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メールマガジン 2009年10月31日発行
柳画廊
『瀧梅岡真理子個展』

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        今の美術業界を考える(その295)

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 瀧梅岡真理子個展          2009年10月31日
                                                
ひょんなことからご縁ができまして、瀧梅岡さんの個展をすることに
なりました。今までに、書いてきたとおり創業してから16年、私が
推薦する作家の展覧会が実現できたことはありません。今回は社長の
従兄弟の土井隆志さんからの推薦です。もちろん、土井隆志さんの
審美眼は私も尊敬していて、以前うちで個展をしたサック・シックも
隆志さんの発見してきた作家です。うちの画廊はスペースとして、
作家が展覧会をしてみたいと思ってくださるようで、ありがたいことに
多くのオファーをいただくのですが、展覧会をする作家に対する
社長の思い入れが強く、なかなか実現しないのが実情です。
 今回、初めて瀧梅岡先生の展覧会を実現するにあたり、名古屋画廊と大阪
 の梅田画廊との巡回展も決まり、なんとか結果をだしたいと思って
 います。瀧梅岡先生は、不思議な雰囲気のある先生で東京での展覧会も
 9年ぶりだそうです。前回は有楽町の東京国際フォーラムで大々的に
 されました。そのときは、スペインのプラド美術館から許可をもらって
 何年もかけて描いたボッシュの大作の模写を陳列されたようです。
 日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパのルーブルのような大きな
 美術館では絵描きさんがイーゼルをたてて模写をしているのを
 見かけます。それは、美術館からちゃんとした絵描きであることを
 認めて、許可申請をし、実物とは違うサイズで描くことを申告し、
 美術館に入るときと、出るときに毎回作品のチェックをして行われます。
 絵描きとして世界の名品の模写をすることは、大変な勉強であると
 思います。1点の作品を長時間みるだけでも勉強になるのですから、
 それを何年にもかけて描くことは、大変な勉強です。もちろん、家族の
 協力がなければそのような自由は得られませんが、瀧梅岡先生の
 どこに、そんなパワーと交渉能力があるのかと思うくらいの大胆な行動力
 には脱帽します。
 今回の展覧会は、そのときとは全く違う画風のものでした。日本で展覧会
 をする前にパリ日本文化会館で個展をされたようです。9年前にはボッシュの
 影響もあったのでしょう。写実で細かな描写の作品が多く見受けられた
 ようですが、今回は下地に写実で描いた作品を敢えて潰すことで、真実に
 迫りたいということでした。普通に考えると、瀧梅岡先生はお美しいし、
 頭もいいし、家庭環境にも恵まれた方ではありますが、本人としては
 色々あったようです。子供の頃から絵描きになると決めていて、数多くの
 障害も乗り越えて、現在の彼女が存在しています。女性が絵描きとして
 生きていくのは、大変であることを画商の私が良く知っています。
 影ながら瀧梅岡先生の人生を拝見させていただく機会を得たことに感謝する
 とともに、エールを送りたいと思います。

                        文責    野呂 洋子




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