October 31, 2005
The Final Way Home From The EXPO2005.
今月を最後に、「愛・地球博」のお仕事を終えます。
最後の退勤。愛知郡長久手町をあとに、名古屋を経由、浜名湖の自宅への列車。「最後だし、名鉄で豊橋まで “特別車展望席” とか乗ってみよっかな…」、と思って乗りました。過去に何度か乗ってはいますが、以前の小田急ロマンスカーと同じ型の車両で窓がかなりでっかく、走行時に前が見えます。
写真(クリックで拡大)で分かる通り、夜です。そして珍しく、この車両の展望席には僕しか乗客はいませんでした。名鉄名古屋駅を発つと、夜の名古屋の景色の中に滑り込んで行きます。
シートに深く腰掛け景色を眺めていると、どうにも、涙がこぼれ落ちてきます。今年2月から、わずか9ヶ月間。やっと自分自身が馴染み始めていた街の景色。10月で終わるコトは最初から分かっていたのに、知っていたのに、何故だか「急に」この街から引き離されてしまう感覚を覚えました。
出逢い、とは毎度毎度、不思議なものです。博覧会協会のスタッフ、関係公社のスタッフ、外国からのスタッフ…それぞれにかけてもらった言葉や笑顔を思うと、感謝の気持ちを深く抱くとともに、とても切なくなります。
僕が迷惑をかけたり、困らせたりしたコトもあります。そのコトは、ずっと覚えて今後のために考え続けるコトにします。
いやァ、万博、愉しかったぁ…本当に勉強させてもらいました。少年時代の夏休み…会場の中をくったくたになっても歩いて並んで得た感動に、そンな気分を味わえました。
ありがとうございました、皆さん。お世話になりました。数十年後の日本での万博には、「愛・地球博スタッフ」でツアーを組みましょうねー。