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メールマガジン 2018年04月07日発行
柳画廊
『変えてはいけないものと変わるべきもの』

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        今の美術業界を考える(その710)

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 変えてはいけないものと変わるべきもの 2018年4月7日 
                      
 きっと日本社会のありとあらゆるところで、この問題にぶち
 あたっていると思っています。芸術、特に日本の芸術を語るときに
 私は一番、大切にしたいものは品格だと思っています。
 特に、梅田画廊の創業者が存命の時に、何度かお話しをさせて
 頂いた中で、「絵には画品というものがあって、絵の品格の高い
 ものを扱わなければいけないよ。おのずと、それが信用をうんで
 商売も上手くまわるようになる。」というような内容の言葉を
 もらったのが、とても印象に残っています。

 主人の方のおじいさまでありますが、私の祖父母からも「人間は
 健康の次に大切なものは品格だ。人生は品格を高めるためにある
 ものだ。」といった言葉をもらったのを覚えています。

 ともに明治時代に生まれた人たちで、明治の方は品性というものを
 とても大切にされていたのだと思っています。よくお金にまつわる
 ことの話しをしたり、考えたりすると「品がない」といって嫌がって
 いたのを覚えています。

 現代社会はお金というものをビジネスという言葉に変えて、全てが
 まわっているように感じます。芸術の世界でも現代アートを中心に
 そうした考え方が浸透してきており、現代アートはお金だけでは
 なく、政治も浸食しているように感じます。

 特にイタリアで100年以上の歴史があるベネチアビエンナーレは
 アートの祭典というより、政治問題をアートで表現するイベントに
 変化してきており、その状況をさっちした村上隆さんなどは、NYに
 においてリトルボーイ(広島の原爆のコードネーム)という強烈な
 タイトルの展覧会を日本人が開催した事で、敬虔なプロテスタント系
 の信者は無視できない展覧会だったことは容易に想像ができます。

 もし、祖父母が生きていて、その展覧会をNYでやっていたことを知ったら
 どう感じるのでしょうか。日本人政治家として考えれば、あっぱれと
 エールを送りたい気持ちですし、展覧会を成功されているのも事実です。

 日本人の美意識と品格をストーリーにのせて、明治から伝わる日本人が
 大切にしているものを表現していく画廊でありたいと思っています。

                
                                文責  野呂洋子
 



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