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メールマガジン 2018年06月09日発行
柳画廊
『モリのいる場所』

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        今の美術業界を考える(その718)

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モリのいる場所                    2018年6月9日 
                
 銀座シネスイッチで熊谷守一の晩年の一日を描いた映画を拝見
 してまいりました。平日のお昼だというのに、年配の女性で
 満員御礼でした。改めて、日本の文化は女性が支えているのだな
 と思いました。

 映画の内容としては、非常に地味なものですが、熊谷ファンから
 すると、熊谷守一の人となりに触れることのできる素敵な仕上がり
 になっていると思います。

 熊谷守一さんは作品も非常に個性的ですが、性格も非常に個性的な
 方だったと伺っています。本人が子どもの頃は、裕福な家庭に育っ
 たものの、途中、父親の会社が倒産してからは貧乏も経験します。
 学生時代には徴兵検査で乙種合格するも。前歯が7本抜けていた
 ということで、甲種には不合格で日露戦争では徴兵されなかった
 そうです。

 結婚も遅く、42歳で結婚し、その後5人の子どもに恵まれますが
 次男の陽を幼くしてなくしています。色々とご苦労をされた熊谷
 ですが、晩年は映画で何度も言われているように30年以上も自宅
 から出ることもなく、家の庭で蟻や、草花、昆虫などを見つめて
 生活をされていたそうです。

 その晩年に文化勲章の内示を受けても、辞退されたり、マイペース
 な生活ぶりに多くの画商やファンが自宅のアトリエに詰めかけたと
 いわれています。

 役者の山崎努さんと 樹木希林さんが、とてもはまり役で、深い
 感動を覚えました。あれだけ、激しい人生を送って、絵描きとして
 評価を得ても、全く世間からは離れての生活を続けているさまは
 情報化社会といわれている現代人の我々からすると、羨ましくも
 あり、今も絵描きさんたちはこうありたいと思っているのかな、、、
 と思わせるものがありました。色々な意味において、絵描きという人の
 生き方を考えさせられる映画であり、今でも、熊谷守一の生き方を
 羨ましいと思う、絵描きさん達は多くいらっしゃると私は感じています。
             

                           文責  野呂洋子
 




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