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メールマガジン 2019年09月28日発行
柳画廊
『コート―ルド美術館展』

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        今の美術業界を考える(その786)

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コート―ルド美術館展        2019年9月28日 
 
 東京都美術館で開催しているコート―ルド美術館展にいって参り
ました。人気の展覧会は入場するのに時間がかかって、中に入っ
てからもゆっくり見ることができないのが通常です。

平日の朝一番か、展覧会が始まってすぐですと、まだまだ油断して
それほど、人がきませんので、人気のありそうな展覧会は会期の
早めにいくことをお勧めいたします。

コート―ルド美術館展は、今イギリスのコート―ルド美術館が改装
工事中ということで、名品がたくさんやってきています。点数と
しては、それほど多くはきておりませんが、作品の内容が秀逸で
した。

ポスターにもなっておりますが、マネの「フォリー・ベルジュール
のバー」の作品も良かったです。この時代、ドガの踊り子でも解説
がありましたが、当時のバレエダンサーは裏の顔は娼婦ということ
でしたが、この「フォリー・ベルジュールのバー」で働いている
この女性も娼婦ということで、なんだかショックでした。当時は
ヨーロッパでも女性の職業というと、そういう方面が多かったのだ
と絵画を通じて改めて実感いたしました。

また、この作品を集めたコート―ルド氏は繊維のレーヨンで財を
なした方で、コート―ルド美術館を作っただけでなく、イギリス国家
のナショナルギャラリーでも最高級の美術品を集めるべきだという
 信念のもとに、莫大な財産をナショナルギャラリーにも寄付しており
 その基金を使って、ナショナルギャラリーでゴッホの「ひまわり」
 を購入したということでした。

 美術にはパトロンが必要だというのは本当にその通りで、フランスの
 ルーブル美術館ですら、その成り立ちはナポレオンがイタリア遠征で
 戦争の勝利品として持ち帰ったものを中心にコレクションが始まった
 と聞いています。美術品の収集は、一部の人の熱狂的な収集熱が面白い
 美術館を作るのであって、公のお金だからといって責任の所在がはっき
 りしないまま、委員会で取集する作品で面白い美術館はできないのだと
 感じています。

 文化の力はその国の国力だと思っています。日本も、よい作品が集まる
 ようになって、多くの人が文化的な生活を楽しむ良い時代に生まれたと
 本当に私達はラッキーだと思っています。
 

                         
                             文責  野呂洋子


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