2010年03月04日
大和証G:新卒採用4割増、グローバル化視野−4年ぶり拡大
3月4日(ブルームバーグ):大和証券グループ本社は2011年春の新卒採用を今春より約4割増と大幅に拡大する方針だ。国内でのリテール(個人営業)、法人向けの業務強化や、事業のグローバル化を視野に優秀な人材を確保するのが狙い。採用拡大は4年ぶりとなる。
大和証Gは11年4月に490人の新卒を採用する計画。10年4月は345人の入社を予定している。同社広報担当の見澤広治氏は、採用拡大について「リテール業務でのコンサルティング、営業力向上とグローバルに活躍できる人材を増やすため」と述べた。拡大は07年以来。08年以降はリーマン・ショックなどを背景に採用を削減し続けていた。
大和証Gの鈴木茂晴社長は昨年11月の投資家説明会で、アジア・オセアニア事業の強化方針を表明。一方で、同年末の三井住友フィナンシャルグループとの合弁解消に伴い三井住友側に約230人の出向者のほとんどが復籍し、投資銀行業務の強化が課題となっていた。
クレディ・アグリコル証券の加藤進チーフエコノミストは、「外資系のプレーヤーが減少している日本国内で攻勢をかけ、アジアでも収益増加をにらみ陣容を拡大したい戦略だろう」と分析。また、「三井住友との合弁解消で、独自路線を歩むには若い人材を入れて体制を補強する必要があるのではないか」と述べた。
人材獲得競争
大和証Gが新卒採用を増やそうとする中、国内金融機関ではみずほフィナンシャルグループは11年春の新卒採用を今春比約3割減の900人とする方針。一方、証券最大手の野村ホールディングスは今春500人を採用する予定だが、11年春の新卒採用計画は未定。ただ、専門性の高い一部業務で従来の約3倍近い初任給を支給する。
野村の募集要項によれば、M&A仲介など投資銀行、トレーディング、企業調査、法務部門などの新入社員に年間650万円(プラス賞与)を支給する。従来は240万円(同)だった。入社1年目から高い専門知識や英語力が必要で海外勤務の機会もあるという。実績を反映するグローバルな給与体系の導入で有能な人材を確保・育成する。
大和証Gが1月に発表した09年10−12月期連結純損益は、264億円の黒字に転換し、四半期ベースでは過去2年間で最大の利益を確保した。ブルームバーグ・データによれば、大和は日本国内債券の引受業者ランキングで現在2位、日本株式とエクイティ・リンク債では6位。
大和証G株の4日終値は前日比8円(1.8%)安の431円。
大和証Gは11年4月に490人の新卒を採用する計画。10年4月は345人の入社を予定している。同社広報担当の見澤広治氏は、採用拡大について「リテール業務でのコンサルティング、営業力向上とグローバルに活躍できる人材を増やすため」と述べた。拡大は07年以来。08年以降はリーマン・ショックなどを背景に採用を削減し続けていた。
大和証Gの鈴木茂晴社長は昨年11月の投資家説明会で、アジア・オセアニア事業の強化方針を表明。一方で、同年末の三井住友フィナンシャルグループとの合弁解消に伴い三井住友側に約230人の出向者のほとんどが復籍し、投資銀行業務の強化が課題となっていた。
クレディ・アグリコル証券の加藤進チーフエコノミストは、「外資系のプレーヤーが減少している日本国内で攻勢をかけ、アジアでも収益増加をにらみ陣容を拡大したい戦略だろう」と分析。また、「三井住友との合弁解消で、独自路線を歩むには若い人材を入れて体制を補強する必要があるのではないか」と述べた。
人材獲得競争
大和証Gが新卒採用を増やそうとする中、国内金融機関ではみずほフィナンシャルグループは11年春の新卒採用を今春比約3割減の900人とする方針。一方、証券最大手の野村ホールディングスは今春500人を採用する予定だが、11年春の新卒採用計画は未定。ただ、専門性の高い一部業務で従来の約3倍近い初任給を支給する。
野村の募集要項によれば、M&A仲介など投資銀行、トレーディング、企業調査、法務部門などの新入社員に年間650万円(プラス賞与)を支給する。従来は240万円(同)だった。入社1年目から高い専門知識や英語力が必要で海外勤務の機会もあるという。実績を反映するグローバルな給与体系の導入で有能な人材を確保・育成する。
大和証Gが1月に発表した09年10−12月期連結純損益は、264億円の黒字に転換し、四半期ベースでは過去2年間で最大の利益を確保した。ブルームバーグ・データによれば、大和は日本国内債券の引受業者ランキングで現在2位、日本株式とエクイティ・リンク債では6位。
大和証G株の4日終値は前日比8円(1.8%)安の431円。
stellaford at 13:33