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メールマガジン 2019年05月11日発行
柳画廊
『大切なものは目にみえない』

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        今の美術業界を考える(その767)

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大切なものは目に見えない      2019年5月12日 

 画廊の仕事を長く続けていて、強く感じるのは、大切なものは
 目に見えない、ということです。画廊ですから、絵画の売買を
 しておりますし、‘絵画’というものを売っているように感じて
 いる人もいるかもしれませんが、私の個人としては絵画という
 ものにまつわる人の思いを売っていると思っています。

 仕事がら、相続の相談などを受けることも多いのですが、その時
 に強く感じるのは、相続者の思いと、被相続者の思いと、お金と
 いう価値基準の違いです。親から譲り受けたものを大切にしたい
 という思いが、一般的な被相続人の思いですが、こと美術品と
 なると親と子の趣味の違いから、美術品は相続したくないという
 方が多いのが残念ながら現実です。

 親が子どもに残す、一番大切な財産は、親の生きざまだと私は
 感じています。一生懸命、子どもに財産を残そうとするのも、一つ
 の生き方ですが、子どもには全く何も残さないで死んでいこう
 というのも親の生き方です。

 仕事上、多くの成功した方々の生きざまを拝見させて頂いて感じる
 ことは、ある程度以上の財産は子どもを不幸にするという事実です。
 これは、宝くじで10億円、当選した人に自己破産する人が多いと
 いうのと同じロジックだと思います。

 子どもに自分の生きざまを見せることは親の大切な仕事だと思います。
 絵画というものは、多くの人の生きざまを吸収して残る芸術品です
 から、その絵画の持つ価値だけでなく、その絵画にまつわる物語が
 価格として反映されるのだと思っています。

 大切なものは目に見えない、という言葉は絵画にも当てはまると
 思っています。ある作家が高くなったからといって、同じような絵
 を描いて高くなると思ったら大間違いです。その作家とその絵画に
 まつわる人間模様が価格に反映されているのですから。

 これからは、益々ものに価格が付く時代から、目にみえない付加価値
 に価格が付く時代になり、それは絵画の世界でも同じことだと私は
 思っています。
             
                         
                           文責  野呂洋子


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