銀座 柳画廊 銀座 柳画廊
株式会社 銀座 柳画廊
古物商認可証 東京都公安委員会
第3010699042088号
TOP | ニュース | 作品集 | 取り扱い作家 | 買取・査定 | メルマガ・ブログ > バックナンバー | 役員紹介 | 会社概要 | 芳名帳

柳画廊のメールマガジンとブログのページです。

 メールマガジン/ブログ - バックナンバー

メールマガジン 2018年07月14日発行
柳画廊
『建築の日本展』

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        今の美術業界を考える(その723)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

建築の日本展            2018年7月14日 
        その遺伝子のもたらすもの
            〜 森美術館 にて 9月17日迄
                                
 先週の金曜日にIBMのOB会の仲間と森美術館で開催している
 「建築の日本展」を拝見して参りました。これぞ、美術館という
 素晴らしい展覧会でした。基本的に、美術館という場所は知的
 好奇心を満足させるものだと思っている私にとって、森美術館の
 学芸員の皆さまは素晴らしい仕事をされていると実感いたしました。

 そもそも、欧米を中心とする現代美術というものは、まさに知的
 刺激を与える、知的エンターテイメントの極みを競っているように
 感じています。日本の美術にたいする姿勢は、芸術というものを
 神格化しており、新しい試みを展覧会の企画でチャレンジする事
 が、難しくなっているのではないかと感じています。

 しかし、欧米でいうところの知的エンターテイメントの極みである
 芸術は違います。理論的に、理屈がとおり、感情ではなく、知的
 バトルを美術館の企画展で競っているように感じます。

 そうした知的バトルの世界で、今回の「建築の日本展」では、日本
 の建築が多くの近現代の建築家に影響を与え続け、それを実際の
 建築家の言葉を提示し、多くの建築物の写真や模型を使って、説明
 し、映像も制作して紹介し、展覧会としては完成度も高く、エンター
 テイメントとしても楽しめる内容になっておりました。

 日本人としては、日本の建築の優位性を、美術館という場所で学ぶ
 ことができ、拝観者も外国人が多く、もちろん多言語化に対応して
 いるところに、とても誇らしく思いました。コルビジェやフランク・
 ロイド・ライトといった世界でも最も尊敬されている建築家たちが
 日本の古くからの様式と建築を、尊敬し、影響を受けていることを
 紹介する形になっており、嬉しく思いました。

 森美術館は森ビルという建築と近いところで仕事をしている母体企業
 を持つ美術館ですから、本業とも相性のよい展覧会であり、最近も
 美術館では、ファッションや建築なども芸術として企画展が取り上げ
 られている事を考えると、森美術館ならではの非常に素晴らしい展覧会
 でした。
 
 欲を言えば、日本の公立の美術館も、もっともっと世界の美術の世界
 の中で、日本の美術の立ち位置を明確に提示し、知的バトルの世界で
 日本の美術の優位性を示してくれる展覧会が増えてくると、日本の美術
業界が盛り上がってくるのではないかと感じています。

                           文責  野呂洋子
 





メールマガジンの登録・解除
| お問合せ | 商品引渡し時期と返品について |Copyright © 1997 - 2005 Ginza Yanagi Gallery Co., Ltd. All Rights Reserved
株式会社 銀座 柳画廊 古物商認可証 東京都公安委員会  第3010699042088号