工場裏の秘密基地

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2014年10月

先日アップした、狭山事件コーナーの一項目〈Wikipediaの偏向記述〉。
前回も書いたけれども、Wikipediaの狭山事件ページは、悪質な差別者に乗っ取られた有害デマページと化してしまっている。

事件をバクゼンとしか御存じない方の殆どが、詳しく知るための入り口として、最初に読まれるのがWikiであろう。このブログの方のように。

狭山事件発生から50年というニュースを聞いた。恥ずかしながら「狭山事件」については、事件の呼称と無期懲役で服役されていた方が無実を訴え続けているということだけしか知らなかった。
事件概要及びその後の経緯はウィキペディアで調べた程度であるが、冤罪かどうかは別として、この事件も司法のあり方にかなり問題があったように思えてならない。
http://m-kazuma2007.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-c15a.html より。

この方は事件についてマッサラの状態だったと思われる。だが「冤罪かどうかは別として」とある辺り、この方も少々Wikiの害毒にやられたようだ。
無理もない。Wikiは石川氏を犯人扱いする偏向記述でベッタリ埋め尽くされているのだから。





そしてこのように、Wikiを真に受けた書き込みが、現在もネット上で増殖している(画像をクリックで拡大)。
 wikicomehttps://www.youtube.com/all_comments?v=_Z5o0vlefbE&lc=p4PtzociuM77BtogjXnNXxGNAHNp3F4jdQaDYf_LOIo より。
Wikiが撒き散らしている害毒の影響は、無視できないものと言えるだろう。





以下は例の「在特会」絡みの人物のブログより。 石川氏への誹謗中傷の根拠が、Wikiという“デマページ”であるw

(略)今ではマンションまで建てて悠々自適の暮らしをしていると言いますから、被害者ヅラをしていてもトンでもない奴ですよ。こうした奴の行状についてはウィキペディアなどにも書かれていますので、是非ご確認下さい。
http://ameblo.jp/arikadodaisuke/entry-11394708810.htmlより。

このブログは2012年の日付なので、まだWikiに「悠々自適」なる表現が書かれていた頃のものだ(現在は削除)。

ちなみに、宮崎事件についても書いているが、以下は全くのデタラメ。

テレビ・ニュースなどで宮崎の部屋にホラー映画やポルノ映画のビデオ、ゲームソフトが何百本も無数に置かれていた映像をご記憶の方もおられるでしょう。後に報道を知った宮崎は「俺そんなの持ってない」と激怒したと言われます。
http://ameblo.jp/arikadodaisuke/entry-11394708810.html より。
恐らく宮崎事件の資料には、一行も目を通してなどいないのだろう。

まぁ、在特会というゴキブリ集団(あなたたちが使っている表現ですよ)絡みの人物が、「ほらほら見て、ボクってこんなに頭が悪いバカですよ」とブログで自己紹介する分には、どうぞご勝手に、であるが。





ところでそのWikiの狭山事件ページ。つい数日前も記述が書き換えられた。
2014年8月27日の記述
wikihen1




2014年10月22日の記述
wikihen2





2014年8月27日の記述
wikihen3


2014年10月22日の記述
wikihen4


何者がどんな意図でこれらの変更を行なったかは知らないし、こんな長文ページをチェックするのもメンドイので、今後はいちいち挙げないが。

いずれにせよ、日を追って記述がコロコロ変わる“百科事典”になど、何の信用性も無い(仕方ないので、筆者のサイトの方には元ページの日付を追加した)。


ウソや捏造や小細工を弄して石川犯人説をばら撒くのは、御自分のサイトなりブログで勝手におやりなさいと言いたい。
多くの人が利用するWikipediaを私物化するのは、ええ加減にせいよ、である。

本日メインサイトに〈狭山事件「差別デマページ」にツッコむ〉をアップ。

トビラページの前書きの繰り返しになるけれども。ネット上にはデマサイトなどゴロゴロしてるし、今さら驚きはしないが、これほどまで悪質なのは初めてお目にかかった。

狭山事件は、事件そのものは単純な(と言っては語弊があるけど)誘拐殺人なれど、謎に満ち満ちたその全体像は、とても資料本一冊や二冊読むくらいでは把握できないほど、複雑怪奇なものだ。

殆どの方は「被差別部落民が犯人にされた冤罪事件」程度の、バクゼンとした認識しか持っておられないのではないだろうか。今回対象にしたページは、そうした方々にデマを植え付けるのを目的とした、非常に悪辣なものだ。

まともな知識をお持ちの方なら騙されないだろうが、事件についてバクゼンとしか御存じない方は、かなりの確率でペテンにハメられてしまうかもしれない。

何しろあのウソ八百のトトロ都市伝説を「こんなコワイ話聞いたんだけど」と、今だに得意げにブログに貼る人が後を断たないくらいですからねw

Wikipediaへのツッコミも、最小限と言いながら長々と書いてしまった。
何年も前、まだ純朴な?ネット利用者だった筆者は、Wikipediaの記述に疑いなど持たなかった。そのWikiがいつの間にか、真っ赤なデマページになってるとは思いもしなかったですよ、全く。

まぁ、ウチのような辺境サイトにツッコミページをアップしたところで、焼け石に水かも知れぬが。こんなク○ページに騙される人が一人でも減ってくれることを願う。

jinzou10年以上前の一時期、少女向けホラーマンガ雑誌にハマっていた。「ホラーM」「サスペリアミステリー」「サスペンス&ホラー」「ホラーウーピー」etc…

もっともこれらの雑誌は、長引く出版不況に伴い、現在ではどれも(雑誌としては)無くなってしまったが。

載っていたマンガは殆どが単発の読み切り作品で、シュールな話や泣かせる話など、作者が創意工夫を凝らしており、雑誌自体はマイナーなれど、一本一本が「お話を読む楽しみ」を満喫させてくれた。




人造人間の怪 呪みちる初期傑作選1

(逆に自分は超メジャーな、少年ジャ○プ系の、単行本が何十巻も出てるような作品が苦手である。おかげで人とマンガの話をしてもサッパリついていけない。)


その当時読んだマンガの一本に、強烈に印象深いものがあった。作者は呪(のろい)みちる。(凄いペンネームですね)タイトルは「青空の悪魔円盤」。

主人公の少年がある日、青空にポッカリと浮かんだUFOを目撃する。ところがそのUFOは少年にしか見えないらしく、誰も信用してくれない…と、もうこれ以上は何を書いてもネタバレになりそうで、怖くて書けない。

短い読み切りながら、ストーリー展開が巧みな、見事な作品であった。何よりも、クライマックスでのヒロインが胸キュンだったのですよ (ノω`〃)。
akuma
呪みちる「青空の悪魔円盤」(ソフトマジック)より

その後、この作品がまた読みたくなって検索してみたところ、単行本は出版社が倒産とかで絶版。一時はどれだけ探しても見つからず、たまに古書で見つかっても、トンデモなプレミア値段で手が出なかった。

(この作者の第二作品集『押入のウーリー』なんて、定価¥1000円が現在¥8000円ですよ!?冗談はやめてくださいってんですよ)

だがこのほど、その「青空の悪魔円盤」を含む初期作品集が再発された。大変おめでたい。

楳図かずお氏や伊藤潤二氏の系列?がお好きな方なら、だんぜんツボであろう。もっと評価されるべき作家さんである。

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