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メールマガジン 2014年08月16日発行
柳画廊
『仕事を考える』

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        今の美術業界を考える(その541)

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仕事を考える                2014年8月16日
                  
 私は30歳までエンジニアとして夜も昼もなく働いた後、画廊という職業
 に結婚を機に移りました。言葉どおり、夜も昼もなく働くことが当たり前
 だった私にとって、仕事が暇だという状況は考えられないものでしたし
 全く未知の世界で仕事をすることが、どれだけ辛いことかは想像も絶する
 ものでした。今でも学んでいる最中ではありますが、実感として感じて
 いるのは、仕事に貴賎はないということ。お金の報酬を伴う仕事も、お金の
 報酬を伴わない仕事も、ともに重要であるということです。画廊の仕事に
 誇りを持っておりますが、お客様からすると趣味のものであることが
 ほとんどですから、お客様は遊びで美術品を購入することがほとんどです。

 先ほど、縁があってロータリークラブの卓話で、ボクシングの世界チャンピオン
 になられた坂田たけふみさんのお話を伺うことが出来ました。あごの骨を骨折
 しても試合を続けるファイト。そして、恐怖と闘いながら世界チャンピオンに
 なるまで続ける気持ち。何が彼をそうさせるのかがとても不思議でした。
 本人はさらりと、「自分の人生の全てをボクシングにかけておりましたから、
 生きている限り挑戦することは当たり前の選択肢でした。」とおっしゃいました。
 久しぶりに感動する若者に出会ったな〜という感動で胸がいっぱいになりま
 した。現在、彼はボクシングの後援会の方々に引退することをお伝えすると、
 後援会長の方が稲毛市の市議会議員の方だったので、「これからは今までの経験
 を生かして、今まで応援してくれた人たちのお役にたつ仕事をしなさい。」と
 言われて、現在は稲毛市の市議会議員をされているようです。
 戦争ではありませんが、ボクシングの世界でも同僚が試合の事故で亡くなられ
 たり、怪我が原因で障害をもったりと、命がけの職業であることをひしひしと
 感じました。また、その世界で生きぬいた自信とオーラが坂田さんから感じる
 ことができました。
 私は、今も自分の仕事に命をかけてやっているのだろうか?と自問自答しました。
 ボクシングではありませんから、命の架け方は違いますが、一生続ける覚悟を
 持ってやっているかどうか。また、命をかけて絵を描いている作家の方々と仕事
 をしているかどうか。美術の世界であっても、お金が稼げるからとか、絵が上手
 だから絵描きになったという人と仕事をしても上手くいきません。命がけで伝え
 たい何かを持っている人でないと、後世に残る絵は描けないし、それに答える
 ためには、画商もその覚悟をもって仕事にあたっていくことが求められている
 のだと思っています。そうすれば、本気で絵を購入するお客様との出会いもある
 のだと信じています。

         
   文責  野呂洋子


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