第14回 フィルム一本勝負 in 「余市」  <本編>「しゃこめし弁当(かまぼこ付)」 1000円

2008年11月13日

余市町青少年会館(旧水産会館)最期の輝き!

 よいち水産博物館の情報を得ようと検索をかけていたところ、
思わぬリンク先から思いもしないような建物解体の情報を得て、
思わずそのリンク先の方へ連絡したところ、
「来週までには解体に入るのではないか?」とのことだった...昨日(11/11)のことでした...
で、今朝(11/12)、いつもなら「まぁ、いいや」で終わらせるところ、
ヤバイ!と思って、朝早くから車を飛ばして現場へと向かったのでした...

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 ↓ ↓ ↓(横位置の画像はクリックすると横幅最大1000ピクセルまで拡大できます!)



 ちなみにその思わぬリンク先というのは、コチラのサイトなんですが、
余市の町を調べる上で役立つ情報が客観的に詳しく書かれております!
(余市青少年会館について詳しいところはそちらをご参照願います)
もちろん、一度も面識はなく、何らかのつながりがあるわけではないのですが、
政治とかは一切関係なく、今回、いろいろと助言をいただき、感謝しております。

 で、今朝、何事もなく撮影できたのですが、何と!、その数時間後の午前10時には、
足場が組まれていたと、そのリンク先の方からメールが送られてきて、ビックリしました(^_^;)
まさに建物に呼ばれていたのかなと...昨日の今日の出来事でしたからね...

 それにしても、目の覚めるような空と光だった...
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 もう、この佇まいを見た瞬間、「うわぁ〜」とか「まいったとか」独り言連発でした(爆)
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 イチョウの落ち葉には霜が降りていて、光は神々しいばかりに輝いていた...
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 魚をかたどった“漁組”のマークには「余市」の二文字が埋め込まれているそうだ!
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 開いてる窓に松の超広角を差し入れてみる...
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 老朽化が相当著しいようだ...
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 さよなら、余市青少年会館...この前の路を何度も通り過ぎて生きてきたのに、
全く存在に気が付かないできました(^_^;)...初めての出会いが別れだもんなぁ...
でも、それゆえに思い入れがなくて、何も思い残すことすらないんで、気は楽です(汗)
ただただ、この神々しい朝陽でゴールドに輝いていた情景は生涯忘れることはないだろう...
ありがとう...
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 オマケ...黄金のトライアングル(^^ゞ(政治宗教一切抜きで純粋に画になる一枚です)
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 いやしかし、余市も濃ゆいですなぁ^_^;


 OLYMPUS E-3 + ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0(松の超広角ズーム)

 撮影:2008年11月12日

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この記事へのコメント

1. Posted by いしのまきまき♪   2008年11月13日 00:49
朝駆けおつかれさまでした m(_ _)m
政治宗教いっさい関係なく、この建物に呼ばれたんですよ!絶対に
この写真を拝見して、そう思いました
2. Posted by 本部長   2008年11月13日 01:28
まきまき♪さん、この建物、真面目に初めて見たのがその前日でして(それもネット上)、
なんというか、これは写真として残さなくてはならないという、不思議な使命感が沸きました(^^ゞ
実際、実物を見て、本当に驚きまして、存在感が物凄いのに、
道端の奥まったところにポツンと佇んでおりまして...
しかもこんな神々しいまでの空と光の演出がシビレましたよ(^_^;)
3. Posted by ariari   2008年11月13日 04:04
ううむ、何だか最近こういうのばかりですよね。
ああ、シフトでビシッと残したかったです〜
残念至極。さて、金曜は小樽の○○で夜歩きすっかな。
(700は旅立ったので困っているけど^^;)
4. Posted by ainosato   2008年11月13日 07:14
呼ばれましたね。最後に写してくれーーっと。
夕張といい余市といい、熱い思いが伝わってきます。
5. Posted by 本部長   2008年11月13日 11:42
ariari先生、この建物、本当に偶然に前日に存在を知ったので不思議な感じです。
もっとも老朽化が著しいので、残してほしいとか、無責任なことは云いません^^;
今まで、何度も手前の道路を通過していながら視界には入っていたはずなのに、
気が付かなかったというのも何かの縁なのかなと。
それにしても神々しいくらいに輝いていたのには度肝を抜かれるくらいでしたよ!

うーん、たしかにシフトレンズで正確に描写したいですよね、記録として。
レンズベビーじゃシビア過ぎですし、ソフトで補正かけるのも写真家的には許してもらえなさそう(笑)

え゛−っ! D700、どうしちゃったんですか?(何があったんですか?「ドタバタの週間」ご自愛くださいませ)
何処に旅立たれたかまで聞くのは野暮ですよね(^。^;)
6. Posted by 本部長   2008年11月13日 11:55
ainosatoさん、今回はまさに呼ばれたとした云いようがありません!
こんな偶然あるもんなんだと、アンビリーバボー状態です(笑)
余市は近いから朝練でなんとかなるんですが、
これが夕張となると...高速で飛んでいったとしても、夢中になって帰ってこれなくなりそうです(^^ゞ
マガンみたいにイッパツ勝負で終わりませんからね、夕張は!
んー、この熱い思いがオーバーヒートしないよう、火消しに余念がありませんよ(笑)
7. Posted by ベニ@カメ   2008年11月14日 01:11
うわ〜すごい風合いの建物!明治でこんなモダンな建物たてるなんて!お金あったのですね。
3枚目の写真なんかは、イチョウの絨毯に白い洋館が映えて、なんともきれいです。
すでに廃墟と化してるのに廃墟独特の恐さとか陰湿なムードが全然感じられないのは、
朝日の神々しさと本部長さんの真っ直ぐな視線があるからなんだなと思うデス。
あと、やっぱイチョウの木が素晴しく演出してますね。お魚マークがかわいいです。
昔の建物は、今じゃ絶対作れない職人さんの手の凝り様が見て楽しめるので、
こうやって残っているうちに見れている私達って、本当幸せものなんだなーって思います( ´∀`)
幸せは独り占めしたらだめなので、みんなにも見せてあげたいですw
しかし見たかったです生で。本部長さんうらやましです(´・ω・`)

今日はいっぱいサービスしてもらいます(笑)
8. Posted by 本部長   2008年11月14日 20:22
ベニさん、昔の余市はやはり鰊漁が盛んでしたから、網本とかの豪商なんてのが居たんですね。
イチョウの絨毯、レッドカーペットよりもノーブルなゴールド絨毯でしたよ...それが跡形もなく...嗚呼!
この建物、見た限りでは、落書きやイタズラの類が一切なかったようでした! 幸せな建物だったようです(^^)
それゆえ、穏やかな表情をしており、撮り手の気持ちも安らぐくらいでしたね!
神々しいばかりの陽の光と最期に見せている建物の大らかさに、自分も本気モード、真剣勝負でした。
実に清々しい朝でしたよ(^^)

そう思えば思うほど、落書きやイタズラといったマナーの悪い人間のエゴに出会うと怒りが爆発しますね。
建物は皆、この会館のようにライフタイムをまっとうしてもらいたいものです。
それを脅かす馬鹿どもの愚行...オレが一番乗りにキズつけたみたいなのが許せないんですよ...

幸せは共有したいものです!
独り占めなんて、地獄に堕ちますよ(笑)
そんなこともあって、可能な限り良い画の公開に努めております。
って、お蔵入りが多くて偉そうなこと云えないな(^^ゞ
まぁ、この建物は一刻も許せない状況でしたからね。
あの状況で自分が間に合っただけでも奇跡だと思ってます。

> 今日はいっぱいサービスしてもらいます(笑)
足りましたか? まだまだでしたらまた今度ということで(^。^;)

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