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メールマガジン 2019年03月30日発行
柳画廊
『へそまがり日本美術』

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        今の美術業界を考える(その761)

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へそまがり日本美術         2019年3月30日 
                       府中市美術館

先日、母親のお墓まりにのついでに府中市美術館に行ってまいり
ました。この美術館の企画はいつもひとひねりあって面白く、
今回も期待して伺いました。

作品の内容も面白いのですが、この企画の意図がとても気に入って
います。へそまがりの心の動き、をテーマに作品の展示と解釈が
行われていて、パンフレットの言葉を借りると‘人は見事な美しさ
や完璧な美しさに、大きな感動を覚えます。しかしその一方で、
きれいとは言い難いもの、不格好で不完全なものに心惹かれることも
あるでしょう。「へそまがりの心の動き」とても言ったらよいで
しょうか。、、、、」

と続くのですが、こういう心持は日本人のわびさび、から禅画にも
通じるもので、伊藤若冲から、徳川のお殿様の絵もあったりして、
なかなか楽しい展覧会です。  
                 
 この展覧会では、中世の白隠の描いた禅画から現代のヘタウマに
 いたるまで、日本の美術史に点在する「へそ曲がりの心の動き」
 の成果を見れるようになっています。へそ曲がりの完成が生んだ、
 日本の美術のもうひとつの形をこの展覧会から垣間見ることが
 できるようになっています。

 私が気になっていたのは、徳川家光が描いた兎図です。チラシの
 表紙にもなっており、実物を拝見して嬉しくなりました。
 http://fam-exhibition.com/hesoten/
 当時のお殿様が描いた作品は、家来に見せたり、あげたりする物で
 もらった人たちの様子を想像すると、面白くなるからです。徳川の
 お殿様ですから、今の総理大臣のような偉い人が描いた絵を有難そうに
 褒めなければいけないものであり、そのお殿様が描いた絵が、こんなに
 可愛らしいものであることから、徳川の時代は本当に平和だったん
 だな、、、と想像しますし、こういう画を描くお殿様が日本にいたのか
 と思うと、なんだか嬉しくなりました。

 日本にある‘へたうま’の価値観を、この企画展では十分に味わうことが
 できて楽しかったです。4月16日から展示替えをするということで、もう
 一度行こうと思っています。「奇想の系譜」展をご覧になった方であれば
 さらに何かを感じることは間違いないと思います。
                         
                            文責  野呂洋子
 



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