2009年04月06日
街の記憶.....西北新宿
去年の6月4日の早朝のことでした...先日UPした新宿ゴールデン街へ行く前に寄っていたんですよ...
その2か月弱前には、たしかに此処に御本尊様が姿を現し、街が最期の断末魔をあげているところでした...
都の西北は早稲田なのですが、新宿にも西新宿と北新宿という昭和の濃厚な界隈がありました。
残念ながら今はもう存在しないんですよね、再開発の波に呑まれて...
先日、NHK教育のETV特集で森山大道氏のときにも女性写真家が嘆いていたシーンがあったような...
学生時代、東京に住んでいたときにこういう界隈の存在まで知らなかったのを悔いておりますよ...
新聞配達の自転車を漕ぐお嬢さんの姿を見て、不思議な感覚に陥っておりました。
まるでパラレルワールドというのか、昭和の薫りが漂ってきました...微かな生活臭が残っていて...

↓ ↓ ↓(横位置の画像はクリックすると横幅最大900ピクセルまで拡大できます!)
その2か月弱前には、たしかに此処に御本尊様が姿を現し、街が最期の断末魔をあげているところでした...
都の西北は早稲田なのですが、新宿にも西新宿と北新宿という昭和の濃厚な界隈がありました。
残念ながら今はもう存在しないんですよね、再開発の波に呑まれて...
先日、NHK教育のETV特集で森山大道氏のときにも女性写真家が嘆いていたシーンがあったような...
学生時代、東京に住んでいたときにこういう界隈の存在まで知らなかったのを悔いておりますよ...
新聞配達の自転車を漕ぐお嬢さんの姿を見て、不思議な感覚に陥っておりました。
まるでパラレルワールドというのか、昭和の薫りが漂ってきました...微かな生活臭が残っていて...

↓ ↓ ↓(横位置の画像はクリックすると横幅最大900ピクセルまで拡大できます!)
この界隈、たった2か月の間にも、あったはずのものがない状況でした...

H鋼をも簡単に切断してしまうカニ爪の破壊力が横たわっていた...

その一方で、些細な残骸を運ぶ“ネコ”の存在も無視できない...
フェンス越しの“金網フィルター”が絶妙なトイフォト風に描写してくれた! お気に入りの写真...

北新宿側のいかにも昭和な新宿のアパートの風情...見納めだな...

もう、生活臭を感じることもない...スナックの年増ママが住んでいそうなアパートみたいだ...

ちょっと前には生活があったはずの空間を証拠づける遺品ですね...

厄除けのイワシの頭がこの界隈の信心深さを物語っているようだ...

この辺を柏木っていう地名だって知ったのは浅田次郎の小説なんだよなぁ...

新宿西口駅の前ですっかり有名な寫眞機屋さんの名前でもありますが、
正真正銘それはこの辺の地名だったんですよねぇ(^^ゞ
このお地蔵さんに賽銭してから声の調子が良いな^^;
...千春も陽水も大橋純子も渡辺真知子でさえ出るようになっちまった(爆)

これは東京人には懐かしい絵柄かな(^。^;)

そして...件の御本尊様、吉野湯はどうなったかというと...
あの住友不動産新宿オークタワーよりも高く聳えていた煙突は断絶されていた...

嗚呼、御本尊様ぁ〜
なんてこった! 涅槃に召されておりました(涙)

落書きでさえ、この街の生きていたアイデンティティを如実にあらわしているんだな...

この飲み屋街が残っていたのが奇跡...あたしへの置き土産として写真を撮らせてくれたみたいだな...

ほんと写真的に難しい色合いが出てるのが昭和で、デジタルだと薄っぺらになるような色だよね...

あぁ、自分がこの辺では一番好きな店だよ、「みか」...なんて美しい色輝かせてるんだい!

地面のパーツも見逃せない!

部品一つ一つが貴重な文化財だよ☆

ホント、ボロボロになりながら、最後まで姿残してくれてありがとう!

大都会、東京の再開発...
地方交付税受け取っている北の街の人間がとやかく口にするような問題ではないよなぁ...
北海道で地方交付税受け取っていない唯一の泊村くらいだよ、意見いえるのって...
しっかし、この看板、なんでか幻想的に写し込めたなぁ(謎)

もう、来年は二度と花を咲かせられない紫陽花が、
今生に別れを告げるかのように咲き誇っていたのが印象に残る...

さらば、西新宿・北新宿界隈よ...
Zeiss Ikon + Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM + 富士フイルム FUJICOLOR 100
撮影:2008年6月4日

H鋼をも簡単に切断してしまうカニ爪の破壊力が横たわっていた...

その一方で、些細な残骸を運ぶ“ネコ”の存在も無視できない...
フェンス越しの“金網フィルター”が絶妙なトイフォト風に描写してくれた! お気に入りの写真...

北新宿側のいかにも昭和な新宿のアパートの風情...見納めだな...

もう、生活臭を感じることもない...スナックの年増ママが住んでいそうなアパートみたいだ...

ちょっと前には生活があったはずの空間を証拠づける遺品ですね...

厄除けのイワシの頭がこの界隈の信心深さを物語っているようだ...

この辺を柏木っていう地名だって知ったのは浅田次郎の小説なんだよなぁ...

新宿西口駅の前ですっかり有名な寫眞機屋さんの名前でもありますが、
正真正銘それはこの辺の地名だったんですよねぇ(^^ゞ
このお地蔵さんに賽銭してから声の調子が良いな^^;
...千春も陽水も大橋純子も渡辺真知子でさえ出るようになっちまった(爆)

これは東京人には懐かしい絵柄かな(^。^;)

そして...件の御本尊様、吉野湯はどうなったかというと...
あの住友不動産新宿オークタワーよりも高く聳えていた煙突は断絶されていた...

嗚呼、御本尊様ぁ〜
なんてこった! 涅槃に召されておりました(涙)

落書きでさえ、この街の生きていたアイデンティティを如実にあらわしているんだな...

この飲み屋街が残っていたのが奇跡...あたしへの置き土産として写真を撮らせてくれたみたいだな...

ほんと写真的に難しい色合いが出てるのが昭和で、デジタルだと薄っぺらになるような色だよね...

あぁ、自分がこの辺では一番好きな店だよ、「みか」...なんて美しい色輝かせてるんだい!

地面のパーツも見逃せない!

部品一つ一つが貴重な文化財だよ☆

ホント、ボロボロになりながら、最後まで姿残してくれてありがとう!

大都会、東京の再開発...
地方交付税受け取っている北の街の人間がとやかく口にするような問題ではないよなぁ...
北海道で地方交付税受け取っていない唯一の泊村くらいだよ、意見いえるのって...
しっかし、この看板、なんでか幻想的に写し込めたなぁ(謎)

もう、来年は二度と花を咲かせられない紫陽花が、
今生に別れを告げるかのように咲き誇っていたのが印象に残る...

さらば、西新宿・北新宿界隈よ...
Zeiss Ikon + Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM + 富士フイルム FUJICOLOR 100
撮影:2008年6月4日
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この記事へのコメント
1. Posted by ariari 2009年04月07日 00:58
再開発とはなんじゃよ、と思う訳です。
一つは「人が住んでいない古いものは壊して、また新たな人を呼びましょう」というもの。
もう一つは「人が住んでいるけど、汚いから追い出しちゃってどっかに追いやろう」というもの。
いずれにしても再開発というものは、その後、何十年先のことじゃなく目先の金と雇用を生み出すだけでございまして。
何十年先じゃなく、何十年も重ねた歴史とか文化を破壊することが再開発。
いや、開発することが悪いのではなく今の立場だけでモノを考える人が多いということに悪意を感じます。
北海道の国土交通省の出先機関がいまだに「開発局」と云われ続けて、北海道はいつまで未開発の地なのよ、と本気で怒る私なんぞゴミのようなものでして。
列島改造論から始まる土建屋主義の日本の構造を、そろそろ解体しないと100年後の日本に何が残るのでしょう。
一つは「人が住んでいない古いものは壊して、また新たな人を呼びましょう」というもの。
もう一つは「人が住んでいるけど、汚いから追い出しちゃってどっかに追いやろう」というもの。
いずれにしても再開発というものは、その後、何十年先のことじゃなく目先の金と雇用を生み出すだけでございまして。
何十年先じゃなく、何十年も重ねた歴史とか文化を破壊することが再開発。
いや、開発することが悪いのではなく今の立場だけでモノを考える人が多いということに悪意を感じます。
北海道の国土交通省の出先機関がいまだに「開発局」と云われ続けて、北海道はいつまで未開発の地なのよ、と本気で怒る私なんぞゴミのようなものでして。
列島改造論から始まる土建屋主義の日本の構造を、そろそろ解体しないと100年後の日本に何が残るのでしょう。
2. Posted by ベニ 2009年04月07日 23:48
Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZMのボケ味が、
撮り手の気持ちと技術でいい具合に交わって
辛い現実をも優しく描写してくれていますね。
とくに猫の質感なんて最高です!
私が求めているのはこの3Dなんですが
FE2には付けれないですよね・・・・・・・・
未来の人達は・・・今こうして新しく建てらてゆく建造物を、
今の私達のように味わいや情緒求めて撮り歩くことはあるんだろうか。
いつの日か、この“味わい”“情緒”という言葉が死語になる日が来るようで嫌ですね。
撮り手の気持ちと技術でいい具合に交わって
辛い現実をも優しく描写してくれていますね。
とくに猫の質感なんて最高です!
私が求めているのはこの3Dなんですが
FE2には付けれないですよね・・・・・・・・
未来の人達は・・・今こうして新しく建てらてゆく建造物を、
今の私達のように味わいや情緒求めて撮り歩くことはあるんだろうか。
いつの日か、この“味わい”“情緒”という言葉が死語になる日が来るようで嫌ですね。
3. Posted by 本部長 2009年04月08日 07:40
ariariさん、この問題は永遠の問題のようで、語り尽くすことはないでしょうね。
今回は東京の問題なのですが、さすがに一個人が出来ることは写真に残すことしかないのか、
とちょっと脱力感にさいなまれます...
写真でさえ残せなかったものを今でも悔いてるくらいですからね、小樽市内の文化財を_| ̄|〇
いやしかし、再開発というのは難しい話ではありますが、少なくとも云えることは、
小樽市がやってきた再開発はすべて失敗してるということです。
正直、何にもやらない方がずっとまともな小樽市で存在していたような気がしてます。
無駄に血税使っていったいそれがどこに流れて行ったか冷静になってほしいですね、為政者。
あたしは地元、地域密着型の土建屋さんは大好きで、知りあいや仲間もたくさんおります。
そういう雇用創出はいんですがね。
それでカネが余るのなら、土建以外で人手不足なところへの雇用創出しかないのに、全くもってなってません。
これからの地方行政の課題でしょう。
高層マンションを呆れるくらい計画性もなく建て捲くったのに、
小樽市はかつてないほど加速度的に人口が減り続けております。
(今日の小樽ジャーナル参照)
魅力のない街には住みたくないよね、というのが実情でしょう。
それがわからないから困ってるんですよ。
古い昭和の佇まい、たしかに自然消滅は避けられないけど、
その活用方法のひとつが路地裏ムーヴメントだと思ってます。
また、その辺も、熱く語ってまいりますね(^^ゞ
今回は東京の問題なのですが、さすがに一個人が出来ることは写真に残すことしかないのか、
とちょっと脱力感にさいなまれます...
写真でさえ残せなかったものを今でも悔いてるくらいですからね、小樽市内の文化財を_| ̄|〇
いやしかし、再開発というのは難しい話ではありますが、少なくとも云えることは、
小樽市がやってきた再開発はすべて失敗してるということです。
正直、何にもやらない方がずっとまともな小樽市で存在していたような気がしてます。
無駄に血税使っていったいそれがどこに流れて行ったか冷静になってほしいですね、為政者。
あたしは地元、地域密着型の土建屋さんは大好きで、知りあいや仲間もたくさんおります。
そういう雇用創出はいんですがね。
それでカネが余るのなら、土建以外で人手不足なところへの雇用創出しかないのに、全くもってなってません。
これからの地方行政の課題でしょう。
高層マンションを呆れるくらい計画性もなく建て捲くったのに、
小樽市はかつてないほど加速度的に人口が減り続けております。
(今日の小樽ジャーナル参照)
魅力のない街には住みたくないよね、というのが実情でしょう。
それがわからないから困ってるんですよ。
古い昭和の佇まい、たしかに自然消滅は避けられないけど、
その活用方法のひとつが路地裏ムーヴメントだと思ってます。
また、その辺も、熱く語ってまいりますね(^^ゞ
4. Posted by 本部長 2009年04月08日 08:00
ベニさん、勝負玉の魅力、満喫されましたか(*^^)
このレンズは本当に自分の意思通りに反応してくれます(^^ゞ
素通しのレンジファインダーですが、心の目で被写界深度が見えてるようなぐらいなんです(爆)
この時、この界隈に立ち入った瞬間、正直、写真を撮る気力をすべて失いそうになったくらい...
それくらい無残な状態でした。
でも、どうしても写したいという強い意志と、
街の姿をありのまま記録するほかに、なんらかの「思い出」のようなものを探し求めたくって、
シャッター切る勇気が沸いてきました。
まぁ、「思い出」みつけだそうなんて全く個人的な妄想だったりワガママなんですけどね(^^ゞ
ネコの質感なんて、凄いでしょう(←自分で云うなって)☆
これを写してる時の集中力は神がかり的でしたね...独り言の本気モード(爆)
で、残念ながらこのレンズ、一眼にはつけられません。
一眼の構造では物理的につけられないんですよ。
レンズとフイルムの間にミラーボックスのある一眼では、画角によってはレンズの設計に制約があるのです。
ゾナータイプの標準レンズなんて他に現役でないので、
設計者、作っていて楽しかったんじゃないでしょうか、このレンズ(笑)
今、楽しみなのはこのゾナーがマイクロフォーサーズというコンパクトタイプのデジにつけられることです☆
まぁ、フイルムのコッテリ質感は難しいでしょうが、このレンズを気軽にデジで使ってみたいのも事実です(^^)
未来の人にこの“味わい”“情緒”を伝えていくのが我々の使命のような気もしてます(大汗)
ベニさん残してる、昭和の風景などは、人の心をもっていれば、素直に感動すると思いますよ!
絶対、死語にならないよう、街の魅力を一緒に伝えて参りましょう☆
このレンズは本当に自分の意思通りに反応してくれます(^^ゞ
素通しのレンジファインダーですが、心の目で被写界深度が見えてるようなぐらいなんです(爆)
この時、この界隈に立ち入った瞬間、正直、写真を撮る気力をすべて失いそうになったくらい...
それくらい無残な状態でした。
でも、どうしても写したいという強い意志と、
街の姿をありのまま記録するほかに、なんらかの「思い出」のようなものを探し求めたくって、
シャッター切る勇気が沸いてきました。
まぁ、「思い出」みつけだそうなんて全く個人的な妄想だったりワガママなんですけどね(^^ゞ
ネコの質感なんて、凄いでしょう(←自分で云うなって)☆
これを写してる時の集中力は神がかり的でしたね...独り言の本気モード(爆)
で、残念ながらこのレンズ、一眼にはつけられません。
一眼の構造では物理的につけられないんですよ。
レンズとフイルムの間にミラーボックスのある一眼では、画角によってはレンズの設計に制約があるのです。
ゾナータイプの標準レンズなんて他に現役でないので、
設計者、作っていて楽しかったんじゃないでしょうか、このレンズ(笑)
今、楽しみなのはこのゾナーがマイクロフォーサーズというコンパクトタイプのデジにつけられることです☆
まぁ、フイルムのコッテリ質感は難しいでしょうが、このレンズを気軽にデジで使ってみたいのも事実です(^^)
未来の人にこの“味わい”“情緒”を伝えていくのが我々の使命のような気もしてます(大汗)
ベニさん残してる、昭和の風景などは、人の心をもっていれば、素直に感動すると思いますよ!
絶対、死語にならないよう、街の魅力を一緒に伝えて参りましょう☆
5. Posted by keiji 2009年05月11日 22:15
本部長様
ご無沙汰でございます。
こちらの写真で、かなり気になっておりました西新宿8丁目界隈。
先日の上京の折、行って参りました。
その変わりっぷり、この目で確認いたしました。
ご無沙汰でございます。
こちらの写真で、かなり気になっておりました西新宿8丁目界隈。
先日の上京の折、行って参りました。
その変わりっぷり、この目で確認いたしました。
6. Posted by 本部長 2009年05月12日 23:39
keijiさん、こちらこそお久しぶりでございます<m(_ _)m>
10年間も通われていた西新宿でパノラマを撮影されたのですね! 凄すぎます!!
いやぁ、「ときわ荘」とか名前だけみると漫画家の例の「ときわ荘」かと勘違いしてしまいますが、
濃厚な昭和を強烈に感じる佇まいにやられました(^^ゞ
自分が昨年写したこの投稿の界隈はもう何にもないんでしょうね...
次に東京出張の際にちょっとだけ訪れて、どう変わったか、やはり自分の目で確認してみたいと思いました。
10年間も通われていた西新宿でパノラマを撮影されたのですね! 凄すぎます!!
いやぁ、「ときわ荘」とか名前だけみると漫画家の例の「ときわ荘」かと勘違いしてしまいますが、
濃厚な昭和を強烈に感じる佇まいにやられました(^^ゞ
自分が昨年写したこの投稿の界隈はもう何にもないんでしょうね...
次に東京出張の際にちょっとだけ訪れて、どう変わったか、やはり自分の目で確認してみたいと思いました。





