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2017年10月14日
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        今の美術業界を考える(その685)

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広田稔展最終日             2017年10月14日
               
 今日は広田稔展の最終日です。いつも、コラムを書く時はその時に
 有った出来事や、伺った展覧会、読んだ本など、内容には事を欠かない
 のですが、今回の広田展はあまりに内容が充実しており、休日も出勤
 していたので、頭の中が広田展でいっぱいになり、他のことを考える
 余裕もないほど、広田展に集中いたしました。

 2週間、広田稔先生の世界にどっぷりとはまって生活をしておりまし
 たので改めて広田稔先生の才能には脱帽しています。いわゆる、芸術
 の世界でいう才能とか天才とかいう言葉は、私なりに解釈すると
 努力することを生きがいとすることができる人が天才なのだと思います。

 広田先生はあまりにも厳しく、自分を追い込んで作品制作をしている
 ように感じておりましたが、本人は全くそれを苦労とも思っていない
 ようです。それより、画廊にいてお客様と御挨拶をしている方が、
 苦痛のようで、絵を描きたくてむずむずしているのが画廊にいても
 感じられました。次の仕事のことを、銀座柳画廊にいても考えていら
 っしゃっていて、デッサンから離れると手がなまるから画廊を休むね、
 といって、家で一日デッサンをとられる日を設けておりました。

 生活の中で、絵を描くということは頭が冴えてしまう仕事のようで
 何時間も熟睡することが難しいようです。2〜3時間も寝ると、目が
 覚めてしまうようです。いつも頭の中は絵のことでいっぱいです。
 それが苦しいのかといえば、全くそのようでもなく、私から拝見する
 と修行僧のように見えてしまいますが、本人はいたって幸せそうです。

 私などは凡人なので、なかなか自分のことを厳しく律することができず
 すぐにさぼりたくなってしまうのですが、広田先生を始め、私が尊敬
 する絵描きさんは岡野博先生もそうですが、絵に対しては非常に真面目
 でストイックです。きっと、そうでなければ絵描きという仕事をする
 ことは出来ないのだろうと思います。
 ずっとそばにいると、その人の生活が見えてきます。そうした時に、自然と
 応援したいと思うかどうか。それが絵描きと画商との間に出来てくる信頼
 関係につながってくるのだと思います。広田先生は銀座柳画廊のことを、
 どのように判断したかはわかりませんが、私は2週間、広田先生のおそばに
 居させていただいて、改めて、天才とはこういう方のことを言うのだと確信
 させてもらいました。

                                  文責  野呂洋子

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