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メールマガジン 2019年10月26日発行
柳画廊
『岸田劉生展』

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        今の美術業界を考える(その790)

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岸田劉生展              2019年10月26日 
                〜東京ステーションギャラリー  

 展覧会の最終日に東京駅にある東京ステーションギャラリーで開催
 している岸田劉生展を拝見してまいりました。岸田劉生は銀座で
 画廊をしている人間からすると、近代絵画の父のような存在です。
 改めて彼の生涯を振り返ると、銀座生まれで、両親を早くに亡くし
 牧師を目指していて、38歳で夭折されていて、日動画廊の創業者
 とのご縁を感じました。

 画家が世に名前を残すには長生きするか、早く亡くなられるかの
 どちらかで、岸田劉生は多くの方に影響を残して夭折されたのだと
 思います。お写真も残っていて、とても素敵な家族だったことが
 わかりますが、彼の一生を作品とともに眺めていると、激動の時代
 を生き抜いたことがわかります。

 生まれ育ちは良いようで、京都で遊び惚けて画を描かなくなっていた
 時に、武者小路実篤氏より、当時の芸術活動をされていた白樺派の
 仲間を紹介されて、再び後期印象派のゴッホやセザンヌらの絵画を
紹介され新しい世界の芸術の波に触発されて、また絵を描き出す
ところは、仲間を含めた人間関係に恵まれていたことがわかります。

 芸術家も人との出会いと、誰に影響されたのかはとても大切です。
 特に岸田劉生を白樺派に誘った武者小路実篤の功績は甚大で、短命
 だった岸田劉生の名を後世に残したのは、この白樺派の仲間たちで
 あったことは間違いありません。

 長生きをされた梅原龍三郎や中川一政たちだけでなく、文豪の志賀直哉
 や有島武郎といった影響力の大きい仲間を得ることで、岸田劉生は長く
 忘れ去られることもなく、影響力を持ちづつけているのだと思います。

 今回の展覧会はNHKの日曜美術館で紹介されてから多くの人が押し寄せた
 と伺っております。最終日の午後に滑り込むように拝見しにいったのは
 私だけでなく、多くの美術ファンが押し寄せておりました。東京駅も
 久しぶりに丸の内側を出てみると、長い期間実施されていた工事もすっかり
 終わり、とても綺麗に整備されておりました。さすが、三菱地所と思わせる
 東京駅からの景観で皇居までがすっきりと見通せるようになっており、
 またゆっくりと東京ステーションギャラリーに行きたいと思わせる場所に
 なっておりました。 

                         
                             文責  野呂洋子

 
 


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