こんにちは、腫瘍センターです。
腫瘍センターは外来で化学療法(抗がん剤治療)を行う部署です。1日70名前後の患者さんが治療に来られます。私たち看護師は、外来化学療法中の患者さんの点滴管理やセルフケア指導などを行っています。
腫瘍センターは今年2月、旧棟5階に移転しました。移転により、スタッフステーションから離れた距離にある治療室が以前より増えました。
そのため、スタッフの動線が長く治療室の視認性が悪くなりました。患者さんに穿刺や投与中の副作用など観察やスタッフ間で看護業務や治療の進行状況が把握しにくくなりました。
今までのステーション中心の考え方や看護の提供から治療室中心へと考えを切り替え、「どのようにすればスタッフ間の情報共有がタイムリーに行えて、安全で安心な化学療法を提供できる環境になるのか」ということについて、看護スタッフ皆で話し合いを何度も持ちました。そして、アイデアや意見を出し合い、例えばインカムを導入したり、業務役割別のスタッフ配置や物品の定位置を変更したり、患者さんの情報共有用紙を作成するなど、新たな改善策を打ち出し、試行しています。
まずはトライアルで数週間、その後は皆で評価し、再度改善案を練って試行する…ということを繰り返し、スタッフ皆で試行錯誤しながら、働きやすい職場環境を作ろうと取り組んでいます。
写真:評価し改善案を検討中
これからも、スタッフ一丸となり、一人一人のアイデアを取り入れて、患者さんへより良いケアを提供していきたいと思っています!