工場裏の秘密基地

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カテゴリ : CM

ウチで先日扱った志布志市のカニバリズムPR動画『うな子』は、大変ショッキングだったけど、この関市の動画はなかなかユニーク。
 
これも途中までは、狂気を感じさせる映像の連続で、「何事か?」と思わせられるのだけど、最後のオチで笑ってしまいました。
 
「狂気を感じる」と話題に 岐阜県関市がつくった奇妙な動画


4コママンガの実写版ですかい(笑)。
 
刃物で有名な町と言えば、包丁の堺市かと思ってたけど、関市もこんなPRをしてたのねん。
結構いろんな市で、こういうPR動画が作られてるんスね。

続きものエントリの途中でアレだけど。ネットを徘徊してたら、またスゴイ動画を見てしまいましたよ。

最近はこういうの、炎上しかけたらソッコー削除して無かったことにするので、視聴されるならお早めにですよ。

鹿児島県志布志市 ふるさと納税PR動画「UNAKO」

9月26日追記↑ホラ案の定(笑)。わずか5日間の公開で削除されましたよ。
(別のユーザーによる再アップがこちら↓。これも短命とは思いますが。)

 



ウナギを少女に擬人化…カニバリズムマニア(いるのかそんなヒト)だったら、もーたまらん動画ですね。

少女への擬人化そのものはまぁ、有りかと思うけど、しかし少女が「さよなら」と言ったその後に、ジュージュー焼ける蒲焼の映像をインサートって…(^_^;)
unako1
unako2


















もっと怖いのは、その蒲焼映像の後に、今度は新しい少女(ウナギ)が「養って…」と言うところ。 それってつまり、この子が新しい蒲焼のネタになる訳ですね…。

これがもし「短編ホラー映画」のつもりで作られたのなら、一級品ですよ。いやマジで。


ウナギに限らないけど、別に彼らは人間に「養って欲しい」とは思っていないと思うぜ…ましてや、最後は食べられるだけなのに。



これを見て、昨年の『ブレンディのCM』を思い出した。アレも実写版『ミノタウロスの皿』(藤子F先生の傑作短編マンガ)な、恐ろしいCMだった。それについて書いたエントリがこちら。
ブレンディのCM…これってマジ? 


『うな子』に比べると、ブレンディCMの方は、諧謔味と言うか、まだギリギリブラックユーモアのセンスを残している。
例えば登場人物の「牛」が全員鼻輪をしてるところなど、悪趣味を承知でやっていると分かる部分がある。


だがこの『うな子』、内容もさることながら、もっと不気味なのは、これを作った人たちが「本当に美しいPR動画」だと思い込んでいるらしいことだ。
以下、http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000021507.htmlより

この動画では、うなぎを擬人化し、志布志でうなぎが大切に育てられている様子を描いています。 

上質でどこか懐かしさを感じる映像に、思わず見入ってしまう仕上がりとなっています。

動画を見てくださった方が、「志布志は美しいところ」と思ってくだされば幸いです。

元のページには「志布志市ふるさと納税推進室」とあるので、これらはその方々が書いたものなのだろう。




今回も、ブレンディCMのときと同じ事を思った。自分のエントリからその箇所をコピペ。

映像の中身も怖いけど、それよりも「これを作った人たちがいる」という事実の方が怖い。

今回の『うな子』も「こんな悪趣味な内容でPR動画なんか作っていいの?」と、誰か、おかしいと思う人はいなかったのか?

こういうセンスに疑問を感じないのは、普通の事なのか?



先日、またぞろ「人工透析患者は実費負担できないなら殺せ!」とのたまうフリーアナウンサーが現れた。
あちこちから非難を浴びたら、今度は「言論弾圧だ!」と開き直っている(←今ココ)。

この男の言葉と、先般の相模原事件実行犯の「障害者は死んだ方が いい」の間には、1ミリの差異も無い。

こんな、殺人の煽動そのものをシレっと公共の場に発表する男が、自身の発言に何のペナルティも負うことなく、 平然と自分のレギュラー番組を持ち続けていられる。そんな事がどんどん「普通の事」になっている。
TOKYO MX バラいろダンディ  

やはりこの国は、どこか少しずつ、狂っていってるのではないか。

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