日管協の総会記念講演で、寺島実郎氏の講演をお聞きしました。
なかなか参考になるお話でしたので、メモ程度ですが残しておこうと思います。
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データから客観的に現実を読み取る事の大切さ。
日本の経済は株価は2万円超になったが、実際に景気は良くなっているのだろうか?
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平成26年のIMFによるGDP見通しと結果
アメリカ 26/7 1.7% 26/10 2.2% 27/1 2.4% 27/4 2.4% 上方修正されている
日本 26/7 1.6% 26/10 0.9% 27/1 0.1% 27/4 ▲0.1% どんどん下方修正され、最終的にはマイナス成長となった

この実体経済の伸び悩みの中、なぜ株価だけが上昇するのか?その理由は何か?
株価を購入する資金が投入されているから
1.外国人投資家(ヘッジファンド)の流入 20.8兆円もの買い越し 日本の機関投資家は2.9兆円もの売り越し・個人投資家は17.6兆円もの売り越し これが現実
2.日本マネー投入 GPIF年金積立金の流入 実質成長1.7%を目指す?国債による運用から国内株式へ切り替える

この二つの課のマネーにより、実体経済は成長していないが、株価は2万円を超えている状態
ヘッジファンドは、企業の成長に投資をするわけではなく、あくまでもマネーゲームにより差益を得ていく。
ここでGPIFによる資金が投入されたことにより、実質的に価格を上値で維持しているが、ここでヘッジファンドマネーが投資を日本市場から米国市場へ移動させた場合、更なる暴落になる可能性もある。
その際に、GPIFの元本は保証されなくなり、積み立てられている年金総額も減少する可能性がある。

ではなぜ、今アメリカ経済が見直されているのか?アメリカ経済の力強さの理由は何か?

日本では、アベノミクスによる異次元の金融緩和を実施しているが、現実的には経済成長はしていない。
しかし、株価だけは上昇してしまっている。
内閣支持率が、株価に連動するようなおかしな風潮があるのも事実

そのような中、アメリカ経済は着実に復調し成長を続けている。
そして、今年アメリカでは利上げによる金融引き締めが始まると言われている。
夏頃には開始するのではないかと噂せていたが、年末にずれ込むとの情報もある。
経済が好調になると金融引き締めにより金利をあげる。
すると金利が高いところにお金を預けようと、アメリカへの投資は増えてくる。
要するにアメリカに世界のお金が集まり出すわけである。
金利が高ければなんでもいいわけではなく、確実な成長やカントリーリスクの少ないことは、投資環境には適しているからである。
アメリカは産油量が界1位となり、失業率も9%から5.5%へ半減した。
そこ強さが伺える基盤ができている。

そして、現在の円安が進んでいるわけだが、日本市場で利食いしたヘッジファンドは、アメリカの市場に転換する日が来るのではないだろうか。

投資家としてどう動くべきか
事業家としてどう動くべきか
資産コンサルタントとしてどう動くべきか

これから何をしていかなければならないのか?これを決めて動くことが非常に大事なことになってくる。

ビジョン計画にとどまるのではなく、実行計画を伴う活動が求められる