大喜利本も持っていきますので、是非お求めください。




今回は購入者特典あり!

3冊以上お買い上げの方には、某有名ジョークグッズのポケットサイズをプレゼント!

コミケの3日目にいろいろ買っている紳士の皆様にはうってつけの代物です。先着20名様まで!





頒布物はコチラの通りです。


新刊:第六回大喜利大賞典 1000円

既刊:第四回大喜利帝王賞 300円

既刊:第三回大喜利帝王賞 300円

既刊:第二回大喜利帝王賞 300円

既刊:第五回大喜利大賞典 本戦 500円

既刊:欽ちゃん&香取慎吾の第92回全日本仮装大賞 出場作品批評 100円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選A 500円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選B 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 本戦 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選A 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選B 300円

既刊:第三回大喜利大賞典 300円







たさゴー本舗の大喜利本をよろしくお願いいたします。
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2017年11月10日

第二十五回文学フリマ東京 告知

第二十五回文学フリマ東京にサークル参加します。


第二十五回文学フリマ東京

日程:11月23日(木・祝)

サークル名:たさゴー本舗

会場:東京流通センター 第二展示場

配置:2F Fホール カ-35




今回は新刊はありません。既刊のみとなります。

夏のコミケに来られなかった方、この機会に是非お求めください!

夏コミに引き続き購入者特典あり!

1冊お買い上げの方には、年末に刊行予定の『第六回大喜利大賞典』の全参加者を先行公開!

史上最多人数かつ史上最も豪華な参加者による夢の大喜利バトルのラインナップが一足先にわかる!

更に、3冊以上お買い上げの方には、某有名ジョークグッズのポケットサイズをプレゼント!

(基本的に男性のみ。要望あれば女性にも差し上げます。)

先着20名様まで!



頒布物は以下の通りです。


既刊(当該イベント初売り):第四回大喜利帝王賞 300円

既刊:第三回大喜利帝王賞 300円

既刊:第二回大喜利帝王賞 300円

既刊:第五回大喜利大賞典 本戦 500円

既刊:欽ちゃん&香取慎吾の第92回全日本仮装大賞 出場作品批評 100円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選A 500円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選B 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 本戦 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選A 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選B 300円

既刊:第三回大喜利大賞典 300円




この日は朝から一日中売り子をやります。



たさゴー本舗の大喜利本をよろしくお願いいたします。
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2017年10月02日

にゃんこスターのはなし

2017年10月1日、お笑い界に事件が起こった。
キングオブコント2017決勝の舞台、1stステージで7番目に登場し、コントの構成や演技、アイディアといったあらゆる評価軸を根底から覆して未曽有の大爆笑を巻き起こしたコンビがいた。

その名前は、にゃんこスター。
スーパー3助さんとアンゴラ村長さんの2人組で、決勝当日まで事務所に所属しないフリーの芸人だった(10月2日付をもって、ワタナベエンターテインメント所属になった)。

準々決勝に進出した頃から、僕はにゃんこスターの行く末が気になって仕方がない日々を送っていた。
それは、コンビ結成以前から2人をライブで見続けていたからであり、にゃんこスターのネタがきっと凄いことを起こすと期待していたからだった。

というわけで、ここからは「俺、世間よりにゃんこスターを昔から知ってるぜ。それ、俺の方がクワシイぜ。」というブログを書きます。めちゃめちゃ嬉しかったんだ。それぐらい許してよ。


まず、スーパー3助さんについて。

3助さんを初めて見たのは『大喜利千景』という大喜利ライブだった。当時はアンドレというコンビで活動しており、SMAに所属していた。この大喜利千景が、3助さんとアンゴラさんの接点を作るきっかけになる。
当時の芸名は「一本釣3助」だった。この芸名が本名に由来すると知ったのは、キングオブコントの公式がなぜか決勝進出者発表の際ににゃんこスターの個人名を本名で記載していたため。結構衝撃的だった。

3助さんが大喜利千景に出ることになったのは、このライブのレギュラー出演者であるお笑いコンビ・牛女のしらすさん(芸人になる前から、一般人の大喜利プレイヤー『カシス』として出演していた)のバイト先に、3助さんがバイトとして入ってきたため。
しらすさんがアンドレのファンだったため、すぐに意気投合。現在は3助軍団の一番弟子という間柄になっている。

程なくしてアンドレは解散し、3助さんはSMAを離れ、現在の芸名に改名してピン芸人になった。ピンになってからのネタは何度か見たことがあり、主にフリップを使ったネタをする。
これがめちゃくちゃ面白い。おこがましい言い方になるが、ワードセンスがずば抜けている。大喜利的な発想の捻り方と、それを表現する描写力が極めて高く、独特なハイトーンの喋りでのリードも相まって、どのフリップでも爆笑が起こる。

その一方、フリートークの立ち回りにおいては、3助さんはあまり上手な方ではなかった。スタンドプレーを起こそうとするが、見切り発車でグダグダになり、モグライダーの芝さんなどに怒られる姿は枚挙に暇がない。
もちろん、そのグダグダっぷりまで含めての様式美であり、場を沸かせるための火付け役として活躍しているのだが、これをテレビの視聴者に理解してもらうのは難しいだろうなぁ。これはライブシーンの特権だ。
逆に言えば、そういうことをやってもいいくらい愛されている人なのである。ネタの根本は天才肌だが、表現方法はコテコテかつキワモノ。それがスーパー3助さんだ。

にゃんこスターの活動において、3助さんは一歩引いた立ち位置にいることが多い。これは、馬鹿よ貴方はの新道さんから「コンビとしてはアンゴラ村長を前面に出して、3助はサブに回る方がいい」というアドバイスがあったという。
縄跳び大好き少年、フラフープ大好き少年の精度を上げるために、長かった髪をバッサリ切ったのが8月のこと。即席ユニットだったはずのにゃんこスターに、本腰を入れた証でしょう。
しばらくはコンビでの活動がメインになり、おそらく『じゃない方』にされてしまうのだと思いますが、いつかテレビで3助さんのピンネタが見られる日を心待ちにしています。R-1行ってほしいなぁ。


次に、アンゴラ村長さんについて。

アンゴラさんを初めて見たのは、2013年1月に阿佐ヶ谷ロフトで行われた『数人の楽しい日本人』という大喜利とディベートを行う企画ライブだった。
ポアロの伊福部さんが出てるので見に行ったのだが、このライブに素人の女子高生として出演し、他の出演者がおじさんだらけという状況でも全く物怖じせず回答していたのがアンゴラさんだった。
なぜこのライブにアンゴラさんが出演したのかと言うと、前年に同会場で行われた『ミス大喜利コンテスト』というイベントにて、アンゴラさんが阿佐ヶ谷ロフト賞を受賞したため。

その後、アンゴラさんは大学のお笑いサークルに入って学生芸人として活動。並行して、ワタナベエンターテインメントにお笑いコンビ・暇アフタヌーンとして所属し、プロの芸人になった。
暇アフタヌーン時代、伊集院光さんが企画・構成・演出・編集を手掛ける『伊集院光のてれび』のレギュラーに抜擢されたときは、あまりに嬉しくて本人にエールを伝えたことがある。たしか、千景のライブ後だったはずだ。
リズム縄跳びネタの原型は、暇アフタヌーン時代に作っていたネタらしい。残念ながら暇アフタヌーンとしてのネタは見たことがなかった。
数年後、暇アフタヌーンは解散し、アンゴラさんはワタナベを離れ、フリーのピン芸人になった。大喜利ライブやシャラ〜ペさん(元コークス・元地獄の西山さん、元そうじゃねえだろの片親鶴太郎さん)主催の企画ライブなどで散発的に見ることが多かった。

学生芸人として組んでいた、ご飯をよそう妻、見つめる俺。(というコンビ名)でのネタは、『ふじこ寄席』(お笑いコンビ・ひみつスナイパー健のふじこさんが主催した、プロの芸人と学生芸人が入り混じったネタライブ)で見た。
ツッコミではあるのだが、目を大きくひん剥いてポーズを取りながら、
「いや、ちんちんて!!!!!!!!!!!!!!」
「ちんこな!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫ぶくだりをひたすらやるネタだった。大爆笑したのと同時に、こんなネタをどうして作れたのかが不思議で仕方なかった。
このポーズをとっている姿が、後に『えびチャンズー』の大喜利企画に出演した際に、紹介VTRの写真で使われていて、おかしかったな〜。ネタを知ってるからこその役得。

アンゴラさんには特筆したい思い出が2つある。

1つは、2014年1月に行われた、第15回大喜利天下一武道会でのこと。240名以上の出場者が参加した、現在においても史上最大のフリーエントリー型の大喜利大会である。
一般人の大会ではあるが、後にプロの芸人になった人も数多く参加している。第15回大会だけでも前述の牛女しらすさん、シャラ〜ペさん、ふじこさんに加え、サツマカワRPGさん、トーキョーハコクラブのブティックあゆみさん(概念覆す名義)、ひみつスナイパー健の仁木恭平さん、寺田寛明さん(荒俣宏初単独名義)などが挙げられる。

ここで出たアンゴラさんの回答があまりにも衝撃すぎて、今でも脳裏に焼き付いている。
線路上を楽しそうに歩く女の子という、とても明るい雰囲気の写真を使った画像お題だったのだが、これに出したアンゴラさんの回答がこれ。

「いい写真だけど、『この写真の構図はオノ・ヨーコが決めた』って聞いたら、ちょっとひねくれて見ちゃうでしょう?」

通常、画像お題の回答としては、登場人物にセリフをつけたり、画像の状況からストーリーを展開させたり、画像の中にあるポイントをイジるといった方法で回答を作ることがほとんどだ。
しかし、アンゴラさんは「画像をありのままに画像として捉えさせた上で、そこに仮定のイメージを乗っけたら心理的にどう変化するかを訴える」という形に仕上げた回答を提示した。
僕は大喜利イベントには頻繁に参加している方だと自負していますが、後にも先にもこのような回答を出している人を見たことがない。
むっちゃ面白かった上に、固定概念を破壊された。この感覚は、皆さんがキングオブコントで思い知らされたものと同じです。アンゴラさんの常識にとらわれない発想力には何度も驚かされ、笑わされ、感心させられた。

もう1つの思い出は、2015年5月の大喜利千景のライブ後のこと。
出演者のSASORIちゃんから珍しく呼ばれたので何だろうと思ったら、アンゴラさんのところに連れていかれた。そして、SASORIちゃんがアンゴラさんにこう質問した。

「アンゴラ、本当にステイさんが悪口を言ってきた客か?」

まぁー、ビックリでしたよ。全く身に覚えのない形で、僕がアンゴラさんのアンチになっていたのだから。
話を聞くと、アンゴラさんが当時出ていたライブにて、お客さんに直接的に悪口を言われたのだが、それを言った人がどうやら僕と似ていたらしい。メガネを外した姿が特に似てたそうです。
そんな輩が他の出演者と楽しげに会話しているのを見て、アンゴラさんは血の気が引いたそうである。大喜利プレイヤーと親しい人が、自分のアンチになっていたらという恐ろしさがあったんでしょう。
その場で誤解が解けたので、間を取り持ってくれたSASORIちゃんには大変感謝してます。そして、芸人をはじめとする表現者が改めて大変な商売であるとわかった出来事でした。
存在が世間に知れ渡ったということは、いわれのない悪口や非難を受ける数が増えるということでもある。アンゴラさんにはそれを跳ね除けてゴーイングマイウェイを貫いてほしいです。頑張れ!

どうしても分量がアンゴラさんに偏るのは、大喜利を趣味とする人たちが集まる界隈に僕が長くいるからでしょう。3助さんのエピソードがガッツリあるブログも誰か書いてください。読みたいから。


周知のとおり、にゃんこスターが結成されたのは今年の5月のこと。
僕は5月中旬にシャラ〜ペさんが主催した企画ライブ『きしたかの高野生誕祭』にて、にゃんこスターのネタを初めて見た。初舞台の『ゲレロンステージ』(お笑いライブ制作・K-PROのエントリー制ライブ)から2週間後である。
主役である、きしたかのの高野さんに説明しながら見せるという形だったため、見せ方は結構異なっているが、「Aメロで縄跳び、Bメロでテンポアップ、サビで飛ばない」という順序は同じ。
直前に開催された『トッパレ』(お笑いライブ制作・K-PROのバトルライブ)でペンギンズさんの代役として出演し、2位(優勝は虹の黄昏さん)になったこと、そこでのジャパネーズさんの得点が9点だったことを連呼していて、ドッカンドッカンウケていた。

この、『トッパレ』で2位になったことから、にゃんこスターにはライブのオファーがじわじわと来るようになっていったのだが、その勢いがグンと増したのは、冒頭に記載したキングオブコント準々決勝進出以降だと思う。
僕はあのネタの形式から、にゃんこスターが最も映える舞台はアメトーークの『パクりたい-1GP』だと思っていた。準々決勝まで進出したら業界の人が見に来る可能性は増えるため、ひょっとしたら出られるんじゃないかと期待していた。

そんな予想がにゃんこスターをはるかに見くびったものであると思い知らされたのは、キングオブコント準決勝進出が発表されたときのこと。
この当時、大喜利千景が主催した『3on3トーナメント』という、3人1組によるチーム戦の大喜利大会が開催された際に、アンゴラさんが審査員を務めていた。
同じく審査員だったシャラ〜ペさんから、
「まさか今日の出演者で一番ヒキのある人がアンゴラ村長になるとは思わなかった。」
「38組中の10組なら決勝行けるんじゃないか?」
という話をしていたのをよく覚えている。
その直後、再び『トッパレ』に出たにゃんこスターが、賞レース決勝常連や売れっ子の芸人を押さえて優勝したという情報が入り、「これはひょっとするとひょっとするんじゃないか?」と思わずにはいられなかった。

ライブシーンで見られなくなる可能性も出てきたため、どっかでネタを見たいと思って見に行ったのが、キャモン西本さん主催ライブの特別版『360分シアターEY』。
にゃんこスターはキングオブコント決勝の前に決まっていたM-1グランプリ1回戦に照準を合わせていたため、漫才を披露。詳細は説明しませんが、やはり荒唐無稽で概念を破壊するネタで、見ててずーっと笑っていたことだけは記しておきます。

でもって、キングオブコント決勝を迎える。当日は老婆のこめかみの面々と一緒に見ていて、ハードルを上げるような説明をしていたらしい。
で、ネタで全国に衝撃を与え、三村さんと松本さんが97点をつけて1stステージで1位になったときは、
「やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
もう、喜びがあふれて興奮しっぱなしでした。空前絶後のシンデレラストーリーがあの瞬間に完成してしまった。お笑いの歴史に『にゃんこスター』の文字が刻まれた瞬間だった。

2本目がまるっきり同じ構図ということも知っていたし、セオリーとかけ離れたネタであるが故に一定の反発を食らうことは目に見えていた。
もし優勝すると、この反発の規模が段違いで大きくなる。だから、本人やファンには大変失礼ながら、強烈な印象を与えた上で2位になるのが一番いいと思っていた。
幸いなことに、2本とも超絶に面白いネタを作り上げたかまいたちさんが優勝し、にゃんこスターは2位になった。結成5ヶ月で、堂々たる準優勝である。
かまいたちさんが、ふくらむスクラム以来となる全国区への切符を手にしたことがとても嬉しかったし、この時点で「にゃんこスターがブレイクする」ということが半ば既成事実と言ってもいい雰囲気になっていたから、それ以上に望むべくものはなかった。

しばらくの間、手頃な値段でにゃんこスターのネタを見ることは無理になったと思う。既に決まっているライブにしても、テレビの仕事が入ったら軒並みキャンセルになってしまうからだ。
準優勝者としての扱いも破格だ。今朝のめざましテレビに優勝者のかまいたちさんを差し置いてにゃんこスターがネタを披露していた。番組側に「コッチを呼びたい!」と強く思わせた証である。

これから年末にかけて、そして来年以降、にゃんこスターがどのような軌道を描くのかは全く予想できない。どんな番組に出るのか、有名人とどんな絡みをするのかも予測不能。第一、来年もコンビで活動しているかどうかすら断言できない。
このままブレイクしてテレビやラジオのレギュラーを持つ人気芸人に仲間入りする可能性もあれば、リズム縄跳びがあっと言う間に消費され尽くして一発屋になる可能性もある。

でも、僕らは3助さんが、アンゴラさんが、にゃんこスターがとんでもなく面白いことを知っているのだから、何があってもいいのです。あの超新星爆発の瞬間は、どんな珠玉の作品をもってしても、超えることは出来ないのだから。
そして、大喜利千景をやるときに、いつかまた3助さんとアンゴラさんが回答する姿を見たい。そんな夢を密かに抱きながら、にゃんこスターを応援していきます。


勢いのまま書いてみたけど、これ大半がシャラ〜ペさんのブログがネタ元だな。もっと詳しく、もっと熱く、もっと読み応えのある人物紹介は、シャラ〜ペさんのブログを見てください。
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2017年07月28日

食三法は世紀の悪法である

2007年から3年間、仮施行されていた食材三品目法、通称・食三法が今年夏に復活することになった。
以下、食三法の概要を公式ブログから引用する。

『「〜「食材三品目法」とは〜 数年後に起こるであろう日本国の食糧難を想定し、限られた食材のみで食生活を送ることを国民に課し、食糧不足を免れることを目的とした、あくまで<架空の法案>である。』

どういったものかは「食三法」でググっていただきたい。要はPOAROが飲み会でふと思いついた企画である。

この食三法の被験者として、POAROとその友達・スタッフ等がワンルームマンションで共同生活を送る。
その様子は定点配信されるとのことで、被験者がどんな生活を送っているのかを垣間見ることができる。これは楽しみである。

また、敬虔な、あるいは好事家なファンはこれに触発され、自身も被験者となって食三法を体験することだろう。
既にツイッター上でも、食材を検討するツイートをたくさん見かけている。


しかし、食三法は『世紀の悪法』と呼ばれる代物である。


その理由は、この<架空の>法律が方々に悪影響を与えるためである。その理由を、以下に説明する。




第1章 食事への悪影響


   ̄浜椒丱薀鵐垢崩れる

食三法の期間内は、言うまでもなく摂取できる食品が限られてしまう。
他者との共同生活において食材を共有できる環境が揃っていてもバランスのいい食生活を送れるとは限らないシステムであり、1人で臨むなら絶望的だ。
栄養のバランスが偏ると、何を過剰摂取しても、あるいは何を摂取しなくても、確実に体調に変化が現れる。
よしんば、ビタミンとカルシウムとタンパク質といった主要な栄養素を揃える食事を三品目で作ったとして、その時点で料理のバリエーションはかなり限られていることだろう。

軽い気持ちでやろうとしている人には、『この食生活を1週間やらなければならない』という事を強く認識し、必要がある。

「サプリメント飲んどけばいいじゃん」で片付けられる人は、安くないサプリをどうぞ揃えてください。
様々な食材から美味しく得られるはずの栄養素を、味気ない錠剤で摂取するのは、もはや生きるための作業に過ぎない。


 ◆ヽ或は実質不可能である

食三法の被験者は、ある程度自炊をする前提でなければならない。それは、外食が極めて難しくなるからだ。

例えば、あなたが「鶏肉・キャベツ・大豆」を選択したとして、ランチに何を食べるだろうか。
もし安易な気持ちで「唐揚げ定食を食べよーっと♪」と思っていたら、それはあまりにも楽天的すぎる。
いざ、唐揚げ定食が目の前に現れた時、楽天的なあなたはこの選択を後悔しているはずだ。
おかずの唐揚げの皿には選択したキャベツの他に、ジャガイモ・ニンジン・キュウリからなるポテトサラダとカットされたトマトが付け合わせされ、味噌汁には大豆の加工品・油揚げの他に、ネギやワカメがたゆたい、漬物としてたくあん(ダイコン)が付いている。
食事後、皿には手つかずのポテトサラダとトマト、ネギとワカメだけが残った味噌汁のお椀、たくあんが残されている・・・。

そう、一般的に外食をしようとすると、取得した食品だけで構成されることはまずないと言っていい。
しかも、食三法では『食べ残しは違反』であり、一つの食材につき、減点1となる。
減点は累積され、5点ごとに食停処分となる。早い話が、選んだ三品のうち一品が食べられなくなるのだ。
上記の楽天的な被験者の場合、ジャガイモ・ニンジン・キュウリ・トマト・ネギ・ワカメ・ダイコンを食べ残したために、減点7である。あっという間に食停だ。
無論、これらを食べた場合は『選択外の食材を食べた』として、同様に減点を食らうのである。

なお、上記のような状況になっても、回避する術はある。

一つは、事前に店員に食品を細かく確認し、選択した食材のみを提供してもらうことだ。
しかし、しっかりしたマニュアルのある大手チェーンはたいてい食事時は混雑しているし、個人経営の飲食店では必ず対応してくれるとは限らない。
そんな状況下で、ここまでワガママな注文に対応してもらえるだろうか。少なくとも、相手はこちらの事情など知る由もない。減点のリスクを背負っているのは被験者のみなのだから。

もう一つは、選択外の食材を一緒に食事している友人に食べてもらうことだ。
これができるなら、ある程度何を注文しても何とかなるだろう。さっきの例でいえば、ポテサラ、トマト、味噌汁の具、漬物は友人が処理してくれる。
しかしである。連日このような事態が起こるのだから、この企画の趣旨を十分に理解してもらい、かつ協力してくれるような友人を持っている必要がある。
そんな頼みを聞いてもらえる友人を作れるような人が、POAROのファンになるだろうか?
なお、相手が恋人や家族でも同様だ。ましてや、ただの職場仲間や知り合いに、ここまでの頼みを聞いてもらえるのかは、甚だ疑問である。



第2章 生活への悪影響


 /事の度にストレスを抱える

食三法の被験中は、食材とのにらめっこが延々と続くと言っていい。特に、加工食品における原材料の一覧は穴が開くほど見ることになる。
例えばあなたが鶏肉を選択していたとして、コンビニでサラダチキンを買おうとした場合、躊躇なく買えるだろうか。
少なくとも、原材料の一覧を見て、少しは頭を抱えるはずだ。

例として、ファミリーマートで販売している『国産鶏のサラダチキン』の原材料の一覧を以下に記載する。

原材料名:鶏むね肉、大豆油、食塩、還元水あめ、でん粉、発酵調味料、醸造酢(小麦を含む)、チキンエキス調味料、香辛料、デキストリン、たん白加水分解物(小麦を含む)、脱脂粉乳、乾燥卵白、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、リン酸塩(Na)、グリシン、酸化防止剤(ビタミンC)、卵白リゾチーム、ターメリック色素

どうだろう。「大豆油」「小麦を含む」「脱脂粉乳」「乾燥卵白」「卵白リゾチーム」という文言に、鶏肉を選択していたあなたは思わずたじろぐはずだ。
もし、論理的な証明ができないにもかかわらず、「鶏肉を選んでるからオッケーでしょ」と思っているとしたら、あっという間に減点が累積されることだろう。
そんな調子でいたら、食べられる食材を矢継ぎ早に失っていく。食三法のもとで生活するのは不可能である。

ちなみに、2009年の食品ルールを参考にした場合、大豆油は「油」が『自由に食すことができる食品一覧』に記載されており、小麦は主食の原材料と認められ、脱脂粉乳・乾燥卵白・卵白リゾチームは『調味料は、エキス状、粉末状になっているもの(原型を留めていないもの)は、基本的に食材には含まず、自由に食すことができる。』という判断の元、全てセーフと考えられる。
良かったね。サラダチキンは鶏肉を選択していれば食べられるぞ。あなたはほっと一安心したころだろう。

この確認作業が、食事の度に、それぞれの食材に対して行わなければならない。
食べられそうなものを見つけても、それが実際に食べられるかどうか調査しないと食べられなくなるのだ。
ただでさえ、好きなものを好きなように食べられなくなっている状況下で、この確認作業は骨が折れる。心も折れる。
2007年の施行時に、八木さんが「すべての料理が枝豆・さんま・大根で出来てます。」と宣言して、旅館で豪華な料理を食べまくる暴挙に出たのも、決して許されることではないが、気持ちはわかる気がする。


 太りやすい食生活になる

気にしない人にとってはどうでもいい内容だが、人によっては最も気にしてしまう項目になることだろう。
実は、食三法の食生活は、太りやすい体を作る方向にスタートを切る可能性があるのだ。

食三法において、ごはん・パン・麺といった主食については、自由に食すことができる食品に設定されている。
伊福部さんが重宝した東京麺通団のように、かけうどんや具のないおにぎりは、どんな食材を選択していようと自由に食べられるのだ(うどんは店によっては薬味が予めトッピングされることがあるため、注意が必要)。
これらの主食は炭水化物によって形成されている。炭水化物は食物繊維と糖質の集合体だ。
糖質は人間にとって必要不可欠なエネルギー源だが、過剰に摂取すると脂肪にして体にため込んでしまう。これが太るメカニズムだ。
近年よく聞く「炭水化物抜きダイエット」「糖質制限」は、この点に着目して、糖質(炭水化物)の摂取量を減らすことにより、体に蓄えた脂肪を燃焼させている。

選択できる食材に限りがある食三法にとって、主食は何の心配もなく食べられる貴重な大黒柱だ。
その分、食事における炭水化物の配分は普段の食生活より大きくなる。バランスのとれていない食生活の中で、糖質がグンと増えていく。

しかも、食三法は人間の三大欲求である「食欲」に多大なストレスをかける1週間だ。それから解放されたとき、人間が起こす行動はただ一つ。
「ガマンしてきた分、食べたいものを思いっきり食べたい!!」
糖質の比重が増えて太りやすい体になっているところに、抑え込んでいた欲望が爆発して一気に食べてしまえばどうなるか。
もはや説明の必要はないだろう。苦難の果てに得た満足感は説明のしようのない代物であり、その副産物が体のあちこちに蓄積される。



いかがだっただろうか。食三法が世紀の悪法と呼ばれる所以はこんなにも存在する。
過去に被験し、今回も当然のように被験するつもりのマゾヒスティックな好事家や、この8年の間にポアロを知った中で憧れを持っていた敬虔なファンが被験するというなら、私も無暗に止めはしない。
しかし、「みんながやるっていうから、やってみようかな〜」「なんだか楽しそうだな〜」というくらいの軽い気持ちで被験しようものなら、そこに待っているのは悲惨な結末である。
悪いことは言わない。やめときなさい。関わるなら、被験者の協力者として非選択の食材を代わりに食べるくらいに留めておきなさい。



自由飲食党 党首
ステイゴールド
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2017年07月26日

ジャンル別・実写版『銀魂』を観た方がいい9の理由

本日の昼、劇場公開された実写版『銀魂』を観てきた。
原作は週刊少年ジャンプに連載中の漫画であり、アニメも長寿シリーズとなった大人気作品の実写化作品。
漫画・アニメ原作の実写化は、往々にして原作ファンの怒りを買ってしまいがちなのだが、『銀魂』は原作ファンにとって間違いなく大満足の出来であった。
それと同時に、原作ファンのみに向けたつくりではなく、むしろ様々な方向にアンテナを張っていることがわかった。
今回はネタバレにならないよう配慮しつつ、様々なジャンルの方に『銀魂』を観るべき理由を述べたい。


1.原作漫画・アニメファンの人

言わずもがな、元々『銀魂』を愛しているファンである。ここを敵に回すと実写化は散々な言われようになる。
しかし、今回の実写版を全面的に否定するような声はまずないと言っていいだろう。

・キャラクターの再現度
・ギャグの散りばめ方とシリアスの締め具合
・仕込まれたパロディ・小ネタの数々

などの『銀魂』のエッセンスが完璧に表現されていて、「あー、これは『銀魂』の実写だわ」と何度も唸った。
出演者はここぞとばかりに変顔を披露していたし、中村勘九郎の前貼りしてないかもしれない全裸、橋本環奈の豪快なゲロっぷりなどは、他の作品ではまず見られない。
原作ファンの皆様は福田雄一監督の手腕に感謝しましょう。
個人的には、長澤まさみのお妙さんが、ゆきのさつきさんを髣髴とする喋り方で、最も再現度が高かったと感じた。


2.福田雄一ファンの人

おススメしなくても勝手に見に行くでしょうが、福田作品を愛するファンに向けられた要素は多数存在している。
常連のムロツヨシ、佐藤二朗は実にムロツヨシと佐藤二朗だったし、安田顕の使い方はストーリーと完璧にマッチしていた。
何より、顔が全く出ず、セリフ量としてはチョイ役程度のエリザベスに山田孝之を持ってくるのも、福田組だからこその起用と言える。


3.パロディ、小ネタ好きの人

元々『銀魂』にはSFかつ時代劇という舞台背景とは思えないほど、芸能ネタ、政治ネタ、パロディが数多く登場する。
その要素は実写版でも遺憾なく発揮されており、驚くようなネタも随所に仕込まれている。
正直、あの作品はパイプがあるから何とかなってるけど、あの作品はなんでOKが出たのか全くわからない。
あと、もう一つの主題歌を小栗旬がノリノリで歌っているのも必聴である。特に、歌い方に。
ソフト化の際にカットされてしまう恐れもあるネタも結構あるんじゃないかと思うので、このために劇場に見に行く価値はあるだろう。


4.声優ファンの人

一部のキャラクターにはアニメと同じ声優がキャスティングされている。定春の鳴き声はアニメ同様に高橋美佳子が演じる。
そして、今作になくてはならない吉田松陽を山寺宏一が引き続き演じることになったのはポイントが高い。
他のキャラクター同様にキャスティングをすることは出来たはずだから、それよりも山寺さんの演技力が高く評価されたということでしょう。


5.アルコ&ピースのファンおよびリスナーの人

端役出演のためエンドロール以外にクレジットはされていないが、アルコ&ピースの酒井健太が出演している。
本人もラジオで告知し、宣伝特番で司会を務めた(テンパりまくって散々な出来だったそうですが…)のは、福田監督と懇意であるから。
出演シーンは1分程度だが、新八を演じた菅田将暉と1対1でガッツリ絡み、遊びの部分も含めて魅せてくれる出演シーンだった。
それくらい、ちゃんと出番があるので、その活躍ぶりを見てほしい。


6.水曜どうでしょうバカの人

今作には安田顕が刀鍛冶の兄・村田鉄矢を演じているのだが、その演じ方はどうバカならすぐにピンとくるものがあるはずだ。
そう、きっとどうバカは『銀魂』を見ているうちに、対決列島の第一夜を見たくなるのである。


7.大食いファンの人

観てない立場からすれば、なぜこの項目が出るのかは理解しがたいだろうし、これは詳細を語ってはいけないだろう。
ただ、大食い番組のファンであれば、間違いなく見に行かなければならないシーンがある。
『銀魂』をもってすれば関係ないのかもしれないが、「この放送局で良かった」と心底思ったものだ。


8.モノマネ好きの人

今、モノマネ界で最も新しいスタンダードナンバー(要は誰でもモノマネできる人)となってきたのが、小栗旬と堂本剛である。
この2人の共演作は過去にも存在するのだが、この銀魂のワンシーンを題材にしたモノマネも今後登場する可能性はあるので、押さえておくとよりネタを面白がれるはずだ。
まあ、小栗旬のスタンダードは『花より男子』の花沢類だし、堂本剛のスタンダードは歌い方のクセだから、実現するとしてもかなりデフォルメされている可能性は高いのだが。
余談だが、今作では小栗旬が花沢類をモチーフにしているシーンもあるぞ。


9."抜ける映画"を見たい人

南海キャンディーズの山里亮太が映画を見る上で取り上げる要素に、「どのシーンが抜けるか」という着眼点がある。
『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』でこの話は度々していて、ライムスターの宇多丸さんと抜ける映画談義を番組企画にしたくらいである。
この着眼点から『銀魂』を見てみると、わかりやすく画面に出てくるのは橋本環奈の体のラインが浮き彫りになるチャイナドレスと、菜々緒の生足の色っぽさだ。
しかし、個人的には中盤に一瞬だけ映り込む長澤まさみの太ももを推したい。
一瞬のシーンだから見逃さないでほしいと思っていたら、普通に予告映像にガッツリ使われていたので、この点においては予告で充分かもしれない。
濡れたい女性には、中村勘九郎の筋肉美と堂本剛の御御足をおススメしたい。


以上、9個の理由を説明した。
もちろん、作品自体の出来も非常に素晴らしいので、是非とも劇場に足を運んでいただきたい。
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2017年07月07日

でも、僕は佐藤琢磨のおかげで日本のモータースポーツファンであることを誇りに思う

しまった。もっと佐藤琢磨のインディ500制覇について思いの丈を書きたかったのに、日本のモータースポーツに対するグチになってしまった。やり直し。


2017年5月29日の朝5時頃、声にならない声を叫び続け、奇跡のような瞬間に歓喜し、万感の思いがこみ上げて涙した人というのは、決して多くないモータースポーツファンの中でもとりわけ稀有な存在であるインディカーのファンだったことだろう。
まだ上半期が終わったばかりだが、僕にとっては『2017年の最高の瞬間』であると断言する。たぶん、僕に初めての彼女が出来たとして、それでやっといい勝負なんじゃないだろうか。

そして、「日本人がインディ500を勝った」という偉業よりも、「佐藤琢磨がインディ500を勝った」という事実の方が、より嬉しかった。
2002年のF1デビューからかれこれ16年にわたって佐藤琢磨の走りを見続けてきた者にとって、他の日本人ドライバーがインディ500を制した場合を想像しても、琢磨の勝利の方がよりドラマチックでスペクタクルな瞬間になったのは間違いない。

幼い頃からモータースポーツに興味を持つも、自転車競技の選手として頭角を現した佐藤琢磨がモータースポーツを始めたのは19歳のこと。これは近年のレーシングドライバーのキャリアスタートとしては極めて遅い。
そこからステップアップしていくスピードは、F3すら走らずにF1のシートを得たキミ・ライコネンに準ずるものがある。キャリア4年でF1に直結するイギリスF3でシリーズチャンピオンを獲得し、F3世界No.1決定戦のマカオGPを制覇。いずれも日本人初の快挙だった。

2002年、琢磨はF1に参戦する。生まれた時がF1ブーム真っ只中であり、1991年からF1を見始めた僕にとっても、琢磨のF1参戦は大きな期待をかけてレースを見ていた。
初年度はクラッシュやトラブルが多く、オーストリアGPではスピンした他のマシンに真横からぶつけられて負傷もしたが、母国開催の日本GPで5位入賞。スタンドの大歓声を浴びた。翌年はBARに移籍し、テストドライバーとして一年を過ごし、日本GPでスポット参戦ながら6位入賞。その才能を示した。

そして、2004年は佐藤琢磨のひとつのターニングポイントだった。当時は予選がワンアタックの2日制だったのだが、予選1日目にポールタイムを記録してセッションリーダーになったり、予選2日目に2番手タイムを記録してフロントローから決勝を戦った。いずれも日本人初の快挙だ。
さらに、アメリカGPでは決勝で3位に入り、日本人史上2人目の表彰台に登った。開催地が後に偉業を成し遂げるインディアナポリスであったことも、不思議な縁を感じる。
その一方で、苦い思い出もある。ヨーロッパGPで3位に上がった直後、バリチェロにオーバーテイクを仕掛けて接触。ポジションを落とした上にエンジンブローでリタイアしたときのことだ。レース後の会見で「SATOはアマチュアだ」と言ったバリチェロのコメントは、日本人ファンの心をズシンと重たくさせた。

佐藤琢磨は圧倒的な速さとずば抜けたパフォーマンスを発揮する才能あふれるファイターであったと同時に、クラッシュやマシントラブル(本人の責任ではないにしても)が多くて安定感に欠ける、"速いが荒い"ドライバーだった。
それもどこか、二面性があるのだ。普段は自分の考えを理路整然と話し、セッティングやマシン開発におけるフィードバックを的確に行う。その聡明さとコミュニケーション力が、ハンドルを握った瞬間に吹っ飛んでしまう。それで落としたレースやポイントは枚挙に暇がない。
熱狂的なファンが多い一方で、強烈なアンチも多かった。「期待させといて裏切る」というレースぶりに、"たられば"で語ってまた期待する人と、見限ってしまう人に別れたのだ(僕はズブズブになるほど期待し続けていた)。

2005年、レギュレーション変更に対応できなかったBARは戦闘力を落とした上にレギュラーシートについてゴタゴタした結果、琢磨はBARのレギュラーシートを失ってしまう。その結果、鈴木亜久里が代表を務めた新生チーム・スーパーアグリで2006年以降のF1を戦った。
日本のみならず、世界中のF1ファンにスーパーアグリの思い出を挙げさせるとするならば、十中八九2007年のカナダGPを挙げることだろう。タイヤ選択が有利に働いたとはいえ、2年連続でシリーズチャンピオンを獲得し、この年もチャンピオン争いを繰り広げるマクラーレンのフェルナンド・アロンソを、中段グループ程度の戦闘力しかないスーパーアグリに乗る琢磨がオーバーテイクした瞬間は忘れられない。
しかし、スポンサー料の未払いを機に資金難に陥ったスーパーアグリは、2008年のシーズン中にF1参戦を断念。琢磨はF1のシートを失う。後にトロロッソのシート争いをするのだが、セバスチャン・ブエミ(後にフォーミュラEでシリーズチャンピオンになる)に敗れた。

その後、琢磨が新たな活動の場としてインディカーを選んだのは2010年のこと。僕自身は、「ファイター気質の琢磨にとって、アメリカのモータースポーツは向いているはず」と思い、期待していた。
以前から幼少期にCARTの中継を見たり、ツインリンクもてぎでのインディジャパンを見てはいたのだが、シリーズを通してインディカーを観戦するようになったのは2006年以降のこと。F1から失われつつあった、抜きつ抜かれつの激しい接近戦を見られるオープンホイール=フォーミュラカーレースに強く惹かれたからだ。

アメリカンモータースポーツ特有ともいえる、バンプだらけのストリートコースやオーバルコースでクラッシュするなどインディカーの洗礼を浴びた琢磨は、相変わらず速いが荒く、期待させといて裏切ることも多かった。
インディカーはF1に比べて戦闘力が劣るチームでも勝てるチャンスはあるのだが、とはいえ常に勝ち負けを争うことはできない戦闘力しかなかったKVレーシングテクノロジーのマシンでポールポジションを2回も取ったのは出色の活躍だったし、2011年のサンパウロでのレースはトップをひた走ってミスもトラブルもなかった。ピット作戦さえ間違わなければ勝てたレースだった。
佐藤琢磨のレースは、「勝てそうな速さがあると頑張ろうとしてミスすることが多く、ミスをしない時に限って他のドライバーのアクシデントに巻き込まれたり、マシントラブルが起こったり、作戦がうまくいかないなど、運に見放される形で勝利を逃す」というのが、まるで様式美のように繰り返されていた。

その中で、2012年を迎える。この年も琢磨にとって大きなターニングポイントであり、翌年のと5年後の大きな布石になった年だった。
レイホール・レターマン・ラニガンレーシングに移籍した琢磨は、この年のインディ500に挑んだ。シボレーエンジン圧倒的有利の下馬評だったが、いざレースが始まると暑さ対策と燃費で優れるホンダエンジンが優勢となった。
最後のリスタートで4位に浮上した琢磨は、ギリギリの勝負を挑み続け、ラスト2周でランデブー逃走を続けていたチップガナッシのスコット・ディクソンをパスして2位に浮上。リアルタイムで見ていた日本中のファンが「行け!行け!」と叫びまくった。
「琢磨がインディ500に勝てるかもしれない!いや、勝てる!勝ってくれ!」千載一遇のチャンスが、目前にあったのだ。これで興奮しないわけがない。
その声援に応えるように、琢磨はファイナルラップでトップにいたダリオ・フランキッティのインに飛び込もうとした。しかし、瞬間的にスペースを封じに行ったダリオの更にインに飛び込んだ琢磨は、コース内側の白線を踏んでしまった。
推定220マイル=約350キロの猛スピードで、タイヤのグリップがいきなり変わってしまえば、マシンがスピンすることは明白だった。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
2012年5月28日の朝5時頃、日本のどこかで悲鳴のような絶叫がこだましたことだろう。それは、インディアナポリスのレース会場で見ていたアメリカのファンにとっても同様であった。
第96回のインディ500を制したダリオは何物にも代えがたい栄誉と莫大な賞金と観客のブーイングを手にした。琢磨は17位という順位とちっぽけな賞金と体の痛みと観客からの拍手をもらった。
この結果について、「2位で良かったんじゃないのか」と言う人は、インディ500と佐藤琢磨を理解していない。インディ500には表彰台が存在しない。称えられるのは優勝者のみであり、2位になっても「ファステストルーザー(最速の敗者)」に過ぎない。
そして、佐藤琢磨の信念は「No Attack,No Chance」。挑戦無くして好機なし。目の前にあるインディ500勝利というチャンスに挑まないことは、佐藤琢磨という人間にとってあり得ないことだった。
だから、このチャレンジを僕は支持した。「夢を見せてくれてありがとう」と思った。日本人があまりにも高くて大きくて分厚い世界の壁をノックした瞬間だった。悔しさよりも、とても晴れやかな思いがしたものだ。

このレースを見たA・J・フォイト(日本で言うと長嶋茂雄さんのようなレジェンド中のレジェンド)が、「琢磨は俺のチームで走るべきドライバー!」と号令をかけ、翌年の2013年から琢磨はA・J・フォイトレーシングに移籍する。
このチームも戦闘力はたいしてなかったのだが、その年のロングビーチ戦で、これまでの歯がゆい思いの積み重ねとは何だったのかと思うほど、その瞬間はあっけなく訪れた。
予選4番手からスタートした琢磨はレース中盤でトップに立つと、何度かあったリスタートも冷静かつ完璧に対応し、レースを完全に支配。そのままトップでチェッカーを受け、インディカー史上、北米トップカテゴリー史上、ひいては世界のトップフォーミュラのレースにおける日本人初優勝を成し遂げた。
このレースは、ノーヒットノーランを見守るような心境でレースの行方を見届けたことを覚えている。レース中に目まぐるしいバトルがなかったからこそ、そわそわが止まらなかった。何より、琢磨が遂にトップフォーミュラのカテゴリーで勝利を挙げたことが嬉しかった。

その後、琢磨は2016年までA・J・フォイトに在籍し、ごくたまに表彰台に登るような活躍をしたものの、基本的なチーム力は低いままで、活躍の機会は限られていた。
そんな中で、チームがエンジンの供給先をホンダからシボレーに変更することを決定。それは、ホンダの支援を受けてレーシングドライバーとして活動してきた琢磨にとって、A・J・フォイトレーシングを離脱せざるを得ない状況であることを示した。チーム自体は琢磨に不満はなく、むしろエンジンを変更しても琢磨を残留させたがっていたそうだ。

こうして、40歳になって迎えた2017年。フォーミュラカーのレーシングドライバーとしては現役を続けることが難しくなってくる年齢だったが、チームの采配に不満を持っていたカルロス・ムニョスとシートを交換する形で、なんとインディカーのトップチームの1つである、アンドレッティ・オートスポートに移籍することができた。
アンドレッティはかつて常勝軍団であったが、ここ数年はハンターレイを除きシリーズタイトル争いには加われていない状況だった。その一方で、インディ500の強さが光っており、2016年はルーキーのアレクサンダー・ロッシを優勝に導いた名門チームでもあった。
チーム加入後、持ち前のコミュニケーション力と聡明さでアッと言う間にチームに溶け込んだ琢磨は、開幕戦で5位入賞を果たし、以降も堅実なレースを続けていた。

そして、運命のインディ500が訪れた。
この年、アンドレッティはレギュラードライバーの佐藤琢磨、ライアン・ハンターレイ、マルコ・アンドレッティ、アレクサンダー・ロッシの4人に加え、モナコGPを欠場してまで参戦したフェルナンド・アロンソと、他チームとのジョイントエントリーだったジャック・ハーベイの6人体制で挑むことになった。
プラクティスから好調だった琢磨は予選で壁に2回もタッチする激しいアタックを行った結果、予選4位を獲得。もちろん、日本人史上最上位のグリッドである。

そして、決勝を迎える。レーススタート直後に琢磨は9番手までポジションを落とした。この日の琢磨は他でもリスタートのタイミングで順位を落とすシーンが多くみられた。普段の琢磨は驚異的なリスタートでイチかバチかの勝負を挑むことが多いため、これには首をかしげるばかりだった。
しかし、これは琢磨が「タイヤに負担のないマシン作り」をテーマにセッティングを積み重ねてきた結果だった。リスタートのタイミングではタイヤを交換したばかりでグリップに優れるマシンに抜かれるものの、レースが進む中で他のマシンのタイヤのグリップが低下するタイミングを見計らい、順位を上げていく作戦を取っていたためだ。
これにより、レース序盤で一時トップに立ったほか、レース中盤で19番手まで後退してからも慌てず騒がず追い上げてポジションを取り戻すことができた。「最初に速いマシン」よりも「最後に速いマシン」を作れたからこそのレースぶりだった。

ラスト11周。琢磨は2番手につけ、先頭を走るマックス・チルトンの走りをうかがう。チルトンはF1にも参戦歴があり、インディカーシリーズ2年目の若手ドライバー。ダウンフォースの極めて少ないセッティングで、ストレートが速い。
これを、琢磨はなかなか抜けなかった。リアルタイムで見ていたときは、「スピードが足りなくて抜けないんだろうなぁ。最後の最後にこれはしんどい。」と思ったものだ。
しかし、後に琢磨はこの時の状況をこう語っている。
「チルトンを抜くことは可能だったけど、向こうはストレートが速いから簡単に抜き返される。だから、今抜きに行くのは得策ではないし、若手のチルトンと勝負はしたくないと思っていた。」
そこに、3番手にいたエリオ・カストロネベスが琢磨を抜きにかかった。エリオはインディ500を3度制覇している偉大なドライバーであり、その勢いのまま残り6周でチルトンも抜いてトップに立った。
その直後、琢磨はレスダウンフォースでグリップが厳しくなったチルトンのインに飛び込んで2位に上がると、次の周のホームストレートでエリオも交わし、残り5周でトップに立った。
後に琢磨はこの時の状況をこう語っている。
「最後に優勝争いをするなら、フェアなバトルをしてくれるエリオだと思った。だから、エリオにチルトンを抜かせて、自分も抜きに行った。残り5周でトップに立ったのは、イエローチェッカーになった時のためと、自分が前に出てからエリオが仕掛けてくるタイミングを計るためだった。」

おわかりいただけただろうか。回想であることを考慮しても、琢磨はとても冷静にレースを進めていたのだ。そこに、速いが荒い、期待させといて裏切るいつもの琢磨はいなかった。勝つためのマシンを仕上げ、綿密な戦略を練り、それを任務通りに遂行するかの如く、琢磨は完璧なレースをしていた。
もちろん、見ている方にとってはそんなことわかるわけがない。残り5周でトップに立ってからは、ひたすら合掌して祈り続けた。このクライマックスの際に合掌してしまうところを見ると、自分は日本人なんだなとつくづく思う。
「頼む!このまま!このままゴールしてくれ!」
どれだけそう願ったかわからない。2.5マイルを1周40秒だから、5周で3分20秒。その時間が永遠とも思うほど長く感じたのは、モータースポーツファンとして、佐藤琢磨ファンとしてのこれまでの歴史が、あの瞬間に集約したからだろう。
それに、インディ500というレースはマシンがチェッカーフラッグを受ける瞬間まで安心できないのだ。2011年にはトップを独走していたJ・R・ヒルデブランドが最終周の最終ターン出口でクラッシュし、惰性で何とかゴールしたもののダン・ウェルドンに抜かれて勝利を逃しているし、2006年には最終コーナーを立ち上がった時点でトップだったマルコ・アンドレッティがゴール寸前のホームストレートでサム・ホーニッシュJr.に抜かれて勝利を逃したこともあった。

199周目、スリップストリームについたエリオが琢磨に外側から並びかけた。しかし、抜けない。琢磨は極めて速いスピードでターン1とターン2を抜けた。エリオとの差が一気に広がった時、「行ける!」という確信めいた希望に包まれた。
そして、琢磨は何が起こるかわからないファイナルラップもスピードを失うことなく走り切り、充分なリードを保ったまま最終ターンを抜け、栄光のチェッカーフラッグを受けた。無線で琢磨が繰り返した雄叫びは、どんなに言語化された言葉よりも強いメッセージを持っていた。
日本のモータースポーツの歴史における最高の瞬間をリアルタイムで見届けることができた。こんなに幸せなことはない。
「おめでとう」と日本語で声をかけたスポッターのロジャー安川、ウイニングランをする琢磨を祝福したドライバー達、2位でゴールした後、ピットロードで琢磨にサムアップしたエリオ、祝福のハイタッチをしたA・J・フォイトのチームクルー、ビクトリーサークルに駆け付けたダリオ、A・J…これほど祝福されたインディ500ウィナーは他に知らない。

夢のまた夢、おとぎ話とにすら思えた日本人によるインディ500制覇を実現したのは、佐藤琢磨の傑出した才能と並外れた努力の賜物である。辛いこともたくさんあったが、いつか、どこかで、琢磨ならやってくれると願望を抱いていた。それが遂に実ったのだ。
現実に起こったからこそ、出来過ぎた物語の完結は素晴らしい。それと同時に、ファンにとっても、アンチにとっても、佐藤琢磨にかけられていた呪縛のようなものは解き放たれたのではないかと思う。
これから先、また琢磨が期待させといて裏切るような場面があっても、「これが琢磨だから」という理由の他に、「でも、インディ500を勝ったんだから」という揺るぎない実績が出来上がったのだから。

佐藤琢磨選手、インディ500優勝おめでとうございます。
あなたのおかげで、モータースポーツファンで良かったと思えた瞬間に何度も立ち会うことができました。
これからも、その時その時のベストを尽くして戦い続けてください。応援しています。
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モータースポーツについて思うこと

2017年5月29日の朝5時頃、声にならない声を叫び続け、奇跡のような瞬間に歓喜し、万感の思いがこみ上げて涙した人というのは、決して多くないモータースポーツファンの中でもとりわけ稀有な存在であるインディカーのファンだったことだろう。

モナコグランプリ、ル・マン24時間耐久レースと肩を並べる"世界三大自動車レース"の中でも、最長の歴史(今年で101回目、初開催から106年目)と伝統(一例として、優勝者はレース直後にミルクを飲む風習がある)を誇る、アメリカを代表する自動車レース…それがインディ500だ。
これまで数々の日本人ドライバーが出場してきたものの、その高くて大きくて分厚い壁に阻まれ続けてきたのは、世界的なスポーツにおける日本勢の活躍度合とそう変わらない。
日本のモータースポーツ関係者やファンにとって、インディ500を日本人が制するのは夢のまた夢の話であり、30年以上F1中継にピットレポートや解説として出演しているモータースポーツジャーナリストの川井一仁氏ですら、「自分が生きてる間に日本人のインディ500制覇が見られるなんて思わなかった。」とコメントするほどの認識だった。
だから、第101回インディ500は日本のモータースポーツの歴史において燦然と光り輝く金字塔であり、史上最も偉大なタイトルを手にした瞬間だったと断言する。

一般メディアにおいて恒常的にモータースポーツを取り上げてくれるのは東京中日スポーツぐらいなのだが、インディ500制覇のニュースはレース直後の朝の各局ニュースワイドが取り上げ、一般紙・スポーツ紙もカラー写真入りで記事にするほど、異例の扱いを受けた。
もっとも、成し遂げた偉業に比べれば取り上げ方は極めて小さく思えた。翌日のスポーツ紙の一面が『佐藤琢磨 インディ500優勝』よりも『宮里藍 現役引退』の方がずっと多かったのは、宮里藍に罪はないとしても「なんでよ」と思わずにはいられなかった。
テレビのニュースの扱い方にしても、この出来事を「どうやら凄いことらしいのだが、どのくらい凄いのかがわからない」という認識のまま、取り上げざるを得なかったように感じる。
モータースポーツに足を突っ込んだ人間からすれば、「比較できるものなんかねえよ!」という一言に尽きる。オリンピックの金メダルは相手にならない。テニスやゴルフのメジャー大会優勝はまだニュアンスが近いかもしれない。最も同程度と思えるものとすれば、「F1レースで日本人が優勝すること」になってしまうのだ。
それを踏まえて、インディ500が、ひいてはモータースポーツが広く世間に認知されていれば、即座に国民栄誉賞の打診があって然るべき偉業であることは、声を大にして主張したい。

現在、モータースポーツファンのいないパブリックな話の場でモータースポーツの話題が話される場合、それはほぼ必ずF1ブーム期の話だ。セナ、プロスト、マンセル、ベルガー、アレジ、シューマッハ、中嶋、亜久里…ほぼこの名前に集約される。贔屓目に見積もっても、片山右京ですらここには入らない。
IPPONグランプリでロバートの秋山さんが「ミカ・ハッキネン」と答えたり、ラバーガールさんのコントで「デビッド・クルサード」を「ワルサード」とボケていたのは、極めて稀な例だ。だから、よく覚えている。
2017年現在、モータースポーツの各カテゴリーにれっきとしたファンはいるものの、知らない人に興味を持たせる機会は明らかに少なくなっている。それは、地上波で放送しているのがSUPER GTの30分番組のみであり、実際のレース中継はCS放送のみに集約されているためだ。
その状況については大人の事情もあるし仕方ないとは思いながらも、認知が行き届いていないがための扱いの小ささには何とも歯がゆい思いが募る。
「セナが生きていればなぁ。」と思ったことは、この23年間で幾度となくあった。1994年のイモラの悪夢がF1ブームに翳りを覗かせ、日本人がモータースポーツに関心を持たない方向に流れていった。僕自身、F1ファンをやめようかと思ったことは、一度や二度ではない。

まぁ、日本のモータースポーツについての愚痴を連ねたところでどうしようもない。その中で新しくファンになった人もいれば、親の影響を受けてファンに育った子供もいることでしょう。
少なくとも、国内にはトップフォーミュラを"自称"する『スーパーフォーミュラ』を頂点に、ジュニアフォーミュラやカート選手権が開催され続けているし、スポーツカーレース『SUPER GT』が隆盛を極めている。日本国内でモータースポーツが完結するということは、レースカテゴリーのピラミッド体系が整っている証でもあるのだ。
また、世界に挑戦する者は単身でヨーロッパに渡り、各国のF3で頭角を現し、GP2でふるいにかけられ、残ったものがF1への門を叩く。GP2のレースで勝利を挙げた松下信治は、現在最もF1に近い日本人である。これを機にその名前を覚えてほしい。
そして、今回のインディ500を機に、「F1で勝ちたい」と思ってヨーロッパに進出する若きドライバーの他に、「インディカーで勝ちたい」と思ってアメリカに進出するドライバーが出てくることを切に願う。佐藤琢磨の次の日本人ドライバーのインディカーシリーズ参戦を、日本のモータースポーツファンは待っている。
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2017年06月23日

コミックマーケット92 告知

コミックマーケット92にサークル参加します。


コミックマーケット92

日程:8月13日(日)

サークル名:たさゴー本舗

会場:東京ビッグサイト

配置:東2ホール V05a





今回の新刊は『第四回大喜利帝王賞』です。

参加者一覧はコチラ

テレビ・ラジオ・雑誌・ニコ生・SNS・ネット大喜利サイト・生大喜利イベントなど、

実に様々なフィールドで活躍する方々が一堂に揃いました。

ケータイ大喜利レジェンド、ハガキ職人のウタゲ!出演者、戦 -大喜利団体対抗戦-チャンピオンチームなど、

知っている人にはそうそうたる顔ぶれです。







『第四回大喜利帝王賞』は300円で頒布予定です。

既刊の大喜利本も持っていきますので、是非お求めください。




今回は購入者特典あり!

1冊お買い上げの方には、年末に刊行予定の『第六回大喜利大賞典』のエントリーリストを先行公開!

史上最多人数かつ史上最も豪華な参加者による夢の大喜利バトルのラインナップが一足先にわかる!

更に、3冊以上お買い上げの方には、某有名ジョークグッズのポケットサイズをプレゼント!

コミケの3日目にいろいろ買っている紳士の皆様にはうってつけの代物です。先着20名様まで!





頒布物はコチラの通りです。


新刊:第四回大喜利帝王賞 300円

既刊:第三回大喜利帝王賞 300円

既刊:第二回大喜利帝王賞 300円

既刊:第五回大喜利大賞典 本戦 500円

既刊:欽ちゃん&香取慎吾の第92回全日本仮装大賞 出場作品批評 100円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選A 500円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選B 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 本戦 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選A 300円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選B 300円

既刊:第三回大喜利大賞典 300円




ステイゴールドは午後2時頃から売り子に回ります。



今年も暑い夏がやってきます。

たさゴー本舗の大喜利本をよろしくお願いいたします。
staygoldsuper at 01:35|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2017年04月23日

第二十四回文学フリマ東京 告知

第二十四回文学フリマ東京にサークル参加します。


第二十四回文学フリマ東京

日程:5月7日(日・祝)

サークル名:たさゴー本舗

会場:東京流通センター 第二展示場

配置:2F Fホール カ-05




今回は新刊はありません。既刊のみとなります。

前回の文学フリマ、昨年末のコミケに来られなかった方、この機会に是非お求めください!




頒布物はコチラの通りです。


既刊(当該イベント初売り):第三回大喜利帝王賞 300円

既刊:第二回大喜利帝王賞 300円

既刊:第五回大喜利大賞典 本戦 500円

既刊:欽ちゃん&香取慎吾の第92回全日本仮装大賞 出場作品批評 100円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選A 500円

既刊:第五回大喜利大賞典 予選B 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 本戦 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選A 500円

既刊:第四回大喜利大賞典 予選B 500円

既刊:第三回大喜利大賞典 500円




この日は朝から一日中売り子をやります。



今年もたさゴー本舗の大喜利本をよろしくお願いいたします。
staygoldsuper at 23:46|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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