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メールマガジン 2018年02月24日発行
柳画廊
『文化芸術産業サミット』

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        今の美術業界を考える(その704)

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文化芸術産業サミット        2018年2月24日 

文化産業科学学会という若い学者さんの立ち上げた学会の分科会
のお手伝いをさせていただいて、2月17日に東京大学の本郷
キャンパスをお借りして、キックオフのシンポジウムを開催して
まいりました。

何しろ、30代前半の学者さんですから実績というものは、これ
からなのですが、彼のやろうとしていることに大きく感銘を受けて
応援をしようと思っています。

日本の伝統文化を中心とした、お茶を筆頭にその周りの文化産業、
そして日本の絵画を中心とした美術品が、産業として継承できる
ほどの市場が成立していないことに対して、学者として産業化する
ための科学的な根拠をもって論文を書いていきたいという志に
大いに刺激を受けています。

実際には、まだまだお若い先生ですから未熟なところももちろん
ありますが、私としては自分の出来ることは応援したい気持ちが
いっぱいで、10年以上の時間のかかるライフワークとして取り
組んでいく気持ちでおります。

社長を初めとして、画廊の仲間からもまだまだ冷ややかな目で
見られているのは感じていますが、泰明小学校で始めた子ども向け
の鑑賞教育と同じで、業界の未来を考えると、これはやらなければ
いけないと感じています。何故なら、以前デービッド・アトキンソン
さんとお話ししていて、彼が言われた言葉ですが、「イギリスは
古い伝統や文化をなくしてしまってから、後悔して復興させようと
して苦労している。日本は生き残っているものが多く、失ってしま
ってから復興させる事は、とんでもないお金と労力がかかることを
知ってもらいたいと思っている。」とのことでした。

画商という現場で働いている身としては、中国とは市場規模で日本の
アート市場は20分の一、韓国と比べても3分の一、他のアジア諸国
と比べても、ベトナムやインドネシア、シンガポール、ミャンマー
などと比べても見劣りのする日本の美術市場を活性化するために必要な
ものは、うちわではなく外部の物差しだと思っています。国の経済力を
考えた時に、今の状況になるまで放っておいたことに疑問を感じます。
数字をもって、多くの人の理解と協力を求めることが大切だと思います。

どの分野でも、産業として成立するためには学問としての拠り所をもって
います。とくに、科学技術分野に関しては国を挙げて力を入れています。
文化関連産業において、学問としての美術は専門分野に偏りすぎて、
産業として成立させるには、もっと他分野の学問と連携して文化芸術
の必要性を科学的な根拠を以て説明することが大切なのだと思って
います。そして、芸術分野も産業化しなければ継承することは難しい
のだと思っています。
                
                           文責  野呂洋子
 




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