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メールマガジン 2017年04月01日発行
柳画廊
『ジョー・プライス』

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        今の美術業界を考える(その677)

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 ジョー・プライス             2017年4月1日
                 私の履歴書  〜日経新聞〜
                   
 伊藤若冲のコレクターとして有名なジョー・プライスさんがご自身の
 コレクター人生を日経新聞の私の履歴書に綴られておりました。
 そのエピソードが非常に勉強になりましたので、皆さまと共有したいと
 考えています。

 まず、美術品というのはお金だけで購入するのではなく、愛情と情熱
 がなければコレクションとしての評価されるのは難しく、それも非常に
 時間がかかることを覚悟しなければいけないということ。

 また、美術品をある程度まとめて購入して、評価を上げていくためには
 公共の精神がとても重要であるということです。ジョープライスさんの
 お話しには非常に共感するところが多く、特に3月30日に書かれた
 文章には「見られてこその美術品」とありました。本当にその通りだと
 思っています。

 日本の美術館で、特に日本画や浮世絵などは紙に描かれているので、
 経年劣化とともに、紫外線を嫌うため展示時間や、照明の制限などを
 設けるケースが多くみられます。特に浮世絵の場合ですと、実物では
 なくて、実物のコピーを美術館で展示していたりします。

 確かに、最近の模倣の技術は進んでおり、徳島の大塚国際美術館などは、
 陶板で世界の名画が一堂に拝見できるということもあり、一度は訪れて
 みたい美術館ではありますが、やはり許されるのであれば本物を見たい
 というのが一般市民の感覚ではないでしょうか?

 若冲といえば、ジョープライスと言われるだけになったとご本人がおっしゃ
 ておりますが、日米の文化交流の手本のような方だと思います。美術の
 仕事をしていて痛感するのは、美術品というのはお金を持っているだけでは
 良い作品を購入することはできない。もちろん、潤沢な資金があることは
 有利であることは確かですが、作品に対する愛情と情熱。それを長期間
 継続する体力のようなものも必要なのだと思います。そうして得た、自分
 の愛する美術品の評価が高まることは、何事にも代えがたい幸せで光栄な
 ことだけであるだけでなく、実は最も金銭的にも対価として大きなものと
 なっているのです。

 23年の画商生活の中で学んだことは、最も美術でお金を稼ぐことが出来る
 のは‘鑑識眼のあるコレクター‘であることは間違いありません。
 もちろん、その中に画商も含まれていることもお伝えしたいと思います。

                                     文責  野呂洋子




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