300:中国のいまを語る(リレー講座)




2017(平成29)年後期公開講座シラバス<特別公開講座> - 300講座

※こちらの講座はお申込みが定員に達したため、受付を終了いたしました。

開講期間: 11/18~12/16 土曜日 【全5回】
開講時間: 10:50~12:20
定員: 50名
受講料: 無料

概要:  北朝鮮の核・ミサイル問題が取りざたされる中、アメリカと同等かそれ以上に問題解決の鍵となる存在が中国です。朝鮮半島問題だけでなく、尖閣諸島や南沙諸島では周辺国との摩擦を抱える一方、経済的にはアジアインフラ投資銀行(AIIB)のように積極的な海外投資を行いグローバル化戦略を展開しています。しかし他の先進諸国とは異なる政治体制を取っていることもあり、我々の目には、素直には理解しづらい超大国とも映ります。
 習近平体制の盤石化を目指す中国は、これからどんな国になり、どこへ向かうのでしょうか。この講座では、中国法律を専門領域とする本学学長を皮切りに、東アジア情勢をつぶさに見てきた元新聞記者、中国でのビジネスに現地で長く携わった企業人など、中国情勢に詳しい多彩な講師をお迎えし、日本人にはわかりにくい中国の法律観、外交、経済、教育など、今の中国をさまざまな切り口で解説します。

備考: お申込締切日:11月10日(金)

スケジュール:

第 1 回 11月18日 『“どうせ中国では法はあって無きが如しでしょ”との見方は正しいか』(小口 彦太)
 タイトルのような見方は憲法や刑法には成り立つかもしれません。しかし、GDP世界第2位の中国が法なしで市場経済を営んでいるとは到底考えられません。例えば市場経済に不可欠の契約法を見ると、日本よりはるかに“先進的な”法が作られています。しかし、その実際の運用を見ると、中国特有の事情が随分反映されています。法をもとにして動態的な中国社会像を描いていきます。
          
第 2 回 11月25日 『習近平“新中華外交”と朝鮮半島情勢』(大江 志伸)
 「中華民族の偉大な復興」を掲げる習近平政権。現代版シルクロード再現を目指す「一帯一路」構想を外交戦略の中核として掲げています。始動し始めた「一帯一路」の影響を強く受ける東南アジアなど近隣諸国では豊富な資金力への期待の一方で、強引な開発手法に警戒感も広まっています。緊迫の度を増す朝鮮半島と中国の関係も展望します。
第 3 回 12月 2日 『日中関係の過去・現在・未来』(藤野 文晤氏)
 現在の日中関係は決して良好とは言えません。経済はお互いに離れることのできない関係になっているにも拘らず、政治と経済にねじれ現象が生じています。日本の将来にとって中国の存在が如何に大切か、日中関係をどうすべきか、過去を検証しながら考えていきます。
第 4 回 12月 9日 『中国の上場会社の企業統治』(董 光哲)
 中国における上場会社の企業統治はどのような特徴があるのでしょうか。また、中国の上場会社の不祥事はどのように起こり、その根本的な原因はどこにあるのでしょうか。本講座ではこれらの問題について上場会社のデータを用いながら解説します。
第 5 回 12月16日 『日中両国の教育事情と子育て環境を比べる』(李 蕾氏)
 中国天津出身。天津外国語大学附属外国語学校卒業後、北京外国語大学日本語学部に進学。日本人の夫と結婚して来日。子育てしながら非常勤講師として教壇に立つ。子どもが小学校に上がる前に大学院に通い始め、お茶の水女子大学で修士号を取得。中国版LINE「微信」を通じて中国の友達とも子育てなど様々なことを情報交換中。 

講師プロフィール:

 
小口彦太 - コピー

江戸川大学長 小口 彦太
早稲田大学第一法学部卒業、早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了、早稲田大学法学部教 授、同副総長を経て、現在江戸川大学学長。中国法、中国法史を専門分野として研究を進め、著書、論文多数執筆。著書に『伝統中国の法制度』(単著・成文堂)、『現代中国の裁判と法』(単著・成文堂)、『入門中国法』(共編著・弘文堂)、『現代中国法』(共著・成文堂)、『中国の政治-開かれた社会主義への道程』(曾憲義と共編・早稲田大学出版部)など。


大江先生

江戸川大学メディアコミュニケーション学部特任教授 大江 志伸
1976年読売新聞東京本社入社。地方部、経済部、外報部(現・国際部)勤務のあと、韓国延世大学に社命留学し、韓国ソウル支局長、中国総局長、タイ・バンコク駐在のアジア総局長として海外報道に長く携わる。帰国後は論説委員として社説、時事コラム、一面コラム「編集手帳」を担当し、この間、膨大な署名記事や著作物を出版。今も海外取材、調査研究をもとに、外交専門誌での論文発表や学術会議メンバーとして活動中。


藤野先生WEB

元伊藤忠商事常務取締役・中国総代表 藤野 文晤 氏
藤野中国研究所代表。元伊藤忠商事常務取締役・中国総代表。元亜細亜大学客員教授。


董先生

江戸川大学社会学部教授 董 光哲 
学術博士(Ph.D)。長年、企業統治研究に従事。明治学院大学経済学部の専任講師を経て現職。経営行動研究学会理事、国際総合研究学会監事。研究分野:企業統治論、国際経営論。

李先生

江戸川大学非常勤講師 李 蕾 氏
 中国天津出身。天津外国語大学附属外国語学校卒業後、北京外国語大学日本語学部に進学。日本人の夫と結婚して来日。子育てしながら非常勤講師として教壇に立つ。子どもが小学校に上がる前に大学院に通い始め、お茶の水女子大学で修士号を取得。中国版LINE「微信」を通じて中国の友達とも子育てなど様々なことを情報交換中。





stcenter at 09:022017後期 公開講座  

2017年09月01日

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