銀座 柳画廊 銀座 柳画廊
株式会社 銀座 柳画廊
古物商認可証 東京都公安委員会
第3010699042088号
TOP | ニュース | 作品集 | 取り扱い作家 | 買取・査定 | メルマガ・ブログ > バックナンバー | 役員紹介 | 会社概要 | 芳名帳

柳画廊のメールマガジンとブログのページです。

 メールマガジン/ブログ - バックナンバー

メールマガジン 2017年09月02日発行
柳画廊
『VMFA』

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        今の美術業界を考える(その679)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

VMFA                 2017年9月2日 

 リッチモンドにある州立の美術館に行ってきました。バージニア州は
 税収もあまり多くなく、文化度はあまり高くないと伺っていいましたし
 美術館も旅行ガイドに出ていなかったので、あまり期待しないで行って
 まいりました。

 宿泊していたホテルのボーイさんが、‘今晩、木曜日は毎週美術館で
 ジャズのコンサートを無料でやっているよ‘ということでしたので、
 行ってみることにしました。立派な建物で、常設展は無料とのことで、
 さらに木曜、金曜は夜9時まで営業しているとのことでした。作品の
 内容は、アメリカの近代美術が中心でしたので、あまり私の強くない
 分野でしたが、やはりヨーロッパにアメリカ人は文化的に大きく影響
 を受けていることが理解できました。

 さらに、話には聞いておりましたがアジアの美術も積極的に収集しており
 日本の有田焼や仏像、浮世絵は川瀬巴水の作品が収集されておりました。
 同じく、中国美術、韓国美術も大きな部屋があり、さらにはアメリカの
 先住民の人たちの暮らしや生活を紹介するコーナーも大きく場所をとって
 おりました。

 アメリカは文化度が低いというのが、一般的なヨーロッパの方々の美術
 関係者の評価ですが、とてもそんなことはないと実感いたしました。
 もちろん、このバージニアの州立の美術館だけでなく、NY,ワシントン、
 シカゴ、フィラデルフィア、LAなどありとあらゆるところの有名な
 美術館と素晴らしい美術品を見てきましたが、いわゆる美術業界ではあまり
 有名ではないバージニアの美術館の建物も、内容も、その展示方法、
 そして、市民に愛される美術館としての地位が非常に高くて驚きました。

 日本で田舎の美術館にいくと、本当に人がいなくて、予算もとれず、作品の
 展示方法も可哀想なくらい、アイデアが乏しく、地域の人も行かない為に
 閉館の危機にさらされている美術館が多数あると思います。ボランティア
 大国アメリカの名前に恥ずかしくなく、バージニア州の美術館は市民に愛
 される美術館になっており、普段の木曜日の晩でも、ドレスアップした
 カップルや、家族連れなど、多くの人々が集う場所になっていました。
美術館のロビーでジャズコンサートが開かれ、全て無料で開放している所に、
 アメリカ文化は生活に根付いていることを実感してまいりました。

 日本の田舎の美術館を地元市民の力で再生できるのではないかと強く思った
 経験でした。それも全て教育から始まると思っています。
 
    文責  野呂洋子
 




メールマガジンの登録・解除
| お問合せ | 商品引渡し時期と返品について |Copyright © 1997 - 2005 Ginza Yanagi Gallery Co., Ltd. All Rights Reserved
株式会社 銀座 柳画廊 古物商認可証 東京都公安委員会  第3010699042088号