お願い:
 本ブログには「公益財団法人 三笠保存会」の許可を得て取材させて頂いた内容が含まれています。従って、記事を商業目的で利用される場合は、同保存会に連絡を取り、三笠に関する情報を商業利用する許可を得てください。また、非営利であっても記事の内容や画像を許可無く利用することはおやめください。

日本海海戦時の後部艦橋の手すりの高さについて

これは、過去の記事「日本海海戦時の艦橋の手すりの高さについて」の追加です。
『戦艦「三笠」と日本海海戦』(世界の艦船6月号、No.974)の中に、佐世保での事故の後、浮揚してドック入りしている三笠の写真があります(p.33)。その写真を見ると、後部艦橋の手すりの高さが途中で変化していることが分かります。

手持ちの写真で示すと、黒線のように高さが変化しており、中央部の高さが低くなっています。

aft_bridge_2
【竣工ころの写真に手すりの高さの変化を記したものです】

ドック入りしている写真では、手すりが低くなっている部分が少し波打っているように見えますが、浮揚作業の際に変形したのだと思います。

前部艦橋と同様に、移設した47ミリ軽速射砲のために、手すりを低くしたと思われます。おそらく、これが日本海海戦時の手すりの形状であったと思います。

戦艦「三笠」と日本海海戦(参考文献)

戦艦「三笠」と日本海海戦(世界の艦船6月号増刊、ネーバル・ヒストリー・シリーズ6、No.974)
 発行:海人社(2022年5月17日発売)
 価格:2800円(税込)
 「三笠」の建造から現在に至るまでの歴史や、日本海海戦、日露戦争に参加した彼我の艦艇について、豊富な写真や図版とともに解説がされています。
naval_history

出店のお知らせ(第三十四回文学フリマ東京)

第三十四回文学フリマ東京に出店します。

日時 2022年05月29日(日) 12:00〜17:00
場所 
東京流通センター 第一展示場
ブース セ-14
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
https://bunfree.net/event/tokyo34/

webカタログ

新刊は、Fred T. Jane の「ロシア帝国海軍」 第2巻(原著の第10章〜第25章)の予定です。
内容は、1877年の露土戦争からのロシア海軍の戦い、造船所、港、建設中の艦、艦型の進化、海軍本部、人事の解説などです。 

mokuji


 

富士の砲身冷却装置について

この記事は過去の記事「朝日や敷島の砲身冷却装置」の補足です。

「極秘日露海戦写真帖」には、日本海海戦後の戦艦「富士」の主砲塔の破損状況を示す写真があります。
破損した富士の主砲塔
【日本海海戦の際に破損した、軍艦「富士」の後部12インチ砲(右砲)の一部および砲塔(*1)

上の画像はアジア歴史資料センターからのもので、見えにくいですが、黄色の矢印の部分には、砲身の外周に沿って筋が見えます(
柏書房発行の「極秘日露海戦写真帖」では、はっきりと筋が見えます)。

日本海海戦後の戦艦「朝日」では、12インチ砲の砲身に同様の筋がいくつか見え、砲身冷却装置を縛り着けていた跡だと思われます(以下の画像参照)。「富士」の砲身に見える筋も、同様の痕跡かも知れません。

asahi_1905_05_28
【1905年5月28日、ロシア艦隊が降伏した際の写真(*2)】

asahi_gun
【楕円部の拡大】
ーーー
*1:
「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C05110203200、「極秘 明治37.8年海戦史 付録」(防衛省防衛研究所)」121コマ目。
  
(柏書房の「極秘日露海戦写真帖」でも見ることができます)

*2:「日露戦役海軍写真 朝日の光」博文館発行、関重忠(写真撮影)

コミックマーケット(C99)に出店します & お礼

2年ぶりのコミックマーケット、無事終了しました。
当スペースにご足労くださった方、お買い上げくださった方々に御礼申し上げます。
次回の出店は来年5月の文学フリマ東京の予定です。

来年が皆様にとって良い年になりますように。
*** 12/31追記 ***

冬のコミックマーケット、
「Studio120」は、2日目(31日・金曜日)東地区(東5)“ヘ”ブロック-34a に配置されました。

新刊はございませんが、下記の既刊を頒布します。
 モーガン・ロバートソンの海洋短篇小説
  (コミックマーケットでは「大西洋の岩礁」が初頒布)
 「ティーカップの歴史」(コミックマーケットでは初頒布)
 「ロシア帝国海軍」第1巻
 「東郷とともに」
 「日本帝国海軍」
 「グランド・フリート1914-1916」(第3巻のみ)
 その他、海事関係の書籍の訳出

新型コロナ対策のため、いろいろな制限や注意事項がございますが、ご来場の際には当スペースにもお立ち寄りくださいますと幸いです。



第三十三回文学フリマ東京に出店します(コ−1)

開催日時:11月23日(火曜、祝日) 12:00〜17:00
開催場所:東京流通センター第一展示場
(最寄駅:東京モノレール 流通センター駅)

詳細は下記の公式サイトをご参照ください。
http://bunfree.net/event/tokyo33/

出店スペースは「コ−1」です。
ご来場の際は当スペースにもおいで頂けますと幸いです。

新刊はモーガン・ロバートソンの短編小説の訳出「大西洋の岩礁」の予定です。
大西洋のただ中にあるという岩礁と帆船の物語です。

下記の既刊も持って行きます。
「ティーカップの歴史」、「タイタンの遭難」、「ロシア帝国海軍(第1巻)」、「東郷とともに(第1巻、第2巻)」、ロバートソンの短編小説の既刊数点

記念艦訪問

まことに久しぶりに、記念艦「三笠」に行ってきました。

mikasa

再塗装の途中のようで、後マストと前マストや煙突との色の違いが顕著です。
艦内には空調機器や除菌用の設備が備えられていて、新型コロナへの対策がなされていました。

ネットで見かけていた、新しい展示品を見ることができました。
hoist
【揚弾の様子の展示】

model
【砲塔構造模型】 

models
 【模型の展示も増えています】
 
他に日本海海戦の情景を体験できるVR視聴や、三笠の操舵手となって艦を操るゲームがありました(敗北してしまいましたが (^^; )。

帰りに売店でペーパー・ウェイトと、収蔵されている模型の本を買いました。

weight

book


今回は駆け足で見学したので、職員の方にお話を伺う機会がありませんでしたが、保存・展示のためにさまざまな努力をされていることが分かりました。
記事検索
プロフィール

studio120

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ