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メールマガジン 2017年11月18日発行
柳画廊
『かけがわ茶エンナーレ』

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        今の美術業界を考える(その690)

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かけがわ茶エンナーレ         2017年11月18日 

先週、芸術振興市民の会で長年お世話になっている山口裕美さんの
ご案内で、静岡県掛川でおこなっているアートイベントの‘かけがわ
茶エンナーレ‘に社長と参加してまいりました。

掛川にあるお城を含めた文化財を舞台に現代アーティストが作品を発表
する形になっており、伝統と革新の両方を楽しめる内容になっています。
しみじみ、ここでも感じたのは、古美術と現代アートは相性もよく、行政
が力を入れて情報発信する機会があるのですが、近代美術が情報発信も
含めて厳しい状況におかれているな〜と改めて感じました。

愚痴をいっても何も始まらないので、この静岡で刺激を受けて、自分は何
を感じるのか、自分がどのようなものに興味を持つのかを客観的に見つめ
なおす機会とすることを目的に山口さんの解説を伺いました。

お城という空間で現代アートという未来への問いかけを拝見することで
右脳と左脳がフル回転いたしました。その中で、私は女性として、とても
気になる作家との出会いがありました。

長谷川愛さんによる‘私はイルカを産みたい’というビデオ作品です。この
作品は作家である長谷川愛さんが絶滅危惧種に認定されているイルカの子を
自分のお腹を痛めて水中出産するシーンを映像で流しています。特に産み落
とす瞬間は、出血もして、非現実ですからロボットのイルカがその後泳いで
産み落とした長谷川愛さんが、注射器で初乳を与えるというシーンもありま
した。

となりで、社長は男性ですから、血を見ること自体に抵抗感を持っておりま
すし、実際に妻である私の出産シーンですら気持ち悪くなる人ですから、
こういう映像に抵抗感を持つのは当たり前かと思います。多くの男性は、
かなり抵抗感があるのではないでしょうか?
私は女性として、彼女の主張が、これからの世の中で女性として子どもを
産んで育てる自信がない。けれども、人間という動物として子どもを産ま
ない選択は、自然の摂理に反することのような気がして、神様に対して
罪悪感を感じるとのことです。であるならば、哺乳類で絶滅危惧種である
イルカの子どもを産むことで、動物としての使命を果たしたいという彼女の
主張はなんとなく共感できるものがありました。それこそ、私の娘も言いだし
かねないのではないかとも思いました。倫理的な問題は残るのでしょうが、、

これからの、長谷川愛さんの活動には注目していきたいと思うと同時に、
考えさせられる作品と出会ったことに山口さんを初め、この機会を頂いた
掛川市に感謝しています。                
 
         文責  野呂洋子
 





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