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メールマガジン 2017年12月02日発行
柳画廊
『5感と芸術』

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        今の美術業界を考える(その692)

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5感と芸術                2017年12月2日 

先日、軽井沢に作品を納品に伺ったときに面白い話題で盛り上がりま
した。お持ちした作品は、広田稔先生がバッハの音楽からインスパイア
されて制作された抽象絵画で、購入されたお客様はバッハのファンと
いうことです。平均律クラヴィーアと無伴奏ヴァイオリンソナタで、
お酒を飲みながら音楽を聴いて、作品を見ながら5感を刺激するんだと
おっしゃっておりました。

その方の家業は‘香り’をお仕事にされていらっしゃる方ですので、
生まれた時から、色々な匂いに囲まれて生活をされていたようです。
5感の中で、‘匂い’というのは最も脳を刺激するものだそうで、人
の記憶は‘匂い’とともにインプットすると一生忘れないのだそうです。

子どもの頃から、腕白だったに違いないこの方は、非常に感性がする
どく、直感を信じて今までやってきたと思います。私は芸術家とよく
仕事をするのでわかるのですが、直感に優れた人というのは、得てして
自分が感じたことを言葉で説明するのがまどろっこしいようです。

5感というものは、全て感性に直接かかわるもので、視覚、聴覚、触覚、
味覚、嗅覚、とありますが全て言葉に説明するものが難しいものです。
私たちが扱っている絵画は視覚の分野に相当しますが、そのお客様が
おっしゃるには、‘これからは絵画を販売するのに、絵だけではなくて
5感の全てを総動員して販売する新しい方法を考えたらどう?‘と
おっしゃられて、非常に説得力のあるものでした。

ギャラリーというスペースは空間を感じてもらう場所ですし、私たちの
画廊では基本的に社長の好きなクラシック音楽を流しています。また
画廊のエントランスのエレベーターでは、ビルのオーナーさんがアロマ
を焚いてくださっています。触覚と味覚の部分はありませんが、画廊で
時々パーティを行っています。

今の時代はITが進んで5感が衰えているように感じています。仮想空間の
中で、リアリティーが欠けているのです。もっと言えば、生きている実感の
ようなものを抱いて生活している方が減ってきている気がします。

銀座柳画廊では、絵画を通じて、‘生きている歓び’のようなものをお客様に
お伝えすることができる画廊になりたいと心から思っています。
 
                                   文責  野呂洋子
 





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