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メールマガジン 2019年02月23日発行
柳画廊
『美術の力』

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        今の美術業界を考える(その755)

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 美術の力                  2019年2月23日 

 私は美術が人間社会の生活の中で、大きな力を持っていると
 信じています。しかし、今の現実は資本主義が大きな力を持って
 いて、多くの人はお金に支配された生き方をしているように
 感じています。

 芸術家と呼ばれる人々は、基本的にはお金にはしばられない
 生き方を選んだ方々だと思っています。そのために、貧乏する
 方が多くいますが、それでもやめないのは、芸術家という生き
 方が幸せを運んでくれるからだと思っています。

 私なりに考察しているのは、芸術活動というのは人間の本能に
 近いところでしている仕事なので、幸せ感を増大してくれる
 のだと思います。お金というものは、数字ですから、人間が
 生み出した概念であって、人間の本能からは少し遠い所に存在
 するものだと思っています。

 お金によって、多くの物が手に入ることによって幸せ感を味わう
 ことができますが、お金自体は人を幸せにすることはできないと
 思っています。ですから、お金は稼ぐことよりも、使うことの方
 が、ある意味、難しいものだと理解しています。

 さて、芸術家の仕事である芸術品をお金に換えることが、私達
 画商には求められているわけですが、それが中々大変です。
 一部の現代アートは、芸術品というよりアートファンドにより
 金融の道具になっているようにも感じています。多くの人は、
 芸術の価値は、その作品につけられている値段だと思っている
 人が多くいます。

 しかし、我々多くの専門家は美術品につけられた値段と美術品
 としての価値は、少しずれが生じていると思っています。それは
 言葉や数字で表せない、感覚的なものを私たちは感じ取っている
 からです。それでも、その感覚的なものを数字で表現することが
 できたら、もっと多角的に美術品を評価する軸ができるのではない
 かと思案しています。

 計量経済学という学問において、そういう難題に取り組むことが
 できないだろうかと最近は思いにふける日々を過ごしています。
                         
                          文責  野呂洋子
 


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