銀座 柳画廊 銀座 柳画廊
株式会社 銀座 柳画廊
古物商認可証 東京都公安委員会
第3010699042088号
TOP | ニュース | 作品集 | 取り扱い作家 | 買取・査定 | メルマガ・ブログ > バックナンバー | 役員紹介 | 会社概要 | 芳名帳

柳画廊のメールマガジンとブログのページです。

 メールマガジン/ブログ - バックナンバー

メールマガジン 2019年06月29日発行
柳画廊
『歴史から学ぶこと』

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        今の美術業界を考える(その774)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

歴史から学ぶこと           2019年6月29日 

 今年のGWの令和への時代に移ることをきっかけに、日本史を学び
 なおしています。特に近代・現代の歴史というものは、日本国内
 で理解する事はできず、世界の動きに連動するように日本の歴史も
 動いているということです。

 では、鎖国をしていた江戸時代はどうだったかというと、日本には
 長崎に出島という場所があって、そこを窓口に蘭学などの西洋文化
 が日本に入っておりました。そのような話も含めて、私の世代は
学生時代に近代・現代をほとんど学んでおらず、理系に進学した私は
日本史は苦手分野で、あまり興味もありませんでした。教師が
教えることに対して感じている罪悪感を、生徒も受け止めるのだと
思います。

 特に226事件や515事件に対しては、学校の先生も教えるのが
 いやだということが肌で感じるほどでした。その時の時代の空気と
 いうものは、今もやっている‘おしん’というテレビドラマにおいて
 、なんとなく伝わります。日本には特別警察という、不思議な警察が
 あり、国民の思想を国が管理するということを実施していたわけです。
 団塊の世代の方々が参加されていた学生運動というものは、私達の
 世代からすると、遠い昔のようでもあるけれど、仕事で関わる
 先輩たちから、学生運動をやっていたと自己紹介されると急に身近に
 感じたりするものです。

 美術というものは時代の空気をすって生まれてくるものです。当時の
 時代の空気を知らないままに、作品の理解することは不可能です。
 あらためて、小磯先生や梅原先生が生きていた時代を深く理解する
 ことで、作品の理解が深まった気がします。私達美術商は、絵を売る
 という行為を通じて、歴史の評価をしているのかもしれません。

 銀座の画廊の仲間と近代日本の美術を盛り上げる動きが始まって
 います。それは、銀座という街が近代の象徴である明治政府が作った
 街であり、日本の近代を代表する街だからです。今、日本の近代
 美術の評価は残念ながら、芳しいものではありません。価格という部分で
 も値下がりしているのが現状です。近代日本の歴史を再考し、評価をしな
 おすことで、近代日本の美術の評価を上げていくことも可能なのでは
 ないかと思っています。現代美術もすぐに近代美術になる時代です。今、
 生きている作家の先生たちのためにも、再評価というものを真剣に考える
 時期なのだと思っています。
 
                         
                             文責  野呂洋子


メールマガジンの登録・解除
| お問合せ | 商品引渡し時期と返品について |Copyright © 1997 - 2005 Ginza Yanagi Gallery Co., Ltd. All Rights Reserved
株式会社 銀座 柳画廊 古物商認可証 東京都公安委員会  第3010699042088号