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2019年03月23日
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        今の美術業界を考える(その760)

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絵を買う幸せ            2019年3月23日 
                
日本人が幸福度が低いということの一つに幸せの尺度が多様化
されていて、お金があること自体が幸せではなくなってしまった
からだと思います。

戦後はおなか一杯食べることができて、ものを購入することが
できれば幸せでした。三種の神器といって、白黒テレビ、洗濯機、
冷蔵庫が昭和世代の生活必需品とされておりました。今は時代が
変わってきていて、幸せの定義も多様化されています。

311の東北の震災の後から空前のマラソンブームがおこり、
かくいう私も、東京マラソンをエントリーするようになりました。
その理由は、マラソンを走った後の幸せ感が忘れられないからです。
よく人からは、そんな苦しいことをよくやるね。とか身体に悪い
からやめた方がよいよ。と言われますが、たとえ棄権したとしても
あの、走った後の幸せ感が忘れられなくて、エントリーしてしまう
のです。きっと、多くの素人ランナーは、走ることで幸せを感じて
いるから走っているのだと私は思っています。

そういう意味で、絵を買う幸せ、というのもあるのだと私は声を
大きくして言いたいと思っています。投機でも投資でもなく、絵を
買うことで家の中が変わり、幸せな気持ちでいっぱいになるあの
感覚を多くの人に伝えたいと思っています。

無駄なお金を使うことに抵抗がある人が多かった時代とは違い、今
は、スマホゲームに毎月100万円も使う人がいる時代です。
それを、中毒と言われておりますが、本人はそれで幸せなのです。
絵を買うことは、幸せになるだけでなく、その後、絵の勉強を始める
と、もっと楽しく幸せになるというおまけもついています。

学ぶということは、それだけで幸せに通じるものだと私は思ってい
ます。絵を買うということは、絵を学ぶというきっかけにもなり、実際
絵画の世界的なコレクターや古美術のコレクターは学者さんも多く存在
しています。

是非、多くの人に‘絵を買う幸せ’を味わってもらいたいと思っています。

                         
                          文責  野呂洋子


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