「不思議ナックルズ」が誌名変更した「怖い噂」。ミリオン出版から出ている雑誌である。
同誌のキャッチコピーは「世の中の“怪”を読み解くエンターテインメント・ミステリアス・マガジン」だそうだ。

様々な事件の“裏”とやらを、各ライターが怪しげな記事に仕立てる、もはや死滅した表現だが「ヘソが茶を沸かす」ヨタ話がオンパレードの雑誌だ。

そして人々の記憶から消え去りつつある宮崎事件ネタを、なぜか時おり思い出したように掲載する。宮崎事件のメインサイトを作成している筆者としては、この妙なこだわりだけは共感?するのだが。

その宮崎事件ネタの記事を何度も書いているのが、小池壮彦氏だ。05年以降、ネット上で多くの人をたぶらかした「『スウィ―トホ―ム』のビデオ」のデマも、彼の記事である。

それ以降も、宮崎事件に関する記事の内容は、確実に電波度がヒートアップしている。

以下は「怖い噂」VOL・13(2012年4月)より。こんなものはメインサイトで扱ってもしょうがないので、こちらのブログに書いておこう。
中森明菜「ミヤザキツトム」発言の“怪”
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89年6月(宮崎の逮捕前)、テレビ番組内で中森明菜が、司会者の「理想の男性は?」の問いに、山崎努と答えるところをうっかり「ミヤザキツトム」と言い間違えた。

また同番組では突然画像が中断する放送事故が起きた。

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「これはハプニングを超えた“怪奇現象”」であり「犯人の名を言い当てた中森の“霊感予言”」だったのだそうだ(爆)。後に視聴者はこのことを知って戦慄したという。

その視聴者には筆者も含まれているのか?自分は単に、バカバカしいこじつけに失笑しただけなんですけど。

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中森のうっかり言い間違いと放送事故。それらと宮崎事件とを、これ以上無理!な程こじつけ「大衆の反応をテストするメディア実験の匂いがする」と言う。

そんな匂いは小池さんの気のせいだと思いますが。だいたいタレントの言い間違いと放送中断が、何のどういう実験になるというのか?

ちなみに「前例がない特殊な事故」などと書いているが、昭和50年代頃まで「しばらくお待ちください」の画面が出る放送事故など、日常茶飯事だったのだが。

かつては教職にあった方が、今はこんな電波記事を平然と書いているのだから、氏の教え子らのその後を心配してしまう。

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中森や放送事故のヨタ話などどうでもいいが、やはり筆者的に捨て置けないのはこうした記述だ。
「別の犯人が関与した形跡がありながら」と書くが、その根拠はいったい何なのだろうか。「目撃証言での車種が違う」や「犯行声明の筆跡が似てない」とかの話か?

そんなどっちとも取れるものではなく、明確な「別の犯人が関与した形跡」とやらをぜひともご教示頂きたいのだが。

「警察は“オタクの犯罪”のイメージを大衆に植え付けたかった」そうだが、そんなことは警察の仕事と何の関係もない。
そもそも「単独犯で片付けたかった」ことと、オタクと、何の関係があると言うのか。

また「警察は宮崎にまつわる“事前情報”をリークした形跡がある」と言うが、少なくとも筆者が目を通した資料に、そんな“形跡”は一切見当たらない。



まァ小池氏が妄想を書き散らすのは勝手だが、現実に4人の少女が殺され、一生消えない傷を遺族に残した事件を、ご自身の陰謀世界観でオモチャにするのは、たいがいにされては如何かと言っておこう。