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メールマガジン 2018年04月21日発行
柳画廊
『横山大観展』

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        今の美術業界を考える(その712)

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横山大観展              2018年4月21日 
             生誕150年 東京国立近代美術館
                      
 竹橋の美術館で横山大観展をやっておりましたので、拝見して
 参りました。横山大観は明治、大正、昭和を生き抜いた日本を
 代表する日本画家の一人で、よく菱田春草と並び称されます。

 横山大観は水戸藩士の子どもとして、明治元年に生まれており、
 府立一中(今の日比谷高校)に進学して、東京美術学校(現在
 の芸大)の1期生として入学しています。

 明治という時代は鎖国から開国し、それまでは画といえば日本画
 しかなかった時代から、外国から油彩画が入ってきたために、
 今までの絵は‘画’から日本画になったわけです。古い画商さん
 たちは明治以降の日本画のことを新画といったりしています。
 その明治以降の日本画というものを確立していったのが、まさ
 しく横山大観であり、菱田春草だったわけです。

 今回の展覧会は、横山大観の若いころから晩年のころまでの
 名品を集めており、大変見ごたえのあるものになっておりました。
 横山大観といえば、出雲にある足立美術館の海山十題が非常に
 有名ですが、それらの作品も何点か出品されておりました。
 個人的には厳島神社所蔵の「屈原」の現物を拝見できたことに
 感動しました。(教科書でしか拝見したことがなかったので)

 今年は明治150年ということもあり、それにちなんだイベント
 が数多くありますが、横山大観が明治元年うまれで、それも
 水戸で生まれたのも大きな意味があるように感じます。

 もちろん、水戸藩士の子どもですから尊王の意識は大変高く、皇室
 へ作品の献上をされています。まだまだ江戸の匂いが残る時代
 に幼少期を過ごした横山大観にとって、日本画を学び、確立
 していく作業は、そのまま日本という国を背負って立つことと
 同義語だったのだと思います。
 短命だった菱田春草に比べ、長生きされた横山大観は日本が大きく
 変化する時代に生きており、その中で、インドのカルカッタ、
、ニューヨーク、ボストン、ロンドン、パリ、ベルリンでも展覧会
を開催しています。外国を見て回るからこそ、日本という国の
文化を大きく意識した作家なのだと思います。多くの方に見て 
もらいたい展覧会です。
                 
                         文責  野呂洋子
 




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