聖マリアンナ医科大学病院 看護部公式ブログ ーMari Cafeー

MariCafeは、当院で行っているイベントや研修などの情報をお伝えします! 是非フォローしてください・‥…━━━☆

「皆で取り組む働きやすい職場づくり」

こんにちは、腫瘍センターです。

腫瘍センターは外来で化学療法(抗がん剤治療)を行う部署です。170名前後の患者さんが治療に来られます。私たち看護師は、外来化学療法中の患者さんの点滴管理やセルフケア指導などを行っています。

腫瘍センターは今年2月、旧棟5階に移転しました。移転により、スタッフステーションから離れた距離にある治療室が以前より増えました。

そのため、スタッフの動線が長く治療室の視認性が悪くなりました。患者さんに穿刺や投与中の副作用など観察やスタッフ間で看護業務や治療の進行状況が把握しにくくなりました。

今までのステーション中心の考え方や看護の提供から治療室中心へと考えを切り替え、「どのようにすればスタッフ間の情報共有がタイムリーに行えて、安全で安心な化学療法を提供できる環境になるのか」ということについて、看護スタッフ皆で話し合いを何度も持ちました。そして、アイデアや意見を出し合い、例えばインカムを導入したり、業務役割別のスタッフ配置や物品の定位置を変更したり、患者さんの情報共有用紙を作成するなど、新たな改善策を打ち出し、試行しています。

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             写真:インカムの導入

まずはトライアルで数週間、その後は皆で評価し、再度改善案を練って試行する…ということを繰り返し、スタッフ皆で試行錯誤しながら、働きやすい職場環境を作ろうと取り組んでいます。

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       写真:評価し改善案を検討中
これからも、スタッフ一丸となり、一人一人のアイデアを取り入れて、患者さんへより良いケアを提供していきたいと思っています!

*感謝*

 日頃より聖マリアンナ医科大学病院 看護部公式ブログ Mari Cafeの投稿を
ご覧いただき誠にありがとうございます。
皆さまのリアクション、大変励みになっております。

  今後とも引き続きご愛読くださいますよう、よろしくお願いいたします。

                            Mari Cafe 担当

「私たち、外来クラークです!!」

 外来では2023年4月10日より、患者サービス向上と医師の業務負担軽減の目的で「外来クラーク」体制が順次開始になりました。

外来クラークの業務内容は、次回診察や検査のオーダー入力と日程調整、検査の説明です。

外来クラーク開始前は、診察室で次回受診の日と検査の日程を医師と患者さんで調整していました。新体制導入後は医師の診察終了後、診察室を出たところに外来クラークがおり、医師の指示範囲に(〇か月後など)外来クラークが患者さんと調整しながら検査と次回診察の予約を入れます。

また、食事など注意事項のある検査の場合、患者さんに検査説明窓口に移動していただき、順番を待って検査の説明を受けていましたが、外来クラークの配置により、ほとんどの検査は外来クラークが説明を行うようになり、患者さんの待ち時間削減に効果を示しています。

医師からは「外来クラークが次の診察の予約、同意書のサインを取ってくれるから、診察がスムーズに進むよー」と言ってもらえたり、患者様からは「早く帰れる。検査説明窓口に寄らずに済んだ」と声をかけていただくこともあり、励みになっています。

現在、外来クラーク体制を拡大している最中です。

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        写真:外来クラークメンバー
慣れないこともありますが、多職種で声を掛け合いながら、患者さんへ質の高い診療が提供できるように頑張っていきたいと思います。

腎臓病センターの紹介です。

私たちの病棟の特色についてご紹介いたします。

 病棟48床と透析室16床が一体化した腎臓病センターです。

主な診療科としては、泌尿器外科と腎臓高血圧内科の外科・内科混合病棟になります。

腎臓移植手術や膀胱全摘術、腎臓摘出などの周手術期の患者や腹膜透析外来や教育入院などの慢性期の患者、膀胱タンポナーデや腎盂腎炎などの急性期の患者、腎癌や膀胱癌のターミナル期の患者と様々な患者が入院してきます。

そのため、周手術期・急性期・慢性期・ターミナル期と幅広い看護の視点が必要となります。泌尿器外科では腎移植後に自宅でも決まった時間での免疫抑制剤の内服や日常生活管理や回腸導管の手術によりストーマ装具の管理が必要で退院後に自宅でそれらを自身で管理を行います。腎臓内科でも、血液透析・腹膜透析の導入や教育入院など入院中に行った教育・指導を退院後も患者やその家族が継続して行えるように、指導する事が多くあります。腹膜透析外来では、退院後も腹膜透析を行えているか、外来を通じて手技や日常生活の様子を確認し支援しています。

 又、退院後に患者やその家族だけでは管理が難しい場合は、多職種や院内外の施設と協働し、訪問看護サービス等へ繋いでいます。

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                写真:患者の退院支援について話し合う


このように、安全に患者が治療を継続できるように指導や退院支援を行う事が多く、退院後も安心して過ごせるようにみんなで話し合い、力を合わせ取り組んでいます。

幅広い看護は自身の看護の力を養う事にもつながり、とてもやりがいのある病棟です。

 

 今年、配属となった新人看護師7名はチームや病棟全体でフォローし成長を支援しています。

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               写真:新人看護師と先輩看護師のペアでケアの内容を確認


新人だけでなくお互い困ったことはすぐに相談し合い、みんなで成長しあえる体制を整えています。

 

 


 


新体制で頑張っています!

  私達の病棟は脳神経内科病棟とSCU(脳卒中ケアユニット)からなりスタッフ数は現在、看護師・看護補助者を合わせて総勢58名です。

1月に新入院棟に移転し、4月には7人の新人看護師を迎え、チームリーダーを中心に様々な取り組みにチャレンジしています。

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         写真:今年度チームリーダーの3

新規一転とスタッフ間の結束を深めようとオリジナルスクラブを考案しました。

()と神経()のイラストにと病棟名の南(south)Sの文字を組み合させデザインで気持ちをアップしています。忙しい中にも楽しみを取り入れて頑張っています!

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写真:オリジナルスクラブのデザイン

 私たちは、病棟とSCUで定期的にローテーションを行っています。

病棟では神経難病の患者さんやSCUから退室した患者さんが入院されており、日々の看護からたくさんのことを学んでいます。

SCUでは脳卒中の急性期を看護し、異常の早期発見や再発防止の指導などを行っています。医師・理学療法士・薬剤師・栄養士・MSWなど多職種と連携し、退院後を見据えた看護を係やチームリーダーを中心に促進しています。

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        写真:この日の多職種カンファレンスのメンバー

 

また、退院支援カンファレンス、SCUカンファレンス、パーキンソン会などを行い、多職種で、検討会や学習会、学会参加なども積極的に行っています。

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        写真:日本神経学会に向けての予演会


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        写真:日本神経学会でのポスター発表

新しいチームでの様々なチャレンジは今が頑張り時!

脳神経内科の<その人らしさを支える看護>を目指し、奮闘中です!!!

病棟全体で行う授乳支援


こんにちは。

5東・MFICU(母体胎児集中治療室)病棟です。私たちの病棟はNICU(新生児集中治療室)とともに神奈川県の総合周産期母子医療センターに位置付けられており、日々川崎市内外からの妊娠合併症の悪化や胎児異常などの身体的ハイリスク事例の受け入れや、精神疾患の合併、経済面や社会的背景に問題を抱える妊婦さんや褥婦さん、新生児のケアを行っています。今年度は9人の新入職者が仲間となり、共に頑張っています。

 

私たちの病棟で欠かせない看護のひとつが授乳支援です。新生児期は昼夜問わず23時間毎、多い時では1時間毎に授乳をしなくてはなりません。しかし、疾患を抱える患者(母親)は治療と授乳の両立が難しく、母乳育児を希望していてもなかなか思うようにいかず悩むことも少なくありません。産後の入院中は患者(母親)にとってこれから始まる育児生活の第一歩であり、とても重要な時期になります。当病棟は身体的精神的社会的にハイリスク事例が多く、両親の意向や母親の状態に合わせた授乳支援を行っています。

支援していくうえでスタッフが授乳に関する正しい知識を持つことや、患者(母親)が授乳方法について選択できるよう必要な情報を提供すること、そして患者(母親)と共に考えていく姿勢、及びNICUとの連携が必須となります。

そこで、今年度たちあげた授乳支援係が中心となりスタッフを対象に母乳育児支援学習会を全3回計画しました。7月は基礎編とし、12年目スタッフとNICUのスタッフを対象に母乳育児支援に必要な基本的知識に関する学習会を勤務時間内の隙間時間を利用して少人数体制で行いました。各回ともに少人数の参加のため和気あいあい楽しい学びとなりました。

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                       写真:学習会の光景
開催後のアンケートでは、「新たな知識を獲得できた」や「改めて基本から授乳について考え直すことができた」「今まで知りたかったことを先輩に質問しながら受けられてよかった」などの好評価を得ることができました。今後は応用編、退院支援編を計画中です。

 

また、今年度より看護提供方式がセル看護方式となったことで先輩と一緒に実践の中で学びながら授乳ケアを行える機会も増えています。さらにCOVID195類感染症となり、助産師による育児支援外来も再開したことで退院後の授乳や患者や家族の精神的なフォローを行える機会が増えました。ハイリスク事例であっても、患者(家族)の希望する授乳方法確立に向けて専門職として正しい知識を持ち共に考える姿勢で支援ができるようにこれからも病棟スタッフ一丸となって取り組んでいきたいと思います。

NICUの看護の魅力と研修風景をご紹介します

こんにちは!

 私たちは総合周産期母子医療センター新生児部門、NICU(新生児集中治療室)です。

 NICUには、かわいい赤ちゃんが入院しています。ご家族に寄り添いながら、小さな生命を支えている毎日です。そして、赤ちゃんが好き、赤ちゃんの成長が嬉しい、家族中心の看護がしたい、新生児集中ケア認定看護師を目指したい、などいろいろな想い、目標を持った看護師が働いています。

 小さな生命を支え、温かい優しい気持ちのこもった安全で安楽なケアを実践するためには、専門性を高めるための自己研鑽が求められる厳しさもあります。

 

でも大丈夫!安心してください!

 わがNICUには、経験年数が10年以上ある看護師がたくさんいます。師長、副師長、主任をはじめ、新生児集中ケア認定看護師がいます。熟練した先輩がお手本を見せ、そばで見守り、教えてくれます。

1年目の新人時代から5年目まで、または中途採用の方、他セクションから異動してきた方にも、段階的で計画的な教育プランがあります。NICU独自のラダーと技術チェックリストを各スタッフの経験や状況に合わせて個別に進めていきます。

 また、悩みを相談しやすい身近な先輩もたくさんいます。チューターシップ、チーム活動を通して支えてくれます。

 

こちらの写真は、2.3年目の看護師が少人数体制で新生児集中ケア認定看護師から、赤ちゃんの気管内挿管における看護の研修を受けているところです。講義だけでなく、実際に人形を使って技術も習っています。

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NICUでは、それぞれの看護師が自分の目標に向かって頑張っています。仕事を続けていく中で、仕事を通して、年代や職種を超えた仲間ができます。そして、誰にも真似できない自分だけの看護師人生を手に入れられる!そんな領域かもしれません。

赤ちゃんの純粋で無垢な瞳、温かさ、その存在に愛おしさがあふれ出ます!赤ちゃんとご家族に心を寄せながら。このドアの中には、NICU卒業までを、みんなで共に歩む看護の世界が広がっています。

 

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救命救急センターの紹介をします!


こんにちは!
救命救急センターです。
救命救急センターは川崎市北部医療圏の中の唯一の三次救急の救命救急センターです。救命センターには、救急外来、集中治療室(EICU)、高度治療室(EHCU)が構成されています。救命センターへ入院中の患者の対応はもちろんですが、院内に入院している患者の急変などにも迅速に対応しています。

今回は私たちの救命センターでの看護をお伝えします。

救急外来は命を救う場です。

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      写真:救急外来入口


救急隊より連絡を受けた医師が患者の受け入れを判断し医師からの情報をもとに受け入れ準備をします。救急外来には軽症から重症、年齢も小児から老年期まで幅広く来院します。トリアージなどの対応ができる経験が豊富な看護師が多く在籍しています。

また、救命センターには救命救急士や薬剤師など様々な職種のスタッフが配属されており頼れる仲間として一緒に働いています。
ER外来にはハイブリッドERという最新の設備が導入されています。
ハイブリッドERとは、血管造影検査とCTを組み合わせた装置により、検査、診断と血管内治療が同時に行える設備です。これにより、重症患者の検査や移動にかかる時間が短くなり、より迅速に治療を行えるようになります。

 

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        写真:ハイブリッドERでの治療光景

EICUは命を守る場です。

6床のユニット型病棟となっており、みなさんが想像しているような重症の患者が入院しています。ベッドサイドで患者の一番近くに寄り添い、意識のない患者であってもちょっとした変化に気づけるように常に気を配っています。また、日々最新のエビデンスに沿った看護や機器類の管理を学んでいます。

 

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        写真:EICUの光景とスタッフ

EHCUは命をつなぐ場です。

24床のユニット型病棟となっており、人工呼吸器を装着した重症患者から、歩行や食事を行うなど一般病棟への転棟や退院を見据えた病期の患者が入院しています。早期回復を促すため、治療を行いながらリハビリにも積極的に取り組んでいます。

 

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        写真:EHCUの光景とスタッフ

このように救命救急センターには重篤な患者から転棟・退院を見据えた軽症の患者も入院しています。総勢100名以上の看護師がおり、様々な状態の患者さんにも対応ができるようになっています。

ドクターカーナース、DMATisaster edical ssistance eam:災害派遣医療チーム、臓器移植コーディネーター、BLS(ベーシックライフサポート)インストラクターなど救急医療、急性期医療に関連する資格を取得して活躍している看護師も沢山います。

 

「重症患者の対応は不安だな」と感じるかもしれませんが、先輩看護師のシャドーイングやフォローのもと重症患者の管理を行えるよう一緒に学んでいます。


ドレーンチューブの学習会を実施!!

 6東病棟では、代謝内分泌疾患と眼科の混合病棟になります。内分泌疾患では、糖尿病以外にも甲状腺に関する疾患があり、今後手術後の管理と看護ができるように、術後よく挿入されるドレーンチューブのポータブル低圧持続吸引システム(J-VAC)の学習会を開催しました。学習会の講師は、外科病棟での勤務経験のある看護師に行ってもらいました。講義は資料作成もスタッフがイメージしやすいように図などを取り込みわかりやすい工夫がされていました。

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質疑応答を行うことでスタッフの疑問に対応しました。また学習会開催の時間も育児等で短時間勤務をとっている方も参加できるよう昼のカンファレンスの時間を使って行いました。
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今後も6東では、様々な疾患を持つ患者さんへの看護を提供できるようにスタッフ間で知識の情報共有を行い、互いに成長できるように活動をしていきたいと思います。

「7東病棟の紹介です」

こんにちは。7東病棟です。

7東は呼吸器外科、呼吸器内科の混合病棟です。そのため、化学療法や薬剤療法、周手術期の患者様など急性期から慢性期、終末期まで様々な治療や看護に関わる病棟です。

今年から異動、配属となった看護師も多いため、病棟内で疾患や治療、看護の学習会を行い、日々学んでいます。

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学習会は医師や薬剤師など多職種の方にも講師になっていただき、より専門的な知識を身につけることができるようにしています。今年度はこれまで、「化学療法について(医師、薬剤師)」「肺癌手術後のドレーン管理について(医師)」「肺癌手術後の看護について(看護師)」や個別の疾患や治療についてなどの様々な学習会を開催しました。看護師だけでなく、医師や薬剤師からの学習会を行うことで、普段とは違う視点で医療や看護、患者様について考える機会にもなっています。学んだ知識を基に、勤務開始前のショートカンファレンスで意見を出し合ったり、日々の看護や業務に活かしています。

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       写真:勤務前の打ち合わせ


日々学ぶことが必要なのは、新人看護師だけではありません。これまで呼吸器疾患看護の経験がなかった看護師や先輩看護師も経験年数に関係なく、お互いに学び合える環境を作れるように心がけています。
また学習会だけでなく、日々の業務でも多職種で患者様の病状や生活について話し合い、多職種と連携で患者様を看護することを大切にしています。

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新しい治療法導入に向けての取り

こんにちは!画像・内視鏡センターです。

   今日は、核医学検査室の紹介をします。

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下の写真は核医学検査室や
RIを含んだ薬剤を取り扱う時の状況写真になります。

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核医学検査室では、ルタテラ治療というがん治療の導入準備を進めています。

この治療はRIを含んだ薬剤を投与して、神経内分泌系のがん細胞に体の内部から放出される放射線で照射して抗ガン効果を得る最新の治療法です。この治療を実施している施設は全国でも50施設程で神奈川県ではまだ数か所でしかできない治療です。

安全に治療を進めていくためには放射性物質による被ばくへの対応が重要です。

薬剤の準備時や投与時、終了時の片付けの時に、医療者の放射線被ばくリスクを最小限にするため先日、医師・診療放射線技師・看護師でルタテラ®静注のコールドラン(RIを使わないで色つきの水などを用いて実際と同じ手順でやってみること)を実施しました。色付きの液体が付着したところをもとに何度も被ばく防止の投与手順や行動を検討してマニュアル作成を行いました。

 患者は入院して治療を受けるため、被ばく予防については病棟との連携も重要で

患者の体内から放出される放射線(β線)の半減期は数日程のため他の患者や職員の防護も必要となります。

病室に放射線防護用の衝立や尿から排泄されるためトイレには特殊シートの設置等をはじめ合同病棟とも検討し連携しながら準備を進めています。

スタッフの放射線被ばくのリスクを最小限にしつつ、患者さまに安全で安心な治療を提供できるよう、これからも頑張っていきます。

『8東病棟の紹介』

皆さん、こんにちは。8東病棟です。

8東病棟は脳神経外科と耳鼻咽喉・頭頚部外科が主になる診療科の病棟です。

ここでは外科的治療の急性期看護、術後など化学療法を要し長期間の入院を要する慢性期看護、短期入院での治療をした患者様のセルフケア支援看護と多彩な看護を展開している病棟です。

病棟の看護の実際としては、治療の経緯で気管切開施行や失語症でコミュニケーション障害が出現してしまう患者様がいます。その患者様の声となり耳となり患者様のQOLを大切にする事を心がけています。

退院してからも病気と付き合わないといけない場合が多いため入院中から退院まで、また退院してからの支援を看護師だけではなく医師、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師などの医療スタッフと連携して幅広い支援に努めています。

病棟にはリハビリ室も備わっているため、患者様の麻痺などの回復状態やADLの拡大状況を

すぐに把握し、理学療法士と共に情報共有しながら日々の援助方法へつなげています。

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4月には3名の新人看護師が配属となり、現在約4ヶ月が経過しました。

病棟配属後はシャドーイングからスタートし業務の流れを覚えると共に、患者様にあった情報収集の仕方や注意点を先輩看護師と確認しながら現在では先輩のフォローのもと、患者様を受け持ち、日々の勤務で学びを深めています。

また、支援体制として新人看護師には3年目のチューター看護師が1人ずつ付いています。年齢の近い先輩が付く事で話しやすく緊張をほぐす役割を担っています。チューター看護師は疾患や看護などの学習面のサポート、技術の確認や取得の練習、メンタル面のフォローを行っています。3年目のチューターたちも初めての役割りを担うため定期的にチューター会を行っています。そこで困ってる事はないか、今後どのように新人指導をしていこうかなどをみんなで話し合いをしています。時には新人看護師も参加してもらい今の思いなどを話す場を設け状況共有の場となります。またチューター会の情報は他スタッフに提示し、積極的に新人看護師とコミュニケーションを図ることができるようにサポートもしています。

新人看護師もいまではいちスタッフとしてできる事が増え、メンバーとして頼もしく成長中です。

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新病棟と新人看護師(どちらもピカピカ、キラキラですが)それに負けないように他スタッフも共に成長していきたいと思っています。

資格取得もできる循環器・心臓血管系の病棟です!


 こんにちは。7西病棟です。

7西病棟は、循環器内科心臓血管外科の混合病棟で亜急性期回復期慢性期の治療・看護をしています。心筋梗塞に対してのカテーテル治療や、開胸手術など、心臓や血管に疾患を抱える患者さんが入院しています。

 

昨年度日本循環器学会認定の「心不全療養指導士」の資格を7名取得しました。

今年度は、なんと9名のスタッフが受験する予定です。その中には2年目のスタッフもいます。先輩たちからアドバイス等を受けながら資格取得に向けて準備をしています。

資格を持つスタッフは、患者指導など病棟内の活動だけではなく、医師や薬剤師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーなど多職種から成る心不全チームに参加し、患者の生活や治療を支えるために多職種と協力して活動しています。

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           写真:多職種カンファレンスの様子

 また、活動内容を院外のセミナーで発表する機会もあり、先日は「かながわ心不全ネットワークの会」で心不全患者への看護の取り組みを発表しました。発表するだけではなく他施設との交流など様々な経験を得ることができます。
 

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         写真:かながわ心不全ネットワークの会での発表

循環器内科・心臓血管外科というと身構えてしまうかもしれませんが、多くの学びの場があり、心身共にレベルアップをすることができます。

一緒に、学び合っていきましょう!

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~総合集中治療室(GICU)について~

当院の総合集中治療室(GICU)は24床あり、そのなかには冠疾患集中治療室・神経集中治療室・小児集中治療室も設置されています。

院内の急変症例の患者さんや重症心疾患、心臓血管術後の患者さんが入室され様々な医療機器を用いた高度医療を受けている患者さんへの看護を実践しています。

また、神経集中治療室では、神経疾患をもつ重症患者の転帰を改善することを目標に治療が行われ、脳神経外科内科疾患における集中治療ケアも行われています。

小児集中治療室は、子どもたち専用の集中治療室で、重症な状態の子どもたちの治療を集約的に行う部門として、開設されました。

 

GICUでは看護ケアも細心の注意をはらいながら実施しています。写真は各種ルートやドレーン、循環補助装置や呼吸器を装着した患者の体位変換を複数の看護師で行っているところです。患者さんの病状によっては、体位変換一つでも循環動態が変化し血圧等に影響が出る時もあり、安全を保つために看護師だけでなく医師や臨床工学士などの多職種で行うこともあります。

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私たちは、日頃から安全で質の高い看護を提供するために、技術チェックリストを用いて、集中治療に必要な知識・技術を習得できるような教育体制を設けて新入職者や既卒者の方でも安心して学べる環境づくりを行っています。

妊娠中の看護師や子育て中の看護師だけではなく様々な年代でのライフイベントと仕事を両立できるように全員で協力し合いながら日々看護を展開しています。

そして、患者さんへより良い医療が提供できるように、患者さんを取り巻く多職種同士で、コミュニケーションを密に取りながら、患者・家族支援を行っています。GICUは、超急性期から一般病床での回復期へと命をつなぎ、退院までをサポートする「いのち・暮らしを守り支え、寄り添う」看護を目指しています。

7南病棟の紹介です♪

こんにちは、7南病棟です!

 7南病棟は循環器と心臓血管系の内科・外科、呼吸器系の内科・外科の混合病棟になっています。

先日、1年目看護師と3年目看護師で茶話会(飲食時は黙食!)を行いました。3ヶ月経過し、病棟の雰囲気にも慣れてきて日頃看護実践をしていて1年目看護師が出来るようになった事の共有や、入職をしてからの悩み・不安に感じていることを話したりしました。少し先輩である3年目の看護師が1年目だったときにどうやって悩みを解決したのか自分の体験をもとにアドバイスを行ったり、嬉しかった体験を話したり、楽しい時間を共有、交流を深め、いろいろな話ができとても有意義な時間を過ごすことができました。

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シャドーウィングから開始した1年目看護師も4ヶ月たった現在、先輩のフォローをうけながら、病棟で作成した業務チェックリストを元に日々頑張って働いています。疾患の勉強や、初めて行う処置や技術などは、先輩看護師と観察項目ややり方をカンファレンスで一緒に確認し、安全な看護の提供をできるよう日々取り組んでいます。その結果、自立できる業務も増えてきておりスタッフ一同、成長をたくましく感じています。

 休憩時間では、スタッフ同士で趣味や休日の出来事などを話したり、リフレッシュしながら仲良く働いており、楽しい病棟です♪

ある日の精神科病棟~七夕と新人看護師編~

こんにちは、8西病棟です!

 8西病棟は神経精神科の病棟で閉鎖病棟になっています。精神疾患を抱える患者様が入院していますが、近年では身体疾患を抱える患者様も多くなっています。精神疾患を抱える患者様に寄り添いながら、元の生活に戻れるように一緒に考えながら看護を行っています。

 

 そんな8西病棟に4月から新人看護師3名が配属されました。

下の写真は認知症1日検査入院の患者様の記録について、チューターさんから教わっているところです。緊張しながらも、メモをとりながら一生懸命取り組んでいます。

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日々覚えることもたくさんある中、先日は病棟でのレクレーション療法として七夕の飾りをすることになり、新人看護師も関わりました。普段、寝たきりになっている方や、部屋から出て過ごすことの少ない患者様の離床機会を作れるよう、声掛けを行いデイルームにお誘いしていました。手先が器用な患者様も居り、出来た短冊や折り紙で作成した輪飾りなどを患者様と一緒に笹に飾りつけしました。うまく短冊に願いを書けない患者さんに寄り添い願いを導き短冊に書けるように対応していました。患者様も表情穏やかに笹の飾りつけを眺めたり、新人看護師も初めてのレクレーション療法に関わり楽しんでいました。

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4月当初は病室へ訪室するのもドキドキしていましたが、精神疾患のある患者さんへ積極的に話しかけることが出来るようになり自信もついてきたようです。

General High Care Unit(以下;GHCU)について紹介します

こんにちは。
 新病院となりGHCUが発足して6ヶ月が経ちます。立ち上げからスタッフ全員で協力をして、現在のGHCUを作り上げました。

これから、皆さまにGHCUについてご紹介したいと思います。
GHCUは周手術期を中心に頭から足まで全科の患者が入室します。手術による侵襲で不安定な状態の中、合併症の予防や早期発見、不安や疼痛などへの対応を行い、状態が安定して各病棟に転棟するまで関わる部署です。GHCUには色々な経験を積んでいるスタッフが配属されています。スタッフそれぞれに得意な分野の看護を持っていて、お互い強みを活かし、教え合い刺激を与えあっています。

GHCU 廊下

              写真:GHCUの廊下

入室している患者さんの中には、手術の侵襲度や状態によっては1週間以上在室する方もいますが多くの患者さんは入室して24時間以内に退室されます。
 一般病棟とは違い短い時間の中で患者さんと関係性を作り、スムーズな術後経過を迎えられるようにスタッフは日頃から幅広く多くの疾患について多職種・他部署と協働して学習会を開催したり、その学びをどう看護へ取り入れていくかなど検討しています。

   

GHCU 医師との回診

                            写真:医師との回診
            

GHCU スタッフ同士が話し合っている様子
                                    写真:受け持ち患者のケアについて検討中

 

GHCUスタッフ一同より


9東病棟の紹介

こんにちは、9東病棟です

9東病棟は整形外科の単科の病棟です。

整形外科病棟では主に整形外科手術に関わる急性期看護はもとより、感染の治療など慢性期の治療なども行われている病棟です。

患者さんが家に帰って元の生活に戻るためにはリハビリが不可欠です。

当病棟のイチ推しポイントはリハビリ施設が病棟の中にあることです!! 


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恵まれた環境で、廊下ではリハビリを頑張っている姿があちらこちらで見られます。

働いているスタッフからは患者さんが回復していく様子が目に見えるので、整形外科看護を続けたい!と考えている人が多いのも推しポイントです♡

~チーム医療に力を入れている病棟です~                

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毎週水曜日に多職種カンファレンスを実施しています。参加するメンバーは医師、理学療法士、薬剤師、ソーシャルワーカー、看護師が毎回出席しています。

話し合われる内容は治療方針、リハビリの進捗状況、入院生活の様子、治療がひと段落した後に在宅に帰れるのか・回復期リハビリ病院・療養施設へ移動するのかを検討するなど多岐にわたります。

多職種が集まり専門家ならではの視点で意見を出し合うことで、より患者さんの状況を把握することができ、退院に向けて多職種が一丸となってサポートしています。



スタッフ皆で退院支援をしています!

こんにちは。10西病棟です。

消化器内科と腫瘍内科の混合病棟です。

 

消化器疾患の検査や内視鏡やカテーテルを使った治療、消化器がんの抗がん剤治療で

入院されてくる患者様が多いです。

 

私たちは患者様が予定通りに退院を迎えられるように、日々安全・安楽な看護を提供しています。特に、高齢患者さんやがん患者さんは入院前のADLに戻れるように、日常生活にリハビリを取り入れて、身体機能の維持に努めています。

 

また、病棟スタッフとメディカルサポートセンターの看護師、ソーシャルワーカーと現在の身体状況や患者様、ご家族の思いを情報共有し、最適な療養先が選択できるようにカンファレンスを行っています。

 
                     写真:多職種とのカンファレンス前に看護師間で情報共有中

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元気に帰っていく患者様の姿や、患者様、ご家族様から感謝の言葉を頂けた時は看護師としてのやりがいにもつながります。

 

これからもスタッフ一丸となって患者様をサポートしていきたいと思います。

9階西病棟の紹介です!!

こんにちは!9階西病棟です!

今回は病棟の紹介をします。9西病棟は乳腺外科・婦人科の混合病棟で、女性の患者さんだけの病棟です。看護の主な内容としては、術前術後管理、化学療法、放射線治療など急性期~回復期・終末期の患者さんのケアをしています。

又年齢もAYA世代から90代と幅広く女性特有の悩みや辛さ、ライフスタイルを大切に女性らしさを失わないようにスタッフ一同患者さんに寄り添った看護をしています。

先日病棟実習が急遽中止となり、オンライン形式で看護学生さんが直接患者さんとお話しする(コミュニケーションする)ということがありました。

時間は15分間と短い時間ではありましたが、患者さんにとって身体への負担は大丈夫だろうか?と思っていた私達の心配をよそに、患者さんの話が止まらなくなり予定時間の倍程度お話をしてくれたというエピソードがありました。

 病棟には専門性に特化した認定看護師やリンパセラピストもおり、スタッフの力を発揮できるような支援もしています。

今年度は6人の新人さんが配属されました!!

将来、乳がん看護認定看護師を目指して学んでいるスタッフもおります。

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今年から新病院となり病棟編成されたこともあり、先輩・後輩関係なく、一緒に学び育っている最中です!!

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