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2020年10月17日
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        今の美術業界を考える(その840)

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朝ドラを見て思う事         2020年10月17日
                    
NHKの朝の連続テレビ小説を10年近く見ています。あまりTVは
見ない私ですが、この朝ドラはビデオを取って、必ず見ています。
 私にとって昔の日本をリアルに知る機会ともなっていて、生活者
 の目線で時代を丁寧に切り取っていることから、学ぶことが多い
 と感じています。

 今の「エール」という番組も、作曲家という音楽家の目線で、先の
 第二次世界大戦をくぐり抜けた時代を描いています。この番組を
 拝見しながら、音楽家と同じく、画家も非常に厳しい時代だった
 のだと共感しながら拝見しています。

 作曲家である主人公が命を懸けて戦う人のために応援する音楽を
 作るという気持ちは、当時の画家も戦争画と言われるものを描いて
 いたのと全く同じ気持ちだったのだと思います。特に、銀座柳画廊
 で力を入れている藤田嗣治、小磯良平のこのお二人も戦争画を描か
 れており、特に藤田嗣治は父親が軍医の重鎮であることから、画家
 の間でも嫉妬があったのだと推測しています。

 戦後、芸術家たちは皆、苦しんだのだと思います。この音楽家の古山
 裕一さんにしても、画家の藤田嗣治や小磯良平も、芸術家たちは、
 その才能をもって戦争を応援し、戦地に行きながらも生きながら得る事
 に罪悪感を持たれたのではないかと推測しています。

 特に藤田嗣治は戦後、敵国であるフランス人とななり、二度と日本
 には戻らずにフランスの教会のフレスコ画を絶筆として、その教会に
 眠っています。その心境を思うと胸がつまる思いがします。

 世界を見渡すと、この第一次世界大戦、第二次世界大戦をくぐり抜けた
 芸術家たちが綺羅星のごとく活躍されており、この理不尽な逆境や
 精神的な苦痛は、芸術家たちの才能を開花させたのではないかと想像
 しています。

 私達、人間という動物は、もしかすると多くの逆境を乗り越えることで、
 進歩してきており、今のコロナも含めて、逆境を経験して、生き残る事で
 さらに進歩することで明るい未来を切り開き、新しい才能を生み出して
 いくのだと思っています。
 

                             文責  野呂洋子

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