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メールマガジン 2019年07月27日発行
柳画廊
『台北出張報告』

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        今の美術業界を考える(その778)

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台北出張報告             2019年7月27日 
              

 先週、台北にいって参りました。メインは国立故宮博物院にいって
 たくさんの中国の古いものを見てくることです。

 夕方にはいった故宮博物院では、たくさんの見慣れない中国の作品
 を前に、あの白菜だけは拝見したいと、どこに陳列されているかを
 調べて3Fに公開されていることを確認して入りました。驚いたこと
 に、多少は並んでいたけれども、ほぼ独り占め状態でじっくりと
 白菜を拝見することができました。数年前に、日本に白菜が来た時
 は上野の博物館が長蛇の列で、遠くからちらりと見ただけでしたが
 今回は非常に満足のいく観賞になりました。

 普段拝見している美術館では西洋美術を中心に拝見してきましたが
 今回の国立故宮博物院では、銀座の画廊巡りで古美術を扱う真玄堂の 
 高橋さんから、中国の古いものの見方を学ばせて頂いたことが大きく
 生きた美術鑑賞でした。まず、中国では玉(翡翠)を大切にする文化
があり、中国人にとってはダイヤモンドのようなものです。そして、
 この白菜も、もともとの翡翠の白い色と緑色の石を上手に使って作られ
 たもので、そのセンスといい技術といい、故宮博物院を代表する作品
 の一つになっています。この博物館がすごい所は、その白菜に負けない
 くらいの作品がこれでもか、これでもかという多数が陳列されており、
 翡翠文化の厚みと歴史を感じさせられました。

 台湾に来るたびに、故宮博物院には来たいと思っていたものの、台風で
 外出禁止になるなど、実際に来ることが出来たのは今回が初めてです。
 実際にきてみて感じたのは、故宮博物院に来るためだけに台湾に来る
 価値があると思いました。きっと、中国美術を扱っている古美術商の方
 は、鑑識眼を鍛えるためにも定期的に訪れているのではないかと思う
 だけの内容でした。

 これらの作品は国民党の蒋介石が持ち出したということと、毛沢東の実施
 した文化大革命の時代に、中国本土には多くの芸術品を破壊してきたこと
 から、今となっては中国本土の人にとっても学びの場になっていると思い
 ます。

 改めて、中国という国のスケールの大きさと、その歴史を考えた時に、
 あまりに広い国土の中で、歴史を継承してきているのが美術品でもあり、
 多くの時代を継承してきている作品を目の前にすることで、歴史のロマン
 を感じるとともに、歴史の証人としての価値もあるのだと感じました。
 
                         
                             文責  野呂洋子


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