2009年04月04日

米軍艦が石垣島に強行入港

 日本本土では麻生政府が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が発射を予定しているロケットを「弾道ミサイルだ」といって警戒を強め、迎撃ミサイルSM−3を搭載したイージス艦やPAC−3を配備し、迎撃する意思を表明しています。

 同じころ沖縄県の石垣島では、市長や地域住民の強い反対にもかかわらず、米海軍の掃海艦2隻が強行入港しました。
 北朝鮮が発射する物体がロケットであれミサイルであれ、東北アジアの緊張を高めることは事実です。しかし米軍も日本の平和憲法と沖縄の人々の平和に生きる権利を、確実に踏みにじっているのです。
 以下は、琉球新報の記事の転載です。


琉球新報 09年4月4日
●米軍艦、石垣に入港 民間寄港2度目2009年4月4日

 【石垣】米海軍の掃海艦パトリオット(1、369トン、85人乗り組み)とガーディアン(同)の2隻が3日午前、大浜長照石垣市長の反対や市民らの抗議行動の中、石垣港に強行入港した。入港時には米軍に抗議する市民ら200人以上が集結。昼前には市街地につながるゲートを封鎖した。ケビン・メア在沖米総領事やパトリオットのロバート・シュウ艦長(少佐)らは約5時間足止めされたが、八重山署員の護衛で市民の座り込みを強行突破し、一時騒然となった。一方、同日夜には艦内で夕食会が開かれ、市民らと米兵が交流を深めた。
 米軍艦の民間港への寄港は復帰後2度目で同港には初めて。2007年6月には両掃海艦が与那国町祖納港に入港、08年11月には米海軍のヘリ2機が市民との交流目的で石垣空港を使用するなど米軍の民間港・空港利用が相次いでいる。
 仲井真弘多知事は「緊急事態でもなく、親善目的で緊急性はない」と不快感を示し、大浜長照石垣市長は「市民感情に配慮を欠いた一方的な押し付け」とし、強行入港に遺憾の意を表し、強く抗議した。
 メア総領事は「目的は乗組員の休養と沖縄の市民との友好交流。加えてこの地域での米海軍の行動が日米安保体制の下の日本の防衛に貢献し、地域全体の安定と安全に寄与する」と話した。
 夕食会には石垣市、竹富町、与那国町から14人が参加。参加者が歓迎の意を示すと、米軍側は「来年もまた来る」と答えたという。
 両掃海艦は5日正午に出港予定。4日は沖縄戦中に日本軍が撃墜した米軍パイロット3人を処刑した「石垣島事件」の慰霊碑を訪ねたり、施設訪問などを行う予定になっている。

■「兵士入れるな」 市民抵抗、にらみ合い

 【石垣】「兵士を街に入れないぞー」と叫ぶ市民と、「友好親善」を掲げ市内で交流しようとするケビン・メア在沖米総領事や米軍関係者ら。3日午前の米海軍掃海艦の石垣島に初寄港後、にらみ合いは4時間46分にも及んだ。「危ない」「押すな」。しびれを切らしたメア総領事が自ら徒歩で人の壁を突破。怒号と悲鳴が飛び交った。「(強行入港と合わせて)友好親善は二重に踏みにじられた」(大濱明彦八重山地区労議長)と市民らの怒りをさらに増幅させた。市民側は引き続き米軍の監視を強める構えで、対(たい)峙(じ)は4日も続く。
 2年前の与那国初寄港では接岸に数時間要したが、石垣港ではスムーズに入港。兵員の上陸もすんなりいくと思われたが、ゲートでは子どもや女性も加わって激しい抵抗があった。
 メア総領事はゲート外の市民を頻繁に指差し、思い通りにことが進まないことにいらだった表情を浮かべながら「違法状態はおかしい」と八重山署や市港湾課職員の対応に不満を隠さず、事態打開の要求を繰り返した。
 外務省や国土交通省などの中央政府からの「圧力」もあり、警察官や港湾課職員ら現場担当者は市民らにゲート封鎖を解除するよう要請し、午後3時22分、扉は開いた。
 その後も市民たちは座り込み、抵抗を続けた。状況打開のため、メア総領事は「歩いてでも出る」と車を降りて自らゲートに向かい、八重山署員を盾に突破した。
 近くに住む新川小学校3年の小浜睦月君(8つ)はニュースで知って弟2人と祖母と駆け付けた。「戦争が起きそうな気持ちになる」とフェンス越しに軍艦を見つめ、祖母の節子さん(61)は「沖縄本島で事件もあったし、年ごろの孫がいるから街を歩かれたら、小さい島だから余計に心配」と上陸に顔を曇らせた。
 波照間島出身の玉城功一さん(72)=石垣市=は「沖縄戦当時、波照間に教員の姿をしながら軍人が入ってきた。いつも戦争は国民を欺きながら入ってくる。あの当時のようだ」と顔をしかめた。

※原文はココ↓
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-142604-storytopic-1.html

stop_cvn at 10:13 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!米軍の問題 

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