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メールマガジン 2017年08月26日発行
柳画廊
『京都の文化勉強会』

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        今の美術業界を考える(その678)

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京都の文化勉強会             2017年8月26日 

 先日、京都で嵐山吉兆の徳岡さんのお手配で素晴らしい文化体験をさせて
 頂きました。京都の楽美術館にて、当代当主の楽吉左衛門さんと、ご長男
 (16代当主)による解説および、伝承についてお話しを伺いました。

 お茶の世界はあまり強くない私ではありますが、楽家が千利休によって
 創設されたお茶道具としての器を創る家であることは知っています。さらに
 オークションカタログで、初代長次郎を初めとして、当代当主による
 作品も非常に高値で売買されており、今年は竹橋の近代美術館でも大々的
 に展覧会が開催されておりました。そのような方と貴重な機会を頂いて、
 直接お話しを伺うことが出来たのは、とても良い経験となりました。

 その後、夜には一力に伺い、舞妓さん、芸者さんにも来てもらい、吉兆
 のお料理を頂きました。参加者も、お花のお家元、お茶のお家元の方など
 その世界の一人者の方がいらしており、それぞれに自分が抱えている問題
 を持って参加されているように感じました。

 私も日本文化を支える一員として参加させていただきましたが、伝統を
 背負う家に生まれた人の継承について、色々と感じさせていただくことが
 ありました。伝統を受け継ぐということは、どういうことなのか。また
 それを継承する人間のプレッシャーのようなものについても伺いました。
 一子相伝といわれる職人の技術を伝えるために、どのような事に気を使っ
 ているのかなど、興味あることばかりです。

 基本的には教えるというより、背中をみて盗めということらしいのですが
 伝統の中に見える基本というものと、自分らしさの両立が求められている
 仕事です。楽家に伝わる基本と自分らしさとの間で揺れ動く仕事ですが、
 それは楽美術館を持つことで、初代から現在15代目までの作品を所蔵し、
 陳列することで、何代目がどのような仕事をしてきたのを生活の中で感じ
 ながら自分がこの仕事を請け負うという覚悟を持って初めて、襲名する事
 になるようです。
 ある意味、羨ましく、ある意味、可哀想な部分もありますが、それも全て
 運命として受け止めるしかないのでしょう。それと比べ、京都の祇園、舞妓
 というシステムも日本の文化でありますが、現代の豊になった日本では
 自分の意志で舞妓になるという選択をして京都に来ています。これからの
 日本の文化を背負う仕事の一つではあると思いますが、支える旦那衆が細って
 きているのも気になるところです。芸者あそびをする文化のたしなみを持つ
 女性が増えてくることも、私はありだと思っています。ただその場合、女性
 が求める芸者さんには、高いレベルの芸の披露が必要かと思っています。
 
 
 
    文責  野呂洋子
 




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